ゴールデンウィークに一日だけ休みが取れたなら、世界一の鯉のぼりを群馬県館林に見に行こう

群馬県の館林は日本一暑い町としても有名ですが、世界一の「こいのぼり」があることもご存知でしょうか。東部トレジャーガーデンやつつじヶ丘公園等の自然を楽しむ場所だけでなく、昔話「分福茶釜」の地、うどんの街としても知られ、たくさんたぬきがいる茂林寺や、有名な花山うどん等もあり、魅力たっぷりの場所です。

群馬県館林市に、世界一こいのぼりがあるらしい。

そんなウワサをTwitterで耳にした。

東京生まれの僕からすると、「群馬」のイメージはこうである。

MIYAM_DSC_5149_TP_Vのコピー

あくまでもイメージではあるが、小学生の時から「2ちゃんねる」で育った僕の頭で考えると、群馬といえばこの印象なのだ。
実際にグーグル先生で「未開の地」と検索すると、群馬県が第1候補に出てくるし、画像検索をしてみればジャングルで戦をする部族の戦士の画像が大量に見つかる。

そんな「群馬県」に「世界一のこいのぼり」があるなんて、不思議で仕方がない。
(だって、こいのぼりは日本発祥のものだk・・・おや、誰か来たようだ)

とはいえ、もしこの情報がもし本当ならば、この目で確かめておきたい。
「ネットの情報をむやみやたらに信用してはならない」と、最近観たテレビのニュース番組で、どこかの大学の偉い人が言っていたことを思い出したのだ。

ということで、実際に現地まで行ってみることにした。

東京から電車で約1時間半。未開の地に降り立った

僕が信頼する2ちゃんねるの情報だと、群馬に訪れるには東京から車で約20時間かかるとのことだったが、新宿駅から湘南新宿ラインに乗り、約1時間半で館林駅に到着した。2ちゃんねるにも多少の「間違い」があることを知った。

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ここ館林市は「日本一暑いまち」としても有名だ。
群馬県と東京都では、平均気温が20度違うというウワサもあるくらいだが、果たして本当なのだろうか。

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幸い、訪れたのは春先だったので、23℃と平均並みの気温だったが、真夏になればもっと暑くなるのであろう。
駅を降りてあまりの暑さに衝撃を受けないよう、温度計が設置されていた。

また、館林には、「ぽんちゃん」というゆるキャラがいるらしい。

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なぜ「ぽんちゃん」という名前にしたのだろうか。
「ぽん」=「館林」という方程式が、頭の中で完成されない。

本題の、「世界一のこいのぼり」へ

館林駅から歩いて15分ほど。
「鶴生田川」という川に、世界一のこいのぼりがあるらしい。
期待に胸を膨らまし、向かってみた。

見よ! これが世界一の鯉のぼりだ!

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群馬をナメてました。群馬のみなさま、本当に申し訳ございませんでした。2chの情報は今後一切信用しません。

写真を見てお分かりになるだろうが、とにかく圧巻である。

何を隠そう「世界一のこいのぼり」とは、世界一多く「こいのぼり」が掲揚されているということなのだ。(ギネス世界記録にも認定されているそう)
なんと、この川だけで約4,000匹のこいのぼりが風に吹かれている。

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「鶴生田川」を目指してとぼとぼ歩いていると、急に目の前に異常な数のこいのぼりが現れるため、正直腰を抜かしそうになった。
なお、館林市ではこの鶴生田川の他にも、近藤沼公園、茂林寺川、多々良沼などで、たくさんのこいのぼりを見ることができるそうだ。

ちなみに夜は、こんな幻想的な雰囲気を味わうことができる。

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「世界一のこいのぼり」が思う存分楽しめる「こいのぼりの里まつり」。
2017年度は3月25日(土)~5月7日(日)まで開催されているそうなので、ゴールデンウィークに足を運んでみてはいかがだろうか。

せっかくなので、館林の観光スポットをまとめて紹介します!!

「世界一の鯉のぼり」のある館林には、他にも魅力的な観光地がたくさん。
今回は実際に各観光スポットに行ってきました!!

たぬき過ぎる神社、「茂林寺」

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分福茶釜(ぶんぶくちゃがま)という昔話をご存知でしょうか。

茶釜に化けたタヌキが「分福茶釜」と銘打ち、見せ物をしてたくさんのお金を稼ぎます。
やがてタヌキは病気を患い、茶釜の姿のまま死んでしまいました。

その茶釜が、この「茂林寺」に伝えられているとのことなんです。

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そんな昔話のゆかりの地であるここ「茂林寺」には、さまざまな姿をしたたぬきが鎮座。

鈴? に化けているたぬきや……

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服を着ているたぬきがいたり……

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お酒を飲んでいるたぬきがいたりと、たぬき好きなら狂喜乱舞するほど、たくさんのたぬきがいるのです。

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中でも、境内の隅っこにあるこのたぬきは……

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とにかくデカイので、記念撮影をするにはピッタリ。

また、お寺の周りには、たぬきにまつわるグッズが山ほど売っていますので、覗いてみると珍しいモノに出会えるかも。

◇曹洞宗茂林寺◇

所在地:〒374-0033 群馬県館林市堀工町1570
電話: 0276-72-1514
拝観時間 午前9時~午後4時(木曜日不定休)
http://www7.plala.or.jp/morin/

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東武トレジャーガーデン

豊かな自然に囲まれた園内では、季節によってさまざまな花を満喫することができます。

_DSC1530敷地面積約8万平方メートルの広大な庭園には、「芝桜」が植えられており、今の時期は見事な咲きっぷり!

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めちゃめちゃ綺麗だったので、男ひとりで行っても、テンションがぐーんとあがります。
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また、5月~6月の初夏には、バラのトンネルや小庭が楽しめる「ローズ&ガーデンフェスタ」が開催。
10月は、10種30万株の色鮮やかな花々が咲く「ブリリアントガーデン」が見頃を迎えるなど、季節によってさまざまな種類のお花を見ることができます。

◇東武トレジャーガーデン◇
所在地:〒374-0033 群馬県館林市堀工町1050
電話: 0276-55-0750
※開園時間・入園料金は、花の開花状況にあわせ変動。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。

分福茶釜の釜玉うどん

群馬県は関東においてうどんの聖地。
その中でも館林市は、「うどんの街」としても有名なことをご存知でしょうか。

日照時間が長い(要するに暑い)館林市は、肥えた土地に恵まれているため、良質な小麦の産地でもあります。
そして、水資源に支えられた水辺の里でもあり、この「小麦と水」を使ったコシの強いうどんを作る技術を発展させてきたそう。

そんな「うどんの街」である館林が、市をあげてオススメしているのがこちら。

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たぬきの器がとっても可愛い、分福茶釜の釜玉うどんです!

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このうどんは、「館林のうどん」「茂林寺の分福茶釜」「正田醤油」の3つを組み合わせたもの。
市内に20軒以上あるうどん屋のいくつかで同じレシピのものが食べられるんですって。

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コシの強い麺と、地元の名産の濃い醤油、そしてトロトロの半熟玉子のクリーミーな舌触り。
三者が絶妙に合わさり、それはそれは至福の味わいになっています。
「うどんを食べに行く」っていう理由だけで、館林を訪れても良いかもしれないってくらい、美味しいかも。

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今回訪れた『花山うどん』は、明治27年創業の老舗うどん店。
このお店は、全国のご当地うどん15種類が日本一を競う「うどん天下一決定戦」にて、初回から3連覇を果たしたという、全国的にも有名なうどん屋さんなのです。
もう一つの名物の「ひもかわうどん」もとっても美味しそう(隣の男性が食べてた)でしたので、お昼ご飯に迷われた際は候補に入れてみては?

お食事処花やま
住所:群馬県館林市本町2-3-48
電話:0276-74-0178
営業時間:[月〜土]11:00〜15:00 *鬼ひも川は13:00から提供* *麺がなくなり次第終了* [売店] 9:00〜19:00
定休日:毎週日曜、毎月最終土曜(GW、お盆、お彼岸は休まず営業)
ホームページ:http://www.hanayamaudon.co.jp/
参考サイト:ぐるなび

ヤギヤ

ヤギヤは夏はかき氷専門店、冬はたい焼き専門店という二毛作のお店。
ふわふわ氷に濃厚シロップがかかった極上のかき氷を求めて、他県からも食べに来る人がいるほどの人気店なんだそう。
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2017年は5月2日(火)から営業を開始するそうですので、ゴールデンウィークに訪れた際には行ってみてはいかがでしょうか。
(取材した日に営業してたら、絶対に食べてたのに)

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ちなみに冬の期間は、「たい焼き」屋を営業しています。
こちらのたい焼きはお持ち帰り専門。

1個100円という安さも魅力なのですが、焼きたてのそのお味がなんとも絶品

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表面はパリッと、中はしっとり。そしてあんこはぎっしりと。
たい焼きをそんなに好きではない人だって、一口食べればその美味しさにテンションが上がってしまうことでしょう。(実際に僕がそうでした)

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◇ヤギヤ◇
住所 群馬県館林市大手町8−34
電話 0276-72-1192
営業時間 09:30~19:00(不定休)
[かき氷]5月初旬~9月中旬
[たい焼]9月下旬~4月下旬
参考サイト:ぐるなび

つつじが岡公園

「つつじが岡公園」の名の通り、公園内にはつつじの木がたくさん。

ここのつつじは、館林城(1874年に焼失)の歴代城主から現在に至るまで、とても丁寧に育てられてきたんだそう。
樹齢800年を超える「ヤマツツジ」の巨樹群が自然形のままで保存されており、歴史的価値も高いとのこと。

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つつじの見頃は、4月下旬から5月半ばまで。
この時期は毎年「館林つつじまつり」が行われているので、たくさんの人が訪れるそうです。

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たくさんの鯉のぼりが揺れている「鶴生田川」から歩いていける距離にあるので、セットでご覧になってみるのがオススメですよ!

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迷路のような園内には「つつじのトンネル」や……

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ベンチで休んでいる猫さんたちに出会えたり……

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フォトジェニック風な写真も撮影できたりと、地味だけど意外に楽しい!(褒めてる)

笑顔が苦手でごめんなさい

笑顔が苦手でごめんなさい

ちなみに毎年7月から8月にかけては、城沼水面に多くの「ハスの花」が咲き乱れるそう。
「ハスの花」を楽しむ、船でのクルージングもあるんですって。

つつじが岡公園
住所 群馬県館林市花山町3181
電話 0276-74-5233
※開園時間・入園料金は、花の開花状況にあわせ変動。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。

都内から1時間ちょっとの「館林」。行ってみたくなりましたか?

ざっと紹介してきた館林市。いかがでしたか?

実際に訪れてみて解ったのですが、「群馬」=「未開の地」という方程式は間違ってはおりませんでした。
だって、あまり知られていない、楽しい観光スポットがたくさんあるんですもの。

また、館林は、群馬や栃木の温泉スポットに程近い場所にあるため、「観光→温泉→うまい飯」という最高なプランを1日で楽しむこともできちゃいます。

「GWに一日だけ休みが出来た!」なんて人は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
5月病にならないで済むかもしれませんよ。

ちなみにぽんちゃんの名前の由来は……

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記事を最後までお読みいただいた方ならお分かりの通り、たぬきの「ぽん」から取っているそう。
胴体は”茶釜”、頭には”つつじ”がのっているとのことでした。

ライター:長橋 諒( @nagahashiryo