海外も驚く新名所!十勝のワイン樽サウナが凄かった

十勝まきばの家でワイン樽サウナを体験!海外の方も認める新体験でした。サウナドリンクもサウナ飯も完璧な空間。樽から香る匂いがすごいので、アロマ水を使わずにロウリュをしても極上な空間に仕上がります。

サウナで暮らしたことがあるタカヤマ(@takayamasauna)です。十勝サウナ旅の記事をみて、「北海道に行きたい!」「次のサ旅の予定は北海道一択」といった声をいただくようになりました。

そんな方に、超絶オススメしたいサウナがありまして。

どどん!プライベートサウナが3台!

個室サウナでセルフロウリュし放題!!

サウナ水風呂外気浴でととのった!!!

ただ、ここまでの体験ならわざわざ北海道でなくてもよいですよね?東京にはサウナガーデン錦糸町があるし、長野に行けばThe Saunaがある。こちらのサウナ、いったいどんなところが目新しいのでしょうか?

実はこちら、ワイン樽から生まれたサウナなんです!赤とか白があって、チーズや生ハムと最高に合い、イタリアンやフレンチなどで嗜める、日本人も大好きなあのお酒のことですよ、みなさん!

あのワインが、サウナと奇跡のコラボレーション!!!

フィンランドにお住まいの方も「これは面白い」と認めるレベル。世界に誇るサウナが北海道に誕生したのです!

しかし、毎月のようにもの凄いサウナがバンバンできますね…。サウナ目的で、北海道移住をいよいよ考えてもよいかもしれません。

ワインづくりで有名な十勝池田町

ワイン樽サウナがあるのは十勝エリアにある池田町。ぜひ、十勝サウナ旅の旅程に組み込みましょう。帯広から車で30分ほど、北海道らしい大自然の道を走ると到着します。池田町はワインの聖地と呼ばれるほど、ワインづくりで名を馳せているとか。

ワイン樽サウナが設置されている「十勝まきばの家」。

自然あふれる森の中で、カフェレストランとコテージを運営されておられます。宿泊もできるので、サウナとともにアウトドアでのひとときを。

宿泊できるコテージ棟はこちら。とても立派な建物で、もはやホテルと言っても過言ではないレベルです。右側の出っ張った小屋は「ガゼボ」と呼ばれるもので、なんと屋内でプライベートBBQや焚き火を楽しむことができるそうです。

周りの目を気にせず、焚き火を楽しめるのは有難い。焚き火って手軽なようでいて、都市部だとなかなか近所の目が気になって、できなかったりしますよね……。アウトドア環境ならではの、まさにプライスレスな体験です。

ワイン樽サウナの香りでととのう

それではお待ちかね、ワイン樽サウナを体験しましょう。樽サウナはバレルサウナとも呼ばれており、主にプライベート目的で建てられることが多いです。海外ではよく流通しているモデルでしたが、最近は日本でもじわじわと設置数が増えています。

室内の様子はコチラ。バレルサウナでよくみられるのですが、サウナ室の手前に休憩スペースがついており、こちらに着替えやタオル、水などの小物類を置くことができます。

冬は寒さで外気浴が厳しいので、こういったスペースがあるのは有難いですよね。

 

前室で水着に着替え、メインのサウナ室へ入ると、

「これはすごい……」

思わず筆者は驚嘆の声を上げました。既にワインの香りが充満していたのです。樽から香る匂いがすごいので、アロマ水を使わずにロウリュをしても極上な空間に仕上がります。

室内からは外部を見渡せる大きな窓がついており、森に囲まれた大自然の景色を眺めます。樽から香る豊潤な香りと熱を帯びた蒸気に包まれながら、サウナ施設ではなかなか味わうことができない、ここにしかない体験に身に委ねます。

サウナに続き、水風呂もワイン樽でした。水風呂でもほのかに香るワインの匂い…。水風呂の真隣にはイスやインフィニティチェアも完備されていて、外気浴のための導線もばっちり。あまりに良すぎて笑うしかなかった。すごいぞ、ワイン樽サウナ。

中の人に話を聞いてみた

日本のみならず、世界にも驚かれるサウナを作ったのは果たして何者なのか、きっとものすごいアイデアマンなのではないのだろうか…?ワイン樽サウナについて根掘り葉掘り聞きたくなり、「十勝まきばの家」を運営している林会長にお話をうかがいました!

ワイン樽サウナ、ものすごい体験でした!なぜ、ワイン樽をサウナにしようと思われたんでしょうか?

ワイン樽は数年前にオークションで購入したんですが、実は使い道に困っていたんです。はじめはワイン樽をコテージにしようと考えたのですが、ワイン樽での寝泊まりは現実的には難しいことがわかり、その次は焚き火とワインセラーのモニュメントにしようと思ったんです。しかしその案も、コロナが流行して止めてしまいましたね。

えええ!サウナにするためのワイン樽ではなかったんですね。そこからどうやって、サウナに結び付いたんでしょうか?

実は知人が自宅にフィンランドサウナを置いていて、そちらにお邪魔したときに出てきたアイデアなんですね。サウナで汗を流しながら、知人にワイン樽の使い道を相談してみたところ、「その樽って、サウナになるんじゃない?」って突っ込まれたんですね。そこでふと、閃いたんです。

なんと、サウナ室の会話で生まれたアイデアだったんですか!

はい。ちょうどその頃、しんむら牧場の新村さんもサウナを作ると言い出したり、帯広のホテル達がサウナをリニューアルし出したりして、なんとなくサウナの流れがきているなと感じていた矢先でしたね。それから、ワイン樽をサウナにするための改造に着手しました。

(1枚の写真を見せられ)これが、サウナになる前のワイン樽ですか!すごい!

もともとこのワイン樽には、池田町でも高級なヴィンテージワインが入っていて、製造から大体30年ぐらい経ってます。アルコール分は完全に発散していて、サウナ室内で酔っぱらうという心配もなく、かつ室内には香りと色が残っていたので、うまく有効活用することができました。外壁はワインカラーのペンキを塗っていますが、サウナ室内の内壁はそのままですね。

なるほど、だからサウナ室からワインの香りがしたんですね。

紆余曲折を経たワイン樽は、サウナになるということで落ち着きましたが、もともとはワインセラーにしようと思っていた関係もあり、今は十勝まきばの家でワイナリーを作っています。今年中にはプライベートワインを製造して、ワイナリーに泊まりに来ているのを実感できるような施設にしていきます。そういえば、十勝の地サイダーはもう飲まれました?

飲みました!あれ、オロポの代わりになるサウナドリンクとして打ち出していますよね。

実はあのサイダーも、私達のところで手掛けているんです。池田町の地サイダーはワインの元にもなっているぶどうを使用していて、人気商品のひとつになっています。このサイダーと一緒に、我々のレストランで販売している「やばいチーズバーガー」を提供していますので、宜しければサウナ後に是非。

うわー!サウナドリンクもサウナ飯も売り込み完璧じゃないですか。やばいチーズバーガーとか、完全に食べるしかないやつですね…。

うちの農園で作っているミニトマトのソースが隠し味になっています。農園ではミニトマトと、もちろんワイン用のぶどうも作っています。十勝は冬の観光需要が下がる傾向にあるので、ドリンク用のミニトマトやぶどうを作ることで、きてくださる方に農園体験も提供したいと思っています。サウナや農園体験はあくまで入り口として、ゆくゆくは関係人口を生み出せるような地域貢献を果たしたいですね。

ワイン樽サウナに、サウナ後の飲食も完璧、そして農園でワインづくりとか夢みたいな過ごし方ですね。周りにワインとサウナ好きがいたら、「十勝に即行くべし」とアピールしておきます!

ははは、ありがとうございます。十勝まきばの家としては「好きな人たちだけで過ごす、癒しの空間の提供」をテーマにしていきます。コロナウイルスが流行する中、自然あふれる環境ならではの癒しに求めに、ぜひお越しいただきたいですね。

最後に

ワイン樽サウナのレポート、いかがでしたでしょうか?サウナはもちろん、ワイン樽のストーリーと、今後新設のワイナリーや農園体験を通して、ワインのカルチャーをまるごと味わい尽くせるのは魅力的ですよね。

まさに十勝でしか味わえないサウナ、ここにしかないを体現している素晴らしい施設だと筆者は感じました!

十勝まきばの家

住所:〒083-0002 北海道中川郡池田町清見144
営業時間:チェックイン:15:00 チェックアウト:10:00
料金:
➀ロッジ休憩プラン(ワイン樽サウナ80分付/サウナ利用定員3名)
※上記プランの利用時間は、12:00〜14:30まで。ただし、サウナの利用は、12:20〜13:40の80分利用が可能です。1棟6,600円(税込)
②コテージ宿泊オプション(ワイン樽サウナ付/サウナ利用定員3名)
-サウナ利用80分コース(15:20〜16:40、17:00〜18:20)3,850円(税込)/1樽
-サウナ利用120分コース(16:00〜18:00)5,500円(税込)/1樽公式サイト:https://makibanoie.com/