セクシー男優「しみけん」が語る!「女性を絶対にゲットするデートコース」のススメ
しみけんさんに出ていただけるなんて思いませんでした(SPOT編集部) 女性の気持ちが分かるセクシー男優しみけんならではのおすすめの都内デートコースをご紹介。三軒茶屋にある謎の名所や牧場、山登り、変わったグルメ等、東京にこんなところがあったのかと意外な発見があるかもしれません。ネタかもしれないしみけんデートをお楽しみください。
皆様、こんにちは。セクシー男優のしみけん(@avshimiken)です。
セクシー男優ってなんだ!? と思われる方もいるでしょう。
セクシー男優とはつまり、18歳以上の男女が見ることの許されている「エッチな映像」に出演している男優のことです。僕は18才からこの職につき、今年でキャリアは19年目。約8,500人の女性と体を合わせ、そこから性や男女の考え方、性の悩み、人間関係など様々なことを学びました。
つまりは経験則から、巷の男性よりも女心がわかっている「つもり」であります。(あくまでも”つもり”です。僕は人生で4回、女性が理由で貯金が0になりましたので)
そんな僕のところに後輩のサクマ君から1通のメールが。
「しみけんさん、もうKIRINは嫌です。どうやったら彼女ができますか?」
相談者の名前は「サクマ君」。36才。
KIRINとは「彼女いない歴=年齢」のことで「Kanojo Inai Reki Iko-ru Nenrei」の略。サクマ君はその爽やか風(?)の見た目とは裏腹に、彼女ができたことがないのです。
彼女ができない理由には原因があるわけで、僕もその原因には気づいていました。
それは「話がとてつもなく面白くない」のです。会話をしていても「最高ですね!」の相づちしかできない本格的なコミュ障。
そんなコミュ障のサクマ君に相談されても困るので今まで無視をしていたのですが、唐突に
「高い焼肉を10回ごちそうさせてください」
とのメールが。
脊髄反射的に「じゃあ、今回だけは特別に相談に乗ろう」と答えている自分がいました。そして1回目におごってもらった肉がこちら。
合計金額は……
お、おう。驚異の25,000円オーバー。
さすがにこれだけ美味い肉を奢ってもらったら、相談くらいには乗らざるを得ません。
ってことで、KIRINサクマ君36才を救うべく僕が「狙った女の子を口説き落とすデート」を考えました。
題して
普通のデートに飽き飽きしてしまったあなたに贈る「都内の名珍パワースポット」で彼女をゲット!?
デート当日。渋谷の税務署前で待ち合わせ。
時間通りに来るサクマ君。
ここでアドバイス!
●待ち合わせは女の子より早く着くべし●
「待たせちゃったかな?」と思わせることにより、精神的イニシアチブが少し男側に傾く可能性が。なので、確実に女の子より早い時間に到着しておきたいものです。
彼女を作るためには1%の努力も惜しんではいけません。
サクマ「ちなみになぜここが待ち合わせ場所だったのですか?」
しみ「よく見たまえ。渋谷税務署の前には2.26事件の慰霊碑が立っているだろう。よくわからんが、この将校様達が恋愛成就を後押ししてくれるらしいで」
サクマ「マジっすか! 最高っす! ありがとうございます!」
素直なのはサクマ君の良い所なのかもしれない。
そして、車に乗り込みます。
やはり車はデートには最強のアイテムと言えましょう。車を持っていない人もレンタカーや、最近ではカーシェアなんかが便利なので駆使すると良いと思います。
二人っきりの時間を共有でき、会話や音楽なども聞けるし、乗せられている方はとっても楽チン。そして何より手をつないだり、キスしたり……千載一遇のチャンスを逃さなくてすむ。
恋と税務署は突然やってくるものなのだ。
ここで気を付けたいのは「運転の態度」。車を運転すると人が変わってしまうことも多いし、自分の本心をさらけ出すこととなる。車の運転には運転者の「人柄」が出てしまいがち。
女性はそういう変化に敏感なので、せめて女性を乗せているときは、徹底した遵法運転と譲り合いの精神をこころがけたいものです。
と、このように怒鳴り散らすのはやめましょう。高確率で女性が引きます。
三軒茶屋のテル子女神像
さて、僕たちがまず向かったのが三軒茶屋駅から歩いて数分のところにある銅像「テル子女神像」。
サクマ君「テル子って誰ですか?」
しみ「僕も知りません」
テル子さんが自分で建てたとの噂だが、何のために・なぜここに建てたのか不明で、地元民にもあまり知られていない。が、「三茶の守護神」「太子堂名物」と呼ばれている。
そのテル子女神像、いざ探してみるもなかなか見つからない。地元と思わしき主婦数人に聞くも「えっ!? そんなのがあるなら私も拝みに行きたいわ」とマジで知られていない。
聞くこと4人目。宅配業者の女性に聞くと「そこの路地を入って、右手に銅像があったような……」との有力情報。宅配業者はその地域に精通してる説は本当でした。宅配業者さんありがとう。
そして発見した「テル子女神象」。
本当に誰なんだろう。
サクマ「ここに連れて来るのが、本当に女性にモテるデートプランなんですか?」
しみ「さあ?」
サクマ「焼肉泥棒じゃないですかそれ」
しみ「あれ? なんかこのビルもちょっと変わってるなぁ」
しみけんおすすめのラーメン屋へ
サクマ「しみけんさん、小腹がすいてきましたね。」
ってことで、ちょっと気になるラーメン屋へ。
車で三茶から走ること30分。
サクマ「ここは?」
しみ「ここは数ヶ月前にトラックが突っ込んで話題になったラーメン店やで」
サクマ「それって女性が喜びます?」
しみ「うん」
先客3人。空席2つ。タイミングよく入れた。
そして、つけ麺とチャーハンが登場。
「子供の頃に食べた近所の中華料理屋の味!」という表現がぴったりくる美味しいチャーハンでした。
早めに食べて次のデートスポットに。
サクマ「しょっぱいものを食べると甘いものが食べたくなっちゃいますね」
と、至極当たり前の事を言ってくる男サクマ君。
この男の会話は「1+1=2」なのだ。
男は少しでも笑いや「その切り口、斬新!」「初めて言われた~」と言われたいから変化球を放りがちだが、この男は30km/hのストレートしか投げられない。
しかし今更そこを指摘しても治らないだろうから、無視をしようと自分に言い聞かせているうちに次のデートスポットに着いた。
23区内に唯一存在する牧場 小泉牧場
ここは東京23区内に唯一存在する牧場「小泉牧場」。
朝搾りたてのお乳から作られたアイスクリームが食べられるんです!
「すみませーん」と尋ねると奥からめちゃくちゃ人のよさそうなおじいさんがひょこひょことやってきた。
「アイスクリームを食べに来たのですが」と伝えると牧場の向かいに販売所があるとのこと。
おお! あったあった!
どれも美味しそう!
牛を眺めながらのアイスクリーム。食べてみると……美味い! 美味いよコレ!
歯ごたえが「シャリシャリ」とサッパリしてるのに濃厚で甘い! 感動してバクバクと一気食い。
「牛さんを写真に撮ってもいいですか?」と尋ねると「かわいそうだからやめてあげて」と牛愛を感じる返答。
確かに街を歩いてて、いきなりカシャ! って写真撮られたらいやな気分になるよね。ごもっとも。
モ~モ~、牛ってこんなに鳴くのね。終始鳴いている。でもなんだか心地いい鳴き声。牛の鳴き声には人をリラックスさせるアルファ波が出ているに違いない。
帰ろうとすると車に無数のハエが止まっていた。牧場に来た感をハエが演出。靴にもいい感じで泥がつき、車内にも土のにおいがする。
そんなのどかな雰囲気になって次に向かう先は……箱根山という山。
5分で登れる箱根山
「え~山って遠いし、登山の用意もしてきてないよ~」と思うかもしれませんが、この箱根山は新宿の戸山公園内にある、東京山手線内の最高峰で標高44.6m。
入口から山頂まで約5分で登れて、なんともお手頃に自然を感じられる山なのです。
小泉牧場から車で走ること30分。新宿の戸山公園に移動し、箱根山の文字発見。
おお! 仲のよさそうな老夫婦も山に登ろうとしてます。
入山。
あっという間に登頂。
ちゃんと山頂標識もあります。東京のど真ん中なのに空気がきれい!
ヤッホーと叫けぶも何も返ってきません。
周りを見渡していると「登頂証明書」がもらえるとの看板を発見。
んー……んんん!? ここから約1km!?
時間にすると15分はかかる。山登るより、登頂証明書をもらう方が時間がかかるやんけ!
ってことで登頂証明書をもらいに行きました。
なんか嬉しい!
吊り橋効果で距離が縮まる明治大学博物館
登頂した満足感を胸に引っ提げて、次に向かったのは千代田区神田駿河台にある明治大学博物館。
ここは日本で唯一、中世ヨーロッパで拷問に用いられたとされる拷問具「鉄の処女(アイアン・メイデン)」の他、国内外の処刑具・拷問具を含む刑事関係資料が無料で見れるのだ!
怖~いモノを見るとドキドキして脳が「恋か!?」と勘違いをするあの有名な吊り橋効果を演出しましょう!
ギロチンもアイアン・メイデンの隣に置いてあります!
「ギロチンはフランスの内科医ギヨタンが発案してギロチンなんだけど、本人は不名誉だって苗字を変えたんだって」なーんてうんちくを披露してドキドキデートを楽しみましょう。
博物館の中はけっこう広く、様々なものが展示されています。
サクマ「これ、デートスポットですか?」
しみ「うん。デートスポット」
博物館を巡っていると小腹が空いてくる時間になりました。
そこで僕がおすすめするのが、明治大学博物館から車で5分のところにある中華料理「五指山」。
牛のペニスが食べられる食堂
ここには今夜、ゴールを決めるのに大切なアシストを演出する食材「牛のペニス」が美味しく食べられるのです。
電話で予約し(人気店なので予約するのがベター)、店内に。
アキレス腱も注文。
おかみさんに「ペニスは好きですか?」と尋ねると「すきすき! 美味しい!」とのこと。
目の前のカウンターの背が高く全く調理の手元が見えない。厨房に飛び交う中国語の中で「ペニス、ペニス!」だけが理解できる。
そしてやってきた。
おお! 美味そう! そしてニンニクのいい匂い!
ニンニクをこれほどまでに入れなければならないほどの臭みなのかな!?
けっこう見た目がペニス。
実食。若干まとわりつくゼラチン質でブニョンブニョンとした食感。味はとろとろのニンニクの味。ペニス自体に味はあまりなさそうです。
サクマ君が「うゎ~本場の味だ~」
と騒いでいるので「中国行ったことあるの?」と聞くと「海外に行ったことないッス」。
さぁ、ここまで刺激的な経験をしていたら心も開いてくるでしょう。
女性が男性に対してセックスを意識する瞬間は「ボディタッチをされたとき」が多いです。
とはいえ、いきなり手をつないだり、握ったりはリスキーなので「手相を見せて! 絶倫線ってのがあるんだって!」とペニス料理と手相に乗っかって相手の手を取って見てみましょう!(絶倫線に関してはググってくれ!)
そこで手を触って「生理的に大丈夫」と思われたらこっちのモノ。ペニス料理屋を出て駐車場まで手をつないでムードを作りましょう!
そして最後に向かう先は……最終目的地・ラブホテル! それも1973年に開業した日本初の本格的ラブホテル「目黒エンペラー」。
歴史と伝統のラブホテル
開業当初は「ゴンドラバス」などの豪華なインテリアが話題となり、全国にお城型のラブホテルが増加するきっかけを作りました。
「ラブホテルに行ってみたい!」という女の子は多いもの。上記の説明文で興味を持たせ「中も見てみる?」と聞いてみましょう!
よほどの好意がない限り、ラブホテルへのお誘いを1回目で即OKすることは稀でしょう。女の子は1回引いて、それでも誘われて「しょうがないなぁ~そんなに行きたいなら……」という建前を作りたがる生き物です。
3回本気で断られたら今回は諦め、次につなげるのがベターでしょう! その際は「目黒だけに目の前真っ暗や! 次は目白のホテルにしよっと!」くらいのシャレをかましてその場の空気を和やかにしましょう!
そんなこんなで、僕も満足しちゃったのでここでサクマ君とバイバイ。
サクマ君は「本当に今日はしみけんさんとデートできて楽しかったです!」と興奮した様子。
イイやつなんだけどなぁ。KIRINを卒業できるよう祈っておきます!
あー、疲れた。
いかがでしたでしょうか。僕なりのデートコース~しみ散歩~。
まだまだ身近にも恋を成就させる奇妙で時空のゆがんだようなスポットがあるはずです。女性がちょっとした刺激を好むとするならば……一緒に巡ってみるのもいいかもしれませんね(^^)/
皆さんに幸あれ!
しみけん(@avshimiken)