【道東観光ならここも行くべし】北海道別海町でジャンボな料理を食べる!
北海道別海町はジャンボグルメで有名なスポット。別海町でしか獲れない「ジャンボホタテ」「ジャンボアサリ」は目を疑うほどの大きさで、噛むとうまみがジュワー。今回は、さらに北海道の自然が生み出したドドーンとそびえる肉料理もいただいてきました。
人は誰しも大きい物に惹かれ、感動さえ覚える生き物です。特に超巨大=ジャンボな物は昔から世界中の人々の関心を集め、そして愛されてきました。理由はよくわかりませんが、とにかく大きいことはいいことなのです。
北海道別海町には、そんなみんなが憧れるジャンボでおいしいメニューがたくさんあるそうです。これは行くしかありません。
目次
北海道道東エリア
別海町がある北海道の道東エリアは、世界自然遺産知床やマリモで有名な阿寒湖、タンチョウが年間を通して生息する釧路湿原など有する釧路、十勝など見所満載なエリアです。
東京からは釧路空港や女満別空港、中標津空港などの空港まで飛行機で2時間程度。そこから、車で2~3時間走れば、それぞれの観光地に到着します。
すばらしい自然が楽しめるだけでなく、涼しい気候を活かした生乳の生産も盛ん。さらには大規模な農場、豊かな漁場まであり、おいしいものがたっぷり楽しめるエリアでもあります。
ジャンボな町・別海町
別海町は北海道道東地域にある、人口15,251人の町です。東京都23区が2つも入るジャンボな大地と豊かな漁場を持ち、おいしいものがたくさんあります。特に生乳生産量は日本一で、牛の数が町民の約7倍もいます。
野生動物の宝庫である野付半島をはじめ、クルージングやガイドツアー等様々なアクティビティもあり、一年を通して観光することができます。釧路空港から車で2時間程度で行けます。
そんな別海町は豊かな大地と海のおかげで北海道有数の食材王国。北海道がすでに食材王国なのに、その中でもトップクラスだなんて、最高ですよね。しかも町にはジャンボメニューがあふれており、アイドルになる夢が叶った次の日に紅白にでるみたいな奇跡が体験できる場所なのです。
ジャンボメニュー若鶏カツ定食の「はまなす」
今回はジャンボな別海をより深く知るために、別海町観光協会の山内絵理さんに協力していただくことにしました。2人いれば、ジャンボメニューでも楽勝な気がします。
まず手始めに町内のジャンボメニューで有名な「はまなす」さんへ案内してもらいました。
ここでは、町民も大好きな「ジャンボ若鶏カツ」を食べることができます。今年は酉年だし、縁起が良さそうです。
はまなすさんはアットホームな雰囲気の定食屋で、別海町のご当地グルメ「ジャンボホタテバーガー」やジャンボ盛りの定食で有名なお店です。
若鶏カツ定食はお店でも人気のメニューで、老若男女に愛されています。特に若い方や学生にはうれしいドカ盛りで、ジューシーで肉厚なチキンカツがこれでもかというほど盛られています。
お皿から湧き出ているのかな、と思うほど食べても食べても減りません。おいしくて幸せなのに、お腹いっぱいになってさらに幸せになれる、そんな天国のようなメニューです。
ジャンボホタテとアサリの「ミートハウスながの」
次に訪れたのは、別海町が誇るジャンボ食材の「ジャンボホタテ」と「ジャンボアサリ」を食べることができる「ミートハウスながの」さんです。
この「ミートハウスながの」さんは、別海町の特産品である乳牛を育てていたオーナーの永野孝浩さんが、長年の夢であった黒毛和牛の飼育に挑戦し、半年ほど前にオープンしたお店。知る人ぞ知るおいしいお肉のグルメスポットです。
お肉だけでなく、地元「尾岱沼(おだいとう)」で穫れる野付半島産のおいしい海産物も、予約すれば楽しむことができます。
野付沖の天然ホタテは肉厚で、おおぶりなのに味は濃厚という、スーパースターのようなホタテです。人気投票なら3年連続で1位になり殿堂入りすると思います。そのおいしさの秘訣は野付半島と国後島にはさまれた狭い海峡。ここにエサとなるプランクトンを豊富に含んだ潮が流れ込むことで、最高品質の海産物が育つのだそうです。
ぷりぷりの身からじゅわーっとホタテのエキスが染み出ます。「人はみな海から産まれた」というなら、これはまさに母の味なのです。さらにそれがジャンボ。母なる海の大きな愛を感じます。
紅いジャンボホタテ
次にホタテが旬な時期にしか食べることのできない、幻のジャンボメニューも紹介していただきました。それが紅いジャンボホタテのルイベです。
この紅いホタテは大変稀で貝を開いてみてはじめてわかる、見つけたらラッキーなホタテです。ジャンボで紅くて、珍しい、そんな見つけたらハッピーになれるような食材で、地元の方でもなかなか手に入らない一品です。
噛むと、ホタテの貝柱特有の繊維を全く感じない滑らかな噛み心地で、甘みだけがとろりと舌の上に広がります。北海道の山ワサビを添えて食べると、より甘みが増し、うまみで溺れそうなほどです。
ジャンボアサリの酒蒸し
ホタテだけではありません。ここ別海町では、アサリもジャンボなのです。もうジャンボのオンパレードで、ゲシュタルト崩壊気味です。アサリなのにハマグリみたいなので、見た目も名前も混乱します。
大粒なアサリはホタテ同様、うまみが凝縮されていてエキスが口いっぱいに広がります。大きく育ててくれてありがとう。そんな海への感謝の思いもあふれてくる一品です。別海町のジャンボな貝達を、海を見ながら食べられるなんて最高のシチュエーションです。
ポークチャップの店「ロマン」
最後に訪れたのは「別海のジャンボメニューと言えばここ!」と山内さんが太鼓判をおしてくれた、ドライブスルー「ロマン」さん。ここでは別海町のジャンボメニューの中でも超ド級のメニューに出会うことができます。
お客さんの驚く顔が見たくて、オーナーが常連さんへの裏メニューとしてはじめたこのポークチャップ。まさにジャンボメニューの町別海を代表するメニューです。運ばれてくると店内にいたお客さんの目線を独り占めしていました。
ロマンのポークチャップは生のロース肉をじっくり45分ほどかけて焼き上げています。カリカリの部分と、柔らかい部分が混在しており、甘過ぎないソースが豚肉のうまみをさらに引き出します。豚さんありがとう。
山内さんが隣で、矢野さんまだ食べるんですかと聞いてきますが、どうみても山内さんの方が肉が大きいです。しかも食べるのが早い。さすがジャンボな町の観光協会職員です。ジャンボ慣れしすぎています。
とってもおいしいのですが、さすがにジャンボすぎてお腹がいっぱいになってきました。どのくらいお腹いっぱいか聞かれたら、腹十二分目と答えたくなるくらいいっぱいです。ロマンさんではそんな時のために、持ち帰り用の容器も販売してくれています。
ジャンボな町のジャンボなおもてなし
別海町は美しい自然とおいしい食材、そしてなにより親切でやさしい人々が迎えてくれるとても良いところでした。そんなジャンボなおもてなしに冬だけど暖かい、いや、暑いくらいだ、と思っていましたが、それはこの取材でたっぷり脂肪がついたせいだったかもしれません。
取材協力:別海町観光協会