本州一厳寒の地「岩手県・岩洞湖(がんどうこ)」でワカサギ釣りをしてきた話

今回は本州一厳寒の地「岩洞湖」で、ワカサギ釣りに全身タイツ1枚で挑戦。最低気温マイナス22.9℃という極限の寒さの中で果たして何匹釣ることができるのでしょうか?釣り道具のレンタル情報や、岩洞湖周辺のレストランなどもあわせてご紹介します。

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こんにちは、いっしーと申します。(@issi_zzz)
ふだんは「いっしーの明るい社会の窓」というブログを執筆しています。社会的には無職です

 

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ハーイ!

 

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ぼくは今、本州一厳寒な地、岩手県盛岡市薮川の岩洞湖に来ています。

え? なぜ全身タイツ1枚で本州一寒い所に来たかって? それは・・・

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ぼくが変態だからです。(ワカサギ釣りに来ました)
いや、それはさておき、面白い記事をお届けしたいがために色々試行錯誤した結果こうなりました。今回のは本当にただの変態にしか見えず失敗ですが、企画以上に周りが寒いので良しとしましょう。

 

本州一厳寒の地

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岩手県盛岡市薮川には岩洞湖という人工的に作られた湖がありまして、ここが本州で一番寒い場所と言われています。

薮川の岩洞湖が本州一寒い理由として、標高が680mという高所にあるのと、それ以上に高い山に囲まれて盆地になっているので、冷気が溜まりカッチンコッチンに冷えてしまうからです。

 

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画像引用:岩洞湖レストハウス公式ブログより

2月2日に岩洞湖に訪れたのですが、その日はシーズン1寒い日だったみたいで最高気温-18.5° 最低気温-22.9°という意味分かんない数字を叩き出していました。
流石に雪国岩手でも盛岡市内はここまで寒くなりません。岩洞湖は盛岡市内と気温を比べると通年10°くらい気温が下がります。

そんな本州一厳寒の地、盛岡市薮川の岩洞湖ですが、湖に氷が張れば東北を代表するワカサギ釣りの聖地としても知られており、毎年ワカサギ釣り解禁シーズン(1月上旬)になると、地元の人はもちろん県外からも多く釣り人がやってきます。

季節を楽しむ男ワタクシいっしーとしては、氷上で釣り上げたワカサギをそのまま天ぷらにして食べる。コレ、1度でいいからやってみたかったんですよね~。

「春は夜桜 夏には星 秋には満月 冬にはワカサギ(雪)」ってどこかの比古清十郎も言ってました。

と、いうことで話を1分前に戻します。

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ハーイ!

 

岩洞湖レストハウス

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岩洞湖レストハウス

  • 所在地:岩手県盛岡市薮川字外山 24-12
  • TEL/FAX:019-681-5039
  • 営業時間:朝7時~夕5時まで(ワカサギ解禁シーズンは朝4時オープン)
  • URL:http://gandouko.wixsite.com/gandouko-resthouse

盛岡市内から車を40分ほど走らせると、盛岡市薮川の岩洞湖に到着です。市内から車で40分でワカサギ釣りが出来るなんて、岩手県がいかに自然豊かな土地か伝わりますね。

湖のすぐそこに岩洞湖レストハウスという道具のレンタル、販売、食事が出来る施設があります。

ここでワカサギ釣りの道具一式をレンタルと、ワカサギ釣りをする許可証(釣り券)を購入します。湖と言えども管理された土地なので許可証が必要です。1日券で600円だったかな。係員の人が巡回しているので、提示しやすい所に身に付けておきましょう。

ワカサギレンタルコーナーでは必要な道具一式を貸してくれます。ここで釣り竿、仕掛け、エサ、テント、ドリルそして荷物を運ぶソリをレンタルしました。

防寒着さえしっかりしていれば釣りに必要な道具を全て貸してくれるので、我々の様なワカサギ釣りエンジョイ勢にも優しいシステムです。

 

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今回の同行者は地元の友人を無理やり連れて来ました。ちなみにぼくを含めて3人ともワカサギ釣りは初体験です。釣り自体はバス釣りや海の防波堤でたまーにやるんですが、ワカサギ釣りはなぜか未体験でした。専用の道具が必要となるのでハードルが高いように感じていたんですが、やってみると道具はレンタルで済みますし、気軽に体験できました。初心者だけで行っても楽しめると思います。

 

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薄暗く日も登っていない中、ソリを引っ張りながら氷上を歩きます。

ていうか現在時刻はam4:30なのに既に先客がいるってどんだけ気合入ってるんですか。ワカサギ釣りガチ勢でしょうか。

岩洞湖は釣場が非常に広く、時期、気候によってワカサギが釣れるスポットが微妙に変わるそうです。ガチ勢の人たちは魚群探知機で釣れるスポットを探しながら釣るんだとか。
当然のごとく魚群探知機なんて持っていないので、適当に場所を選んでテントを設置します。ワイワイやりながらテントを設置していたら日が昇ってきました。

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朝日が昇ってくる瞬間は最高に綺麗でした。そしてここがピーク

 

ワカサギ釣り開始

テントを設置したら氷上にワカサギを釣る穴をゴリゴリ開けます。

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手動ですがドリルを使うとすんなり氷に穴が開きます。多少は力が必要ですが、女性でも開けれる程度です。

誠に勝手ながら分厚い氷の上に立っていると思っていたので「えっ・・・もう穴空いたの? うっす・・・」と微妙な気持ちになりました。イチモツの不安がよぎります・・・。失礼。一抹の不安です。

今回はレンタルセットに同封していた、ワカサギ釣りで一番ポピュラーな「紅サシ」と呼ばれるハエの幼虫を食紅で着色したエサを使います。幼虫と聞くと一瞬ためらってしまいますが、実際は-22°で凍っているので色のついた米粒みたいなものでした。

釣り方は前日徹夜でYouTubeで勉強してきたのでバッチリです。糸を垂らして底を確認したら2~3回転巻き上げて、チョンチョンします。チョンチョンでだめならチョーンチョーンにしてパターンを変えてアピールするべし! みたいなのを見ました。

 

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こんな感じで開けた「穴」に「竿」を入れます。あぁ間違えた、穴に糸を垂らします。
ごめんなさい、本当にごめんなさい。日々ごめんなさい。

 

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テントの中で穴を開けて釣るのも良いですが、快晴で天気恵まれたのでテントの外で大自然の雄大さを感じながら釣ることにしました。(-22°)
開けた穴に張った水が見る見るうちに凍り付くので、定期的にザル状のおたまのようなもので氷をすくいながら釣りをします。

 

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———1時間経過。
未だアタリ1つありません。まぁまだ始めたばかりですからね。

余談ですが、-22°の中で全身タイツ一枚でワカサギ釣りをするのは良い子はマネしないでください。筆者は特別な訓練を受けています(具体的には幼少期からジャッキー映画をたくさん見ています)

 

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———2時間経過。
おかしいですね・・・。途中でエサを付け替えてフレッシュなものにしたり、チョンチョンのタイミングを替えてワカサギを誘ってみたんですけどね・・・。
近くにいたベテランの雰囲気を醸し出しているおじさんに聞いた所、ワカサギは回遊魚なので釣れるときと釣れないときの波があるんだそうです。釣れなかったら竿をそのまま置いて飯でも食っとけと言われたので休憩するとします。寒いし。

 

休憩

岩洞湖の楽しみ方はワカサギ釣りだけではありません。-22°という普通では体験できない気温です。例えば、TVで見たことがあるような気がするアレです。濡らしたタオルを振り回すと数秒で凍り付いて背筋ピーン! になるアレです。

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・・・・・・。
うん・・・まぁ凍っていると言えば凍ってるけど・・・シャーベット状と言いますか・・・なんかシャリシャリしてます。
冬道によく凍った軍手が落ちてるじゃありませんか。そんな感じです。おかしいですね・・・ぼくの予定ではタオルブンブン→背筋ピーン! の構図が脳内で出来上がっていたんですが・・・。

振り返ってみれば水気を良く絞らなかったのが悪かったと思うんです。

皆さんは-22°の氷上で水の中に手を突っ込んでタオルを絞ったことありますか?

手が一瞬で終わってしまうんですよ?こっちはただでさえ全身タイツ1枚で寒いのに!ふざけんなよ!!!

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(こっからどうしよう・・・)

本当はもう1つ「バナナを凍らせて板に釘を打つ」というネタを用意していたのですが、釣れなくてあまりにも暇だった友人がぼくの知らない所で凍らせていたバナナを食べてしまいました。

彼曰く「シャーベット状のバナナは美味い」そうです。それはようござんしたね・・・せっかく板と釘も持って来たのに・・・。

タオルも凍らないし、バナナは食べられるし、ここからどうしましょう・・・。

 

・・・・・・

 

うわあああああああん!!!!!

 

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繰り返しお伝え致しますが筆者は特殊な訓練を受けています。一部の変態以外はマネしないでください(-22°)

 

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大変申し訳ございません。「-22°の寒さ」「用意していたネタの不発」「未だ釣れないワカサギ」に耐えきれなくなって服を脱いでしまいました。筆者は追い詰められると服を脱いで裸になればなんとかなると思っている節があるのです。お目汚し大変失礼いたしました。

テントの中にもワカサギを釣る穴を開けて、竿先を見つつご飯を食べることにしました。
天ぷら用に用意していた鍋ですが、未だお湯を沸かすことにしか使用していません。

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氷上の上で食すカップヌードル(チーズカレー)は大変美味しゅうございました。この間も竿先を注意深く見ていましたが何一つ変化がありませんでした。

 

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———4時間経過。
ワカサギ・・・釣れないのかな・・・。半ば諦めかけていたとき、竿先がビビビッと動き出しました。様子を見ながら恐る恐る竿を上げてみると・・・。

 

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———5時間経過。
1匹のワカサギがエサに食らいついて釣れていました!!!

 

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(ニッコリ)

一匹のワカサギが釣れたということは、群れの回遊がぼくたちの下に来たということです! 今がチャンス!!!

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大地のパワーを感じている友人(凍らせていたバナナを食べた犯人)を叩き起こしてワカサギにアピールするために竿をチョンチョンします。

さぁ今までの分もじゃんじゃん釣りますよ!!!

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———6時間経過。
ぼくが1匹釣った後、エサを交換してチョンチョンチョーン! して必死にワカサギにアピールをしたんですが、それ以降は1匹も釣れませんでした。3人で6時間粘った結果がこの1匹です・・・。どうやらはぐれワカサギだったようです。

近くのテントの方が外で休憩していたので話を伺ってみると、10匹程釣れたとのこと。やはり今日は釣れない日だったみたいです。一匹だけ持ち帰っても仕方ないので、ぼくらの6時間の頑張りをお渡しして引き上げることにしました。

 

農家レストランばっちゃん亭

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岩洞湖活性化センター「農家レストランばっちゃん亭」

  • 所在地:盛岡市薮川字外山35-45
  • TEL:019-681-5515
  • URL:http://www.city.morioka.iwate.jp/shisetsu/sangyo/seikatsu/1006868.html

帰り際、あまりにも寒いのでご飯でも食べて温まってから帰ろうという話になりました。
丁度レストハウスの横に岩洞湖活性化センターという施設があり、食事処「農家レストランばっちゃん亭」にお邪魔しました。

 

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ステキな薪ストーブがありました。ぼくも大金持ちになったらこんな薪ストーブが欲しいです。

 

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本来なら自分で釣ったワカサギを食したい所ですが、せっかくなので地域のばっちゃんが用意して頂いた天丼をいただきます。

 

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ワカサギの天丼、いただきます。

 

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味は川魚って感じです。卵を持っている個体もいました。シシャモに近い食感、味わいですね。うまい!

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本州一の寒さは人をこんな顔にしてしまいます。

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開始直後の純粋な笑顔は何処へ・・・

 

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始めてのワカサギ釣りは1匹しか釣れないという悲惨な結果となりましたが、大自然に囲まれて氷上で釣りをする非日常感はとっても楽しかったです。-22°の極寒の中で裸になる機会もそうそうありませんしね。

レンタルしていた道具を返すときにレストハウスの人に話を聞くと、今日は珍しいくらいに他のお客さんも釣れない日だったようです。天気は良くてコンディションは良かったんですけど、ワカサギ達は釣られる気分ではなかったんですね。

シーズン解禁直後の1月前半は本当にもう毎日釣れまくるらしいので、来年は解禁直後にリベンジしてみます!!!

次回こそは釣ったその場で天ぷらを揚げて、水気を良く絞ったタオルを振り回して背筋ピーン! となりつつ、バナナを凍らせて板に釘を打ちますよ!!!

 

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この後は皆さんの予想通りの展開になりました。写真を撮れる状況ではなかったことをご報告いたします。

またねbyいっしー

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