【大阪から電車で1時間】和歌山市を遊び尽くすオススメ日帰り観光プラン!
大阪・なんばから特急電車で一時間。和歌山県の北に位置する和歌山市は、気軽に絶景・グルメ・お酒などが楽しめるオススメの観光地です。この記事では、和歌山城、雑賀崎灯台の絶景、黒江の古い町並みを始め、加太港の夕日、人形供養で有名な淡嶋神社もめぐります。和歌山ラーメンやグリーンソフト、和歌山の地酒に地ビールと、グルメもたっぷりご紹介!
「LOVE 和歌山県」と書かれたTシャツを着ていますが、大阪出身のライター、ヒトミ☆クバーナです。
私も前回、白浜・高野山・串本・那智勝浦と和歌山の絶景ポイントをめぐり、すっかり「LOVE 和歌山」になったのですが……
前回の記事で言い忘れたことがあったのです。
「和歌山の中心である和歌山市へは、大阪の主要都市から電車で1時間ほどで到着する」ということを!
ということで今回は、「大阪・難波」から日帰りでも遊びに行ける、「和歌山市」の観光スポットをめぐってきました!!!
和歌山市周辺の絶景や……
和歌山グルメ……
和歌山のお酒……
さらにインスタ映えまで……
和歌山の魅力、全てを揃えましたので、気になる場所をチェックしてください!
目次
- 和歌山に超詳しい人にオススメを聞いた
- 1.気軽に立ち寄れる絶景、雑賀崎(さいかざき)灯台
- 2.和歌山城は自然あふれる癒しスポット
- 3.ファミリーに人気の無料動物園・和歌山公園動物園
- 4.「井出商店」の和歌山ラーメンはあっさり豚骨醤油で胃にやさしい
- 5.和歌山県民の味、グリーンソフト!柔らかいのをぜひ食べよう
- 6.古い町並みが残る黒江で、激安の日本酒飲み比べ
- 7.酒づくりの博物館でタイムスリップ
- 8.驚異の写真映え!めでたいでんしゃに乗って海へGO!
- 9.目の前に海が広がる磯ノ浦のビーチカフェ
- 10.人形供養で有名!加太の淡嶋神社
- 11.加太の港で夕日を眺めよう
- 12.夜も満喫!和歌山グルメと地ビールのお店
- 13.終電までOK!駅チカで和歌山の地酒が飲めるお店
- さいごに
和歌山に超詳しい人にオススメを聞いた
和歌山へは大阪・南海難波駅から、「南海電鉄・特急サザン」に乗って約1時間。
下車した「南海和歌山市駅」に着いたものの、本屋で買ったガイドブックには和歌山市内の情報がほとんど載っておらず、どこに行けば楽しめるのかわかりません。
そこで、和歌山市のオススメをたっぷり聞くため、まずはこの方にお話を聞きました。
Cropは和歌山のPR会社で、イベントやお店のチラシ作成から、和歌山経済新聞の制作まで、和歌山に関する情報をなんでも発信しています。
そんなCropの代表である万谷さんなら、和歌山市のオススメをたくさん知っているに違いない!
海の見えるオフィスで、さっそくお話を聞きました。
「和歌山出身の万谷さんから見て、和歌山市の一番のおすすめポイントはなんですか?」
「やっぱり『どこを見ても景色がいい』ってことですね。Cropのオフィスからも、和歌の浦の海が見えますし」
「和歌山市って県庁所在地ですけど、ほんとに海が近いんですね!
そういえば、有名な「和歌山ラーメン」について調べたら、「和歌山ラーメン(中華そば)」って書いてるんですけど、このカッコの中ってどういうことなんですか?」
「はい。これはもともと私たちが「中華そば」と呼んでいたのが、ブームになったときに「和歌山ラーメン」として広まったんです」
「なるほど~。ちなみに私は大阪出身なのですが、和歌山は遠い観光地というイメージがありました。
実際、和歌山市がどこにあるか知らない人も多いはず。
そこで万谷さん、ちょっと和歌山の地図を描いてもらえませんか?」
「ええっ、急ですね……。
でもわかりました、せっかくなので描いてみます」
「お願いします!」
「できました!」
「おおっ、和歌山市ってこんなに大阪に近いんだ!」
「しまった、高野山を上の方に書きすぎた!」
(細かすぎて全然わからん)
ということでここからは、万谷さんに教えてもらった
「和歌山市のオススメスポット13か所」をご紹介します!!!!
1.気軽に立ち寄れる絶景、雑賀崎(さいかざき)灯台
「和歌山市民も見に行く絶景スポット」として教えてもらったのが、こちらの雑賀崎灯台。
住宅街の中にいきなり現れるこの灯台には、車がなくても、バスで行くことができます。
さっそく登ってみましょう!
階段の途中から景色がチラチラ見えて、期待が高まります。
おおっ!!
思った以上に、絶景ポイント!!
国の名勝にも指定されている和歌の浦が、視界いっぱいに広がります。
都会のストレス、大放出間違いなし!!
雑賀崎灯台は、夕日の時間に行くのもオススメですよ!(めっちゃ綺麗なんだそう)
雑賀崎灯台
- 住所 : 和歌山県和歌山市雑賀崎字鷹巣山809-2
- 電話:073-432-0001(和歌山市観光協会)
- アクセス: JR『和歌山駅』または、南海『和歌山市駅』より、和歌山バス雑賀崎循環バスに乗車、『雑賀崎遊園』で下車後、徒歩15分
2.和歌山城は自然あふれる癒しスポット
和歌山市の中心にある和歌山城は、和歌山市駅から徒歩10分で行くことができます。(近い!)
江戸時代、和歌山城は水戸・尾張と並ぶ「徳川御三家」の城として栄えたんだそう。
天守閣は戦後に再建されたものですが、和歌山の石を使った石垣やお掘は、400年前のものが残っています。
また、和歌山城には、全国的にも珍しい、斜めにかかる「御橋廊下(おはしろうか)」があるそうで……
この廊下は「藩主とお付きの人だけが渡るために作られた橋」で、外からは見えないようになっているんです。
もちろん橋の中を通ることもできますよ。
そして、癒しオーラたっぷりの和歌山城公園も近くにあります!
人がそこまで多くないので、ゆっくり散策できると思いますよ!
和歌山城天守閣
住所 和歌山県和歌山市一番丁3
電話番号 073-422-8979
営業時間 9:00~17:30(入場は17:00まで)
ホームページ http://wakayamajo.jp/index.html
3.ファミリーに人気の無料動物園・和歌山公園動物園
先ほどご紹介した和歌山城には、実は「無料の動物園」があります。
全国でも珍しい、お城の敷地内にあるこちらの動物園では、無料ながら世界の動物が約30種見られるんです。
そんな「和歌山公園動物園」の一番の目玉は、園長のツキノワグマ、ベニーちゃん。
べ、ベニーちゃん……。
よっぽど園長業が忙しいんでしょう。
動物園では、ほかにもこんな動物を見ることができます。
中でも私が気になったのは、とぼけた顔のこちら。
激ヤセしたカピバラかな?と思いましたが、マーラというアルゼンチンの動物だそうです。
和歌山城に行ったら、珍しいお城の動物園にも立ち寄ってみてください!
和歌山城とお城の動物園
- 住所 : 和歌山県和歌山市一番丁3
- 電話 : 073-422-8979
- URL : http://wakayamajo.jp/index.html
4.「井出商店」の和歌山ラーメンはあっさり豚骨醤油で胃にやさしい
和歌山のグルメといえば、「和歌山ラーメン(中華そば)」!
万谷さんに教えてもらった「和歌山ラーメン(中華そば)」は、創業60年以上の老舗である「井出商店」。
かつてテレビ番組で、「おいしいラーメン日本一」に選ばれたこともあるほどなんだとか!(すごい)
和歌山ラーメンの特徴は、各テーブルにお寿司とゆで卵が置いてあるらしいのですが……(なぜ?)
このお店にあったお寿司は「早すし」と呼ばれるお寿司で、
中身はサバのお寿司なのです!
中華そばを待っている間に早すしを食べて、帰りに食べた数を自己申告するという、少し変わったシステム。
(和歌山ではもともと「早すし」がどこの飲食店にも置かれていたそうで、その名残で、今はラーメン屋さんに置いてあるのだそう)
そして、お待ちかねの和歌山ラーメンがこちら!
濃厚な色合いのスープですが、味はあっさりした豚骨醤油。
麺も細めなので、スイスイ食べられちゃいます!
井出商店
- 住所 : 和歌山県和歌山市田中町4−84
- 電話番号:073-424-1689
- 参考サイト:ぐるなび
5.和歌山県民の味、グリーンソフト!柔らかいのをぜひ食べよう
和歌山県民がみんな食べてるスイーツと言えば、グリーンコーナーのグリーンソフト!(らしい)
この「グリーンコーナー」は和歌山市内に5店舗あり、ラーメンなどの食事メニューもあるのですが……
もちろんここに来たら、「グリーンソフト」をいただきますっ。
ん……!
砂糖の優しい甘さがどこか懐かしい! なおかつほのかな抹茶の香りが絶妙!!(これが俗に言う、「一度食べればやみつきになる味」かも)
ちなみに和歌山のスーパーやコンビニでは、別の種類の「かたいグリーンソフト」も買うことができます。
グリーンコーナー 築地橋店
- 住所 : 和歌山県和歌山市舟津町1-1
- 電話番号:073-424-5117
- 公式サイト : http://gyokurin-en.co.jp/new/shopinfo.html
- 参考サイト:ぐるなび
6.古い町並みが残る黒江で、激安の日本酒飲み比べ
少し足を伸ばして、JR和歌山駅から電車で10分、古い町並みが残る黒江を歩いてみるのもオススメです。
黒江は、伝統工芸の紀州漆器が作られていることで有名な町。紀州漆器は、福島県の会津漆器、石川県の輪島塗・山中漆器とともに、全国三大産地のひとつなんだとか。
メインの川端通りには、昔うるしをこねるのに使っていた「たらい」が、そこかしこに置いてあります。
そんな中、特にオススメしたいのは、川端通りにあるお茶屋さん「黒牛茶屋」。
外観も立派ですが、中に入ってみると、ただのお茶屋さんではない雰囲気!!
メニューを見てさらにビックリ!
「梅酒1杯150円、純米酒が1杯100円!? ここはこの世の天国か……」
「こんにちは、もしかして日本酒がお好きですか?」
「私は三度のメシより日本酒が好きですが……どなたでしょうか?」
「私、この黒牛茶屋を経営している名手酒造の名手といいます。
もしよかったら、ここの向かいにある酒づくりの博物館へご案内しますよ」
「酒づくりの博物館?」
「入場料400円で、純米酒と甘酒が1杯ずつ付いてきます」
「行きます」
7.酒づくりの博物館でタイムスリップ
名手酒造の名手さんにご案内いただき、黒牛茶屋の向かいにある「温故伝承館」へやってきました。
さっそく中に入ってみると……。
すごい!!
実はここ、和歌山で150年の歴史を持つ名手酒造さん。
創業当時から使われていた道具を、解説とともに展示しているんです。
ではさっそく、今も昔ながらの手法を取り入れて作られている、日本酒「黒牛」をいただきましょう。
やわらかい口当たりで、すごく飲みやすい!
お米のうまみも感じられつつ、あと味がスッキリしているので、ふだん日本酒を飲まない人にもオススメです。
黒牛茶屋と温故伝承館
- 住所:和歌山県海南市黒江846番地
- 電話番号:073-482-0005(平日)073-482-1115(土・日・祝)
- 公式サイト:http://www.kuroushi.com/onko/index.shtml
- 参考サイト:食べログ
8.驚異の写真映え!めでたいでんしゃに乗って海へGO!
せっかく和歌山に来たので、夕日を見に海を目指しましょう。
和歌山市駅から海までは、ラッピング電車「めでたいでんしゃ」に乗って行くことができます。
「めでたいでんしゃ」は、南海和歌山市駅から終点・加太(かだ)駅までを約25分で結んでいます。
途中には、しらすで有名な二里ヶ浜駅、海水浴場が目の前の磯ノ浦駅などがあり、そして終点・加太の港は、「和歌山県朝日夕陽百選」にも選ばれている絶景スポットです。
では、めでたいでんしゃに乗って、いってきま~~す!
お~~~!!!
これは、写真を撮らずにはいられない!!
ちなみに加太駅が鯛で有名なことから、「めでたいでんしゃ」が生まれたそう。
この「めでたいでんしゃ」には、海をイメージした水色バージョンもあるとのこと。
乗りたい人は、ホームページで運行情報を確認してみてくださいね!
めでたいでんしゃ
9.目の前に海が広がる磯ノ浦のビーチカフェ
めでたいでんしゃの終点・加太の1つ手前、磯ノ浦駅から徒歩1分の場所に、海が見渡せるカフェがあります。
それは、海水浴場の目の前にある、「Café Glück(グリュック)」。
このカフェは、店内はもちろんおしゃれなのですが、オススメはテラス席からの眺め。
これぞ絶景!!!!
駅から徒歩1分でこんな光景が見られるなんて、やっぱり和歌山、さすがですね……。
さっそく写真を撮って、インスタにアップ!!(するのもオススメです)
View this post on Instagram
Café Glück
10.人形供養で有名!加太の淡嶋神社
めでたいでんしゃの終着駅、加太。
まずは人形供養で有名な、淡嶋神社に行ってみましょう。
こちら、一見ふつうの神社ですが、よく見てみると……。
し、視線を感じるっ……!
視線を向ける数え切れないほどの人形達は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのホラーナイトで使われたのだとか。(そりゃ怖いはずですね……)
とはいえ、きちんと供養されているので、心配しなくても大丈夫ですよ。
そんな淡嶋神社には、日本人形のほかに、干支の置物やだるまなど、役目を終えた人形が置かれています。
持ち込みで人形を供養してもらうこともできるそう!(事前に神社に連絡が必要です)
淡嶋神社
- 住所:和歌山県和歌山市加太118
- 電話番号:073-459-0043
- ホームページ:http://www.kada.jp/awashima/
11.加太の港で夕日を眺めよう
時刻はもう17時。そろそろ夕日の時間が迫ってきました。
加太は港町なので、海沿いを歩けばオレンジに染まる海が見られます!
しかも人が少ないので、贅沢な時間をひとり占めできますよ。
こちらは、さきほどの淡島神社よこの駐車場から見た景色。
ちなみに、日の入り後の淡島神社はこんな感じでした。
12.夜も満喫!和歌山グルメと地ビールのお店
さあ、夕日も堪能したところで、終電まで和歌山市の夜を楽しみましょう!
まず訪れたのはこちら、和歌山城からすぐの「和歌山麦酒醸造所 三代目」。
名前の通り、お店の中でオリジナルのビールを作っています。
さっそく、作りたての生ビールをいただきますっ!
っか~~~~っ!!
旅の夜にふさわしい、フルーティでスッキリした味わい!
ほかにも、白浜のナギサビールなど、和歌山の地ビールが生で味わえます。
先ほど紹介した「黒牛」などの地酒や、梅酒もそろってますよ。
もちろん、和歌山の食材を使ったメニューも豊富。
せっかく和歌山に来たんですから、ぜひ和歌山でしか味わえないグルメを楽しんで帰ってくださいね!
和歌山麦酒醸造所 三代目
- 住所:和歌山県和歌山市十一番丁54
- 電話番号: 073-414-1231
- 参考サイト:ぐるなび
13.終電までOK!駅チカで和歌山の地酒が飲めるお店
和歌山楽しすぎ! 終電ギリギリまで楽しみたい! もっと日本酒飲みたい! という人にオススメなのが、和歌山市駅から徒歩1分の日本酒バー「水辺座」。
店内はとってもおしゃれで、女性だけでも入りやすい雰囲気です。
奥の座敷は、壁一面ガラスになっており、まるで川の上に浮かんでいる気分になります。
今回は、数ある和歌山の地酒の中から、こちらを頂きました!
フルーティな香りを楽しむため、ワイングラスで飲むのがおしゃれ!
味も上質な白ワインのように、ふっくらしたまろやかさがあり、文句なしにおいしいです。
「水辺座」では、日本酒のほかに地ビール、梅酒、ワインもあります。
また、和歌山おでんをはじめとした、お酒に合う料理も充実。
とはいえ駅に近いからと油断して、終電を逃さないように!
Sake Bar 水辺座
- 住所:和歌山県和歌山市元博労町53
- 電話番号:050-3709-4964
- 参考サイト:ぐるなび
さいごに
和歌山市を1日満喫の旅、いかがだったでしょうか。
冒頭で万谷さんが教えてくれた通り、和歌山はどこに行っても自然が近く、空が広く、空気がおいしい。
加えて、海と山からもたらされる、料理やお酒もバツグンにおいしいです。
関西からの日帰り旅行にオススメの和歌山市、すっごく楽しいので、ぜひ行ってみてくださいね!(もちろん関西地方以外のみなさんにもオススメです!)
今回の記事は、ヒトミ✩クバーナ(@hitomicubana)がお届けしました。
取材協力:万谷絵美(株式会社Crop)
今回紹介したグルメ店舗
- 和歌山ラーメン創業60年以上の老舗「井出商店」
- ぜひ食べたいグリーンソフト「グリーンコーナー 築地橋店」
- 150年の歴史を持つ名手酒造「黒牛茶屋と温故伝承館」
- 目の前に海が広がるビーチカフェ「Café Glück」
- 和歌山の地ビールが生で味わえる「和歌山麦酒醸造所 三代目」
- 駅チカで和歌山の地酒が飲めるお店「Sake Bar 水辺座」