【京都嵐山で紅葉観光】京都在住カメラマンおすすめの10選!
紅葉の名所がたくさんある京都ですが、京都在住のカメラマンがのんびりとすばらしい紅葉が見られる嵐山周辺のスポット10選を紹介します。嵐山といえばの渡月橋や竹林の小径、トロッコから眺められる絶景も。大覚寺も有名ですね。紅葉の時期でも観光客があまり訪れず、静かに楽しめる寺や神社もあるのでぜひ参考にして、京都の紅葉を楽しんでください。
こんにちは! 京都在住のカメラマン・愛謝(アイシェ)です❤(ブログ:地球散歩の旅)
京都全体がより美しい装いとなる季節がやってきました。
初めて京都で紅葉を見た時、
あまりの美しさにシャッターを夢中で切りすぎて平衡感覚がなくなり気絶しそうになるほどに!
京都の紅葉を撮影してきた中で、見ごたえのある紅葉を見ることが出来て、
徒歩であちこちと散歩をしながら、ほっとするお庭も楽しめる場所ー
そんな贅沢な場所、、、、、、あります!
京都の色々なエリアを撮影して来ましたが、
のんびりしながら素晴らしい紅葉も見たい!というわがままな願いをかなえてくれるのは「嵐山」です!
そんな秋の魅力満載の嵐山をお届けいたします♪
それでは「京都散歩の旅~嵐山紅葉編~」スタート!!
目次
渡月橋 とげつきょう
渡月橋は嵐山の代名詞!
駅からのアクセスも良く、嵐山の観光の最初に訪れる場所になります。
そんな渡月橋という名前の由来は
亀山天皇の「くまなき月の渡るに似る」-月が橋の上を渡るようだという言葉から渡月橋という名がつきました。
七五三のように十三歳のお祝いに行われる「十三参り」では
法輪寺からの帰りに渡月橋で振り返るといただいた知恵をお返ししてしまうという言い伝えがあります。
秋の十三参りで渡月橋を訪れたときは、振り返らないように渡り切ってくださいね★
また渡月橋に流れる川の名前は「大堰川(おおいがわ)」ですが
同じ川なのに名前が場所によって変わり、上流は「保津川」、下流は「桂川」と呼ばれています。
こちらの写真は嵯峨野トロッコ列車から撮影した保津川下り!紅葉が満喫できます(^O^)/
また12月に行われる「花灯路」では、渡月橋や竹林などが美しくライトアップされます!
手作りの灯篭が小さいモノから大きいモノまであちこちに置かれている光景にも癒されます❤
紅葉の時期に嵐山に訪れた際には是非、夜まで楽しんで行ってくださね♪
渡月橋
交通:京福電鉄嵐山線(嵐電)/阪急「嵐山」駅 JR「嵯峨嵐山」駅
バス「嵐山公園/嵐山」下車
住所:京都市右京区嵐山
TEL:075-861-0012 嵐山保勝会
拝観時間:24h
URL:ようこそ渡月橋 http://www.eonet.ne.jp/~umearasi/
拝観料:無料
竹林の小径
渡月橋と並び、嵐山の代名詞「竹林の小径」!
竹林の入口付近や、竹林の途中にあるお茶屋さん、
源氏物語の宮・野宮神社など竹林と紅葉の両方を楽しめるポイントがあります☆
所要時間は渡月橋→竹林で戻ってくるコースで1時間。
(片道15分でいけますが、途中の寄り道や混雑で1時間はあっという間に過ぎてしまいます!)
また「花灯路」というイベントでは竹林のライトアップや生け花とのコラボレーション企画があったりと見どころ満載♪
通常、嵐山は17時になるとお寺もお店も閉まり、観光が出来るところはありませんが
花灯路の時期は夜までお寺のライトアップがあったりと楽しめる企画が盛りだくさん!
普段見ることのできない嵐山の夜の姿を見ることができますよ(^O^)/
竹林の小径
交通:京福電鉄嵐山線(嵐電)/阪急「嵐山」駅 JR「嵯峨嵐山」駅
バス「野々宮」「嵐山公園/嵐山」下車
住所:京都市右京区嵐山
TEL:075-861-0012 (嵐山保勝会)
拝観時間:24h
URL:嵐山・花灯路 http://www.hanatouro.jp/arashiyama/
拝観料:無料
嵯峨野トロッコ列車
トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅まで保津川沿いの7.3Kmを25分かけて走る嵯峨野トロッコ列車。
紅葉の時期は特に人気が高く、トロッコの予約が必要になりますが、
そんなときでも窓ガラスのない5号車「ザ・リッチ」は当日発売のみで狙いやすい!
寒い時期ですが紅葉を撮るのに窓を開けますので、暖かくして乗車してくださいね♪
トロッコの車内では思わず笑ってしまう楽しいアナウンスが流れたり、
太秦の俳優さんが鬼の姿で乱入してくるときがあったりと、
来た日によって、色々な仕掛けがちりばめられています☆
見どころではトロッコがゆっくりと走り、保津峡の大パノラマに鮮やかな紅葉が広がります!
手ぶれ防止+被写体ブレ防止のため、しっかりと脇を締めてカメラを持ち、
1/250以上にシャッタースピードをあげて連写すると良いですよ(^O^)/
トロッコ列車
交通:JR「嵯峨嵐山」下車
運航日・時刻表:http://www.sagano-kanko.co.jp/schedule/index.html
URL:嵯峨野観光鉄道 http://www.sagano-kanko.co.jp/
乗車賃:片道600円
祇王寺 ぎおうじ
「平家物語」で平清盛から寵愛を受けた白拍子・祇王の名がついた「祇王寺」。
平清盛の心変わりによって出家し、この尼寺にやってきたという悲恋の寺です。
境内に足を踏み入れると青々とした苔に赤や黄色の紅葉が敷き詰められたその美しさに思わずため息が漏れる。
もっとゆっくり見たい-と思うけれど、大勢の方が訪れる紅葉の時期は
苔の広がる庭をめぐる小さな道では立ち止まることが難しく、後ろ髪をひかれるような気持ちで歩を進めます。
期間限定のその色鮮やかな美しい光景を思う存分、カメラに収めたいところですが、
本来、お寺は自分自身の心と向き合う場所。
一脚や三脚を使っての撮影は禁止のお寺も多く、撮影させてもらえるだけでもありがたい-。
素敵な光景に立ち会える時間に感謝して写真を撮らせていただきましょう。
祇王寺
交通:バス「嵯峨釈迦堂前」下車 徒歩18分
住所:京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
TEL:075-861-3574
拝観時間:9~17:00
URL:祇王寺 http://www.giouji.or.jp/
拝観料:300円
愛宕念仏寺 おたぎねんぶつじ
竹林の小路を抜けた嵐山の奥にある嵯峨野巡りの始発点「愛宕念仏寺」。
バスは清滝行きの終点の手前で「おたぎでら前」とアナウンスが流れる。
これは「愛宕あたご」と書いて古い地名の「おたぎ」と読むため。
西院の河原「化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」まで来たことがあっても、
その奥まで行ったことがない、という方も多いのではないでしょうか。
ここまで来ると秋の紅葉の時期でも、静かに紅葉を満喫できます。
ゆったりと嵐山の紅葉を満喫したい方にオススメのスポットです☆
境内にある千二百羅漢は、1200人の一般参拝者の手によって彫られており、
それぞれひとつひとつ顔の違う可愛らしくユーモラスな羅漢様。
そして現住職はシンセサイザー奏者でCDも発売されており、かなりロックな住職というのも
愛宕念仏寺に訪れたくなるポイントのひとつです( *´艸`)
お寺では珍しい本堂内も撮影可能!
モデル撮影も快くOKをいただき、境内で撮影させていただいたこともあります。
結婚式をあげることもでき、三宝の鐘でウェディングベルを鳴らすこともできますよ☆
愛宕念仏寺
交通:バス「愛宕寺前」下車
住所:京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町 2-5
TEL:075-865-1231
拝観時間:8~17:00
URL:愛宕念仏寺 http://www.otagiji.com/
拝観料:300円
直指庵 じきしあん
「そっとその意地を私の心(ノート)にすててください。苦しむあなたをみているのがつらいのです。」
直指庵に訪れたら本堂の机の上に置いてある「想い出草ノート」に苦しみを書いて行ってください。
紅葉の美しさだけでなく、自分の心と向き合う時間をもてることで癒されます。
嵐山の一番北にある直指庵にはバスで大覚寺から徒歩15分。
タクシーで直接来ることはできません。
紅葉以外の季節は拝観しに来る人は数えるほどしかいないため、本堂に入ったときの静けさは格別。
境内にある言葉「手を合わせ声なき聲をじっと聴く」を体感できる秘密の場所です。
直指庵
交通:バス「大覚寺」下車 大覚寺西側の筋を北へ徒歩15分
住所:京都市右京区北嵯峨北ノ段町3番地
TEL:075-871-1880
拝観時間:9:00~16:00(11月~12月上旬9:00~16:30)
URL:直指庵 http://www5e.biglobe.ne.jp/~jikisian/
拝観料:500円
大覚寺 だいかくじ
大覚寺・夜間特別拝観「真紅の水鏡」は
真っ赤な紅葉が日本最古の庭池「大沢池」に写るのを見ることが出来る、幻想的な夜を過ごすことが出来るイベントです。
また大覚寺は生け花発祥「嵯峨御流」の家元で
「嵯峨菊」という現在の菊の花の原型も夜間拝観と同時期に拝見することができます。
昼間と全く違う風景を楽しむことが出来る深紅の紅葉と菊、そして月とのコラボレーションを見て行ってくださいね。
大覚寺
交通:バス「大覚寺」下車
住所:京都市右京区嵯峨大沢町4
TEL:075-871-0071
拝観時間:9~17時 17時半~20時半
URL:大覚寺 http://www.daikakuji.or.jp/
拝観料:境内無料 一部有料500円
車折神社 くるまざきじんじゃ
嵐山に来たら、路面電車「嵐電(らんでん)」に乗って「車折神社」まで足をのばしてみてください。
駅の目の前にある車折神社の紅葉に目を奪われること間違いなし!です。
この車折神社には芸能・芸術の守護神への芸能上達の祈願で
EXILEや土屋太鳳さんなど、芸能人が多数がお参りされています。
歌舞伎役者や歌手、お笑い芸人など、境内の赤い玉垣に書かれた名前を見ながら一巡りするのも楽しいですよ♪
お土産には清少納言の「才色兼備」、絶世の美人・弁天様の「金満美麗」のお守りがオススメです❤
車折神社
交通:京福電鉄嵐山線(嵐電)「車折神社」駅
バス「車折神社前」下車
住所:京都市右京区嵯峨朝日町23
TEL:075-861-0039
URL:車折神社
拝観料:無料
紅葉の期間限定公開
嵐山の秋の紅葉の期間限定公開の寺院をご紹介!
普段は非公開寺院ですが、見事な紅葉を満喫できる大満足のスポットです☆
厭離庵 えんりあん
入口は見過ごしてしまいそうな路地の奥。
そんな秘密の小路を進んだ先にひっそりと佇む厭離庵(えんりあん)。
本堂の縁側から見る景色は薔薇のような赤い色の紅葉が目にも鮮やかで、思わず息を飲む。
入口は分かりづらいのに、外国人もたくさん訪れる人気スポット。
小さな境内ですが見ごたえ十分。
また一部サイトでは予約が必要という情報が載っていますが、予約無しでも入れました。
確実に拝観したい!という方は電話連絡で確認をしてみてくださいね。
厭離庵
交通:バス「嵯峨小学校前」下車
住所:京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2
TEL:075-861-2508
拝観時間:11月1日~12月初旬のみ 9:00~16:00
URL:京都観光街巡り http://kazenotabi-kyoto.com/kouyou-meisyo/enrian-kouyou.html
拝観料:500円
宝厳院 ほうごんいん
秋の夜間特別公開 嵐山借景 回遊式山水庭園 「獅子吼(ししく)の庭」
「獅子吼」は「仏が説法する」という意味。
そして厭離庵とこの宝厳院はどちらも世界遺産・天龍寺の塔頭寺院。
厭離庵は小さな庵ですが、こちらの宝厳院は借景回遊式庭園になっており、ゆったりと見て歩くことができます。
ライトアップされた紅葉の姿は荘厳。
圧巻の迫力で紅葉を楽しめます。
渡月橋にも近く、嵐山散策の一番最後に寄りたい場所です。
宝厳院
交通:京福電鉄嵐山線(嵐電)/阪急「嵐山」駅
バス「嵐山天龍寺前」下車
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
TEL:075-861-0091
拝観時間:9時~17時 17時半~20時半
URL:宝厳院 http://www.hogonin.jp/
拝観料:昼間500円 夜間600円
京都駅から嵐山への移動方法・アクセス方法について
嵐山へのアクセス方法はタクシー、電車、バスの3つ。
嵐山の中心地、渡月橋までの時間で記載してあります。
タクシー
JR「京都駅」から35分(約3500円)
電車
①JR「嵯峨嵐山駅」より渡月橋まで徒歩10分(230円)
京都駅から便利なのはJR!
JR京都駅から32・33番ホームから嵐山方面へ。17分で嵯峨嵐山へ到着。
JR時刻表(京都→嵯峨嵐山)
②阪急「嵐山駅」より渡月橋まで徒歩10分(220円)
河原町(祇園方面)から来る場合は阪急京都線・桂駅乗り換えで嵐山方面へ。20分で嵐山へ到着。
阪急は河原町駅と梅田駅を結んでいるため、大阪方面に行く方にも便利です。
阪急河原町時刻表 阪急桂駅時刻表
③京福電鉄嵐山線(通称「嵐電」らんでん)「嵐山駅」より渡月橋まで徒歩2分(210円)
京都を満喫しながら行くなら路面電車の嵐電がオススメ!
観光地からは少し外れていますが、始発・四条大宮から嵐電に乗り、22分で嵐山へ到着。
京福電鉄嵐山線時刻表(四条大宮→嵐山)
バス
京都駅から50分程で「嵐山/嵐山公園/中之島公園」で下車し、目の前の渡月橋へ到着。
京都バス時刻表 72、73、75、84系統 C6乗り場
京都市バス時刻表 28系統 C2乗り場
お得な乗車券の種類はたくさんありますが、
3回以上、バスに乗る場合は「一日バス乗車券」を買うことをオススメいたします♪
オススメ!嵐山のめぐり方
嵐山は流しのタクシーも少なく、駅から徒歩で回るイメージです。
竹林近辺のお寺はバスも通らない道。どうしても移動に時間がかかります。
疲れてくるのもあって、かなり頑張って1日5件を回るのが限界だと思います。
入ってしまえば、どのお寺もそんなに大きくないので20~30分で拝観可能です。
~ポイント~
・大覚寺は目の前にバスが停まります。
→そこから直指庵は北に15分は歩く必要があります。全くそれ以外にルートはありません! 「大覚寺」時刻表
・愛宕念仏寺も目の前にバスが停まります。 「愛宕寺前」時刻表
大覚寺と愛宕念仏寺を訪れた後は竹林方面に戻ってくると、今回紹介した色々なお寺を巡れます。
・今回紹介した場所は、路面電車で行く車折神社以外は渡月橋から徒歩圏内です!
・大覚寺、愛宕念仏寺も徒歩で行けなくはないですが、嵐山の端なのと、周りに土産屋や食事処が少ないです。
行くだけでギブアップしないように最初にバスで行ってから、渡月橋方向に戻ってくるルートをオススメします!
最後に
京都の美しい紅葉、堪能していただけたでしょうか?
嵐山で是非、本物の紅葉の迫力を体感していってくださいね。
以上、京都在住カメラマン・愛謝(アイシェ)の「嵐山散歩の旅~紅葉編~」をお届けいたしました♪