【本当にしたい鎌倉デートプラン】しらす丼!浜辺の散歩!カフェでのんびり!
いつかデートするときのための、鎌倉デートプランをライターさえりがご紹介。鎌倉駅から、江ノ電に乗って、しらす丼や七里ヶ浜、海沿いのオススメカフェを旅する1日プラン。
こんにちは! ライターのさえり(@N908Sa)です。
みなさん、デートしてますか? わたしはなかなかデートというファンタスティックな機会に恵まれません。
でも、何事も“準備”が必要ですよね。
そう、いつか出会う予定の、年下のゆるふわパーマの書店員(身長178cm・口が大きめ・元カノは3人・一途・手先が器用・趣味は古本屋巡り・呆れて笑うときの顔が最高)とデートする日のために、今回は鎌倉のデートコースを巡ってきました。
何事も準備が必要。備えあれば憂いなしってね。
それじゃあ(最高にくだらない)デート記事、いってみましょー!
※なお、本記事は少女漫画と同じくらいの甘さで作成されています。精神の糖分が足りている状態で読まれますと、過度の胃もたれを起こす場合がございますので、お身体とよく相談してお読みください。
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デートのはじまりの、そのまたはじまり
朝はゆっくり寝たい派のふたり。ふにゃふにゃと彼の体に手を回し、もう一眠り……と思っていたときに彼が寝言を話しはじめます。
「う……うみが……ぼくを……」
「え? なに言ってんの……(くすくす)」
「……えっ?」
「あ、起きた? なんか喋ってたよ?」
「え、ほんとう? はずかしい。いまぼく、海の夢みてた」
「うん(笑)あー、でもいいね。海」
「うん。ぼくも海好きだなぁ」
「……ね。今日海行かない?」
「え、あぁ、いいね。そうしよう。」
こうして行き先を鎌倉方面に決定する、と決めています。
【理想その1】寝言から行き先が海に決まる
鎌倉駅で腹ごしらえ
ガターンゴトーンと電車に揺られ、到着したのは鎌倉駅。ここから乗り換えて海方面へと向かうのですが、まずはここで腹ごしらえをしましょう。
彼「何食べる?」
私「んーーー。何がいいかなー」
彼「じゃぁ、おなかの声を聞いてみましょう。ふむふむ、なんだって? しらす丼? えぇ? しらす丼かぁ。ねぇ、しらす丼だってよ、どう?」
私「なにその一人芝居(笑)」
と二人でくすくす笑いあって、今回は「しらす丼」に決定。
【理想その2】くだらないやりとり(彼が可愛すぎるパターン)をする
鎌倉駅降りてすぐの小町通りにはたくさんのしらす丼の看板が。その中で今回は、ひっそり店を構えていた「VACANCES」さんに行ってきました。
▲フジテレビ系番組「もしもツアーズ」でも紹介されたほど、美味&美味。
▲(朝獲り釜揚げしらす丼漁師風セット・1100円)
鎌倉で食べるしらす丼は、ほんと〜〜〜に美味しい。朝水揚げされたしらすはプリプリしていて最高です。
彼「ちょっとひとくちちょうだい(パクッ)」
私「えっ、同じの食べてるじゃん!!」
彼「えっへへー」
私「む。なんだそれ! じゃあわたしも(パクッ)」
彼「えっ」
私「えっへ(以下省略)」
こういう展開が待っているはず。脳内準備が大事(多分)。
VACANCES
住所:神奈川県鎌倉市小町2-9-22
参考サイト:ぐるなび
いざ海へ〜!
お腹いっぱいになったね〜。とふたりでニコニコと飛び乗ったのは江ノ電。
休日の江ノ電はだいたい混み合っていますが座り損ねても心配無用。江ノ電の揺れに身を任せて、ローカル線ならではのダイレクトな揺れを体感しつつ「揺れるね?」と困った顔で見上げれば、彼がサッと目をそらし、「ちょっと、見ないで」とつぶやくはず。
え……? なんだかしらないけど、そんなあからさまに目そらさなくたっていいじゃん……。そう心の中で少し拗ねた瞬間彼の声が届きます。
「ぼく、きみの困り顔によわいんだ」
えー、そんなの聞いたことないし、なになにこれどういう反応すればいいわけ? てか、はずかしっ!! えー、ちょ、ちょ。……光の速さで困惑したのち、「もー、なにそれー笑」とそう体をトンと叩いたその手を、彼がグイッと引き寄せ、背中に手を回し、とどめの一言。
「うるさいよ」
……っていう江ノ電を期待して、今回は真顔で江ノ電にのりました。向かうは七里ヶ浜です。
【理想その3】突然褒められる&茶化すと男らしさを発揮するスタイルで怒られる
七里ヶ浜に到着!
ここが「七里ヶ浜」! 鎌倉から15分程度で到着する、「THE海」な場所です。
▲降りてすぐに海が見えるのがすごく好き。
「わーー、海だー」
「潮の匂いがするー!」
二人で手をつないで、海の方へと歩いていきます。彼のキラキラした目が、少し子供みたいでかわいい……。って、そういえば彼の目、ちょっと色素が薄いんだよなぁ。髪の毛も少し茶色いし、全体的に色が薄い……。なんか犬みたい。かわいいなぁー。
と、見つめていると彼が「なんだよー」と頭をわしゃわしゃしてきます。
きゃーっと騒いで手を振りほどき、海まで一直線の道のりを走って逃げること10秒。
「「海だー!!!!!」」
あっという間に、海に到着です。この浜辺までの距離、七里ヶ浜ならではですよ。
【理想その4】無意味に走って逃げる
▲海ではしゃぐ人がたくさん
「わー、海テンション上がるねー」「ね」と海を見ていれば、だんだんと心が穏やかに……。
彼がぼーんやりと遠くを見つめながら、「今日来れてよかったなー」と小さな声でつぶやくその声すら、海の一部のような、そんなおおらかな気持ち。
私「ね、彼氏とこうやって海に散歩しにきたのはじめて」
彼「えっ? うそ?」
私「え、ほんと」
彼「いやいや、行ったでしょ。大学のときとか」
私「みんなで行ったりはしたんだけど、彼氏と二人とかは……ないかも?」
彼「うそ、じゃあ、はじめて?」
私「うん」
彼「じゃあ、彼氏と一緒に海に来たのはぼくがはじめて?」
私「うん? うん(笑)」
彼「……」
海「ザザーン」
子供「キャッキャッ」
JK「ギャハハ」
海「ザザーン」
彼「ちょーーーうれしいいいいいいいいい!!!!!」
私「ちょっ、静かにして!?!?」
年上彼女のはじめてをもらえたことがうれしかった彼ワンダフル。はい、そういう展開がどうか七里ヶ浜にありますように。
【理想その5】年下彼氏が嬉しさのあまり突然叫ぶ
▲海デートは多分最高。
一息つきに、海沿いカフェに
少しはしゃいだあとに訪れたいのが、七里ヶ浜の海沿いにある「@Leaf Cafe」。
以前取材で訪れたことがあるのですが、店員さんは親切だし、テラス席はウルトラワンダフォー。超オススメです。
▲店内はこんなかんじ。
▲最高すぎるテラス席。眺めはバッチリ。
私「あっつー」
彼「ね、ちょっと疲れたよね」
二人が疲れて欲しがるのはやっぱり「レモネード(個人的見解です)」。
▲ピンクレモネード(650円)とレモネード(600円)。
彼「あー。海も見えるし、風は気持ちいいし。ずっと居られるね」
私「ね。なんか眠くなってきた」
そう呟いて彼の肩に頭をコツンと置き、しばしの沈黙が流れます。
波「ザザザーン」
波「ザザザーン」
鳥「ピーッ」
彼「ね。来年も来よう」
その言葉をきき、バッと頭を上げ、後ろを振り返ります。
彼「!?」
私「(ふむ、だれもいない)」
軽くキスをして、再度頭をコツン。
私「絶対来ようね」
もちろん全部妄想です。備えあれば憂いなしって……ね。
【理想その6】波の音に紛れて来年の約束。
@Leaf Cafe
住所:神奈川県鎌倉市七里ガ浜1丁目3 七里ガ浜1-3-12
参考サイト:Twitter
江ノ電で「長谷駅」へ
夏の暑さにバテないようにこのあたりで帰宅もアリですが、時間が許すなら最後に寄りたいのは「長谷駅」。かの有名な「鎌倉大仏殿 高徳院」もこの駅にあります。
大仏を見に行くも良しですが、今回おすすめするのはのどかな景色が広がる中ポツポツとお話をしながらたどり着く、ここ「一花屋」です。
▲普通のお家のように見えるこれが入り口。
▲入り口には手ぬぐいがずらり。
じつはこちらは、古民家カフェ。何がいいってこの……、
座敷&縁側!
最高の夏といえば、やっぱりこれでは……?
彼「ヤッター! 畳、最高—!」
私「え、やっぱそうおもう?」
彼「おもう。夏の畳、僕大好き。畳の匂いが立ち上るなかで、『ああああ〜』って扇風機に向かって声を出すのって最高の夏じゃない?」
私「……(完全同意、もはや結婚したい)」
彼「え、ちがう?」
私「いや……」
彼「じゃあ、ぼくらが住む家には畳が必須だね。それで〜……」
………。
「僕らが住む家」
「僕らが住む家」
「僕らが住む家」!?
【理想その7】夏が終わる頃には同棲がスタートするかもしれない的な的な的な展開
てぬぐいカフェ 一花屋
住所:神奈川県鎌倉市坂ノ下18−5
参考サイト:ぐるなび
さいごに
「何言ってんだろ」
スマホをスクロールしたあなたの声と原稿を書くわたしの声がシンクロしたのでそろそろ妄想はおしまいです。
妄想が邪魔をしてスポットに目がいかなかったかもしれませんが、おすすめなのは下記コース。
鎌倉駅→しらす丼→七里ヶ浜で海!→海沿いカフェ→混んでる江ノ電を抜け出して最後にデートの火照りを冷ます縁側
今回鎌倉を回ってみて、この夏はこのコースってもう心の契約書にサインしました。
備えあれば憂いなしってね。
いや、そろそろ備えすぎて憂いしかないですけど。
それではみなさま素敵な(現実の)海デートを! それでは〜!