【明後日まで】「ウミガメのスープ」「オオグソクムシ」が食べられる!東京海洋大学の学園祭がおもしろい

東京海洋大学・品川キャンパスの学校祭「海鷹祭」を取材してきました。東京海洋大学はその名の通り、海の研究や教育に特化した大学で、今回はその学園祭で提供されている、珍しい海鮮グルメを味わってきました。11月4日まで開催していますので、是非行ってみてください!

こんにちは。ライターの斎藤充博です。
今日は東京海洋大学・品川キャンパスの学校祭「海鷹祭」に来ています。

東京海洋大学はその名の通り、海の研究や教育に特化した大学です。

構内はものすごくにぎわっています。海鷹祭では、海にちなんだ模擬店がたくさん出ていて、毎年大人気らしいのです。

なお、学校祭の期間は2019年11月2日~4日 10時~18時。つまり記事の公開日から明後日まで! 気になったらぜひ行ってみてください。

 

「冷凍食品学研究室」の浜焼き

メインストリートを歩いていると、いきなりいい匂いがしてきました。浜焼きだ!

気仙沼産のホタテ(500円)はすごい肉厚。口の中にホタテの味がいっぱいに広がるという幸せ、なにものにも代えがたい……。

こちらは食品冷凍学研究室の出店です。きっと上手に解凍してあるからこその風味なんでしょうね。

こんな物を食べているともお酒を飲みたくなってきますが、構内では飲酒NG。模擬店で売られていないだけでなく、持ち込みもダメです。

まあ、これで酒を出しちゃうと周辺の居酒屋が全部潰れちゃいかねませんからね……。

がっつり系のマグロの竜田揚げ

柔道部の作ったマグロの竜田揚げ(300円)。
実は大学の関係者に「マグロの竜田揚げはうまい」と聞いてました。期待高まるな……。

 

でかいマグロの竜田揚げが5つくらいはいっています。

取り出してみると、やっぱりでかい。遠慮のない醤油とニンニクの味付け。正直しょぱいけど、こういうのがうまいんだよなー。

柔道部の学生がこれをおかずにしながらどんぶり飯をかきこんでいるところがイメージされてきます。青春って感じ。

ウミガメのスープを食べることになるとは

ウミガメのコスプレをして、ウミガメを持っている人に誘われてたどり着いたのは……

ウミガメ研究会というサークルが出しているウミガメの煮込み(500円)。
なんでも小笠原あたりで食べられている郷土料理なんだそう。

ちょっと気になるのが「美味い、美味すぎる」というキャッチコピー。それ、埼玉県名物の「十万石まんじゅう」と同じになっちゃっているから!

これがウミガメの煮込み。甲羅と骨以外のほとんどの部位を入れて煮込むそうです。ちょっと甘めの味噌味で、とても優しい。臭みはいっさいありません。……それにしても、ウミガメのスープを飲んでホッとするとは思いませんでした。

ウミガメの肉。たぶん、内臓なんでしょうね。あっさりとした牛モツのような味がしました。ここで食べなかったら、僕はもう一生ウミガメの味を知らずに生きていったのでしょう……。

オオグソクムシの素焼きはまるっきりエビ

オーケストラ部がオオグソクムシの串焼き(1200円)を売っていました。なぜオーケストラ部が? と思いますが、深い意味は無いと思います。模擬店ってそういうものだし。

これがオオグソクムシ。もう完全に虫、という見た目ですが、そんなに嫌な感じがしません。

なぜなら、焼いているときにすごくいい匂いがしているから。早く食べたい。

うまー。川エビの素焼きを食べているのとほぼ同じですね。ただし、川エビとくらべてかなり大きいです。僕はパリパリした食感が好きなので、これはたまらんな……。

売り切れ注意の漬けマグロ丼

最後は漬けマグロ丼(500円)でシメ。毎年大人気のメニューらしいです。マグロはたくさん乗っているし、ちゃんとご飯が酢飯になっているし、サイコー。ちなみにこの日の15時くらいには早くも売り切れていたようです。

漬けマグロ丼を宣伝する看板たち。若気の至りって感じがしてすごくいいですね。

釣り堀でニジマス釣りができる

プールは釣り堀(500円)になっています。

釣れるのはニジマス。このニジマスを泥棒するやつらがいるので、学生達が毎年徹夜で見張っているとか。

釣れたニジマスは、学生が内臓を抜いて塩を振ってくれます。そのまま家で焼けますね。

プールサイドに「服」と「魚」が一緒に干してあって、これが海洋大学の日常なんだな……って思いました。

グッピーをすくうとカブト虫がもらえる

金魚すくいかな? と思って近寄ってみると、グッピーすくいでした。

写真左上にいるのは、ヘラクレスオオカブトです。グッピーをたくさんすくうと、グッピーだけでなくめずらしい虫をもらえるそうです。このルール、意味が全くわかりません。でもおトクなのは間違いないですね。

 

インスタ映えスポットも

会場にはいろいろなフォトスポットがあります。

潜水服のヘルメット。10キロくらいあって、かなり重たいです。そして重たい物をかぶるとなぜか笑ってしまいます。なんでだろう?

東京海洋大学の制服を試着させてもらえるコーナー。制服のかっこよさと、僕の似合ってなさのギャップがすごい。

でかいタカアシガニの標本と、カニのかぶり物をして写真が撮れるコーナー。謎としかいいようのない写真になってしまいました。……おじさんの写真3連発で、読者の皆様がブラウザを閉じる音が聞こえてきたので、この記事はこのへんで終了です。

 

まとめ

とうわけで、東京海洋大学の海鷹祭でした。単純に食事を楽しんでしまいましたが、「食べる」ことを通して海への興味が自然と湧いてきます。模擬店を出している学生はみんな海の知識がとても豊富です。ちょっと質問すると、想定の10倍くらい答えてくれました。すごい……。

海鷹祭は展示や物販も充実しています。大人も子どもも丸一日遊べるでしょう。会場はJR品川駅から歩いて10分ほどで、とても行きやすいです。明日、明後日開催しているので、ぜひぜひ行ってみてください。

第60回海鷹祭「華甲海宴」
https://www.umitakasai.net/
2019年11月2日~4日 10時~18時
東京都港区港南4-5-7東京海洋大学品川キャンパス