都内初上陸!体験型スポーツテーマパーク「レジェンドスポーツヒーローズ 立川」に行ってきた
東京都立川市にある「レジェンドスポーツヒーローズ 立川」の体験レポート。運動が苦手な人でも気軽に遊べるおすすめのスポットです。実際にコンテンツを楽しんできた筆者が、現地の様子をご紹介します。
こんにちは。ひきこもりライターの吉玉サキです。
運動音痴で運動嫌いの私ですが、本日はスキーをしています。
ん? 景色が妙に鮮やかだぞ……
それもそのはず、実は屋内でスキーしているんです! これなら寒くないし、荷物も重くありません。
ここは体験型スポーツテーマパーク「レジェンドスポーツヒーローズ 立川」。
マシンと大型スクリーンを使った体験型E-Sports(エレクトロニック・スポーツ)施設で、スキー以外にもたくさんのスポーツが体験できます。
はたして運動音痴でも楽しめるのか? さっそく行ってきました。
目次
レジェンドスポーツヒーローズとは?
JR立川駅から徒歩2分の商業施設・フロム中武の中に「レジェンドスポーツヒーローズ 立川」はあります。
幕張や宮城にも店舗があるのですが、都内ではここが初となります。
入り口です。12月にオープンしたばかりなので花輪がたくさん。
ちなみに、私はめちゃくちゃスポーティーな服装で来てしまいましたが、ほかのお客さんたちはもっと普通の服装でした。学校帰りや会社帰りでも、そのままの服装で気楽に立ち寄れます。
料金は前払いのパック制。ご希望の時間チケットを購入したのち、カウンターでプレイカードの説明があります。
平日の料金表。90分パックと120分パックがあります。
平日と土日祝日で、また平日でも18時以降だと料金が異なるのでご注意ください。
各コンテンツの前にはこのような操作パネルがあります。ここにプレイカードをかざすことで、プレイ人数などを選択できます。
順番待ちの場合はこの操作パネルで予約できますし、残り時間などもこの画面で確認できます。
コンテンツは全部で19種21機!(近日公開予定のものを含む)
どれもIT技術、機械、電子工学などの先端技術を駆使したものですが、仮想では終わらないリアルなスポーツを体験できます。
その中から、個人的におすすめの種目をランキング形式で紹介します。
運動神経に自信がない人におすすめTOP3
私は運動神経がないうえに、パソコン仕事なので極度の運動不足。そんな私でも楽しめた種目を、独断と偏見でランキングにしました。
3位 レジェンドホースライディング
第3位は乗馬! 本物さながらの大きさの馬に乗り、目の前のスクリーンに広がる草原や砂浜を走ります。
馬は画面に合わせて軽く揺れますが、ロデオのように激しく揺れることはないので、運動音痴でも落馬することはありません。
実は夫もそこそこ運動音痴なのですが、これは楽しかったようです。「対戦とかスコアを競うのは苦手だけど、これは生き物に触れたり自然を楽しめるのがいいね」と真顔で言ってました。いや、それ作り物だからな……?
始まる前にチュートリアル画面で操作方法を説明してくれます。馬体を両足で蹴ると馬が走り出します。左右の手綱を引くと馬がその方向に曲がり、両方の手綱を同時に引くとジャンプ。本当の乗馬はどうかわかりません。
初級モード(ツアーモード)と上級モード(ライディングモード)があったので、初級モードを試してみました。
しかし……
遅すぎてタイムオーバー! 馬をスピードアップさせるには両足で馬体を蹴るのですが、馬に遠慮してあまり蹴らなかったためと思われます。次からは遠慮しないようにします。
馬は2体ありますが、対戦や一緒に走るなどの機能はなく、それぞれのスクリーンの中を走ります。対戦や協力プレイが苦手な方におすすめ。
そこまで激しく揺れることはありませんが、安全のためシートベルトはちゃんと締めましょう。また、小さなお子様が乗る場合は、必ず保護者が馬の横に立ってサポートしてあげてください。
2位 レジェンドフィッシング
2位は釣りです! 写真だとわかりにくいのですが、釣り糸がスクリーンの先に伸びていて、画面の海で魚がかかると引っ張られます。釣り経験者の夫いわく、けっこうリアルに再現されているそう。
リアルの釣りは「寒そう」「生きてる魚を触るのが苦手」というヘタレな理由からやったことがないのですが、これなら私でもできます。
チュートリアル画面で釣竿の使い方を学びます。ふむふむ、これがリールか……。
釣竿をスクリーンの海めがけて振ります。
すると……
水面下で魚がかかります。けっこう強い力で釣り糸が引っ張られるので、リールを巻きながら釣竿を上に引きます。その際のスピードや力の強さ、タイミングなどによって、魚が釣れるかどうかが決まるようです。
フエダイゲット!
失敗するとこうなります。魚の動きに合わせて釣竿を左右に動かすのもコツみたい。動かさずにいると、釣り糸が切れてしまいます。
対戦モードがあったので、夫と対戦してみました。釣り糸が引っ張られる強さをプレイヤーごとに選べるので、男性と女性・大人と子どもなど、腕力に差があっても対戦できます。
途中、サメが出てきて、「早く魚を釣りあげてください」といった表示が出ます。
が、できませんでした……。対戦モードは釣り経験者の夫が勝ち。
だけど、期待以上に面白かったので、リアルな釣りにも興味が出てきました。
1位 レジェンドカーリング
栄えある第1位はカーリングです! そだねージャパンで一躍人気スポーツとなったカーリング。実はルールもよくわからないまま挑戦したのですが、頭脳戦なんですね……!
このゲームは2人~4人で対戦するのですが、「相手のストーンをはじき出すか? それともよけるか?」という戦略がとても面白いんです。
まず、スクリーンめがけてストーン(取っ手のついた石)を滑らせます。
そして、コントロールボタンでスイープ! スイープとは、あのデッキブラシのような道具でストーンの動きをコントロールすることなのですが、ここではボタンで行います。
これなら運動神経が関係ないから私でも勝てるかも……!
画面を見ながら、速度維持・減速・左に曲げる・右に曲げるの4つのボタンでストーンをコントロール。ハウス(円形の的)の中心を狙います。
減速のタイミングが早いとハウスをはみ出てしまうし、遅いとハウスの手前で止まってしまいます。タイミングを逃さない集中力が重要!
敵にストーンをはじき出されると思わず「あー!」と大声が出ます。
本気で勝ちにこだわった結果、狙いすぎてストーンをコースアウトさせてしまい、あと少しというところで夫に負けてしまいました。 戦略性もほどほどに。
ガチでスポーツしたい人におすすめTOP3
もちろん、スポーツ好きな人が満足できる種目もたくさんあるのでご安心を。その中でも、特に「スポーツしてる感」の高いものをまたもや独断と偏見でご紹介します。
3位 レジェンドサッカー
3位はサッカーです。PKモードとフリーキックモードが選べます。
スクリーンに向かってボールを蹴るだけ。ボールがスクリーンのどこに当たったかと球の速さにより、ゴールかどうかが決まります。しかし……
なんと、私のシュートはスクリーンに届きませんでした! 外すとか、キーパーに止められる以前の問題です。シュートを打ったことすら、機械が認識してくれません。
何本目かのシュートでようやくスクリーンに届くように。キーパーに止められても嬉しい!
最終的に、10回キックしてゴールを3本決めることができました。
蹴ったボールは自分で拾いに行きます。ここだけの話、この往復すら「ちょっと疲れるな」と感じました。
夫もゴールを決めて嬉しそう。
上手な人たちは、わざとボールをサイドの壁に当ててゴールを狙ったりしていました。どうしたらそんなことできるの……。
2位 レジェンドピッチング
2位はピッチングです! なぜ「野球」ではなく「ピッチング」なのかは後ほどわかります。
投げる前、キャッチャーの前に9マスの四角が現れます。「ここに投げると高得点ですよ!」というマスが赤く表示されるのですが(内角高めとか)、それがルーレットみたいに毎回変わります。キャッチャーが指示を出してる設定のようです。
野球がまったくわからない私。一投目「ワイルドピッチ」と表示されたので、「何それ、すごい?」と聞いたら、夫に真顔で「暴投だよ」と言われました。
デットボール。ごめんなさい!
ちゃんとストライクも出せました。
球速が表示されるのですが、私は40km/h、夫は60km/hくらい。私たちの前にプレイしていた男子高校生たちはみんな120km/h出てました。野球部かな?
このゲームは1~6人までプレイ可能。対戦はもちろん、その日のランキングが表示されるので、1位を目指してひとりで黙々と投げる楽しみ方もあります。ちなみに、この日の1位は「なめこ」さんでした。
1位 レジェンドベースボールバッティング
1位はバッティング! 2位ではピッチングを紹介しましたが、野球コンテンツはピッチングとバッティングに分かれているんです。
普通のバッティングセンターだと「打って終わり」ですが、ここは違います。
ヒットを打つとスクリーンの中で人(自分の分身)が一塁に向かって走ったりと、打った後のアクションが再現されるんです。
そのため、バッティングだけではなく、本格的な「野球対戦」が楽しめます(ゲームは18人まで可能で2回裏まで)。
ぼんやりした画像ですみません。安全のためバッター以外はバッティングルームに入れない決まりになっていて、透明の壁越しに撮影しています。
スクリーンから飛んでくる球は多様な球種が用意されていて、操作パネルで選ぶことができます。かなり難易度の高い球もあるそう。このマシンは巨人の投手総合コーチである宮本和知さんがスーパーバイザーを務めているのですが、難易度の球に関しては「プロでも打てねーよ!」とコメントされていたそうです。
私も人生初バッティングに挑戦! もちろん、一番簡単な設定にしました。
しかし、球が早すぎてよく見えません。夫いわく「これくらい普通だよ」とのこと。これで普通なら、難しい設定の球はどうなってしまうの?
結果、2回ほどバットに当てたもののファール。野球のルールがわからない私でも、スクリーンを見ていればなんとなく「ダメだったっぽい」とわかります。塁に出てない私が言うのもなんですが、ルールわからなくても楽しめると思いますよ!
「小学校以来、野球やってない」という夫も、3回ほどヒットを打っていました。
私たちはショボい結果でしたが、後にプレイしていた若者たちはホームランをガンガン打っていました。私も、かろうじてバットに当てることはできたから、何回も通えばうまくなるかも……? そんなふうに、つい通いたくなるのがこの施設のすごいところ。
広報の方いわく、「いつかはレジェンドベースボールの操作パネルの情報とスマホアプリを連動し、アプリで全国ランキングが見られるようにしたい」という展望があるそうです。
「みんなでワイワイ楽しんでいただくのももちろんアリですが、ひとりで来たお客様にも楽しんでいただきたいんです。ここは数字でスコアが出るから、さらなる上達を目指して通いたくなる。そういうやりこみ要素を大切にしています」と仰っていました。
勝ち負けより楽しみたい人におすすめTOP3
スコアや勝敗にこだわるのも楽しいですが、「もっと単純にみんなでキャッキャしたい」という方もいることでしょう。そんな方におすすめの種目をご紹介します。
3位 スリングショット
3位は、巨大パチンコでスクリーン上のモンスターやブロックを狙うスリングショット!
パチンコにボールをセットして引っ張り、手を離すとボールがスクリーンに飛んでいきます。軽いゴムのボールを使用するのでお子様でも楽しめます。
とはいえ、意外と難しいです。ただ闇雲に撃ってもまったくモンスターに当たらない。コントロールが鍵なので、慎重にパチンコの角度を調整しましょう。
はずすとモンスターに笑われます。
スリングショットはシングルモードと対戦モードがあります。あまり腕力が関係ない種目なので、カップルや親子でも対戦できますよ! 低学年くらいの子どもとお父さんが接戦を繰り広げていました。
2位 キャンディスラッシュ
2位は、スクリーンに振ってくるキャンディーを切るキャンディスラッシュ。腕を振るとライトセーバーのような光がキャンディを粉砕していきます。
感覚的にできるからすごく楽しい! ときどき爆弾が現れ、それを切ってしまうと-10点。切ってしまっては「あー!」と叫びました。
しかし、見ていた夫は「なんで両手を使わないの?」と不思議そう。えっ、両手使ってたけどな。
写真で確認してみると……
なんと、左右の手を同時に使えていないことが判明しました。
考えてみたら、センサーは身体の動きに反応するので腕じゃなくてもいいんですよね。次回は、もっと全身を使って高得点を狙おうと思います!
1位 ダイナマイトポーズ
1位は、スクリーンに映る「壁の穴」と同じポーズをとるダイナマイトポーズ! 向こうから壁が迫ってきて、壁に開いた穴をくぐり抜けるようになっています。
完璧に穴をくぐり抜けられていれば、シルエットは青。高得点です。
こんなふうに、壁にぶつかっちゃうと赤。これはNG。これ、けっこう難しいからこそ上手にできるとテンションが上がります。
1人プレイのシングルモードと、2人プレイのパーティーモードがあるのですが、パーティーモードは「カップルモード」と「フレンズモード」に分かれています。カップルモードのほうが密着度が高いそう。デートに最適ですね! そんな私はシングルモードでプレイしましたが。
このコンテンツは、プレイしているときの写真を自分のメールアドレスに送信することができます。
こんなポーズで写真を撮る機会はなかなかないので、いい記念になりました。
さて、さんざん「運動音痴」と書いてきた私たち夫婦。
どの種目もいいスコアは残せませんでしたたが、それでも楽しかったです。帰り際はふたりとも「もっと遊びたいね」と言うくらい。だけど、翌日は情けないことに筋肉痛になりました。
結論。「レジェンドスポーツヒーローズ 立川」は運動音痴でも楽しめる!
ガチでスポーツをしたい人も、ゲーセン感覚で気軽に遊びたい人も、どちらも満足できます。
運動不足になりがちな冬、レジェンドスポーツヒーローズで汗を流しましょう。
レジェンドスポーツヒーローズ 立川
住所:〒190-0012 東京都立川市曙町2-11-2フロム中武B1F
TEL:042-595-9074
営業時間:10:00〜25:00 休業日:年中無休
ライター/吉玉サキ(@saki_yoshidama)