サウナのあとはそのまま海へGO! ビーチで“交互浴”できる「サウナのある海の家」に行ってきた

神奈川県逗子市の一式海岸にオープンした「SAIL HUS(セイルハウス)」はサウナ付きの海の家。目の前にビーチがあるので、身体を温めた直後に海に飛び込む"最高の交互浴"を体験できます。営業期間は2019年7月5日~8月31日です。

サウナに入って暑さに耐えきれなくなってきたら水風呂に入り、体が芯まで冷えたら再びサウナへ。

こうした交互浴を繰り返すことで、ちょっとした昇天気分を味わうのが、いわゆる“整う”という状態(雑な説明)。皆さん銭湯などでよくやっているのではないかと思います。

そんな交互浴を、海の家に設置したサウナ目の前のビーチでやってしまおうというヤバすぎる施設ができたと聞いて、さっそく行ってきたのが今回の記事です。

場所は神奈川県、逗子ーー。

池袋・新宿あたりからJR湘南新宿ラインに乗れば1時間ちょっとで着いてしまう、なにげに交通の便の良い街だ。「あれ、もう着いちゃった?」という感じ。

「TTNE」プロデュースの本格的なサウナが海の家に

夏に逗子にきたらやっぱり海である。ここは海水浴場がいくつかあるのだ。逗子駅前から葉山行きのバスに乗り、約15分。

「一色海岸」という停留所で降りる。ここにこの世のパラダイスがある。

看板のおかげでわかりやすい。どうやっても迷わない。この路地を進むと海水浴場に出る。

松林を抜けて見える今年初めての海。緊張してきた。

毎年のことだが、初めての海というのはなんだか特別だ。夏なんだなあ…としみじみ感じる。

ビーチでひときわ目立つ、これがサウナ完備の海の家。

2階建てのオシャレな海の家、その名も「SAIL HUS」(セイルハウス)という。

そしてこちらが自慢のサウナ。

壁一面が透明のパネルでできているため、海を眺めながら入れる。

サウナー専門ブランド「TTNE」がプロデュースした本格的なサウナである。

海の家に設置するのは日本で初めてということだが、海を見ながら整うサウナとはどんなものか、さっそく入らせてもらった。

サウナと海の交互浴、やばい!

中に入ってみるとびっくり。じっとりと暑い、ちゃんとしたサウナだった。真新しい木のベンチが気持ちいい。

熱せられた石に水をかけると蒸気がもわ〜っと吹き出してくる。本格的である。

やっぱり眺めがいいのですごく快適。海が一望できるし、開放感がある。

サウナというと小窓のついた密室でじっと座ってるみたいなイメージが強かったけど、こういう感覚は初めてだ。

そして暑くなってきたら冷やしたい。交互浴へGO!

海へ駆け出しながらごそごそと服を脱ぐ。

そもそも最初から水着でもよかったな。

冷たい!!!!!!

ファーーー!!!!!!

うわあああ、、、

これはもう、最高だわ。

火照った体を海水で一気に冷やし、波に揺られて青空を眺める。

こんな素晴らしい交互浴がかつてあっただろうか。

あったのかもしれないけど記憶にない。

そしてまたサウナに入りたくなったら……

すぐ入れる。

 

海の見えるサウナでじっと暑さに耐え、開放感とともに海に駆け出していき、ざぶんと海水に飛び込む。

空やビーチをのんびりと眺めながら体を冷やしていき、予約していたブースでしばし休憩…。

こんなに最高な交互浴あっていいのか。

ここは予約席を事前に確保しておくのがおすすめ

やたら優雅なところでくつろいでいるが、この海の家は事前に席を確保できる予約フロアが断然おすすめ。

なにしろ上記のサウナは予約席の利用者限定サービスだし、混雑する週末などは確実に席を取っておいて、心置きなく遊びたいわけで。

予約席は「FAMILY SUITE」「GROUP SEAT」「PAIR SEAT」の3種類。

一番高いFAMILY SUITEはこちら。6~8人で3万円。8人で割ればまあそんなに高くない。

サービスボトルとしてVeuve Cliquot(シャンパン)も1本付いてくるし、この空間を自由に使えると考えれば悪くない気もする。

子どもの頃に親に連れられてきていた海の家とはだいぶイメージが違うが、ここはすごく落ち着く。

こちらは4〜6名で座れるボックス席「GROUP SEAT」。

料金は2万円、6人で割れば3000円ちょっとだ。

2人用の「PAIR SEAT」もあって、そちらは1万円。デートかなんかで遊びに来るならきっちり予約しておきたいところ。なによりサウナが使えるようになるんだから。

あとは

「海の家いこっか?」「あ、でもどこもいっぱいだね…」

こういう流れだけは絶対に避けたいですからね。

こっちはふらっと立ち寄れるフリーシート。

とりあえず売店でコロナビールでも買って、

ぐびりとやるならこの席でも十分。

フードメニューにもこだわり、果物まるごとのサワーがすごい!

こんなおもしろい海の家だけあって、フードメニューもかなり頑張っている。

海の幸の塩焼きそば、葉山野菜のカレーライス、ケイジャンチキン、そそそ監修 さっぱりつけそうめんなど都内名店プロデュースや地元の食材を生かした料理が揃っている。

これはケイジャンチキンとジャンバラヤ。

ふつーにうまい。ケイジャンチキンって海で食べるものなのかわからないけど、スパイシーにグリルされたチキンは夏の日差しとコロナビールにがっちり合うのは間違いない。

そして恵比寿の名店「そそそ」のそうめん。暑いときにずずずず!って食べるのが最高。いくらでも食える。温かいにゅうめんもあるので夕方、体が冷えてきたらそっちに切り替えたりして。

グラスに入ってる液体、赤ワインかと思ったら、麺つゆだった。

こういう盛り合わせプレートをみんなでシェアするのも良い。これは葉山野菜かな。

さらに海を見ながらバーベキューも

2階にやってきた。ここはとても見晴らしがよく、海岸全体が見渡せる。

予約席を利用する人はこのルーフトップで葉山食材をつかったBBQも食べられる(1人あたり別途5000円)。こんなふうにバーベキューグリルで焼いたものが出てくる。

うひゃー。チキン、美味そう。

海に面したカウンターでお酒を飲むのもいい。昼間はもちろん、日没の景色も格別に違いない。

これは「果実そのまま!カジュッタ生グレープフルーツサワー」というお酒。かなり大きなグレープフルーツがまるごと乗っかっている。

中身はすでに絞られているので、サワーにそそぐと…

グレープフルーツをまるまる1つ搾ったサワーが完成。果実の風味がすごいし、果肉もどっさり入って美味しい。海に来たな〜って感じのするお酒だ。

砂浜のベンチでリラックスしたり、ずっとごろごろして過ごすだけで相当楽しい。大人になったら海に入らなくてもいいのかもしれない。海を見ながらのんびり読書などするのも全然ありだ。

BBQもちょっといただいた。

食品見本かな?っていうくらい完璧に美味しそうなお肉とパプリカ、ズッキーニ、なす…

サラダに大量のスペアリブ…

焼き立てのとうもろこし…

どーん! 炭火でじっくり焼いた野菜はとても甘くて美味しい。

サウナ好きで海に行こうと思ってる人には天国


実は取材した海開きの当日、まだ工事の真っ最中だったSAIL HUS。

雨が続き、なかなか作業が進まなかったそうだ。

まるで学園祭の準備みたいな手作り感にワクワクした。

看板にペンキを塗っていたりして――。徐々に完成していく海の家。

 

さて、ようやく関東でも梅雨が明けた。

都心から1時間ちょっとのビーチ、逗子駅から行く一色海岸に、サウナ付き海の家「SAIL HUS」。サウナが好きで海も気になってる人はぜひビーチで“整って”きてください。

SAIL HUS(セイルハウス)|一色海岸の海の家

住所:〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色海岸
電話での問い合わせ:050-3503-9850
期間:2019年7月5日〜8月31日
営業時間:09:00~21:00 ※最終入店:20:30
設備:レストラン/ショップ/レンタル可能設備(シャワールーム/パウダースペース/ロッカー/ビーチパラソル/ビーチベッド/ライフジャケット)あり

公式HP:https://www.sailhus.com/