ノスタルジックな旅が好きな方におすすめ!大正ロマンが残る町「愛媛県・内子町」をぶらりと巡ろう
大正ロマン溢れる愛媛県・内子町は、松山市から電車で約25分。タイムスリップしたかのような懐かしい町並みを楽しみながら、のんびりと過ごすのにぴったりな隠れた観光スポットです。そんな内子町で押さえておきたい観光名所やグルメスポットなどの見どころを、旅行大好き夫婦がレポートします!デートはもちろん、一人旅や家族旅行にもオススメです。
こんにちは!
阿佐ヶ谷在住のフリーライター夫婦、山岡ソースケ・リホです。
ブログ「ユリイカ・ユリイカ」を運営しながら、月に一回旅行に行くのが趣味!
今回は妻、山岡リホの地元、愛媛県のことをご紹介させてください。
愛媛と言えば、みかん、道後温泉、夏目漱石、坂の上の雲……なんかがイメージしやすいと思いますが、実は隠れた名所として、大正ロマンに溢れた「内子町」という観光スポットがあるんです!
まるでタイムスリップしたかのような風景……
都会の喧騒を忘れ、時間がゆっくり進んでいくような風情……
愛媛県・内子町には日本の原風景が広がっているのです!
目次
内子町ってどんなところ?
内子町(うちこちょう)とは、愛媛県の中央、松山市の南西にある町。ハゼの流通で財をなした商家が建ち並ぶ町並みが自慢の隠れた観光名所です。
1982年に国の重要伝統的建造物群保存地区として文化庁の選定を受けており、歴史的な価値も非常に高い町でもあります。
松山から内子までのアクセスは、JR予讃線の宇和海1号で約25分(1,280円)。
松山観光からちょっと足を伸ばして、大正ロマンの世界を感じてみませんか?
内子町を語る上で外せない!おすすめ観光スポット
歴史的な建造物が数多く残る内子町。その町並みはまさしく大正ロマンにあふれています。ぶらり町歩きをしてみれば、どこか懐かしい気持ちになりながら、さながら昔にタイムスリップをしてしまったような錯覚を覚えることもあるでしょう。
内子町を語る上で欠かせない、おすすめの観光スポットをご紹介していきましょう。
商いと暮らし博物館
内子町の玄関口とも言える場所にあるのが商いと暮らし博物館。
あっ受付の人かな……と思って近づくと、
人形でした!
当時の薬売りが行っていた売り口上が流れ、その時代の暮らしぶりを想像させます。ケチャップのことをソースの親戚みたいなものと紹介してたのが、個人的にツボでした。
商いと暮らし博物館
- 住所:愛媛県喜多郡内子町内子1938
- 料金:大人200円、小・中学生100円
- 営業時間:9:00~16:30
- 定休日:12/29~1/2
内子座
内子町観光のハイライトと言えばこの内子座。
現役の芝居小屋としても活躍中のこの施設は、中の細かな設備まで見学することが可能です。
町中に堂々とした佇まいを見せるその外観。看板の表記は右から読む、というのもなかなか乙じゃないですか。観光客でにぎわっています。
見学は二階から。おぉ……手すりが低くて結構怖い……。高所恐怖症の人はご注意を!
舞台に上がることもできます! うん、ひとネタやりたくなりますな。
さらに奈落の見学もできちゃうという素敵さ。
舞台の下は石垣づくり。迷路のように入り組んでいます。
じゃん!
最後は客席から。うん、いつか公演中にも見にきたい。
内子座
- 住所:愛媛県喜多郡内子町内子2102番地
- 料金:大人400円、小・中学生200円
- 営業時間:9:00~16:30
- 定休日:12/29~1/2
町並み
当然と言えば当然なのですが、内子町最大の魅力はその町並み。どこを切り取っても画になる姿は、まさに町歩きをするためにできたような街と言っても過言ではないでしょう。
ほら、駅にある案内板ですらこの趣!
白壁と木組みの建物が軒を連ねる姿はまさに情緒の塊。
軒先でトウキビを干しています。1本200円で持ち帰りもOK。タネとして植えたり、ポップコーンにして食べたりもできるんですって。
見てくださいこの看板のフォント!今ではそうそう見られるものではなくなってしまいました……。今風のオシャレなのも良いですけど、やっぱりこの時代のものは、どこか胸を熱くするものがありますね。
懐かしの飛び出し坊や。内子町のは女の子かな? 今ではめっきり見かけなくなりました。
町屋資料館
家の中に直接入って生活を疑似体験したいなら、町屋資料館が最適!
昔ながらの帳簿机があったり、
タンス兼階段を上って二階にも上がれる!
二階には当時の食卓風景が。ちなみに畳は湿気でずぶずぶになってました……。
本格的なかまどもあります。これでご飯炊いたら美味しいんだろうなぁ。
町屋資料館
- 住所:愛媛県喜多郡内子町内子3023番地
- 料金:無料
- 営業時間:9:00~16:30
- 定休日:12/29~1/2
元活動写真館 旭館
大正と言えばロマン! ロマンと言えばポルノ! ポルノと言えば映画!
かどうかはわかりませんが、内子町に来たら絶対に写真に収めたいのが元活動写真館 旭館。
大正時代に建てられたこの映画館は、まさに当時の様子を現代に残す生き証人と言えるでしょう。
壁には昔懐かしのポスターがたくさん飾られ、
その色あせた色彩が時代を感じさせてくれます。
丹下作善の顔抜き! 元ネタはしらないけど格好良いのでやっときましょう!
旭館
- 住所:愛媛県喜多郡内小町大字内子甲1300-2
あたらし屋
内子町のお土産が買いたい方はあたらし屋へ行きましょう。
店内には民芸品などの、ここでしか買えないお土産が目白押し。
旅の記念を買い求めるお客さんで、賑わいを見せる店内。
ちなみに店内の一角は博物館になっており、貴重な資料がたくさん展示されています。
これ、開けたらダメなやつだね!
あたらし屋
- 住所:愛媛県喜多郡内子町内子2615
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:不定休
内子フレッシュパーク からり
内子町の町並みから少し足を伸ばせば見えてくるのが内子フレッシュパーク からり。
内子町で採れた新鮮な野菜や果物、それらを使ってできたジェラートやパンなどが販売されています。
地場のグルメがずらりと並びます!
さすがにこの季節は寒いけど、買ったものをその場で食べられるところもあります。
こういうご当地系のサイダーって、飲みたくなりますよね……。
清流と言えば鮎!焼いて食べたら美味しそう……!
内子フレッシュパークからり
- 住所:愛媛県内子町内子2452番地
- 営業時間:直売所…夏季8:00~18:00、冬季8:00~17:00
- 定休日:不定休
- URL:http://www.karari.jp/
内子町ならではのグルメ
ここからは、妻のリホが内子町のおすすめグルメを紹介します!
実は、愛媛県って本当にごはんが美味しいんですよ。瀬戸内海の新鮮なお魚に、媛っこ地鶏をはじめとした美味しいお肉、フレッシュな野菜に果物。個人的には、日本一グルメな県だと思っています(笑)
内子町では、そんな愛媛の名物グルメをおいしくいただけちゃいます!
鯛めし
愛媛と言えば鯛めし!愛媛は真鯛の生産量日本一の県なので、新鮮で歯ごたえ抜群の鯛が手軽にいただけるんですよ。
愛媛には2種類の鯛めしが存在しまして、焼いた鯛を昆布だしで炊き込む「松山鯛めし」とタレに付け込んだ鯛の刺身に生卵を乗せて丼ぶりでいただく「宇和島鯛めし」があります。
今回は内子町にある「魚林・りんすけ」でソウスケと宇和島鯛めしをいただきました。
新鮮な鯛の刺身がこれでもか! っていうほどふんだんに盛り付けられて、甘めのタレがよく絡んでいます。
薬味はすりごまと海苔、ワサビです。お好みの量を調整して乗せましょう。
卵は濃厚でとろ~り。お刺身にもご飯にもよく合います。
いただきます!
鯛のお刺身は魚本来の甘みが感じられ、ぷりぷりの歯ごたえです。タレと卵が絶妙なハーモニーを生み出して、お箸が止まりません!
魚林・りんすけ
- 住所:愛媛県喜多郡内子町内子2027
- 営業時間:11:30~14:00、17:00~20:00
- 定休日:水曜日
- 参考サイト:ぐるなび
じゃこかつ
じゃこ天も愛媛名物の一つ。魚のすり身を小判型に整えて油で揚げた、かまぼこの一種です。見た目は地味ですが、これがまた美味しいんですよ!
炙ったじゃこ天はモキュモキュとした歯ごたえで、魚のうまみが凝縮されています。ポン酢と大根おろしで爽やかな風味をプラス。
日本酒にもよく合う一品なので、愛媛県に訪れた際はぜひお試しあれ。
酢卵
内子町に行くとひと際目を引く「酢卵」のお店。
全国で内子町にしか売っていないという森文醸造の「おいしい酢卵」は、米酢・パパイヤ酢と新鮮な卵、アセロラ果汁やローヤルゼリーなど栄養たっぷりな素材で作られたドリンクです。アセロラ風味ですごく飲みやすいんですよ。
なぜか水戸黄門様風のポスターが満載。ワッハッハ~
森文醸造
- 住所:愛媛県喜多郡内子町内子2240番地1
- 営業時間:8:00~17:00
- 定休日:1/1~1/3
- URL:http://www.mori-bun.com/
内子町で大正ロマンを感じよう!
タイムスリップしたかのような感覚が味わえる、大正ロマンが残る街「愛媛県・内子町」。
松山からのアクセスも約25分と抜群です。内子座に商いと暮らし博物館、レトロな映画館と見どころもたっぷり。愛媛県の名物グルメがいただける美味しいお店もたくさんあります。
心が癒される昔懐かしい内子町で、のんびりとした時間を過ごしてみませんか?
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