銀山温泉に加茂水族館!山形で育った私がオススメする最強の観光プランはこれだ!

山形県は観光地が豊富。山形の観光といえば、銀山温泉や加茂水族館が有名ですが、実はグルメもおすすめ。羽黒山の五重塔や立石寺、文翔館、舟唄温泉・柏陵荘などの様々な名所やスポットを楽しむことができます。山形育ちのライターが、おすすめのモデルコースを紹介いたします。

あ〜〜、マジ疲れたわ〜〜〜。本当、東京疲れるわ。しんどい。


満員電車に始まり、満員電車で終わる日々。積み重なる社会へのフラストレーション。中々描けないイラストレーション。。。
そろそろ、あそこ行くしかなくない?

山形行くしかなくない?

 

 

■実は土日にふらっと行けちゃう、それが山形

突然ですが皆様、山形県はどこだかわかりますよね?

 

そう、ここです。簡単でしたね。

東北と聞くと、関東以南の人には遠いと思われがちですが、山形新幹線「つばさ」のおかげで、実は東京から片道2時間半で行けちゃうんです!!

山形といえば「さくらんぼ」「将棋」「芋煮」「米沢牛」そして、多くの大学生が行ったであろう「合宿免許」。


「世の中の大学生の8割は山形で免許取ってると信じてる」

 

山形県はその名の通り、山に囲まれた盆地のため

 

夏は40度近くまで暑くなり、

 

冬は極寒。

 

実は全市町村に天然温泉が必ずひとつはあって、

 

食べ物は何を食べても美味い。

そんな観光・癒し・グルメ全てにおいて魅力たっぷりの山形を、山形で生まれ育った私、みやけが定番の観光スポットから穴場まで、包み隠さずご紹介します!!!!

1. 山形といえば絶対に外せない温泉郷、銀山温泉

3月なので、まだ山際には多くの雪が残っていました。

 

山形到着! 右は到着地であるJR山形駅。左に見えるのが、山形市内の高校生たちが愛する「霞城(かじょう)セントラル」です。中には映画館に科学博物館、オフィスも入っています。

 

一階の芋煮椅子でオバショット。

山形に来たら、まずは車をレンタルすることをおすすめします。電車もバスもあるけど、思いっきり山形を満喫するには自分で運転して回るべし!

 

この、思わずため息が出てしまうような素晴らしい景色を見たことがあるでしょうか?これは、山形が誇る温泉郷、銀山温泉です。

その美しさから全国的にも有名で、一度は行ってみたい!と思っている人もいるのではないでしょうか。

 

あそこまで雪はもう積もってないだろうけど、向かうぞ〜〜〜!!!!!!!

 

車中で食べるずんだ団子は美味い

山形市内より車で約一時間半、山形県尾花沢市・銀山温泉に来ました。

 

山の奥なので、まだ雪が溶けずに残っていた

銀山温泉では是非一泊宿泊をしてほしいのですが、実は日帰り温泉でも十分楽しめる場所なんです。

 

しろがね湯 入浴料500円

このしろがね湯は、午前8時〜午後5時まで観光客用に開放している共同浴場。

 

中は綺麗な作りになっています。というか、すっごくオシャレ…!

実はこのしろがね湯、2020年東京オリンピックに向けて建設される新国立競技場をデザインした建築家、隈研吾(くまけんご)さんのデザインなんです。建物自体が三角形の形をしていて、管理人さん曰く、柱はなんと一本のみで支えているそう。前衛的である。

 

脱衣所もオシャレ

事前に「熱かったら水入れなさいね」と水の出し方を教わる。そんなに熱いのか…?

 

二階の女湯はこんな感じ。先端と一面に窓があるので、光が差し込んで明るく、まるで半露天のよう。シャワー付きの洗い場もあります。

あ、このお湯、めちゃくちゃ熱いわ。水入れないと入れないわ。

 

源泉掛け流し、加水、加温なし 熱いわけである

これが私の精一杯です

少し濁りが入ったようなお湯で、熱めだからということもあるけれど、身体が芯から温まります。温泉から上がった後も、しばらく体はぽかぽか。

 

「男前に撮ってくれ」とキメてくれた管理人さん

銀山温泉で日帰り入浴が可能な温泉はしろがね湯・おもかげ湯・かじか湯の三箇所。

その他宿でも昼間は日帰り入浴を許可していますが、14時頃には受付終了してしまうところが多いので、日帰りで満喫したい人は朝早くから行くことをお勧めします。また、日帰り客向けの駐車場は一箇所のみなのでご注意を。

 

宿泊客以外でも入れる予約制の貸切風呂もあります

身体も温まったところで…、やっぱり銀山温泉は、この街並み! ですよね!

 

足湯は誰でも無料で利用できます

日が暮れるにつれて、宿の灯りが幻想的な景色を作り上げていきます。

大正ロマンの世界にいきなりタイムスリップしてきたような、見ていてずっと飽きない空間が広がります。

銀山温泉では是非、一泊して夕暮れからの時間を過ごして欲しい…! 一度来たらファンになること間違いなし、です。

 

銀山温泉
住所:山形県尾花沢市銀山新畑地内
公式HP:http://www.ginzanonsen.jp/
参考サイト:じゃらんYahoo!トラベル楽天トラベル

 

2. 世界一のクラゲ水族館・鶴岡の加茂水族館へ

銀山温泉でリラックスをした次の日は、一気に日本海側にドライブしましょう!山形県・鶴岡市まで来ました。

山形市内からだと車で約二時間ほど。山形県の形の、おでこの部分にあたります。

 

海がキレイ

50種類以上ものクラゲを展示する世界一のクラゲ水族館加茂水族館に来ました。実はここ、山形県唯一の水族館でもあるんです。入館料は1,000円。

 

アシカのショーだったり

謎のプリクラ(500円)もありますが

やっぱり見所は、なんといってもクラゲ!!

 

クラゲの展示ゾーン、クラネタリウムでひたすら魅せられてください。

世界の様々なクラゲがふよふよと泳ぐ幻想的な世界。種類によって色も形も泳ぎ方も特徴があって、ずっと見ていても飽きません。

 

かわいい

これもかわいい。一番好きだったクラゲ

レインボーに染まるクラゲ

どれもこれも特徴的ですっっごく素敵なんですけど、正直写真だけじゃ伝えきれない。とにかく、実際に行って見てきてください。

綺麗なクラゲを一通り見終わったら、お腹が空いてきましたね。

ここ、加茂水族館ではラーメンとアイスが有名です。ありきたり? と思いきや

 

クラゲラーメン 750円

クラゲラーメンです。

そう、この世界一のクラゲ水族館・加茂水族館では、クラゲが食べられるんです。

 

これ、丸々クラゲです。

圧倒的存在感を放つクラゲ(具)。細かく切るとかでもないんかい。

食感はコリコリとした、柔らかい軟骨のよう。さっきまでは目で楽しんでいたクラゲを、今度は舌で楽しんでしまうということか。

そしてここもすっごく重要なのですが、醤油ラーメン単体で美味しいです。あっさりしてていくらでも食べられる。

 

のれんの先には

クラゲアイスです。バニラの他に、白桃やエスプレッソ味もあります。 300円

アイスにはクラゲが細かく刻まれているので、ぷちぷちとした歯ごたえが気持ちいいレベル。味も特に感じません。

二段構えで貴重な体験ができる加茂水族館。皆様も是非行ってみてください!

 

くらげすごい。

 

加茂水族館
住所:山形県鶴岡市今泉大久保657−1
公式サイト:http://kamo-kurage.jp/

 

3. 出羽三山のうちの一つ、羽黒山に圧倒されよう

山形県には出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)という、古くからの修験者の霊場として知られている神聖な山々があります。加茂水族館と同じく鶴岡市にあるのが羽黒山

 

加茂水族館から車で約一時間程で、「◯◯坊」という看板が増えて来ました。これは「宿坊」といって、修行に来た者達の宿となるところです。

一般の人たちの宿泊も可能で、祈祷や、実際の精進料理を食べることができます。

 

随神門(ずいしんもん) ここから先は出羽三山の神域となる

頂上までの道のりは石段も長く遠いので、初めての方には「五重塔」まで歩いて戻ってくるコースをおすすめします。

 

随神門をくぐると、スギ並木の間にある石段を下ります。

この羽黒山のスギ並木はどれも樹齢300〜500年の老樹で、国の天然記念物に指定されているのです。

 

山寺よりも深い雪に苦戦。頑張れ私

ひたすら歩き進めると国宝・羽黒山五重塔にたどり着きました。

 

何だ、この迫力。

何百年も前から生きてきたスギ並木に囲まれた五重塔は圧巻!息をのむほどの美しさ。歴史がそのまま、五重塔の圧倒的な存在感となっているんだと感動します。神秘的なものを確かに感じてしまうほどの素晴らしさでした。

「すごいものを見てしまった」そんな気持ちにさせてくれるのが、ここ羽黒山です。

 

羽黒山の近く、いでは文化記念館の入口にて。気がつかなかった。

 

羽黒山五重塔
住所:山形県鶴岡市羽黒町手向7
参考サイト:http://www.dewasanzan.jp/

 

4.1 3月のライオンの街、天童を巡る

皆さんは「3月のライオン」を知っていますか?

漫画家・羽海野チカさんが描く、少年でありながらも天才プロ棋士の主人公が、東京の下町で三姉妹と出会い、成長していく物語です。

最近はアニメ化だけでなく映画化もされ話題になっていますね。

 

あああああ神木くん…!!

山形県にある天童市は、将棋の駒生産日本一

3月のライオンに出てくるキャラクター:島田八段はここ天童市出身で、漫画の中にも良く登場しているんです。

 

3月のライオンのポスターが至るところに貼られています。

天童市将棋資料館は、山形駅から車で約30分、電車で20分ほどのJR天童駅の建物の中にあります。将棋のルーツ、世界の将棋、駒の製作工程等、将棋に関するあらゆることが展示されています。

 

小〜中学生の棋士達が真剣に将棋盤を見ている。

となりの天童将棋交流室は、見学だけではなく実際に無料で対局も出来る場所で、将棋教室やタイトル戦も良く開催されています。

将棋の街と呼ばれるだけあって、天童駅周辺を歩くと詰将棋や、将棋の駒をモチーフとしたものに良く遭遇します。

 

将棋資料館の目の前にある巨大詰将棋

駒ポスト

駅から数分程あるいたところにある「わくわくランド」では多くの詰将棋を見ることができます。将棋好きの人はここで一日が過ぎてしまうかも。

 

いくつもの詰将棋が並んでいる

これは… 羽生善治名人の考えた詰将棋…ッ!!


「歩がいっこしか進めないのはわかる。あと龍は強そうだから動かすと思う。」

 

 

なるほど、わからん

人間将棋

4月の桜が咲き乱れる季節に、人間将棋が開催されます。人間が鎧を着て駒となり、プロ棋士同士が対局をします。

こちらも漫画、3月のライオンに登場するイベント。

 

人間将棋の会場、天童の舞鶴山。桜が満開になる春に行きたい!

漫画「3月のライオン」では雨天だったため、人間将棋を天童市市民文化会館で開催している(5巻)

3月のライオンスタンプラリーも定期的に開催

天童駅
住所:山形県天童市本町1丁目1

 

将棋尽くしを堪能したら、おやつタイム。あじまんを食べます。

あじまんは、冬季限定の山形県民に愛される地元スイーツ。というかぶっちゃけ言うと大判焼き、今川焼にあたるものです。「塩キャラメル」「抹茶白玉」「バナナチョコ」などその年ごとの限定商品がユニークでついつい見かけると買ってしまうのです。

 

スーパーの前にこの店が設置されていたら真っ先に買おう

春になると閉まってしまうあじまん販売店。滑り込みセーフ!

 

限定の紫芋チーズ 100円

天童市には将棋以外にも、天童温泉という温泉街があり、温泉は勿論、足湯だっていろいろあります。

 

飲泉所 地元の人が汲みにペットボトル持参で来たりする

足湯の他に手湯もあります。あったけえ…

駒の湯。その名の通り将棋の駒の形をした足湯

そして外せないのがここ、CYBELE(シベール)。お土産を買うならまずここをオススメします。

 

山形市内、寒河江市内にも多数あります

シベールは、地元では知らない人はいないくらいの有名企業。最近では体育館なんかも作ってしまってまう、地元に根付いた山形県が誇るお菓子屋さんです。

 

ラスクフランス 400円

ラスクフランスが有名で、是非自分用にも一袋は買ってほしい。私は運転しながらさくさく食べます。さくっとした口当たりで、あっという間に食べきってしまうから注意!

 

 

4-2. 四季をコンプリートせよ! 山寺・立石寺へ

山寺の鐘楼・念仏堂:山寺観光協会

芭蕉さんです。そうです、「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句の作者の松尾芭蕉さんです。

この句が詠まれたのがまさにここ、山寺。正しくは宝珠山立石寺といいます。国の重要指定文化財にも指定されていて、数多くの修行僧が山寺の石段を登ったのだとか。私自身も帰省の度に必ず訪れる場所です。

 

山寺の登山口

心当たりのある方は登りに行きましょう。

登山口を登ると、先ほどの芭蕉句碑や休憩所があります。山門からは930段の階段が待ち受けているので、しっかりとここで準備をしていきましょう。

 

一周回すと南無阿弥陀仏を唱えたことになるらしい

玉こんにゃくを食べたことはありますか?

私は丸いこんにゃくが山形だけでしか売られていないと知った時、ものすごく驚きました。醤油でスルメイカと一緒に煮込んだ玉こんにゃくは、山形では超メジャーな郷土料理。こんな風に外で煮込んだ鍋ごと売っているので、見逃さず食すべし!

 

玉こんにゃく 100円

その場で割り箸に刺してくれるので、からしをつけて熱々のままでいただきます。これがまた味がしみてて、うんめ〜のよ…

いざ、山門へ。

 

大分雪が残っていて、少し足場の悪い階段を一段一段踏みしめて登っていく。

 

弥陀洞(みだほら)

この弥陀洞は、半分ほど石段を登ると右手に見えてきます。高さが4.6mもある岩は形が阿弥陀如来に似ている、ということからこの名前がつけられたとのこと。岩には卒塔婆が刻み込まれていて、圧倒されます。

 

雪やばい

 

山寺からの景色が一望できる、五大堂

どーーーーん!! この景色を見るために登ってきました!!!!

 

ここまで登ってきた疲労感がぶっとびます。「心が洗われる」ってこういうことなんだな、と毎回思うのです。

 

山寺の石段は、楽すぎず、キツすぎず。程良い試練のような感じで、スニーカーであれば登れる程度。所要時間も往復2時間あれば十分です。

JR山寺駅は山形駅から電車でも20分程で行けるので、時間に余裕のある人は是非!!行って欲しいです。

ちなみに、夏に行くとこんな感じ。

 

どうですか?行きたくなったでしょ?

春夏秋冬、どの季節でも行く価値があります。是非コンプリートしてほしい…!!

山寺
住所:山形県山形市山寺4495−15
参考サイト:http://www.dewasanzan.jp/

 

 

4-3. 大正ロマン・文翔館で歴史を知る

場所は山形市内へ移ります。この文翔館(ぶんしょうかん)は、実は元山形県庁。大正5年に建てられたレンガ造りのこの建物も、国の重要指定文化財に指定されています。見学は自由で、山形の歴史・文化を紹介する重要な施設となっています。映画「るろうに剣心」のロケ地ともなったことでも有名。

 

文翔館では、ボランティアで案内をしてくれるガイドさんがいます。なんと無料で約1時間も! 事前に予約もできるので、観光だけでなく歴史も知りたいという人にはオススメです。山形弁で詳しく教えてくれますよ。

 

正庁

議場ホール


「さっき紹介したシベールも入っているので、歴史ある建物の中でのティータイムも最高」

 

文翔館
住所:山形県山形市旅篭町3−4−51
公式サイト:http://www.gakushubunka.jp/bunsyokan/
参考サイト:じゃらん

 

 

4-4. 地元民が断然おすすめする舟唄温泉・柏陵荘

こちらは、山形県大江町にある舟唄温泉・柏陵荘

山形県が誇る一級河川、最上川沿いにある温泉で、泉質も景色も最ッッ高の天然温泉が一回200円で入れるんです!!

 

露天風呂に続く通路を抜けると…

 

どーん!!!!

見よ!!!この解放感!!!!!!!!

 

広大な最上川、晴れている時は鳥海山が見えます。贅沢すぎませんか?

内湯は少し熱めですが、露天風呂はゆったり入れるくらいの温度。女風呂では地元のおばちゃん達が「毎朝来てっからな、こうやって私ら同士で生存確認だなあ わっはっはっは」と爽やかな話題で盛り上がっています。適応症は筋肉痛・ストレス・疲労回復・皮膚炎等々…こんな開放的なところで浸かったら病気知らずですよね。

あとこれは山形の温泉あるあるなんですが、高確率で「どっから来たんだべした?(どこから来たの?)」と絡まれます。そんな地元の人との会話も楽しみなところ。ただし、山形訛りは割と聞き取るのが難しいです。

 

外から見るとこう。立ち上がると丸見えです。

ちなみに、この景色は実は男女別に見え方が違うのです。男風呂と女風呂、不定期に変わるのでどちらに当たるかは運次第。この日はたまたま景色が最高な方に当たりました。やったー!!
私は毎朝早くここに来て、牛乳飲んで山形の一日が始まります。舟唄温泉最高〜〜!!

 

 

舟唄温泉 柏陵荘
住所:山形県西村山郡大江町大字藤田270-3

 

5. 山形駅周辺で抑えておきたいグルメ

最後は、山形市内で抑えておきたいグルメスポットを紹介させてください。

山形ってね、お肉も蕎麦も野菜も果物も、何食べても美味しいんですよ…!

 

 

冷たい肉そば 一寸亭(ちょっとてい)

まずは山形駅から車で10分程走らせたところにある、山形一寸亭(ちょっとてい)。一寸亭の本店は山形県・河北町にありますがこちらは市内にある分店。冷たい肉そばが有名です。

 

冷たい肉そば ピザガレットセット 980円

肉そばのお肉は鶏肉。あっさりとした冷たい甘めの醤油タレに、シャッキリと細めの蕎麦が絡んで美味しい! スープが冷たいから、最後までコシのあるまま食べることができます。

 

ガレットもいただきました。

 

山形一寸亭
住所:山形県山形市薬師町2-17-2
公式サイト:http://www.osobaya.com/
参考サイト:ぐるなび

 

山形の郷土料理を一気に楽しむ、香味庵まるはち

マルハチは、有名なお漬物屋さんのメーカー。そこがお食事亭として出しているのが、香味庵まるはち。お漬物屋さん、立ち飲み屋さんと並列してあるのでお土産を買うのにもちょうどいいです。ここでは、山形ならではの郷土料理を一度に楽しむことができます。

 

店前にはレトロな置物・昔のスキー板等が沢山並べられています。創業100年以上も続く老舗ならではの歴史を感じる…。

 

山形の地酒

漬物盛り合わせ 1,296円

赤かぶ、やたら漬け、わらびの醤油漬け…全部美味しい。しかもこれ、隣の店で買えます。

 

納豆汁 864円 山形では1/7に納豆汁を食べる家庭が多い

山形・村山風の芋煮 864円

納豆汁も芋煮も、家庭では良く食べられている郷土料理。特に芋煮に関しては、山形県民は譲れないこだわりがあります。


山形では、9月〜11月の秋頃に河原に集まり、ただ芋を煮て食べるだけの「芋煮会」があります。県民、この芋煮会が大好き。

そもそも芋煮というものは、里芋を肉・野菜と一緒に似たもの。といえば単純なのですが、そこで終わらないのが山形の芋煮。山形・村山風は牛肉醤油、新庄・酒田側は豚味噌!等材料も味付けもそれぞれこだわりがあるのです。決して負けられない戦いが、そこにはあります。

 

日本一の芋煮会フェスティバル 毎年9月に開催される

この異常な光景は、「直径6mの大鍋、おたまは新品のショベルカー」という、毎年山形市で開催される狂気に満ちた日本一の芋煮会です。

「大鍋で作ると美味い」を突き詰めてしまった結果がこれだよ!!!!

 

DSC04517

芋煮について語ると記事が一本終わってしまうので、とりあえず日本酒と一緒にいただきます。うん、美味しい。
(※ちなみに私は芋煮=牛肉醤油派です。)

 

香味庵まるはち
住所:山形市旅篭町2丁目1の5
参考サイト:ぐるなびホットペッパーグルメ
公式HP:http://www.yatarazuke.com/

 

ネギ納豆味噌ラーメンを求め修ちゃんラーメンへ

山形では蕎麦だけでなく、ラーメンも食べておきましょう。山形県のラーメン消費量は全国的に見ても、常に上位にいるんです。麺類大好き山形県民。

修ちゃんラーメンは山形市内に2店舗と、少し南にいった寒河江(さがえ)市に1店舗がある小規模チェーン店。昔からあり、観光客向けというよりは地元の人に愛されるラーメン屋さんです。この日は寒河江店におじゃましました。

 

ねぎ味噌納豆ラーメン 800円

ラーメンに納豆!?と驚くかもしれませんが、これがまた味噌と素晴らしくあって、美味しいんです。ボリュームもたっぷりな満足な一杯。スタンダードな中華そばとあっさりとした醤油ラーメンで、オススメです。

お客さんも地元の人ばかりなので居心地が良く、山形好きの人にはたまらないかも。

 

修ちゃんラーメン 寒河江南店
住所:山形県寒河江市大字島皿沼南747−2
公式サイト:http://www.yway.jp/shop/3274/
参考サイト:ぐるなび

 

間違いない田舎そばなら、上山市の原口そば

さて、今度は山形市内から少し北の上山(かみのやま)市へ行きます。民家の中にぽつんとあるのがこちら、原口そば

 

原口そばでは、まずは店に入り玄関で注文をするシステムなので注意。そこで色のついた番号札を渡されるので、座ってお蕎麦を待ちます。

 

あったかいとりそば 850円

醤油・酒・砂糖がベースになった甘じょっぱい、山形ならではの味付けがほっとします。家庭的な味付けがいくら食べても飽きない味。

 

そして、原口そばで個人的に絶対に頼んで欲しいのがこれ、そばがきです!!!!

そばがきは、そば粉をお湯で練って、餅状にしたもの。そこにお好みのタレをかけて食べます。

 

そばがき ごま 600円

そばがき 納豆 600円

ふわっふわのモッチモチで、やわやわ。つるんと入ってしまいます。ごまは甘くデザートのような感覚で。納豆は醤油ダレをしっかり絡めていただきます。

私のオススメは納豆で、そばがきのつるつる・ふわふわの食感。納豆のねばねばが口の中で一体となるのがほんっっっとに最高です。今まで食べたことのない人は是非食べて、この感動を知ってもらいたい!

 


「いくら家で作ってみても、このそばがきみたいにつるつるふわふわにはならない…」

 

 

もりそば 700円

そして主役の登場。THE 田舎そばで、麺が太めの十割そば。噛むたびにそば粉の香りが広がります。タレは鰹出汁がしっかりときいているけど、決してそばの風味を壊すことのない正統派のタレ。
ここに来ると、「これが山形の蕎麦だな」って思うんだよなあ。

締めにはとろっと濁った蕎麦湯をいれて飲み干します。はあ、美味しかった。ここはいつ来ても素晴らしい。

 

 

原口そば
住所:山形県上山市原口527
参考サイト:ぐるなび

6. とりあえず山形に行きたくなったでしょ?

山形の魅力、伝わりましたか?新幹線に飛び乗りたくなりましたか?

これまでの中で、私が行ったところをまとめてみました。

 

二泊三日あればここは十分回れます!

この他にも、山形のラーメン屋さんは大量にあるし、地元ならではのスーパーヤマザワだってある。米沢牛も是非食べて欲しいし、秋の芋煮会だって是非参加して欲しい!!全部の市町村に天然温泉があるのでそこだけを日帰りで巡るのも良し。最近ではおしゃれなカフェだってどんどんオープンしているんです。

もっともっと、数え切れないくらいある山形の観光名所、天然温泉、美味しいところ。

まず、次の連休にやることはもう決まってますよね?


「編集さん、来月あたりまた行かせてください」

 

ライター:みやけ(@a_komotomo)