【静岡】一生に一度は行きたいサウナの聖地「サウナしきじ」に行ってきた

「サウナの聖地」として有名な、静岡にある「サウナしきじ」にライター・ヨッピーが突撃! 「日本一気持ち良い水風呂」とは、一体どんな水風呂なのか? 他のサウナとの違いとは? 徹底解説!

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世の中には2種類の人間が居る。
サウナに入る人間と、サウナに入らない人間だ。

– サウナ・ゴ・カケユシテーネ –

名言っぽい言葉でこんにちは。ヨッピーです。実際には僕が5秒で考えた言葉なので名言でもなんでもありません。そんな僕は銭湯とサウナが死ぬほど好きで週に6回は通っております。なんならこの原稿も新宿のテルマー湯で書いております。

前回の記事で「サウナにハマりすぎてサウナに住んでる」という狂気を帯びた「サウナ男子」さんのインタビューをお届けしたのですが、その時に静岡にある「サウナしきじ」がマジでめちゃくちゃ良い、みたいな話をされて、がぜん興味が湧いたので実際に行ってみることにしました。

 

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インタビュー中、「一生サウナに住んでいたい」と語るサウナ男子さん。完全に狂っとる。

その、「サウナしきじ」については、サウナ男子さん以外にもサウナ愛好家の方から「マジで良い」みたいな話をよく聞くわけでして、知人のサウナ好きと「良いサウナ」について話したりすると、たいてい「ヨッピーさん、静岡のしきじには行ったことあるの?」って聞かれますし、「まだ無いんですよ……」って答えるとちょっと勝ち誇ったような顔をされたりします。こないだ会った日経新聞の記者なんて待ち受けが「サウナしきじ」の画像でしたからね。なにあれ。頭おかしい。

そんなわけでテレビ雑誌新聞なんかでも「サウナの聖地」としてよく取り上げられてますし、「しきじに行かなきゃなぁ」と思っているのですが、でも「しきじ」って静岡だしなぁ……。
サウナに入るためだけにわざわざ静岡に行くっていうのもなぁ……。
交通費考えるとかなり出費が痛いよなぁ……。

 

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そして暇人が集まった。

はい。
さんざん悩んだ結果、行く事にしました。
時間は平日夜の20時です。
本当は土日を使って、人数をわーっと集めて行きたかったのですが、
「しきじ」に電話して確認すると「土日はけっこう混んでる」との事だったので人数を絞ってド平日に決行することに。

ちなみに新幹線で東京駅から静岡駅までは片道6,000円なので「サウナに行くだけの旅」という事だけを考えるとかなり高い出費と言えるのだけど、これも「サウナの聖地」に対するお布施として捉えると仕方ないのかもしれない。サウナに対するお布施を惜しまず、「サウナ徳」をどんどん積んでいきたい。「サウナ徳」をたくさん積むとサウナ付きの天国に行ける。そんな徳があるのかどうかは知らないけど。

「交通費がもったいない!」って人はレンタカーを借りて割り勘、もしくは高速バスなんかを駆使すれば時間はかかるけどもう少し割安で行けるので時間と料金を天秤にかけてお好きな方を選べば良いと思う。

 

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新幹線の車内では唯一の経験者であるサウナ男子さんから「しきじ」のプレゼンを受ける。

唯一の「しきじ」経験者であるサウナ男子さんのありがたいお話を聞きながら新幹線は時速300kmで東京駅から静岡方面へ。

サウナ男子さん曰く……

・「しきじ」の水風呂はとにかく群を抜いて気持ち良い
・母親の胎内に戻ったような気持ちになれる
・宇宙が降りてくる
・皮膚と水の境界線がわからなくなる
・水風呂のあとに休憩していると、暖かい毛布に包まれたような気持ちになる

らしく、自分で書いたイラストを使って「しきじ」を意気揚々と説明するのですが、聞けば聞くほど「やばい薬」のプレゼンを聞いているような気持ちになってくる。
「宇宙と一体になる」とかLSDでもやってるやつが言うセリフだと思う。

 

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サウナ男子さんが言うには、サウナから出て「しきじ」の水風呂の滝に打たれることで、映画の名作「ショーシャンクの空に」のラストシーンとまったく同一の体験が出来るらしい。
疑問に思った僕が「似たような体験、じゃなくて『まったく同じ体験』なんですか?」って聞いたら「はい。ショーシャンクの空に、とまったく同じ体験です」って言ってました。気が触れてる。

ちなみに僕とサウナ男子さんを除いた3人については「サウナで整った※」という感覚をまだ味わった事がないらしく、サウナ男子さんが「宇宙」とか「天国」とか「チャクラ」みたいな言葉を使うたびに怪訝な表情になってゆく。本当に大丈夫か、この旅。

※整う……サウナ→水風呂→休憩を繰り返すことで深くリラックスした状態になる事を指す。

 

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サウナ男子さんのプレゼンや、持参したサウナの名著「サ道」をまわし読みしたりしている内に新幹線は静岡へ!

 

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そして静岡駅からタクシーで10分、いよいよ「サウナしきじ」に着いたぞ~~~~!
当SPOTでは実は以前に、僕ではないライターさんが「しきじ」について書いた記事があるので、それを踏まえてしきじについておさらいしつつ、体験してみよう!

 

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まずは受付と同時に貰えるタオル&館内着のセット。
ビニールで包まれているのは衛生面を考慮しての事らしい。

料金は平日1,400円の土日が1,600円で、深夜料金も同じく平日1,400円の土日が1,600円。
ただし、夕方17時以降は入浴料が900円になるので今日だと深夜料金あわせても朝まで2,300円で入れるぞ! 女性は料金がもっと安かったりするので、詳しくは公式サイトで確認して欲しい!

 

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ちなみに「しきじ」はいわゆる「おじさんが好きそうな昭和のサウナ」っていう香りがプンプンしており、最近流行りのオシャレサウナとは少し趣が違うかもしれない。でもこれが良いんですよこれが!
こちらはレストルームの写真で漫画がたくさんあるのがわかる。

 

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そして「しきじ」の大浴場!

湿度が低めのフィンランドサウナ&湿度が高めの薬草サウナという2種類のサウナと、薬草を使った漢方薬草風呂、ジャグジー風呂、そして……、

 

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こちらが「日本一気持ち良い水風呂」と言われる、天然水利用の水風呂。
写真を撮った時間帯は止まっていたのですが、本当はこの写真の左奥の頭上3mくらいから、滝のようにドバドバ水が落ちて来る仕組みになっている。

率直に言ってそこまで広い浴場ではないし、施設も昭和の香りがするのに、何故「サウナの聖地」としてもてはやされ、全国からファンが集まるのか、この時点ではよくわからないし
サウナ男子さんが「しきじ」に到着したとたんに「ただいま!」と元気よく発声した心境もよくわからない。

いざ、サウナへ

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とりあえず一通り体を清め、おそるおそるサウナに入ってみる事に。

~~ ここからは入浴中につき写真割愛 ~~

あーーー、はいはいはい。なるほど!

なるほどな~~~!

そういう事か~~~~~!

なるほどなるほど!

まず、サウナがめちゃくちゃ熱い!
フィンランドサウナも熱いけど、特に薬草サウナがとびきり熱い!
薬草サウナの温度は60℃の表示になっていて、一般的にはそれほど熱い温度でもないのだけど、絶え間なく足元から熱い蒸気が立ちのぼっていてサウナ内の湿度が高く、体感温度はものすごく高いわけです。
薬草の効果もあるのか、死ぬほど汗が出る!

そしてそのあとに水風呂!

はいはいはいはい。そう来るわけですね。

なるほど~~~~!

そういう事か~~~~~!

確かに、これはめちゃめちゃ整うかも!

僕なりに分析してみたのですが、この「水風呂の気持ちよさ」っていうのは、水風呂以外にも、色んな要因による複合的なものな気がする!

サウナしきじの秘密その1:ハイクオリティな天然水の水風呂

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まず最初に、「しきじ」の水風呂は水道水ではなく天然水を使用しており、肌への当たり方が柔らかくてマジで気持ち良いです。
「水風呂なんて水道水でも天然水でも同じなんじゃないの!?」って思う方もたくさん居そうなのでここは力説しておきたいのですが、水道水だと塩素とかミネラルの関係からか、ちょっとトゲトゲしい感じの肌当たりになるんですよ。

いや、マジで。

水道水とミネラルウォーター、飲んでも味の違いはわからないけど、水風呂にして入れば当てられる自信ある。
いやー、これはずっと入っていられるわーー!

サウナしきじの秘密その2:報酬サイクルの短さ

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一般的に、サウナにハマる人が水風呂のことを「ごちそう」って言うのことから見て取れるように、サウナ好きの人の中には、「サウナが好き」というよりは水風呂に入るための助走として我慢してサウナに入っている人も多数いらっしゃるわけです。実際僕もそうだし。

そんな中で、例えばあまり熱くないサウナだと、じゅうぶん身体が暖まるまでに時間がかかるわけで、そのぶん水風呂に入るまで長く助走を取らないといけないわけです。

その点、「しきじ」のサウナは5分も入っていれば汗だくになるので、水風呂に入るサイクルがかなり短くなる。
つまりは我慢→報酬の「報酬サイクル」がかなり短い!

【普通のサウナ】

サウナ(我慢)→10分→水風呂(報酬)

【しきじのサウナ】

サウナ(我慢)→5分→水風呂(報酬)

って感じになるわけです。暖まるまで10分我慢しないといけないサウナなら、待ってる時間が面倒で「もういいや」ってなりますけど、「5分ならもう一回行くか」ってなる気がする!
もちろん、低めの温度でじっくり汗をかくのが好き、みたいな人も居るでしょうからそこは好みの問題になりますが、
わーっと汗をかいてわーっと水風呂に入りたい人にはかなり良い!

サウナしきじの秘密その3:滝の音

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画像は以前に滝行した時のもので本文とは関係ありません

そして、更に「なるほど、これも大事だな……!」って思ったのが水風呂に流れ落ちる滝の音!
サウナ→水風呂のサイクルのあとに椅子に座って休憩の時間を取るのですが、その休憩の時間に滝の「ザーッ」っていう音が頭の中の雑音をかき消してくれて、深く集中出来る気がする!

一般的なサウナで休憩をしていると、どうしても他の人の話し声なんかの雑音が気になって集中出来なかったりするのですが、この「滝の音」がかき消してくれるので、スッと瞑想状態に入れるのではなかろうか。

考えてみれば修行をするお坊さんが滝のそばで座禅を組んだりするのも同じような意味合いがあるのかもしれない。

つまり、

・ハイクオリティな水風呂
・短い報酬サイクル
・雑念を消してくれる滝の音

の3拍子が揃うことによって「しきじ」は「深く整う」という体験を提供しているのではなかろうか。
これはもう僕の勝手な仮説でしかないのだけど、これはこれで意外と正しいんじゃないかと思っている。
奥が深いぞ、サウナ道……!

~~ そして2時間後 ~~

 

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冒頭でも言った通り、集まった人々は僕とサウナ男子さん以外は「銭湯やサウナにはちょくちょく行くけど、それほどハマってるわけではない」くらいの温度感なのですが、別に指示したわけでもないのに、結局2時間くらいサウナと水風呂の往復を繰り返したらしい。僕とサウナ男子さんの方が早めにあがったくらい。

ひととおり感想を聞いてみると、「これが整うっていう感覚なのか~ってわかった」とのこと。
ただし「宇宙とは交信出来ませんでした」って言っていたので、やはりサウナ男子さんは相当アレなのかもしれない。
最終的には「天女の羽衣が天から降ってきた」とか言ってましたからね。なんだそれ。

 

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お水が美味しいからか、しきじはご飯も美味い

ちなみに僕もあちこちで交互浴やサウナを勧めていたりするのだけど、「整いやすさ」は場所によりけりで、人によって合う合わないはあるし、「こういうサウナが良いんだ!」って一概に決めつけられるものでもないので、「あくまでヨッピーにとっては」だけれども、「しきじ」のサウナが整いやすいっていうのは事実だなと思いました。

なんなら夜遅く、ではなく昼間っから突撃してひたすらサウナに入る日、みたいなのを作りたいくらいです。
また来たいな~~~!しきじ!

その後、朝5時に「しきじ」を出て、タクシーが捕まらず歩いて静岡駅まで行って、東京への出勤新幹線に乗る参加者の一人。かわいそう。
強行軍で行くより、せっかくならゆっくり遊びに来た方が良いと思う。

 

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静岡駅近くにはハンバーグの名店「さわやか」もあるので、しきじに行くついでに立ち寄っても良いかもしれない。

いま、静岡が、アツいぜ!!!!

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東京から片道2300円!サウナーの聖地『サウナしきじ』など、静岡穴場ツアーのご提案【24時間一本勝負】
https://travel.spot-app.jp/shizuoka_tanakayoshito/

取材協力:サウナしきじ
http://saunashikiji.jp/

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