リニューアルしたムーミンバレーパークはムーミンたちにもっと会える!
ムーミンバレーパークが、2021年12月にリニューアル!新しい施設やキッズスペース。授乳室の拡大にショーの変更など、様々な点がリニューアルされ、ムーミンの原作を知らなくても楽しめる空間となっています。
2019年、埼玉県飯能市のメッツァ内にオープンしたムーミンバレーパークが、今年12月にリニューアル!
ムーミンの物語の世界に入り込めるテーマパークとしてムーミンファンはもちろん、県内外からたくさんの人が訪れる人気のテーマパーク。
読者のみなさんの中にも「行ったことある!」という人は少なくないはず!
一体どこが変わったのかを確かめるべく、リニューアルオープン前のお披露目会に参加してきました!
目次
新しい「ムーミンバレーパーク」はなにが変わるの?
リニューアル後の「ムーミンバレーパーク」は、パークの新しいテーマに「幸福」や「健康」という意味を持つ英語「Well-being(ウェルビーイング)」を掲げました。
このテーマには、「訪れた人にもっとムーミンの物語の魅力を伝え、自然の中でのんびりと過ごしてもらうことで、心とからだが笑顔になれるような場所にしたい」という思いがこめられています。
「ムーミンバレーパーク」代表のロバート・ハーストさんは、コロナ期間の休業中にパークのこれからを考え、「ムーミンの原作を知らない人にもムーミンのことを知ってほしい」「自然に惹かれて来る人も多いのでは」と考えてこの新しいテーマに辿り着いたのだそう。
たしかに、筆者もムーミンの原作はあまり知らないけれど「ムーミンがかわいい!」という理由でパークに訪れた一人(きっと同じような人、多いはず)。
そんな筆者のような人にもムーミンの物語に触れてもらい、さらにのんびりと過ごせる施設にパワーアップしたそうです。
ワクワクしながら、さっそく園内をまわってみました!
リニューアルポイント①新しい施設が登場!
レットゥラ ラウンジ
リニューアルのひとつめのポイントが、新しい施設が誕生したこと!
まずは、パークの入口を抜けてすぐの「はじまりの入り江エリア」にあるパンケーキレストランが「レットゥラ ラウンジ」に生まれ変わりました。
ムーミンの世界を冒険する前に、ラウンジに置いてあるムーミンの原作小説を読んでムーミンの世界に想いを巡らせたり……
物語に登場する「海のオーケストラ号」と一緒に写真を撮って気分を盛り上げたり……
テラス席でのんびりと湖を眺めてみたり……と、新しくなったことでますますのんびりとした時間を過ごせるようになりました。
さらに今後は、お誕生日パーティーや結婚式などのイベント、ワークショップの場としても活用していくそうです。
また、ラウンジでは新登場の「シナモンロール(300円)」をはじめ、数種類のパンやパークオリジナルのブレンドコーヒー(400円)なども販売しています。
シナモンロールは、食べた瞬間から最後の一口まで、爽やかなシナモンの香りに包まれます。やさしい甘さで、一息つきたいときや小腹が空いたときのお供に最適です!
ライブラリー カフェ
次は「ムーミン谷エリア」にある展示施設「コケムス」の中にできた新施設に行ってみました!
「コケムス」の2階にあった「ショップ&カフェ」は、約400冊の書籍が揃う「ライブラリー カフェ」に。
ムーミンの原作小説や絵本のほか、北欧のライフスタイルやサウナの作り方など、北欧文化を学べる多彩な書籍がずらり。
それにしてもムーミンの原作小説、素敵な表紙で読んでみたくなりますよね。
ライブラリーにある本は自由に手に取り、カフェスペースの机でゆっくりと読むことができます。
また、カフェではフィンランドの図書館をヒントにボードゲームも揃えているそう。仲間と一緒に来たらぜひ遊んでみたい!
キッズスペース
同じく2階にあった「ワークショップ」は、親子で一緒に遊べる「キッズスペース」に生まれ変わりました。大きな窓があって開放的~。
ブロックや木製のおもちゃが揃っているほか、絵本の読み聞かせなどのワークショップも開催し、お子さんたちが伸び伸びと遊べる空間です。
また、3か所の窓ガラスには用意されているペンで、自由にお絵かきもできるんです! 窓に絵を描けるなんて子どもの夢ですよね。
ただ遊ぶだけではなく、次に遊ぶ子のために自分で絵を消したり、ペンをしまったりすることで自発的な行動を促すというフィンランド流の教育方法だそうですよ。それにしても楽しそう!
授乳室を拡張
また、「ムーミン谷エリア」にある施設は拡張され、授乳室やおむつ台のスペースがより広くなりました!
待機室や救護室も兼ね備えているので、小さなお子さんを連れた方も安心して遊ぶことができますね。このように、新しくなった「ムーミンバレーパーク」には、まさに「Well-being」のテーマどおり、子どもから大人まで笑顔になれる新施設が続々登場しているんです。
リニューアルポイント②ムーミンたちにもっと会える
ところで、今までの「ムーミンバレーパーク」に訪れたことがある人はご存じだと思いますが、園内を歩いていてもムーミンたちに遭遇できることって中々なかったですよね?
なんとリニューアル後は、園内の各所でムーミンや仲間たちに会うことができるんです! この日も「ムーミン屋敷」のベランダからムーミンが顔を出してくれました。手を振ってくれたりポーズを取ってくれたりと、とにかく仕草が愛らしい~。
授乳室の受付には、ムーミンパパとムーミンママが並んでいました。いつも仲良しでほほえましい!
「ライブラリー カフェ」では、ムーミンの友だち、スニフとスナフキンにも会えました。スニフは大きな耳がかわいいし、スナフキンは実物もかっこいい。
ただし、ムーミンたちは気まぐれなのでいつどこで出会えるかはわかりません。出会えたら、写真を撮るのを忘れずに!
リニューアルポイント③新しいショーでムーミンたちと一緒にダンス!
リニューアルしたのは施設だけではないんです。「ムーミン谷エリア」の「エンマの劇場」で上演されていたショーも、今までとはがらりと変化!
これまではムーミンの物語にちなんだストーリーを上演していましたが、これからはムーミンたちと一緒に歌って踊れる参加型のショーに。上演時間も30分から約15分になり、小さなお子さんたちも飽きることなくショーを楽しむことができます。
そんな新しいショー「ダンス・ダンス・ウィズ・ムーミン」が始まりました! まずはお姉さんが挨拶をしてくれています。その後ろのカーテンからは……ミイちゃんがひょっこり!
そして軽快な音楽とともにショーがスタート! 音楽に合わせて、ムーミンと仲間たちが楽しそうにダンスを踊ります。大人も思わずノリノリに!
音楽が終わると、今度はお姉さんとムーミンたちがダンスの振付を教えてくれます。とても簡単なので、小さいお子さんでもすぐに覚えられそうです。
再び音楽スタート! 2回目は一緒にダンスが踊れるからもっと楽しい~~。
最後はムーミンたちが階段を降りてきてくれて、さらに盛り上がりました!
そして楽しかったショーは終了。「ダンス・ダンス・ウィズ・ムーミン」は、12:00と14:30の1日2回上演されます。
ちなみに、「これまでのショーも恋しい!」という人は、「コケムス」の2階にある「映像スペース」で鑑賞することもできますよ。
夜は幻想的な雲海ミストに包まれる
そして夜になると、園内はライトアップとともに雲海ミストが立ち込め、たちまち幻想的な雰囲気に!
小説『ムーミン谷の冬』に登場する見た者を凍りつかせてしまうという「氷姫」の吐息のようなミストの中には、同じく小説に登場するトゥーティッキが作った背丈4mの「白いうま」も。まるで物語の世界に入り込んだかのような感覚を味わえます。
パークの入り口から「ムーミン谷エリア」へと続く並木道は、雪の世界をイメージしたバルーンスカイが辺りを照らします。昼間とはちがった雰囲気も楽しんでみてくださいね。
アトラクションでも遊んできた!
リトルミイのプレイスポット
せっかくなので、アトラクションでもたっぷりと遊んできました! まずはいたずら好きなリトルミイが繰り広げるコミカルな劇を上映するシアター型体験施設「リトルミイのプレイスポット」へ。
案内役のガイドさんと一緒に、ミイのいたずらにハラハラしながら物語を見届けます。初めて見た筆者は「ムーミンとミイちゃんの出会いってこんなのだったのね!」と驚き。
途中でクイズなども出題されるので、見ている人も参加しながら楽しくムーミンの物語に触れることができますよ。その回ごとに展開が変化していくそうなので、何回でも楽しめちゃいますね!
海のオーケストラ号
その奥にあるアトラクション「海のオーケストラ号」は、勇気・挑戦・友情・家族の絆をテーマにした体感モーフィングシアター。
ムーミンの物語に登場する「海のオーケストラ号」に乗って、若き日のムーミンパパたちと一緒に冒険を楽しむことができます。
大きなスクリーンがあり、床面もシアターになっているため想像以上に物語に没頭できますよ!
物語の終盤では飛行機型になったオーケストラ号も登場して迫力満点!
シアターから出ると、ムーミンパパとムーミンママの出会いのシーンが描かれた絵が飾られていました。原作を知らないと「え、どんな出会い方したの!?」とすごく気になります(ちゃんと原作を読もうと心に決めました)。
ムーミン谷の売店
アトラクションを楽しんだあとは、お土産を購入しに「コケムス」の1階にある「ムーミン谷の売店」へ。「ムーミンバレーパーク」の中では広さも商品数も最大規模の売店です。
店内には、お菓子からぬいぐるみまで、ここでしか買えないオリジナルショップが勢揃い! 見た目もおしゃれだから、どれにしようか本当に迷う~。
リニューアルにともない、新商品「何度でもショッパー(300円)」も販売されています。地球環境にやさしいメッツァオリジナルブランド「Ethical Choice(エシカル・チョイス)」の第2弾です。「何度でも」というだけあって強度が高く、雨にぬれても平気なんだとか! ついお土産を買いすぎてしまったときは、このバッグに入れて持ち帰るのもいいですね。
リニューアルしたムーミンバレーパークにはまだまだ紹介しきれないほど魅力的なスポットがたくさんあります。
初めて訪れる人はもちろん、訪れたことがある人もきっと新しい発見があるはず!
ムーミンバレーパーク 施設詳細
住所:埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
営業時間:平日 10:00~17:00、土日祝 10:00~18:00
※12月31日(金)~ 1月3日(月)11:00~17:00
料金:1デーパス おとな(中学生以上)3,200円(前売3,000円)
こども(4歳以上小学生以下)2,000円(前売1,800円)
※入園日当日の通常販売チケットは販売数に限りがございますので、前売販売チケットのご購入がおすすめです。
※チケットは閉園時間の1時間前までお買い求めいただけます。
公式HP:https://metsa-hanno.com/