【時間ができたら】一日で巡る!福岡市内のおすすめ散策スポット【街歩きしよう】
福岡市内のおすすめ散策プランを移住8年目のライターが考案。動物園のある「海の中道海浜公園」や、福岡名物「ごまさば」をリーズナブルに楽しめる定食屋などを巡るプランです。お時間のある方はぜひこちらの記事を参考に街歩きを楽しんでみてください。
みなさんこんにちは! 福岡のライターの赤坂(@taichi_akasaka)です。福岡に移住してきて、8年目に突入したところです。
福岡といえば「食べ物が美味しい」「街がコンパクト」「人口が増えている」などなど、比較的好意的に語られることが多いですね。じっさい福岡市在住の私も、メチャクチャ住みやすいと感じています。
その一方で、「どこに観光にいけばいいかわからない」「他県への移動は便利だけど、福岡市自体、どこにいけば?」ということもよく聞きます。そこで今回は福岡市内で1日を過ごす散策コースを考えてみました。福岡で空き時間ができた方は是非こちらの記事を参考に市内を歩き回ってみてください。
目次
自然ゆたかな公園で癒やされよう!「海の中道海浜公園」(9:30~)
福岡市は北側に向かって海が開けていますが、その北側に地続きの細長い島があります。
この島の大部分を占めるのが、広大な国営公園「海の中道海浜公園」です。
この公園は、東西に約6キロメートル、面積300ヘクタールという広大な敷地に、動物園・海の中道サンシャインプール・一年を通して楽しめる花畑といったさまざまなものが集まっている総合公園です。近年は福岡の野外ライブフェス「CIRCLE」や「NUMBER SHOT」などが開催されており、音楽ファンが集まるスポットでもあります。
まず博多駅からJR鹿児島本線・小倉方面行きに乗って香椎駅で下車。そのまま香椎線・西戸崎行きに乗り換えて、終点から一つ前の「海ノ中道駅」で降りれば「海の中道海浜公園」に到着です。
「海ノ中道駅」は、その名の通り「海の中道海浜公園」の入り口に直結しています。
公園内を巡るのであれば、別の拠点でも返却可能なレンタサイクルを借りるのがおすすめです。今回は公園内のさまざまなスポットに立ち寄りつつ、西戸崎駅側の出口を目指すことにしました。
まずオススメしたいのが自然動物園。動物園は柵が低く(ロープのみの箇所もある)、近い距離で動物を見学できます。
また、季節の花が出迎えてくれる「花の丘」や広大な芝生広場で癒やされるのも良いでしょう。芝生広場はかなり広いので、小さいお子さんを連れたファミリーでも存分に走り回れますよ。遊具もあるので天気の良い日に子連れでくるとサイコーです。九州の日差しはけっこう強烈ですので、晴れている日はピクニックシートと日傘を準備していきましょう。
ゴールデンウィークはB級グルメフェスティバルなんかも開催されています。休日のピクニックスポットとして、カップルからファミリーまで幅広い層にオススメです。
「海の中道海浜公園」を後にしたら、街の中心部に戻るのに市営渡船を使うと良いでしょう。香椎線の終着駅でもある「西戸崎駅」の脇を歩いていくと「市営渡船西戸崎旅客待合所」があります。船に乗ると15分ほどで博多港の「ベイサイドプレイス博多」に到着します。料金は西戸崎〜博多間は440円(大人料金。小学生以下は220円)です。
ベイサイドプレイス博多から福岡の中心地である天神エリアまでは約1.6km離れています。歩いていけなくもない距離ですが、しんどいと思う方は「西鉄バス」を利用して戻りましょう。
海の中道海浜公園
場所:福岡県福岡市東区西戸崎18−25
TEL:092-603-1111
営業時間:9:30〜17:30(3月1日〜10月31日)・9:30〜17:00(11月1日〜2月末日)サンシャインプール営業日は9:00〜18:30
休園日:12月31日〜1月1日・2月の第1月曜日とその翌日
料金:大人450円 中学生以下 無料 そのほか貸自転車や駐車場などの詳しい料金はこちら
URL:https://uminaka-park.jp/福岡市市営渡船
TEL:092-291-1084 (博多旅客待合所)
URL:http://port-of-hakata.city.fukuoka.lg.jp/guide/ferry_city/hyo.html
700円でゴマサバ定食!「博多ごまさば屋」(12:30~)
「海の中道海浜公園」から戻るとちょうどお腹が空く時間になっているはず。そこで皆さんに味わっていただきたいのが福岡名物の「ごまさば」です。
「ごまさば」は、新鮮なサバのお刺身に特製のタレとすりごまをたっぷりかけて食べる、福岡ならではの郷土料理です。今回は、リーズナブルにごまさばを味わえる定食屋「博多ごまさば屋」さんをご紹介したいと思います。
西鉄バス「天神北バス停」から、昭和通りを西に600mほど進むとお店に到着!
こちら、ごまさば丼定食。700円。まず、そのまま食べて、次はごはんに乗っけて……。
最後はだし汁をかけて茶漬け風に! 熱が入ったごまさばは、ほんのりピンク色。ごはんのおかわりが自由なので、こうしてバリエーションが楽しめます。食べ放題のさばの南蛮漬けも必ずいただきましょう。これが700円って……お得……。
専門店を予約しないと食べられないのでは? というイメージもあるゴマサバですが、こうしてランチで気軽に味わうこともできるんですねえ。僕も最近よく行きます。食べ放題の南蛮漬けも美味しい……。幸せ……。
博多ごまさば屋
場所:福岡県福岡市中央区舞鶴1-2-11 おがわビル1F
TEL:092-406-5848
営業時間:11:30〜 14:00・18:00 〜 22:00
定休日:日曜日
URL:https://hakatagomasabaya.com/
参考サイト:ぐるなび
そのまま歩いて大濠公園・舞鶴公園へ(13:30~)
ゴマサバでお腹いっぱいになったあとは、腹ごなしに「大濠公園」へと歩いて行きましょう。何せコンパクトシティですからね。天神―赤坂―大濠公園という順で西に伸びている地下鉄の駅ですが、実はどの駅も無理なく徒歩でいける範囲に収まっています。
「また公園かよ」という人はスルーでOKです。しかし、この公園は大きな池にジョギングコース、おしゃれカフェやスターバックスと、おしゃれ成分が足りなかった人にオススメのスポットなのです。
この大きな池の癒やし効果が実に高くて、つい時間を忘れてボーッとしてしまうのです。大きな遊具のスペースも2箇所ほどありますので、子連れファミリーにも完全対応! 逆にお子さんが帰りたがらない可能性も……。
お城好きの方には、福岡城跡がある、おとなりの舞鶴公園の散策もオススメです。春には多くの桜が咲き誇り、花見客で賑わいます。
大濠公園
場所:福岡県福岡市中央区大濠公園1番2号
TEL:092-741-2004 (大濠・西公園管理事務所)
URL:https://www.ohorikouen.jp/
福岡市美術館・日本庭園・護国神社(14:30~)
大濠公園の南側の敷地内には「福岡市美術館」があります。こちらは長きにわたるリニューアル工事を経てオープンしたばかり。展示室以外は無料で入館することができて、ミュージアムショップには可愛いグッズがズラリ。レストランやカフェもあります。
そして福岡市美術館のおとなりには、「日本庭園」があり、結婚式の前撮りをしている一行がいたりします。
大濠公園の南側へ出ると、NHKの福岡局があり、その隣に「護国神社」の入り口が見えてきます。立派な鳥居をくぐり、広大な境内を歩き進むと拝殿に到着します。旅の無事を祈念しておきましょう。
「護国神社」を出るときは、大濠公園と同様、入り口とは反対側に出てみましょう。すると福岡市で今一番アツいエリアといっても過言ではない「六本松」に出ます。
福岡市美術館
- 場所:福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
- TEL:092-714-6051(代表)
- 営業時間:9:30〜17:30(7〜10月の金・土曜日は20:00まで開館)
- 休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は、その後の最初の平日)・12月28日〜1月4日
- URL:https://www.fukuoka-art-museum.jp/
大濠公園日本庭園
- 場所:福岡県福岡市中央区大濠公園1番7号
- TEL:092−741−8377
- 営業時間:9:00〜17:00 6〜8月は〜18:00
- 休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は次の日)・12月29日〜1月3日
- 入園料:大人240円 15歳未満120円 6歳未満無料
- URL:https://www.ohoriteien.jp/
福岡縣護国神社
- 場所:福岡県福岡市中央区六本松1-1-1
- TEL:092-741-2555(社務所)
- URL:http://fukuoka-gokoku.jp/
六本松〜福岡市科学館 デートスポットにもピッタリ(16:00~)
「護国神社」を南側から出ると、六本松方面へと続く「別府橋通り」が走っています。その通り沿いには、大きなマンションが立ち並ぶ、ひときわ目立つ一角があります。ここにデートによし、子連れファミリーにもよしな複合商業施設「六本松421」があります。その中でもおすすめの施設が「福岡市科学館」です。
「福岡市科学館」は、科学や宇宙・地球、福岡の歴史などを学ぶことができる科学学習施設です。宇宙飛行士の若田光一さんが名誉館長を務めています。
科学館といえば、主に理科などに興味のある小学生が通い詰めるイメージが強いですが、福岡市科学館は科学雑誌や図鑑、映像などで知識を深掘りできる「サイエンスナビ」があったり、頻繁に開催されるワークショップが開催されていたりと、親子でいっしょに楽しめる施設になっています。
館内は薄暗く落ち着いた雰囲気で、体験型の展示も多く、大人でも見入ってしまうものばかり。おでかけ先に悩んだらぜひ訪れてみてください。
福岡市科学館
場所:福岡県福岡市中央区六本松4-2-1
TEL:092-731-2525 (9:30〜21:30)
営業時間:9:30~18:00(基本展示室)
休館日:火曜日・12月28日〜1月1日
入場料:大人500円 高校生300円 小・中学生200円 未就学児無料
その他:別途有料施設などの情報はコチラ
URL:https://www.fukuokacity-kagakukan.jp/
けやき通りを警固方面へ。老舗本屋でお気に入りの1冊を探そう(18:00~)
六本松駅前の別府橋通りを東に進むと天神に戻れます。歩き疲れた方は西鉄バスに乗りましょう。天神行きや博多駅行きのバスに乗ればOKです。
天神方面に進むと、大きなけやきが両脇に立つ並木通りが見えてきます。「赤坂2丁目」というバス停で途中下車すると、そのけやき通りの雰囲気が存分に味わえます。夕暮れ時などは木漏れ日がアチコチに落ちてきて、おしゃれ成分をチャージできます。
本が好きな方は、けやき通りの途中にある書店「ブックスキューブリック」に立ち寄ってみましょう。書店員が厳選したこだわりの1冊や、福岡ローカルを知ることのできる選書をついつい買い込んでしまうかもしれません。
ブックスキューブリック
場所:福岡県福岡市中央区赤坂2丁目1-12ネオグランデ赤坂1F
TEL:092-711-1180
営業時間:11:00~20:00
店休日:月曜日(祝日の場合営業)
URL:http://bookskubrick.jp/
薬院でカリカリとりかわ〜警固の屋台でシメの焼きラーメン(19:00〜)
ブックスキューブリックを出るともう陽も落ちて晩ごはんが食べたくなる頃ではないでしょうか? でしたら、けやき通りの終点である警固交差点から十分歩いていける距離にあるエリア「薬院」でご飯を食べましょう。
「薬院」の特徴はなんといっても”グルメ”。うどん酒場や餃子専門店、海鮮居酒屋などが集まっているため飲み歩きにはピッタリ。しかも美味しい店ばかりが集まっている一押しのエリアです。天神からも徒歩圏内です。
今回ご紹介するのは、地下鉄七隈線「薬院大通駅」から徒歩5分ほどで到着できる「皮焼焼鳥サンバ」さん。福岡独自の“カリカリのとり皮“が味わえるお店です。この周辺には”カリカリとり皮”の名店が集まっており、どこも予約でいっぱいな状況です。2年ほど前にオープンしたサンバさんも、老舗と変わらない旨さで予約が殺到しているお店。今回もかなり前から予約していました。
とりあえず「とり皮」を注文しましょう。お値段は1本100円です。ちなみに注文する際のスタイルなんですが、一人10本(!)が普通。とはいえ筆者は小食なので、同行した人と7本ずつオーダー。丹念に仕込まれた、旨味の詰まった一串一串が最高です。
そして絶対はずせないのが「しぎ焼き」。ささみの表面を軽く焼き、わさび醤油でいただく……。フワフワの食感がたまりません。ずっと食べていたい。350円で1皿に2本きます。
サンバはこれ以外にも、白ネギのバラ巻きやトマト巻(ミニトマトに豚バラが巻いてある)など、おすすめメニューがたくさんあります。最後は締めの濃厚鳥スープでごちそうさまでした!焼き鳥でお腹いっぱいになる幸せを是非みなさんも味わってみてください!
皮焼焼鳥サンバ
場所:福岡県福岡市中央区薬院4丁目18−9
TEL:092-524-9201
営業時間:17:00~1:00
店休日:日曜日
参考サイト:ぐるなび
せっかくの福岡に来たのですし、最後は屋台で〆ましょう。今回ご紹介するのは「屋台うまっつら」さん。けやき通りの終点である警固交差点に店を構えています。
福岡を訪れたら一度は食べていただきたいのが、屋台でよく提供されている”焼きラーメン”です。
“焼きラーメン”は、煮詰めた豚骨スープとウスターソースを麺に絡めて焼きあげる、一風変わった焼きそばみたいなラーメンです。うまっつらさんの焼きラーメンはスープが白く、しっかりとした味の濃さがあるとんこつスープのみで作られています。お酒を飲んだ後のシメにピッタリの仕上がりです。
福岡に来たら屋台は一度は屋台を体験していただきたいです。仕切るものがないので、酔客と意気投合しやすい空間になっています。他のお客さんが入ってきたら席を空けるために少しずつ詰める、といった”屋台ならでは”の振る舞いも楽しめます。サッと食べて飲んでも一人2,000円以下ですし、ぜひ足を運んでみてください。
屋台うまっつら
場所:福岡県福岡市中央区赤坂1丁目1
TEL:090-3739-2859
営業時間:19:30〜4:00(LO3:00)
店休日:木・日曜日 祝日
参考サイト:ぐるなび
まとめ 歩いて回れるのが最大の魅力
福岡の良いところ。それはやはり、街がコンパクトにまとまっていることだと思います。つまり観光で来られる他県の方は天神あたりに宿を取っていればいつまでも飲み歩けるってことですよ! 福岡にお越しになった際は、ぜひ現地の人と仲良くなって4次会、5次会と進んでディープな福岡呑みを楽しんでいただきたいと思います。
今回は福岡「市」にスポットを当てて街歩きをしてきましたが、お好みの施設はありましたでしょうか。まだまだ有名な神社仏閣や公園など紹介しきれない箇所は沢山あります。九州旅行の際は、ぜひこの福岡市も時間をとって街巡りをしていただけると嬉しいです!