みんな〜〜〜! 「食欲の秋」エンジョイしてる〜〜〜!?
お外ランチ大好き!イズと申します。
わたしはよほどの悪天候や極寒の空の下でなければ、室内よりもテラス席でお食事をしたいお外ごはん大好きヒューマン。
しかし、テラスでお食事ができるのは、ファーストフードやカフェなどの軽食がほとんどですよね。
素敵な景色を眺めながら、贅沢なコース料理をお外で優雅にいただきたい!
そんなわたしの望みを叶えてくれる最高のレストランを発見しました!https://travel.willer.co.jp/restaurantbus/
「観光」と「食」の融合、その名も「レストランバス」。
1階に料理が作れるキッチンが配備された2階建てバスで、本格的な食事を楽しみながら点在する観光スポットを巡ることができる動くレストラン。
天井が開閉式の透明の屋根になっている2階は、25人が着席できる座席とテーブルが用意され、暖かな天気の良い日にはオープントップで開放的な景色を楽しめます!
お外で本格的なコース料理をいただきながら、観光まで一緒に楽しめちゃうなんて一石二鳥!
気候の良さそうな日を狙って、早速行ってきました。
コースの種類と気になるお値段
10月現在レストランバスが走行しているのは、東京、京都の2か所。
これまで期間限定プランなどで、他の地域での運行もあったようです。
【東京ヨーロピアンメニュー】
天井オープン席 (ワクチン接種割) |
最後列屋根有席 | |
ランチ | 8,800円 (7,300円) |
6,800円 |
ディナー | 12,800円 (11,000円) |
9,800円 |
【京都京モダンメニュー】
天井オープン席 (ワクチン接種割) |
最後列屋根有席 | |
朝食 | 7,000円 (6,000円) |
6,000円 |
昼食 | 10,000円 (9,000円) |
9,000円 |
メニューは京懐石の京モダンコースや、伝統的なフレンチのコースを楽しめるヨーロピアンメニューコースなど、地域や時間帯によって様々なコースがご用意されています。
料金は時間帯やメニュー、座席によって異なりますが、おおよそレストランでお食事をするのと同じくらいといった感じ。
また、「ワクチン接種応援割」を利用すれば、最大1800円の割引が適用されます。
※新型コロナワクチンの接種を2回完了している、もしくは乗車当日までに完了予定で、「ワクチン接種応援」と記載のあるプランの事前予約が必要。1名から割引適用可。最後列席は割引対象外。
すごい太っ腹!
現在東京を走るレストランバスでは、ランチとディナーでヨーロピアンメニューをいただくことができるので、わたしは今回こちらのランチを利用しました。
乗車当日、集合場所へ
東京駅丸の内ビル前、ひときわ目を惹く華やかなラッピングバスが迎えてくれました。
集合場所までは、公式サイトに詳しい地図やわかりやすい動画でのルート案内が掲載されているので、土地勘のない方でも安心できますね。
出発前にバスの前で記念撮影も可能です。(わたしはギリギリ到着で身なりもボロボロだったので、バスだけ撮影させてもらいました)
ナンバープレートの「2020」は、東京オリンピックの記念ナンバーだそう。
車内はテーブルをはさんで向かい合わせに座席が設置されており、2名席、4名席、3名席、屋根のある後方4名席で、7テーブル用意されています。
わたしは1名での利用だったので、今回2名席を指定。
バスに乗り込むと、早速一品目のオードブルがセッティングされていました。
テーブルセットも、滑り止めのランチョンマットやドリンクを固定するホルダーなど、レストランバスならではのスタイル!
カトラリーも小ぶりで使いやすく、動く車内でのお食事に配慮されています。
お手洗いは車内1階に、座席の足元にはコンセントもあって至れり尽くせり!
走行中は基本的にシートベルト着用ですが、座席は通常の観光バスとは異なるゆったりとしたシートで、窮屈な感じは全くありませんでした。
お食事と観光コース
バスにはナビゲーターのガイドさん1名と、テーブルサービスや調理を担当するレストランスタッフが3名乗車されています。
バスが出発して10分ほどで、ガイドさんからツアー概要や注意事項のアナウンスがありました。
わたしは「もう食べていいのかな…?」とそわそわしながら食事のタイミングを見計らっていましたが、アナウンス終了のタイミングで食事を始めるのが正解のようです。(周りのお客さんも食べ始めのタイミングを伺っていた)
季節ごとにメニューは変わるようで、わたしが利用した10月のメニューはこちら。
ドリンクのオーダーは出発前にとってくださいます。
緊急事態宣言は解除されていましたが、アルコールの提供はまだされていないようで、ノンアルコールのドリンクがご用意されていました。
この日はお天気も良かったので、風を切って走るバス車内でビールを飲むことができたら最高だっただろうな……(めそめそ)
こちらのお料理を提供するのは、給食委託会社のLEOCさんです。
そしてお食事とともに楽しむ今回の周遊コースはこちら!
東京駅→日比谷公園→皇居内堀→国会議事堂→東京タワー→レインボーブリッジ→フジテレビ→アクアシティお台場(約30分自由散策)→歌舞伎座→数寄屋橋→東京駅
すごい、ベタベタの修学旅行みたいなコースだ!
ベタベタの修学旅行みたいなコースだからこそ、きちんと訪れたことがない場所ばかりでした。
ディナーはまた違う周遊コースを楽しめるそうです。
優雅なランチタイム
オードブル
少量でいろんな種類が楽しめるのが嬉しいオードブル。
一口で食べやすく、小ぶりなお皿で提供されるのも車内でいただくコースならではですね。
個人的にはカマンベールチーズのフリットとスモークサーモンのタルタルが好みでした!
車内から見た皇居周辺。
東京のクセに意外と自然あるじゃん、などと思いながら見ていました。(わたしは地方の田舎出身)
出発して15分ほどで、天井のサンルーフが開放されます。
待ってました! 心地よい風! おいしい空気!
悪天候の日は閉めたままのようですが、ガラス張りなので解放感があり天井からの景色も楽しむことができます。
このサンルーフの開け方が、ガイドさんが手動で前方から後方まで一気にスライドさせるというパワープレイだったので、こちらもぜひご覧いただきたいポイントです。
そして出発して20分ほどで、お食事を楽しみながら観光スポットを眺めつつガイドさんの説明を聞いて写真を撮るのは結構大変、ということに気付きます。
これは法務省……だったかな……?
国会図書館は地上4階、地下8階建てになっていて、このあたりは高層の建物がなく景観維持のため地下深くなっている、というような豆知識も教えていただきましたが、あいにく写真は撮りそびれました。
修学旅行のド定番、国会議事堂も通過。
サラダ
可もなく不可もなく世界一シンプルなサラダです。
プチトマトが転がりそう、と思ってやっと気付いたのですが、プチトマトがぴくりとも動かないくらいバスは安定したスピードで走行しています。
ドライバーさんに伺ったところ、だいたい時速3~40キロで走行しているそうで、大きな揺れを感じることはほとんどありませんでした。
とっても快適!
虎ノ門ヒルズ周辺を通過。
こんな道の真ん中で都会のビル群を眺めながらサラダを食べる機会はそうそうにないですね。
頭上の景色。
オープンカーで東京の街を走っている人は全員ナルシストなんだと思っていましたが(すごい偏見)、これはクセになりますね。
スープ
乗客全員が思わず「あっつ!」と言ってしまうほどのあつあつスープ。
バスの中で飲むあつあつのスープって、冬の夜中にサービスエリアで買う缶のコーンポタージュだけかと思っていました……(夜行バスでの限界ライブ遠征を思い返しながら)
思いっきりわたしの手が写っていますが、パイをサクサクつぶしてスープへイン。
高級レストランでは気になってしまうテーブルマナーもバス車内では気楽にということで、お皿の淵についたパイ生地もペリペリ剥がして最後までおいしくいただきました。
スープをいただいてひと息ついたところで、本日のメインスポット「東京タワー」に到着です!
デーン!!!
なんだかんだ言ってやっぱり東京タワーはテンションが上がる!!
こちらではバスがいったん停車し、シートベルトを外して立ち上がることができます。
サンルーフから顔を出すとさらに開放感があって気持ちいい!
ここではガイドさんによるグループごとの記念撮影タイムも設けられています。
もちろんお断りすることも可能ですが、同じアホなら踊らにゃソンソンタイプのわたしは一人でも全力で参加。
めっちゃ東京観光エンジョイしてる~~~!
ガイドさんに「とっても可愛く撮れましたよ!」と言われて、写真を見るとめちゃくちゃ嬉しそうな顔したわたしが写っていました。
10分ほど停車して、東京タワーを出発します。
動く車内からなんとかブレずにおさえられた重要文化財の旧台徳院霊廟惣門。(ガイドさんの説明が覚えられなかったので調べました)
東京さんにもこんな町中に重要文化財があるんですね~。(京都マウント)
真下を通過! 頭上いっぱいにそびえる東京タワーは圧巻です!
様々な角度から東京タワーをたっぷり楽しんだあとは、お食事の再開です。
温菜
こちらは首都高速に入る前に提供されます。
ドリンクのオーダーはいったんストップし、首都高走行中はスタッフの方も着席しサービスが一時休止となります。
ということは、このムール貝は首都高を爆走しながら優雅にいただくということ???
みんな首都高走りながらムール貝食べたことある???
間違いなくわたしを含め、乗客全員人生初めての経験だよね!!!
この先の人生首都高でムール貝を食べた女として生きていけるなんて、人生の経験値を爆上げしてくれるなレストランバス。
そして今回のコースの中で思いがけずヒットしたのもこのムール貝。
プロバンス風というのが、ニンニクとオリーブオイルとハーブを味付けとして使うのが特徴のお料理だそうなのですが、このオイルがめちゃくちゃうまい!!
オイルの香りだけでフランスパン一本完食できる!
そこで登場するのがこの救世主。
オイルのために用意されているとしか思えないパン!
なお、首都高走行中のためおかわりはできません。残念……。
このパンに余すことなくオイルを吸わせ、真っ白なお皿がまぶしく反射するほどきれいに完食しました。
都会の高層ビルを眺めながら首都高で食べるムール貝はおいしかったです。
写真では1ミクロンも伝わりませんが、こちらは東京タワーとスカイツリーを同時に楽しめるチャンススポット!(左側に東京タワー、右側にスカイツリーがわずかに確認できます)
東京駅を出発してから1時間弱、アクアシティお台場に到着です!
わーい!レインボーブリッジだ!(おのぼりさん)
ここで30分の自由散策時間が設けられます。
希望すると、ガイドさんが見どころやフォトスポットを案内してくださるそうです。
バスは一般の駐車スペースではなく、専用スペースに停車するので迷うこともありません。
バス乗車中の休憩時間といえば、サービスエリアなどでワンハンドのスナックや軽食を楽しむのが醍醐味ですよね!
せっかくお台場に来たのでなにか食べていこうかなーと散策していて気が付いたのですが、
今、コース料理食べてる最中やん。
あまりにも自然に東京観光を楽しんでいた結果、本来の目的を見失っていました。
危うくメインディッシュを目前にソフトクリームとか食べてしまうところでした。
事前にアクアシティ周辺のリサーチをして、やりたいことやお目当てのショップなどを決めておくことをオススメします。
メイン
お待ちかねのメインディッシュはお肉!
オイルに浸してじっくり煮込んだコンフィは、柔らかくてとってもジューシー!
お台場周辺のタワーマンション周辺を走行しながら食べる肉料理は勝ち組の味がしました。
頭上に見える晴美トリトンスクエア。
上層部にある橋は2つの棟を往来するものではなく、地震や強風の揺れを抑える制振装置なんだそうです。
また一つ都会の事情に詳しくなりました。
デザート
本日のシェフを呼んでくれ案件!!!
このフォンダンショコラがめちゃくちゃうまい!!!
全甘党の人集合!!!
しっとり焼き上げられた生地が甘くて濃厚、さらに中からナイアガラの滝みたいに勢いよく流れてくるチョコレートが最高!!!
わたしは海外で売っている喉が焼けるように甘いチョコレートが大好きなのですが、そんなわたしを満足させてくれる最高の甘さでした!
フォンダンショコラーのみなさまにはぜひ体験していただきたい一品です!
ちなみになぜ写真のフォンダンショコラの一角が欠けているのかといいますと、パンナコッタの到着が待てず先にフォンダンショコラを一口食べてしまったからです。(食いしん坊め)
また、デザートは事前予約で記念日用のプレートに変更することも可能です。
車内では、「本日お誕生日のお客様がいらっしゃいま~す!」とご紹介の上プレートが運ばれていたので盛大にお祝いされます。(シャイな方は事前に申告しておきましょう)
バスは銀座周辺に突入、青空に映える歌舞伎座タワーが見えます。
ドリンク
もちろん食後のコーヒー紅茶もご用意があります。(ホットのみ)
こちらもソーサーにティーカップという一般的なスタイルではなく、バス車内仕様で提供されます。
デデン!
コーヒーカップがシンデレラフィットしている……!
ドリンクホルダーを改めて見ると様々なサイズが用意されています。
手前のカップとグラス用の小さいサイズに、サイドの大きいサイズはおそらくワインボトル用、細長いキャンディケーンのようなシルエットのところは、ワイングラス用かと思われます。
2階建てのオープントップバスでボトル開けちゃうなんて貴族じゃん! 最高!!
食後のドリンクもいただき、お食事を終えたところで出発地の東京駅へ戻ってきました。
お食事も観光も同時に楽しむ、あっという間の2時間半でした!
総括
お食事をメインに考えていましたが、意外と観光名所めぐりも見どころがあっておもしろかったです!
非日常感を味わえるので、お祝い事はもちろん、お友達同士で旅行気分で参加するのも楽しそう!
バス車内で半屋外という環境は、小さなお子様が騒いでしまっても全く気にならなかったので、記念日だけどレストランの利用は難しいというご家族や、ママ友の集まりにもオススメです。
360度様々な景色とお食事が一度に楽しめるレストランバス、ぜひみなさんも体験してみてください!