【魔境】ベトナム・ホーチミンのカオスすぎるテーマパーク「スイティエン公園」見どころを徹底解説
ベトナム・ホーチミンの郊外にあるカオスな観光地「スイティエン公園」。一部では「狂ったディズニーランド」とも呼ばれているほどの、見どころとツッコミどころが満載のテーマパークです。写真集『奇界遺産』の表紙としてもおなじみの巨大建造物のほか、ハリー・ポッターをテーマにしたお城や最新のVRアトラクション、大迫力のワニ釣り体験まで、旅行大好き夫婦が見どころを徹底的に解説します!
こんにちは!
阿佐ヶ谷在住のフリーライター夫婦、山岡ソースケ・リホです。
ブログ「ユリイカ・ユリイカ」を運営しながら、月1回のペースで旅行に行ってます。
今回ご紹介するのは、ベトナム・ホーチミンの郊外にある「スイティエン公園」。
アトラクションあり、
プールあり、
仏像ありの、ベトナムが誇る巨大テーマパークです。
極彩色に彩られる園内は奇妙なオブジェが乱舞して、まさしくカオスな空間。
そんな、魔境ともいえる「スイティエン公園」の魅力を早速解説していきます!
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目次
仏教のテーマパーク!? スイティエン公園とは
世界の有名テーマパーク12選にも選ばれた「スイティエン公園(Suoi Tien Theme Park)」。
ベトナム・ホーチミンの郊外にあるこの公園は、東京ディズニーランドとシーを合わせた面積よりも広い広大な敷地面積を誇ります。だだっ広い園内に、謎のアトラクションや建造物がひしめき合う様はまさに不気味…いや、壮観の一言。
仏教やベトナム神話をテーマにしているので、いたるところに極彩色のオブジェが置かれているのも魅力の一つ。
ベトナムっ子にも大人気の屋外プールは、フォトグラファー・佐藤健寿さんの写真集『奇界遺産』の表紙としても有名です。
入園料は大人7万ドン(約350円)、子ども3万5,000ドン(約170円)。
アトラクションはそれぞれ別料金がかかり、3万ドン(約150円)~5万ドン(約250円)程度のチケット料金が大半です。
スイティエン公園へのアクセス
スイティエン公園へのアクセスは、ホーチミンからバスで約1時間。
ホーチミンの観光名所「ベンタン市場」のすぐそばにあるバス停から、19番か53番のバスに乗ります。
電光掲示板でバスの到着時刻も表示されているので、分かりやすいです。
バスの料金は一律6,000ドン。日本円にすると約30円。安い!
乗車すると後からチケット売りがやってくるので、座って待っておきましょう。
バスは車内アナウンスがないことが多いので、乗車中は窓の外に注目しておく必要があります。スイティエン公園が近づいてきたら右側に怪しい建物が見えてくるので、右側の席に座っておくのがおすすめです。
また、バスを降りる意思を示さないと停車してくれないので、目的地に近づいたらドアの前に立って待っておきましょう。バスが完全に停車するまで立ってはいけない日本との、文化的ギャップを感じられます。
まさしくカオス! スイティエン公園の見どころを徹底解説
圧倒的なスケールで見るものを虜にするスイティエン公園には、アトラクションやプールなど子どもから大人まで楽しめる見どころがいっぱい。
奇抜で怪しい、こってりとした世界観にどっぷりハマれるアトラクションの数々を見ていきましょう。
アトラクション
スイティエン公園のアトラクションは、どれも少しチープで独特な世界観のものばかり。
というか、最初に言っておきます。全部お化け屋敷です。
ハリー・ポッターのお城! 許可を取っているのかは分かりません。
なぜか屋敷しもべ妖精のドビーが大量発生。
お城に入ると、いきなりこの世界観!
ドビーやドクロがレーザーライトでビカビカに照らされています。肉眼ではかなり暗く前が見えづらいので、こけないように足元に注意してください。
ラストはハリー・ポッターとヴォルデモートの戦い!
フラッシュをたくとこんな感じ。ハリーはツーブロックですね。
こちらは地獄めぐり! 華やかな見た目からは想像できません。
入口では、閻魔大王らしき人物が裁判をしている様子が。音声が流れており、時々人形がグリグリ動きます。
手前の白装束の人形は、人形だと分かっているものの妙に不気味で怖い雰囲気。リアルです。
この後は地下に入って地獄の様子を見て回るのですが、漆黒の闇と見まがう程にとにかく真っ暗。
地獄に落ちた人たちが煮たり焼かれたり炊かれたりしているのですが、暗すぎて怖すぎて目も当てられません。勇気のある人はチャレンジしてみてください。
イッツアスモールワールドのように、船に乗って動く人形たちを見るタイプのアトラクションです。
このように、文明の変遷的なテーマなのですが、こちらも肉眼ではとにかく暗くて前が見づらいです。
係の人もおらず、スピードを緩めることなく流れ続けるボートから飛び降りなければならないので、最後の最後までスリル満点です。
巨大な金貨をぶら下げた鳥が目印のアトラクションも、同じくボートに乗るタイプのもの。
人類の進化がテーマになっているようなのですが……
不気味。暗いし怖い。どうやら、ベトナム人はお化け屋敷が好きなんですね。
今ブームのVR系アトラクションも充実しています。
こちらは9D。9D!?
8D。
12D。……Dの数が大きければ大きいほどスゴイ、的なノリです。
VRアトラクション自体はしっかりとしていて、最新の仮想現実世界を楽しめますよ。
他にもジェットコースターや、
ゲームセンターなど、遊園地らしい楽しいアトラクションもいっぱいあります。
園内を歩いていると、自然と笑顔がこぼれるのもスイティエン公園の魅力ですね。
屋外プール
『奇界遺産』の表紙としても有名なスイティエン公園の屋外プールは、巨大なおじさんの顔がお出迎えしてくれます。
一年中30度を超える気候のベトナムでは、子どもから大人までプールは憩いの場として親しまれています。
とは言えここは、スイティエン公園。水辺でゆったり安らぐ隙なんて与えてくれません。
龍のウォータースライダー。
海賊のすべり台。
お出迎えおじさんに対抗してくる派手おじさん。
巻貝。
プール自体はひんやり冷たくて、汗をかいた身体にちょうどいい温度です。
ツッコミが追い付かないプールで、ぜひバカンスを過ごしてみてください。
仏像たち
仏教のテーマパークなので、スイティエン公園のいたるところに仏像が置かれています。
子だくさんな布袋さん。
電動の神様。
身体が地中に埋まっている、いかつい仏像。
東洋の天使の図。鮭フレークみたい。
USJの入り口にあってもおかしくないような、お釈迦様。
やたらデカい狛犬。
ちゃんとした如来様!
園内にはお寺も建立されています。
これです。
見た目は派手ですがちゃんとしたお寺なので、脱帽して厳粛に参拝しましょう。
カラフルなライトに照らされる仏像。
天井画が華やかです。
異様に舌の長い仏像に見送られて、参拝終了です。
ワニ釣り
魚釣りはよくありますが、スイティエン公園ではなんとワニが釣れちゃいます。
といっても、エサのついた釣り竿越しにワニの噛む力を体感するものなので、噛まれる心配はありません。
ワニ園に入園。
そこら中に大量のワニが! なんと敷地内には1万匹以上のワニが飼われています。
ワニ釣りのチケットは3000ドン。約15円です。
チケットをスタッフに渡すと、謎の肉がぶらさがった釣り竿がもらえます。
ワニに向かって釣り竿をたらして……
ガブリ! 大迫力!
釣り竿を持っていかれてしまいそうになるくらいの力強さです。
エサは見事になくなっていました。スリリングで迫力のあるワニ釣りは、テンションマックスになること間違いありません。
レストラン
スイティエン公園内には複数のレストランや売店があるので、食べるのにも困りません。
席につけばメニューを持ってきてもらえます。
フォーや春巻などといったベトナムの名物料理が中心なので、現地グルメに舌鼓を打ちましょう。
赤いスープにやわらかい米粉麺が入ったフエ風のフォーに、
ベトナム風オムレツを注文。
テーマパーク内のレストランなので味に不安を覚える方もいるかもしれませんが、普通に美味しいです!
ベトナム料理らしい優しい味付けで、飽きることなく最後までいただけますよ。
スイティエン公園でディープなベトナムを味わおう!
日本では味わえない極彩色のカオス空間を楽しめる、仏教のテーマパーク「スイティエン公園」。
世界の有名テーマパークに選出されるだけあって、見どころもツッコミどころも満載です。
現地での滞在時間は、3時間程度を見込めば十分楽しめるでしょう。
ホーチミンからもバスで1時間とアクセスもいいので、ディープなベトナムを味わいたい方やテーマパーク好きな方にはうってつけのスポットです。
ホーチミン旅行の際はちょっと足を伸ばして、一生もののネタ……いや、思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
スイティエン公園
- 住所:149ABC Nguyen Duy Duong Street, Ward 3, District 10, HCMC
- 料金:大人7万ドン(約350円)、子ども3万5,000ドン(約170円)
- 営業時間:8:00~17:30(祝日7:00~23:00)
- URL:http://suoitien.com/en/
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