【谷根千でお散歩】最後の運だめしをスパイスに!春の東京下町食べ歩きデート!
谷根千といえば、東京の日暮里、谷中、千駄木の下町エリア。今回は、そんな谷根千を歩くデートコースをご紹介します。下町風情あふれるスポットがいっぱいで、お散歩にはうってつけ。東京の有名な食べ歩きスポット・谷中銀座商店街のほか、よみせ通りにも立ち寄ります。おすすめのグルメや、おしゃれなカフェもご紹介。
こんにちは! ライターのさえりです。
春になりました。春といえば、そう! 恋の季節ですね!
冒頭でこんなに言い切っておきながらもまったく恋をしていないわたしですが、きっとみなさんの中には「好きな人を遊びに誘いたいけれど、でも、どこに誘ったら……?」とLINE画面の上で指先が戸惑っている方もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、春のお散歩デート!
それも「あれ見て〜」「わ〜あれかわいい〜」「すご〜い」「あっちもいこ〜」と言っておけばひとまずは会話に困らない、東京の下町である谷根千エリアでのお散歩デートです。
今回は谷中銀座商店街を中心に、「日暮里~谷中〜千駄木」までのコースをご紹介します。
ねこや下町風情、そして食べ歩きが好きな人、そしてまだまだ初々しい初デートにもオススメですよ!
ぜひ参考にしてみてください。
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目次
待ち合わせは日暮里で
デートのスタートは、山手線の日暮里駅から。
思い切って「気持ちいい季節だし、散歩でもしない?」と誘って、「いいね」と返事がきたら一度「うっひょひょー⤴︎」と叫ぶのもお忘れなく。
特に意味はありませんが、たぶん素敵な思い出になると思いますたぶん。
当日はたくさん歩くので、歩きやすい靴でいくのをお忘れなく!
谷中へと向かう出口は「西口」です。
日暮里駅をでるとすでにのどかな風景。下町の空気が香る谷中銀座へと向かいます。
「谷中銀座ってねこで有名なところなんだよ」
「そうなの!? めっちゃねこ好き」
「でしょ? 結構このへんにねこいるらしいよ?」
「そうなの?」
「じゃー、先に見つけた方が勝ちね」
と、勝とうが勝つまいが誰も不幸にならないゲームをはじめる約束をしたころ、目的の谷中銀座商店街に到着です!
「猫」と「食べ歩き」で有名!谷中銀座商店街へ。
谷中銀座商店街は、個人商店をはじめとして個性豊かなお店が70店舗も並んでいる商店街。
全長170mなので、なんども行ったり来たりしながら吟味するのがおすすめです。
そしてご覧のとおり、週末は人がたくさん。
人混みが嫌いでない相手と一緒に行くのは当然ですが、「ちょ、ちょっと待って?」と服の裾を掴まれる可能性もあるので、インナーやアウターの裾はよくなびくものにしておくといいかもしれません。
ちなみにゲートをくぐった逆側から見ると階段があるのですが(人が多すぎて見えない)、こちらが「夕焼けだんだん」とよばれている夕日の名所。
「夕日に照らされて、ぐっすり寝ているねこがかわいい!」とよくサイトなどでみるのですが、残念ながら今回は見つけられませんでした。きっとカップルにしか見えない幻かなにかなのでしょう。
階段の片隅にぶち柄のねこが寝ているのを見つけて、
「みて、ここハートマークに見えない?」
「ほんとだ!」
と、彼が撫でようとした瞬間ねこがスッと起きて立ち去ってしまい「わー、起こしちゃったかぁ」としょんぼりする……その彼の横顔が夕日で照らされ、彼女の胸は夕焼けDANDAN! ってなるんでしょうね、きっと。
谷中銀座
住所:東京都台東区谷中3−13−1
参考サイト:http://www.yanakaginza.com/
谷中銀座商店街を散歩してみる
さて、商店街には見るものがたくさん!
ベーゴマ(!)で遊んでいる子供がいたり、
お店の軒先にかけられた看板もどこかノスタルジック。
そこらじゅうにおいてある猫の置物を見つけるのもひとつの楽しみです。
かわいいだけではなく、「みてみて、これかわいい〜」と言いながら近づき「そうだ、一緒に写真とろ?」としれっとさらっとスマートに写真に誘い込めば、デートにおいてもナイス役割を果たしてくれます。
ちなみに夏には大行列のできる、かき氷で有名な「ひみつ堂」も夕焼けだんだんの側にありますよ(春でも人が並んでいました)。
Tシャツをみたり、トルコランプを見たり。
とにかく歩いているだけで楽しくなるお店がたくさん並んでいます。
いざ食べ歩き開始
お店をみてぶらぶらしたり、小道にそれたりしているとあっという間に商店街の終わりまでたどり着いてしまいます。でも、商店街の楽しみ方は、なんといっても「食べ歩き」。
「あっ、もう終わりなんだ」
「ね、もう一回見に行かない?」
「うん、さっき美味しそうなのあったよね? ぼくアレ食べたいな……。えーと……」
「 「 メ ン チ カ ツ !」 」
「それだ笑!」
という感じで、まさかのメンチカツハモりをキメた! という設定で最初に頂いたのは、惣菜のいちふじのメンチカツ(150円・税込)です。
15分程度並んでゲットした品なのですが……激ウマ!!!!!
ここの他にも、「肉のすずき」や「肉のサトー」などのメンチカツも有名なんだとか。
この日は祝日でお休みだったのですが、食べ比べをするのもいいかもしれません。
惣菜 いちふじ
住所:東京都台東区谷中3丁目11-13
参考サイト:ぐるなび
次は、わいわい村のハムカツ(150円・税込)と味噌おでん(100円・税込)!
これを、歩きながら……
頬張る幸せ、山の如し! です! 揚げたて&肉厚&衣がカリカリのハムカツは、人生で食べた中で一番美味しかったです。
食彩わいわい村
住所:東京都台東区谷中3丁目9−15
参考サイト:http://www.yanakaginza.com/shop/waiwaimura/
揚げ物を食べたあとは、美味しい甘酒(200円・税込)を買って、
もちろんお外でいただきました。しあわせ。
本来であればこのあたりで「おなかいっぱい〜」「じゃあ次いこっか」となるところかと思いますが、今回は取材なのでまだまだ食べますよ。
次は、「やなかしっぽや」。
こちらは、ねこのしっぽをモチーフとしたドーナツを売っています。かわいい。
今回は、塩キャラメルのクリームがはいった、きゃめる(150円・税込)を購入。
かわいい。
合わせて招きチョコ(250円・税込)をお土産として購入。かわいい。
だんだんとお腹いっぱいになってきたので、思わず「かわいい」しか言えない女子になってみました。
やなかしっぽや
住所:東京都台東区谷中3-11-12
公式HP:http://www.yanakaginza.com/shop/sippoya/
さて、お次は「招き屋」へ。
こちらでは「福にゃん焼き(180円・税込)」をいただくことができます。
すごい平和な顔してる。めちゃくちゃ福舞い込みそう。
このほかにも、やきとりやつくね、レンコンのはさみ揚げにきびだんご、美味しそうなモンブランまで、とにかくお店が豊富です。
招き屋
住所:東京都台東区谷中3丁目9−15
参考サイト:http://www.manekiya-gurume.com/
「あー、おなかいっぱい……。あっ、みてアレも美味しそう!」とはしゃいでみせれば、彼はきっと「食べ過ぎ」とくすくす呆れ笑うはず。「ほんと、よく食べるよね」って笑いかけてくれたその笑顔に心臓はドックンバックン。
そんな様子を悟られないように「もう、うるさいよー」と拗ねてみれば、彼が小さな声で「ほんと、そういうところかわいいよな」っていうから、谷中銀座商店街オーマイゴッドって叫びたくなる。
……そんなデートがきっと待っているはずです。
わたしにはそういう展開はなにひとつ訪れなかったので、最後に後藤の飴というお店で飴をたくさん買って帰りました。
左から、サイダー味、ゆず味、しょうが味、うめぼし味。買いすぎ。
ネコチョコ(120円・税込)も購入!
ちなみに、途中小道に入ったり、車の下を覗いたりもしたのですが、ねこは一匹たりとも見つかりませんでした。
やっぱりねこは、カップルで来た人にしか見えない幻のようなものなのでしょう。しかたがないですね。
後藤の飴
住所:東京都荒川区西日暮里3-15-1
参考サイト:ホットペッパーグルメ
よみせ通りへ移動
さて、た〜〜〜っぷり商店街を満喫したあとは、商店街をぬけ、「よみせ通り」のほうへと歩いていきます。
賑わいが少しおさまった広い道には、お米屋さんがあったり、ところてん屋さんがあったり、かわいい雑貨屋さんがあったりと、先ほどよりもこじんまりとした昔ながらの個人商店が並んでいます。
そんなよみせ通りで「こんなお店あるんだね」とお話しているうちに到着するのが……
昔懐かしい、駄菓子屋さんです!!!
懐かしのお菓子がたくさんの、「駄菓子屋木村屋」
この駄菓子屋は、「駄菓子屋木村屋」というお店。口調が下町っぽくてかわいいおばあちゃんが、一人で切り盛りをしています。
小分けに入れられた懐かしいお菓子にはじまり、お店にはメンコに、はな眼鏡、カエルがぴょこぴょこ飛ぶやつなどなど、レトロなおもちゃもたくさん。
狭い店舗なので「これ見てー!」とか言い合っていれば自然と距離も縮まるはず。
「うわ、これ懐かしい!」って指をさそうとした手と、「あっ、これ好きだった!」って指をさそうとしたその手が、不意にぶつかって「あぁああぁごめん!?!?」
なイベントもここで起こるはずです。
ちなみに個人的に大興奮したのは、「リリアン」!
昔懐かしすぎるものなので、知らない人もいるかと思いますが、思わず2つも購入してしまいました。
「ハイハイ、じゃあこれがおつりネ。ありがとネ!」と、手作りの袋におばあちゃんが商品を入れてくれます。
本当にかわいらしいおばあちゃんなので、ぜひ会いにいって欲しいです。
駄菓子屋木村屋
住所:東京都文京区千駄木3丁目40−19
買ったシャボン玉をふーっと吹いている間にも、駄菓子屋木村屋にはお客さんや子供達が次々に吸い込まれていきます。
……平和だな。
なんて平和なんだ……。
今ならなんでも叶いそうな気がする……。
そう、このシャボン玉があの電柱まで飛んでいったら、この春は彼氏ができるかもしれない…なんてねウフフ、と考えた瞬間に、シャボン玉は割れましたけどね。
あめ細工吉原へ!
最後に寄ったのは、千駄木駅の近くにある「あめ細工吉原」!
少し遠いのですが、かわいいあめ細工を目の前で作ってくれる、テンションのあがるお店です。
お店は、ほんとにここにあるのかな? とやや不安になる坂道のうえにひっそりと佇んでいます。
「かわいい!」とはしゃいでいると彼がくすくす笑って「どれが一番かわいい?」って聞いてくるわけです。
ほんとうは右下のツイッターマークみたいな飴も気になるけど……
ぐっとこらえて定番のウサギ型の飴「あめぴょん(1080円・税込)」を指差して「これ!」と言うと同時に彼が店員さんに「あめぴょんください」って言うんだよね。そのやりとりがあまりにスムーズで「えー!? いいの?」「うん、もちろん」って言われて思わず「うれしい、ありがとう」ってはにかんで、なんかこういうのいいなぁこれからも一緒にいたいなぁとか思い始めちゃうわけ。
ここまでくればもうデートもだいぶ終盤ですね。
注文したあめぴょんは、目の前で職人さんが作ってくれます。
こうやってみるみるうちに……
あめぴょんの……
できあがりです!!!!
きゃわあいいいいいいい!!!
ちなみにあめぴょんには色んなポーズをさせることができます。
参考:あめぴょんポーズ集
様々なポーズをしているあめぴょん写真をみながら、
「ねえこれは?(実践)」
「こっちのポーズもかわいいよ?(実践)」
と店内でふざけていた女は、どうかわたしで最後になりますように。
そしてもう一つ、「オカメインコ(1512円・税込)」も作ってもらいました。
すぐに出来上がりです。
めちゃくちゃかわいい。
あめ細工の職人さんは、10年くらい修行を積んでいるのだとか……。
一瞬で作っていくその様子は、本当にみているだけで楽しいですよ。
あめ細工 吉原
住所:東京都文京区千駄木1-23-5 巴ビル1階
参考サイト:http://ame-yoshihara.com/
ちなみにこの飴は3ヶ月程度持つそうです。
「えー、こんなの食べられないね!」
「じゃあぼくが食べちゃおうかな」
「だめ、それわたしが持って帰るんだから」
とかなんとかはしゃいでキャッキャしていれば、すっかり駅に戻ってきてしまいます。
たっぷりお土産を持って帰る谷根千お散歩デートはここで一旦終了。
たぶんまだお腹いっぱいなので、どこかに移動して予約しておいたゆっくりできるお店でご飯をたべて帰るのが王道のコースかなと思います。
「おいしかったね」と「たのしかったね」を繰り返してお別れし、持って帰った飴をひとつぶ食べるごとに「ウフフ」って笑っちゃったりなんかして。
と、恋人か友達かの合間に立っているふたりにはこのコースがおすすめですが、これでは「結局相手が自分のことをどう思っているかわからなかった」なんてことにもなりかねませんよね。
……春だもの。
ぐっと距離を縮めるためにも、最後に「運試し」、してみませんか?
開店時間が気まぐれ「books&cofe BOUSINGOT」
最後におすすめするのは、千駄木の駅付近でひっそり佇むこのブックカフェ。
古本を中心に扱っているカフェなのですが、じつは何時に空くか決まっていない、きまぐれなカフェなんです。
張り紙には「夕方ごろOPEN」と書かれており、毎夜、店主のツイッター(@bousingot)でつぶやかれる「開店なう」を待つしかないという、アバウトなカフェです。
「開いてるか見に行ってみよっか」と立ち寄るあのかんじと、ドキドキした胸の高まり。
そして「開いてたぁぁぁ!!!!」という喜びって、最高じゃないですか?
外においてある本も、レトロでおしゃれなものばかり。
店内はこじんまりとしていてとても居心地のいい音楽が流れています。
店主はフランスに感銘を受けた方なんだそうで、フランス関連の古本も多く置かれています。
ちなみに、このカフェにおいてある本は購入が可能。本屋として立ち寄るのももちろんOKです。
「こんなところあったんだね」
「この前来た時は閉まってたんだ」
と会話をしていれば、この夕方の時間にすでにお店が開いていたのはなんだか特別なことのような気がしてきますよね。
「ね、なんか、ラッキーだったね?」
と親しみのある声でささやき合えば、ふたりの距離はぐんぐん縮まっていくはずです。
注文したのは、ホットショコラ(550円・税込)とカプチーノ(500円・税込)。
程よい疲れの身体に染み込みます。
窓際のテーブルには、人懐っこい文鳥もいます。
静かで、穏やかな時間。そして珍しい古本たち。
彼が文鳥に話しかけているのをみて、1キュン。
難しそうな本を手に取って「これ面白そう」とつぶやいてるのを見て、2キュン。
カフェオレを一口のんで「ねえ。今日楽しかったよね?」とささやいてきて、3キュン。
「また一緒に、散歩したいな。一緒にいると楽しいし。……それってぼくだけ?」って彼が少し上目遣いで言ってきて、62012030キュン。
合わせて62012036キュンをゲットしたら、この恋はもう走り出している頃だと思います。ノンストップラブ、オーマイスイートダーリン、シャルウィーダンスウィズミー。
どこか違うところで食事を楽しむべく移動するのも良いですが、最後に運試しとして、ちらりと覗いてみるのもいいかもしれませんよ。
books&cofe BOUSINGOT
住所:東京都文京区千駄木2-33-2
公式HP:http://www.bousingot.com/
参考サイト:ぐるなび
さいごに
とにかくちいさな幸せがたくさん散りばめられた谷根千お散歩デート。
もっと楽しくするために、「ねこ見つけよっかゲーム」「ねこの置物みつけゲーム」「ひなたしか踏んじゃいけないゲーム」「人混みだけどはぐれちゃダメゲーム」「小道に迷い込むゲーム」「駄菓子屋で懐かしグッズを発見するゲーム」そして「カフェ空いてるかな? って運試しゲーム」などなどを盛り込むのもおすすめ。
とにかく気まずい時間を無くしてくれる、谷根千デート。春にはぴったりだと思います。みなさんの恋が成就しますように。もし恋が成就しなくとも、ねこを一匹くらいは見つけられますように。
それではみなさん、素敵なお散歩デートを!
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おでかけ相談できるアプリ「SPOT」で、本日4月7日の夜、わたしも回答します!
あまり土地には詳しくないですが(ごめんなさい)、デートの相談なら少しは答えられるかもなので、みなさんぜひ投稿してくださいー!