「ふれあえすぎる」動物園!?ノースサファリサッポロの閉園後に潜入してみた
北海道札幌市南区の動物園、ノースサファリサッポロは触れ合え過ぎる!冬の北海道旅行、雪の影響で冬季は閉鎖する施設もあり、景色を楽しむことが多いと思います。しかし、景色×動物が一番最強なのではという仮説の元、最高の動物園に行ってきました。
SPOTをご覧の皆さま、初めまして。くつざわ(@kutsuzawa_desu)と申します。
突然ですが皆さんは北海道という地域に足を運んだことがありますか?
まあ別に足を運んだかどうかは私からしたら非常にどちらでもいいのですが、記事の冒頭ってこういうこと聞かないと始まらない感じがします。
さて、北海道という文字を見たときに思い浮かべることと言えば絶対に「ノースサファリサッポロ」ですよね。絶対にです。
「冬の北海道ならではの雪景色スポットがあるだろ!ふざけないでください」と言いたいのもわかります。旅行者の多くは、一面の雪景色を目当てに計画を立てるのではないでしょうか。
実は、北海道の冬の観光スポットが「風景」のカテゴリに寄っているのには理由があります。
私の知識を惜しまず出すと、なんと北海道は冬にめちゃくちゃ雪が降るのです。それはもうしこたま降ります。
ここからはもう現地の人から聞いた話なのですが、その雪の影響で、夏季は営業中のテーマパークでも冬季は閉鎖してしまうところが多いんだとか。
上記の理由で、「冬の北海道といえば風景観光」のイメージに寄っているのかもしれませんね。
都会の喧騒に疲れ切った皆さんが、一面の冬景色で癒されたい!という気持ちで観光スポットを選定するものわかります。が、
「本当に雪景色だけで癒されるの?」
ということです。もちろん非日常の景色に癒されることには同意ですが、もしそこに何か他のエッセンスが足されたら最強ではないでしょうか。
そこで一つの仮説を提唱しましょう。
「景色×動物って最強じゃない?」
これです。癒されるものと癒されるものの組み合わせに勝るものはないんですよね。
ということで、今回の記事では私が実際に冬場に足を運んだノースサファリサッポロを紹介していこうと思います。
目次
ノースサファリサッポロに潜入。ところが…
子猿などを嗅ぎたい気持ちを胸に車を走らせ、話題のノースサファリサッポロに到着しました。
時は16時。日も暮れつつあり、なんだか写真が薄暗い…。
筆者は画像を明るく加工することさえできないのでしょうか?
にしてもお客さんがいないなあ、と思ったら一台のバスから顔を出したおじさんが一言、「今日はもう閉園したよ〜」と笑顔で言うのです。
営業時間は10時〜16時まで。
実はこのノースサファリサッポロ、季節によって営業時間が変わってくるんですね。冬季は営業日も限られてくるので皆さんもこうならないよう、来園前は必ず公式サイトをチェックしましょう!!!
ノースサファリサッポロ営業時間:https://www.north-safari.com/time
悲しむ私を見た同行スタッフが黙って受付に向かって歩き出しました。1分ほど何か話し合っているなと思っていると、帰ってくるやいなや「入場していいって〜」とのこと。嬉しさよりも「この人は何を言ったんだろう」とひたすら不思議でした。
ということで今回はお言葉に甘え、閉園後の動物たちと触れ合ってみることに!こんな機会滅多にありません…!!!
閉園後なので終了しているコーナーもありましたが、それも随時紹介していきたいと思います。
いざ、閉園後の園内へ
さて、お待たせいたしました。お待たせしすぎたかもしれません。皆さんもそろそろかわいい動物が見たくてうずうずしていることでしょう。
空腹は最高の調味料と言うように、動物の可愛さを共有するタイミングを見計らっていたところです。
ということで、とりあえず園内をスルーし、まず売店へ向かいます。
順番なんて誰が決めたわけでもないので、好きに行動しましょう。
「動物園の売店ともなれば、そりゃもうかわいい人形とか売られてるんだろうな〜」と、期待に胸を踊らせながら入店しました。楽しみ!
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「自己責任Tシャツ」
「しっかりM.L.XLサイズがご用意されてるじゃん」
「自己責任クッキー」
「クッキーじゃん」「もう『自己責任』が語録として扱われてるじゃん」
ここまで「自己責任」を押してくる動物園は見たことがないので、甚だ興味が湧いてきました。
ただ、先に売店に行くと不安がすごいことになってくるので、来園する際は一般的な順番で園内を回ることをお勧めします。
かわいい動物に癒されよう
そろそろ読者からの「動物を出せー!!」という声が聞こえてくるので、惜しみなく可愛い動物たちを紹介していきます。
まず園内に入り道を進んでいくと木製の扉が現れるので、とりあえず開けてみることに。
あ〜、すぐに動物に囲まれるタイプの場所なんですね!だいたい把握しました。
この写真には写っていませんが、すぐ横にカンガルーとかいます。なんなんですかねこの世界線。
背後を振り返ると、ほぼ同じエリアにペリカンがいました。
子供が泣くぞ
暗さもあってか、食物連鎖の頂点にでもなったような雰囲気を醸し出しています。閉園後ならではの怖さですね
このように、まず動物に背後を取られるようなふれあい広場がお出迎えしてくれるような動物園です…。しかし可愛いのも事実ですね。
体験コーナー紹介
ライオンに餌やり
さて、少し進むと大きな檻が見えてきました。
百獣の王、ライオンですね。実はこのノースサファリサッポロにはたくさんの「体験コーナー」があり、その中に「ライオンに餌やり」があります。
物足りない人に肉球タッチ体験もしっかり用意されているようです。
(肉球タッチ…..???)
このサイズのトングで餌をあげるとのこと。気分はバーベキューですね。
ビビリの私はこの距離感で写真を撮るので精一杯でしたが、勇気のある方は餌やりもしてみてください。自己責任で。
ニホンザルに餌やり
飼育員さんが「怖がりですね。笑」と近づいてきたので、「笑ってんなよ」と思いながら胸元に目をやると…
子猿ちゃ〜〜〜〜〜ん!!!!!
こっち見てるのかわいい〜〜〜〜!!一体前世でどんな徳を積めば胸元に子猿をすっぽり隠しておけるのでしょう??
いいえ、徳を積まなくても大丈夫。たった300円でニホンザルと触れ合えることが可能です。
あまりに体験コーナー数が多いので、イラストに頼って一部ご紹介しましょう。
そういうことです。
煩悩の多い人は、一度この体験コーナーで癒されてください。
ジャングルゾーン
ライオンの檻の奥にはジャングルゾーンという建物があったのでいざ潜入することに!ここにはジャングルで生活する動物たちがたくさん。
お掃除をしていた飼育員さんを見て、「そういえば閉園後だった」と思い挨拶を交わすと、「あ、そのトカゲちゃん抱っこしてもいいですよ」と一言。
これ会話成り立ってますか?
「トカゲを抱っこ」という概念がなかったので焦りながらも、抱っこであろうスキンシップは取れました。
顔がひどい
大きなリクガメもいました。どんな感情の時の顔?
たくさんの種類の亀がいましたが、私には到底見分けがつかなかったので割愛します。気になる方は多分ググったら2分くらいでわかります。
ワオキツネザルの尻尾もふさふさもふもふできます。こんな至近距離でワオキツネザルがぴょんぴょん飛び回っているのを見れるのも珍しいですよね。
お尻しか見えていないですが、顔は自分の足を使って確認しに行ってください。甘えるな。
ちなみに、このワオキツネザルくんには餌やり体験もできます。
ナマケモノ!近い!
本当にぐっすり寝ていたので、起こさず次の部屋へ。睡眠不足のみなさんもこの寝顔を見て妬ましい気持ちになってみては?
このナマケモノの動く姿が見たい方、おめでとうございます。ノースサファリサッポロではしっかり餌やり体験もご用意しています。
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進んでいくと、いくつか扉があります。部屋ごとにいろんな種類の動物が出迎えてくれる素敵な場所ですね。
あれ、なんか部屋のど真ん中に立て看板がある…。
すぐそこにめちゃくちゃ鳥たち、いるんだが?
この動物園は人を怖がらせるのが上手いですね。ただ、一応取材に来ているので「人の骨を砕くかもしれない鳥」とも写真を撮らねばならないのです。
威嚇されまくりで速攻退出しました。すいません。手前のボケてる赤と青の何かは鳥の尻尾です。
実は骨を砕かれたくない一心で早々に退出してしまったこの部屋、他にもたくさんの動物がいました。
上の写真、気付きましたか?
ラマ………ですかね…………………???
とにかく鳥類以外の何かがいますね。
そしてこちらもご覧ください。
リス……………かなぁ………………??????
私はなんの動物と触れ合おうとしていたのでしょうか。
同行スタッフに「え!?この部屋もう出るの?だめだよ写真撮らないと!」と言われるくらい早く逃げ出したので記憶が曖昧ですが、骨を砕く鳥の部屋にはかわいい動物たちもいたことは確かなので、逃げずにチェックしてみて下さい。
ちなみに、このジャングルコーナでは可愛いバクの夢ちゃんがいます。夢喰いバクの餌やりコーナーもあって、餌に悪い夢を描いて食べてもらうこともできるようです。
今回は閉園後ということでお休みの動物も多かったのですが、通常営業時には他にもたくさんのエリアが楽しめます。
キツネエリア
私がお伺いした時は冬季仕様になる直前だったのですが、冬季シーズンになるとまずはキタキツネ・プラチナギツネ・ホッキョクギツネがお迎えしてくれます。
キタキツネが抱っこできる体験コースもあるので、思う存分もふもふしてしまってください!
フクロウのかまくら
北海道の積雪量なのでかまくらどころか、かまくらにすっぽり入ったフクロウたちが見れます。
なにこれ可愛いじゃないの…。
フクロウで癒されたと思ったらすぐ横に「珍獣ふれあいコーナー」があり、大蛇を首に巻いてる人とかがいる感じのなかなかのカオスです。いい意味で。
ノースサファリサッポロ、すごくない?
さて、ビビリな私はところどころ取り乱してしまいましたが、このノースサファリサッポロには約100種類の動物がいます。
この動物園の目玉である「デンジャラスゾーン」は冬季はお休み中ですが、冬季限定イベントではニホンザルが雪中で温泉に浸かる姿が見れたりと、冬にしかない内容も盛りだくさん!
隣接する駐車場には、大量に降る雪を利用した犬ぞりやウェイクボードなどのアクティビティコーナーもあり、長い時間楽しめてしまう天国です…。
さらに冬季は、アニマルグランピングが可能です。コテージやテントで北海道の星空を眺めながら、お気に入りの動物と触れ合ってみてください。
個人的にはマイクロブタと布団の上でイチャコラできると聞いて、なおさら行きたくなりました。
何より、鳥類の威嚇でビビりまくった心を癒してくれる小動物たちのふれあいコーナーが最後の最後に現れて「この動物園、タイミングもわかってやがる…」と思いました。
冬季限定のイベントや日程確認、あの写真のラマっぽい動物、リスらしき動物はなんだったのか気になる方は、公式サイトをご確認下さい。(答えは行かないとわかりません)
さて、今回お伺いしたノースサファリサッポロですが、スリルも癒しも同時に味わえる動物園です。(私はスリルの部分は控えめにしましたが)
「とにかく動物が近い」と、SNSでも話題になるこの動物園。私もビビらずにもっと触れ合えばよかったです。
ぜひ、ノースサファリサッポロでしか味わえない動物とのふれあいを体験してきてください。
ノースサファリサッポロ
住所:札幌市南区豊滝469番地1
電話:080-1869-6443
詳細:https://www.north-safari.com/
動物園の近くには温泉街も
動物欲は満たされたわけですが、やはり冬の北海道ということで雪景色も堪能したいですよね。
ノースサファリサッポロは札幌市南区にあるのですが、同地域に温泉も楽しめる定山渓という場所があります。車でおよそ15分という立地なので、動物園で楽しんだ後は温泉街でゆっくり過ごすのも素敵です。
評判のいい旅館やホテルが集まっているので、もう宿選びも幸せな時間確定ですね。ファミリー向け、女子旅向けなど、様々なニーズに合った宿が多いので、旅行前にみんなで宿決めとかすると楽しさ倍増です。
周辺には温泉以外にも様々な景観が楽しめる観光地があるので、興味のある方はこちらの定山渓観光協会の公式サイトを見てみてください。
冬だからこそ北海道に行くべし
今回は札幌市南区を紹介していきましたが、冬の北海道は見所が非常に多くあります。
雪景色は例年3月まで楽しめるので、都会の喧騒に疲れた方などは足を運んでみて下さい。
ちなみに私は当時付き合っていた方と北海道旅行に行った一週間後にフラれましたが、問題は北海道ではないので、旅行自体は非常に充実していました。
つまりどんな人とでも楽しめる場所だということです。え?
「白い恋人テーマパーク」にて、ミニゲームのハンドルを本気で回しすぎて隣の幼児に引かれるくつざわ
ご一読ありがとうございました!