「埼玉秩父の雲海」が絶景すぎるので、最高のロケーションを徹底紹介!

雲海が、東京から1時間半の秩父で見れちゃいます。雲海といえば、北海道のトマムや富士山、兵庫の竹田城などが思い出されると思いますが、実は埼玉の秩父も隠れた超絶景の雲海が見られるスポットなのです!関東最大級のパワースポット三峰神社など秩父の雲海を知り尽くした大学生の案内で3つの雲海スポットを紹介します。気象条件にもよりますが、この記事をチェックしてぜひ感動の雲海を体験してください。

DSC_0197こんにちは、埼玉秩父のローカルメディア「ちちぶる」編集長のあざみっくすです。

さて、突然ですが皆さんは、埼玉県の秩父というところに行ったことはありますか?
実はいま、この秩父がめちゃくちゃアツいのです!

それはなぜか…

秩父が東京からわずか90分で行ける距離なのに、とてつもない「雲海」が見れちゃうからなんです!

「雲海」というと…北海道のトマム(星野リゾートさんで有名ですね!)や兵庫の竹田城あたりが有名ですが、まさか関東で、しかも東京から最速90分の場所で見られるのですから、これはぜひ皆さんに紹介せねば!ということで、取材をしてまいりました。

といっても、秩父で雲海を見るためのツアーもあまりないので、今回は雲海を追い続けて2年、秩父の雲海を知り尽くした案内人に絶景スポットを紹介してもらうことにしました。

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雲海を撮影し続けて2年、ミスター雲海こと「たなけん」さん、現在大学3年生。
2014年の秋、秩父に雲海が発生することを自ら発見し、以来、雲海にのめり込み日々雲海を追い続けている青年です。

今回は、たなけんさんの案内で、誰でも簡単に行ける絶景雲海スポットを紹介していきたいと思います!

まずは雲海について聞いてみる

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ちなみに現在、朝5時(笑)
雲海を見るには、めちゃくちゃ早起きが必要です。

最初のスポットに移動する車中、雲海のことについていろいろと、たなけんさんに聞いてみました。
せっかくなのでQ&A方式で、まとめてみました!

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Q:雲海はどんな時に発生するの?どんな時がねらい目なの?
A:細かい条件はいろいろとあるのですが、「前日に雨が降った、風の少ない晴れの日」が最も発生しやすいです。湿度の目安で言えば、98%以上。
季節的には、特に秋が発生しやすいです。まさに今ですね。

Q:なぜ、雲海って発生するの?
A:小学生の理科で習った原理を思い出してほしいんですが、夜の間に放射冷却という現象で地表の温度が下がることにより、水分を多く含んだ空気が一気に冷やされ、その水分が凝固化することで霧が発生するんです。
普通なら、高度の高い場所で空気が冷やされて凝固化する、つまり空の雲になるのですが、その現象が地表で起こることにより雲海が発生するんですね。

そして秩父の地形は盆地であることから、放射冷却が非常に起こりやすく、風も吹きにくい。だから雲海が発生しやすいんです。

Q:雲海が見られる時間帯は?
A:季節によってバラバラですが、基本的には明け方から早朝まで。
目安は、
夏:未明~6:30頃まで
冬:未明~8:30頃まで
といったところです。

なるほど、さすが秩父の雲海を追い続けているだけのことはあります。
素晴らしい知見!勉強になります。

というわけで早速、各スポットの案内をしていきましょう!

 

広範囲の雲海が見られる「美の山公園」

まずは、西武鉄道 西武秩父駅から車で約30分、「美の山公園」です。(ルートはこちら)

美の山の特徴はなんといっても、広範囲に雲海を見ることができる点。
一方向だけでなく、多方向を見ることができるため、秩父盆地の各所でどのように雲海発生しているかが見えてしまう、素晴らしい場所です。
(展望台が3か所もあります!)

こちらが展望台の一つ。夜明け前にたどり着いたこともあり、朝焼けが見られました。

空気も冷え込み、これならばっちり雲海が出ていそう!
ということで、展望台から街を眺めてみましたよ!

 

おお!ばっちり出ています!
陽が出る前なので、まだぼんやりとしていますが、確かに街がすっぽり雲に覆われています。

そのまま、雲海がどのように変化していくか、しばらく眺めていました。
すると、太陽が昇るのに合わせて、雲海の表情もみるみる変わっていき、迫力のある姿を見せてくれたのです!

うわ~、めちゃくちゃきれいです!
しかもこの場所は人も少なく、音も静かなので、この絶景と静けさのコントラストが何とも言えません。

 

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雲海がだんだんと晴れていくと、いつもの街の姿が見えてきます。
普通ではありえない高さにある雲。天空にある街のようですね!

 

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ちなみに、夜景と雲海とのコラボも素敵です!
うっすらと出現した雲海が、街の光を幻想的に演出してくれる、特別な時間を体験できます。

■ 基本情報
・名称: 美の山公園
・住所: 埼玉県秩父郡皆野町皆野
・アクセス: 秩父鉄道皆野駅から車で30分

 

目の前に迫るダイナミックな雲海が見られる「秩父ミューズパーク展望台」

続いては、秩父の市街から約20分、丘の上にある「秩父ミューズパーク展望台」。(ルートはこちら)

秩父ミューズパークには、山から突き出した場所に展望台があり、ここから目の前に迫る雲海を見ることができます。

 

展望台近くの駐車場に車を停めて向かいます!
このあたりも霧に包まれていますね。

 

展望台への道

山林を歩いていきます。
長い距離ではないので、気軽に森林浴を楽しみながら、歩けるのがいいですね。

 

木の間から除く太陽

陽が登り始めています。木の間から太陽光が漏れて、幻想的です。

 

テレビ取材の紹介が!

つい最近、『どこでも絶景ドカン風呂』という番組で、秩父の雲海が取り上げられたようですね。
ドカンに入っているのは「あばれる君」w

 

展望台まえの階段

この階段を登れば、絶景はすぐそこ!
ついつい、気持ちが早まって、ちょっとだけ駆け足になってしまいます。

 

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着きましたー!
全体的に霧がかかって、うっすらと雲海が街を覆っている姿が見えます。

しばらくして、あたりを包む霧が晴れつつ、太陽が昇っていくとその表情は全く別のものになりました。

 

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うわ~、すごい!もう、街が全く見えなくなりました!
ちなみにひょこっと見える「H」型の柱は、秩父公園橋という高さ40mの巨大な橋。
40m近くの高さまですっぽりと雲が街を覆っていることになりますね。

 

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この絶景に、ぼくもこんな表情にならざるを得ませんでした(笑)

その後、霧が晴れていけばいくほど、神々しい様子が見られます。

 

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もう、神々しさがハンパないですね(笑)
霧が晴れて、街が目覚めたようです。

このダイナミックな雲海体験、ぜひ沢山の方に味わっていただきたいですね!

 

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ちなみに、こちらの秩父ミューズパークでは「雲海写真展」を絶賛実施中!
たなけんさんの写真も、多数展示されているようです!

■ 基本情報
・名称: スポーツの森ミューズパーク展望台
・住所: 埼玉県秩父市久那637-2
・アクセス:西武鉄道「西武秩父駅」から車で20分

 

全ての雲海スポットが一望できる「三峰神社」

最後は、関東最大級のパワースポットで名高い「三峰神社」です。(ルートはこちら)

西武秩父駅からの約1時間、標高も1,100mと今回の3つのスポットの中では最も高い場所です。
それゆえに、他では見られない独特な雲海を楽しめるのがポイントです!

他のスポットと三峰神社を同日に梯子(はしご)するのは少々厳しいので、ここは別日に行ってみました~

 

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駐車場に到着。まだ朝の6時前です。
少しずつ空が明るくなり始めている感じですね。

では、行ってみましょう!

 

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鳥居を抜けて、どんどん奥に進んでいきます。

 

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雲海は本殿より手前にある、「奥宮遥拝殿(おくみや ようはいでん)」から見ることができます。
歩いているうちに、どんどん空が明るくなってきましたね。

 

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階段を登りきると、すでにカメラを構えた雲海ハンター(?)の姿が!
その奥に、朝焼けとともに発生している雲海を見ることができます。

もうちょっと、近づいてみましょう!

 

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おお、はるか向こうに雲海が見えます!あれは、秩父市内ですね。

三峰神社では、他の雲海スポットをさらに上から見下ろした景色が見えるのが特徴!謎の優越感が沸いてしまう(笑)
これが雲海マニアにとっては、たまらない喜びのようで…

そして、例のごとく日の出を待って、雲海の変わりゆく姿を見ていきましょう!

 

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日が昇りきって青空になると、山々の間の雲海と空の雲のコラボレーションを見ることができました。

 

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手前の山からも、どんどん雲が湧き出て、壮大な景色を変わっていきます。
いやあ、これぞ本当の絶景!!

鳥の鳴き声、風の音、それ以外には全く聞こえない静寂の中で、ダイナミックに景色が移りゆく体験は、まさに非日常。
都会の喧騒など、1ミリも思い出せないくらい、心が穏やかになります。

■ 基本情報
・名称: 三峯神社
・住所: 埼玉県秩父市三峯298−1
・アクセス: 西武秩父駅付近より車で約1時間

 

いかがでしたか?
東京から90分程度の秩父で、これほどまでの絶景が見られるとは思ってもみなかったのではないでしょうか。
また、秩父の雲海の魅力をたなけんさんに伺ったところ「秩父の雲海は場所によって見え方が全く変わってくるし、日によっても表情が違う。だから飽きずにずっと追い続けられる」と語っていただきました。

雨上がりなど、湿度が高い日の翌朝に晴れの天気予報が出ていればチャンス!「よし、行ってみよう!」と思い立って行動すれば、この見事な絶景に出会えることでしょう!
ぜひ、目の前に広がる雲海をみて、非日常の体験をしてみてくださいね!

文・写真:ちちぶる編集長 あざみっくす (ちちぶる
写真:たなけん