お先にトクだ値スペシャルを使って東京から函館まで日帰りしてきた

※この記事の取材は10月中旬に、感染症対策を講じたうえで実施しました。

 

 

 

みなさん、日帰り旅行していますか?

 

いきなり何を言ってるんだと思うかもしれませんが、日帰り旅行って素敵だと思いませんか。

 

普段は、いわゆるVtuberとしてネットで活動しており、毎日、毎日、配信しながら酒を飲み、また配信しながら酒を飲み、時にはサウナに行って酒を飲み、帰って来て酒を飲んで、さらに酒を飲んで酒を飲む、そんな生活を繰り返しています。

 

そんな日々でも「たまには旅行に行きたい!」と思うのですが、昨今のコロナ禍ではそれも難しい。でもまあ、日帰り旅行くらいなら、と考えたのです。日帰り旅行なら荷物も少なくて済みますしね。

 

そこで、どうせ日帰り旅行をするのならば、極限まで遠くに、それもリーズナブルに、日帰り旅行の限界に挑戦したい、と思ったのです。

 

そこでとてもお得なキャンペーンを発見しました。

 

えきねっと(JR東日本)より。

『えきねっと(JR東日本)えきねっとトクだ値』のサービス紹介ページはこちら

 

 

JR東日本から販売されている「お先にトクだ値スペシャル」は、な、な、なんと、新幹線や在来線特急が通常の約50%も割引されるとんでもなくお得なチケットなんです! 50%ですよ、50%、半額です! もうめちゃくちゃじゃないですか?

 

 

JR東日本(一部、JR北海道)の新幹線や特急の料金が半額になるというこのキャンペーン、東京から一番遠い新函館北斗駅にいった場合、通常は片道23,430円と天文学的な運賃が必要となりますが、このキャンペーンでは片道11,610円に! 通常の片道価格で往復できてしまうんです。

 

とってもお得なキャンペーンですが、チケットの購入には注意が必要です。チケットはインターネット限定販売となり「えきねっと」だけで購入可能となります。お近くのみどりの窓口などでは買えません。

 

そして、いちばん気を付けなければいけないのが「搭乗日の20日前午前1時40分までに予約をしなければならない」点です。「急に海が見たくなった」「海を見て泣きたくなった」「自分探しに海に行きたくなった」「なにがなんでも海が見たい」などの突発的な旅行には対応できないので、前もって予約する必要があります。ただし、前もって海を見に行きたくなることがわかってるならうってつけです。

 

現在は、2021年3月31日(水)乗車分まで販売されていますので、早めの予約がおすすめです!

 

 

 

今回は、この「お先にトクだ値スペシャル」を利用して、もっとも遠い新函館北斗駅まで半額で移動し、函館観光をして東京に帰るという、日帰り旅行の限界に挑戦しようと思います。通常料金なら函館日帰りはちょっと……新幹線高いし……となりますが、半額ならやってもいい気がする。それが一番の理由です。

 

本来なら、始発の新幹線で函館に向かい、最終の新幹線で東京に戻ってくるべきですが、それは正しい「日帰り」とはいえません。それをやると自宅から出発して自宅に帰ることができなくなるからです。きちんと自宅から出発し、その日のうちに自宅に帰宅可能な新幹線を選択しました。

 

 

行き 東京駅6:32発 新函館北斗駅10:53着(乗車時間4時間21分)

帰り 新函館北斗駅18:40発 東京駅23:04着(乗車時間4時間22分)

 

 

これを使った場合の函館での滞在時間は……7時間47分!

 

長いような短いような、往復の乗車時間のほうが長いような、そんな旅路になります。はたして7時間47分の滞在で函館を満喫できるのか。

 

旅の計画を立てながら、なんども、飛行機で行くべきでは? 宿泊すべきでは? という考えが浮かんでは消え、浮かんでは消えしていましたが、関係ありません。電車での長旅はロマンです。ということで、限界日帰り函館の旅、行ってみましょう!

 

出発

いつもは寝る時間の3時過ぎに起床して準備をする。さすがに日帰りの旅といえどもある程度の準備は必要だ。

 

真っ暗闇のなか東京駅へと向かう途中も「飛行機で行くべきでは?」「宿泊すればいいのでは?」「そもそも日帰りならもっと近場に行くべきでは?」という考えが浮かんでいた。

5:55 東京駅

 

 

 

既にここまでの移動がちょっとした旅だと思いつつ東京駅に到着。まだまだ早朝なので薄暗い中にひっそりと駅舎が佇んでいた。

 

気を取り直して新幹線のなかで食べるごはんを調達します。これが列車での長旅の醍醐味です。これを楽しみにしていたんです!

 

東京駅にはグランスタという駅弁や総菜などがずらーーっと並んでいる地下街があります。ワクワクしながら行ってみると、当たり前のようにオープンしていませんでした。まあ、早朝ですからね。

 

ただ、キヨスクと駅弁屋の「祭」が開いてたのでなんとか一命をとりとめました。新幹線に乗る前に物資を色々と調達している時間ってワクワクするよね。これが列車での長旅の醍醐味です。誰が何と言おうと醍醐味です。

 

 

さて、新幹線で一番楽しいのは、出張と思われるビジネスマンの冷たい視線に囲まれながら駅弁を広げて酒を飲むことだ。そう古事記にも書いてある。

 

駅弁を食べると、世にも奇妙な物語の「夜汽車の男」を頭に浮かべる。寂れた夜汽車の中で男が深い洞察で実況しながら駅弁を食べるお話だ。同じように深い洞察を交えながら食べようとする。この牛タン弁当のメインを飾るおかずは言うまでもなく牛タンだ。この味付けはおそらく仙台の味を意識した独特の……か~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!! うんめぇ!!!!!!!!!!!!! サイコーだぁ!!!!!!!!

 

駅弁を食べながらグビグビとビールを飲む。実況なんか知るか。冷静に考えたらまだ朝の6時30分だった。周りを見渡してもこんな早朝から酒を飲んでいるやつなんていない。ちょっと社会的に良くなかったかなって気持ちが生まれるけど、朝に飲むビールうめえ。ちょううめえ。

 

駅弁食べてビールを飲む。欲望の限りを尽くし、どんよりとした空を窓から見ながら眠りについた。

 

 

目が覚めると仙台だった。

 

新幹線、速い。時計を見たらまだ8時だった。早朝もいいとこだ。

 

おいおいおいおい、ここで降りたらおいしい牛タンとずんだを食べれるんじゃないの? なんで通り過ぎるの? もしかして仙台日帰りがベストなんじゃないの?

 

仙台行きでも「お先にトクだ値スペシャル」で50%オフなわけだから旅費が安い。移動時間の往復4時間はカットできるわけで、滞在時間は10時間以上になる。もしかして、仙台がベストだったんじゃないの? 牛タンも食べられるし。日帰り旅行するならすごくいい旅行先じゃないの?

 

……どうして? どうして自分は北海道に向かっているんだ? ここで降りれば……! 仙台を満喫……! なんで仙台を目的地にしなかったの……? 牛タン……。

 

仙台を通過し、うとうとしたり目を覚めたりしながらまどろみの中で過ごしていると、どんどんとビジネスマンが乗り降りして行って、元々混雑しているわけでもない新幹線はゆったりした雰囲気になってきた。観光や帰省の人がチラホラ、という感じだ。

 

 

新青森だ。さすがにテンションが上がってくる。もちろん、青森を目的地にするべきだったって気持ちも沸き上がってくる。そしてすぐに長いトンネルに入った。

 

こ、これが青函トンネル…!

 

ラーメンズのコントで「青函トンネル窓あれよ~」というセリフでだけ知っている、青森と北海道をつなぐ青函トンネル! うおおお!と大興奮したけど、長いこと暗いトンネルに電灯が光っているだけで、すぐに飽きた。

 

青函トンネルを抜けると「新幹線は青函トンネルを出て、北の大地北海道を駆け抜けております」という車掌のアナウンスが流れてきた。「北海道」という響きにさすがにワクワクしてくる。そして空は真っ青に晴れ渡っている! やったあ!

 

「右手には函館山が見えます」という声に窓から写真を撮ろうとするけど、撮ろうとした瞬間にトンネルに入る。出た瞬間にシャッターを切る。またトンネルに入る。シャッター。トンネル。シャッター。トンネル。なんだよこれ。コントか。

 

 

10:53 新函館北斗駅

 

 

ついに北の新幹線終着駅、新函館北斗駅に到着した。

 

 

降りた瞬間、思ったより暖かくて安心した。天気予報では雨だわ、寒いわって散々なことを言っていたので覚悟していたけど、晴れてるし、そこまで寒くない。

 

ただ、ここ新函館北斗駅は本当に新幹線が停まるというだけの駅で、周囲にはあまり何もない。函館観光をするには函館駅に移動する必要があるみたいだ。

 

駅の写真を撮るためにいったん、外に出たけど本来は乗り換えやすい構造になっているので、外に出ることなく乗り換えられる。とにかく急ぐ必要がある。なにせ、日帰りなので時間がない。

 

残り滞在時間 7時間2分

 

 

在来線で函館駅まで移動します。

 

 

旅!って感じの旅情たっぷりの電車。これが鉄道旅の醍醐味。絶対に醍醐味。

 

 

お酒も美味い。

 

 

着いた。

 

 

乗るときには時間ギリギリで慌てて駆け込んだから撮れなかったけど、函館駅までの列車はかわいかった。すごくインスタ映えしそう。インスタやってないけど。

 

11:40 函館駅

 

 

そして、ついに函館に到着。降りた瞬間、戦慄した。空気が冷たい! 寒い!  新函館北斗駅より寒い! 冬!

 

改札を出ると修学旅行と思われる若者どもが、いかを圧縮したせんべえを食べながら男女でわいきゃいしていた。しかしこっちはきゃっきゃしてる暇はない。こちとら日帰りなんだ。移動時間抜きで約7時間、詰め込みに詰め込んで色々なところに行かねばならない。修学旅行生とは背負ってるものが違う。

 

残り滞在時間 6時間45

 

 

 

函館駅を出るといきなり目の前に黄色の看板のラッキーピエロとハセガワストアがみえた。どちらも函館名物(ハンバーガーチェーンと焼き鳥弁当チェーン)だ。 すぐ近くには市場もあって海鮮丼が食べられ、これも函館観光の定番。ここでは、いったんこれらの函館名物の定番をスルーし、あえて摩周丸へ向かうことにした。

 

正直にいうと知らなかったのだけど、摩周丸は青函トンネルが完成するまで青森と北海道を繋いでいた連絡船らしい。産業遺産として実際の乗り場であった場所に係留されているようだ。函館駅より徒歩3分と近い場所にあるので、日帰り旅行にはうってつけ。

 

歩いているとおばさんに引き留められ、駐車場がどこかと聞かれたけど分かるわけがない。 むしろこっちが日帰り函館観光にうってつけの場所を尋ねたいくらいだった。

 

中は展示施設となっていて、入館料一般500円で実際に船の中へ入ることができる。外からも見学してる人たちが見えるので羨ましかったけれど、残念ながらゆっくりする時間がないので外側を眺めるだけにしておいた。

 

 

イルカがかわいいね。

 

 

 

残り滞在時間 6時間30

 

 

さっそく、函館の観光地を一つ満喫できた。調子がいい。この調子でどんどん函館を満喫していこう。

 

次の場所に向かって歩き始める。

 

 

歩いていたら見つけたこの建物、雰囲気いいからカフェかホテルだったりするのかな?と思って近づいたら普通の会社だった。函館大手町ハウスという登録有形文化財らしい。函館という街は歩いているとそこら中に様々な歴史的建造物だったりいい雰囲気の建物があって、とにかく街並みの雰囲気がいい。この時点でかなり満喫している。

 

摩周丸

電話:0138-27-2500

営業時間:4月~10月……8時30分~18時(入館は17時まで)

11月~3月……9時~17時(入館は16時まで)

 

12:05 はこだてビール

しばらく歩くと、こちらもベイエリア、函館駅からそう遠くない場所に次の函館満喫スポットがあった。

 

 

はこだてビールだ。ここは工場併設のレストランがあるのでここをめちゃくちゃ楽しみにしていた。はこだてビールは「社長のよく飲むビール」が有名だ。これは通常の2倍の量のモルトと函館山の天然地下水を使ったビールで、1か月間じっくり熟成させることでアルコール度数を10%まで高めている。ストロングゼロより強い。そんな魔儀式みたいなお酒を売っていいの?

 

 

 

 

メニューがでかでかと貼りだされている。「社長のよく飲むビール」以外にも「社長の出世するビール」や「いちごのはつ恋」など、たくさんの種類のビールがあることがわかる。函館っ子は恋も仕事も頑張っちゃうのかよ~~。うわあ、全部一口ずつぺろぺろ舐めたいんですけど~~と悩みながら店内に入った。

 

 

 

全種類飲んだらさすがにこの先が思いやられるのでぐっと我慢して、メイン四種類のビール飲み比べセットを注文した。このやさしさにありがたく乗っかるしかないよ。ちょっとずつ飲ませてくれるなんて先を急ぐ旅にぴったりだね。「社長のよく飲むビール」はさすがに強すぎて大変なことになりそうなので断念。

左から五稜の星(ヴァイツェン)、明治館(アルト)、北の一歩(エール)、北の夜景(ケルシュ)と並んでいる。椅子に座って一息つきながらごくごく飲むのにおいしい五稜の星、コクや苦みがあってソーセージにぴったりな他三種という感じ。メニューを見ると色々なごはんがあって悩んだんだけど、ビールの相棒にはソーセージ二種をチョイスした。

 

 

このチョイスが大正解!見てよ、このソーセージ。ぷりぷりだよ。とんでもなく肉汁がビールに合う。そして外しちゃいけないザワークラウト。こいつはビール王国ドイツの生み出した最高のつまみなんだなあ。

 

 

本当ならもっと飲んで食べたかったけど、なにせ日帰りの旅なので時間的に厳しく、10分足らずで店を出ることになってしまった。 周りの席でゆっくり飲み食いしている人たちが少し憎かった。 ここだけで旅を終わりにして7時間滞在してもいいくらいだった。

 

 

これらのビールは入口付近にお土産用に販売されていて、キンキンに冷えてやがるので、日帰りで時間がない人はこれを買って飲みながら移動するのも良さそう。

 

近くにあったセブンイレブンに移動する。

 

 

実は函館では、コンビニなどで市電の乗り放題チケットを購入できる。600円で何度でも乗り放題。通常は2キロまでで210円なので3回乗れば元が取れてしまう。函館観光のマストアイテムをゲット。

 

 

コンビニでは北海道限定のさくさくロールなるものを販売していた。お魚とお豆腐と書いてある。味が気になるけど、お会計を済ませたあとで存在に気が付いたから、もう一度レジに並ぶのとちょっと迷って写真を撮った。不審者っぽい挙動をしてたかもしれない。

 

 

残り滞在時間 5時間55

 

はこだてビール

電話:0138-23-8000

営業時間:11:00~15:00 / 17:00~22:00
ラストオーダー:21:20
(現在は短縮営業中)

 

12:40

 

 

歩いていると、校外学習中の小学生がワラワラといて、先生が「ここのマンホールは普通のやつと違うでしょう」みたいな話をしていた。それに小学生が盛り上がっていた。いいなあ、小学生は何でも盛り上がれてさ、マンホールで盛り上がれるなんて遠い日に置いてきた純粋さ、大人になるとマンホールでは盛り上がれないよ、と羨ましく思った。

 

せっかくなので小学生にまぎれてマンホールを撮った。

 

 

かわいい。 めっちゃ盛り上がった。

 

 

 

はこだてビールから少し歩き「はこだて明治館」に到着した。旧函館郵便局を利用した由緒ある建物で、かなり歴史を感じさせる。中には様々な店舗が入っていてショッピングを楽しめる。ガラス、オルゴール、テディベアと雰囲気のあるお店がいっぱい。

 

 

その前に売店のような「はこだてわいん」が目に留まった。さすがにここまでビール中心の組み立てをしてきたので、ワインで立て直したいところ、と思ったけど、ちょうどお昼休みでやっていないようだった。無念。

 

この記事を書くときに調べたところ、この明治館で営業していた「はこだてわいん武道館西部店」は2020年の11月にBAYはこだて内へ移転・リニューアルオープンしたみたい。これから行く人は注意して欲しい。

 

 

 

 

はこだて明治館からさらに歩くと、「赤レンガ倉庫」という場所があり、その中の「BAYはこだて」という商業施設に入ってみた。この辺り一帯のベイエリアは雰囲気のある商業施設が多い。赤レンガ倉庫内はカフェテラスでおしゃれにコーヒーを傾けてる人たちもいるので、マジでなんか雰囲気がシャレオツ。

 

しばらく散策していると、インスタ映えしそうな場所があった。

 

 

たぶんこれまで4億回くらいインスタに載せられている場所だと思う。それくらい映える。インスタやってないけど。

 

せっかくなのでいい感じの写真でも撮っちゃおうかな、ついでにインスタも始めちゃおうかな、と思った次の瞬間、クラスのひょうきん者みたいなポジションの小学生が座ってコミカルな動きを見せた。ちょっと下品な感じだったので、完全にインスタ感がなくなってしまった。やはりインスタは始められない。

 

レンガ倉庫を出て少し歩くと右手に日本最古のコンクリート電柱がある。大正12(1923)年に建ったものらしい。

 

 

なかなかの迫力と歴史の重みを感じる。函館という街は、電柱に限らず歩くとすぐに登録有形文化財に当たるので楽しい。

 

電柱を写真に収めて大通りに戻ると、とても壮大な景色が広がっていた。

 

 

写真ではちょっと伝わりづらいけど、信じられないほど大きな坂があった。函館山へと続く坂のようだ。

 

しばらく歩くと、さらに坂が登場してくる。どうやら函館山に向かって雰囲気のある大きな坂がたくさんあるようで、それぞれが観光スポットになってるみたいだ。

 

 

それぞれの坂にはこのように標識が置かれていて、いまどの坂にいるのか一目瞭然で分かるようになっている。

 

 

いっぱい坂がある。さっきの壮大な坂は南部坂だったとわかる。

 

 

 

 

こちらは八幡坂。 ここはCMに使われたことがきっかけで有名になった坂だ。チャーミーグリーンを使うと手をつなぎたくなる」という歌と共に年配の夫婦が手をつなぎながらスキップするCMで、そこから「チャーミーグリーンの坂」と呼ばれたらしい。夜景がきれいで眺望もいいこともあってか、今でも観光地として観光ガイドではよく紹介されている。

 

この坂の画像、中央部の坂の上あたりをよく見て欲しい。

 

 

人型のオブジェみたいなものが並んでいる。なんだろう、あんな道の真ん中に置いてもいいのだろうか。邪魔にならないのかな。気になるけど、坂の上まで行くのが大変そうなのでスルーして先に進んだ。あとで確認すればいい。

 

散策していると、北島三郎記念館を発見してしまった。

 

 

これが、かの有名な北島三郎記念館か!とレジェンドの吸引力に引き寄せられていったんだけど、入口で優しく微笑んでくれるサブちゃんを見ていたら満足してしまった。というか、中にまで入っていたら確実に時間が足りなくなるので、入口だけで引き返した。

 

 

サブちゃんの微笑みの余韻に浸っていると、さきほどの八幡坂のオブジェが妙に気になりだした。やはり坂を登って確認しておきたい。急いで戻ると、さきほどのオブジェが忽然と姿を消していた。 つまりあれはオブジェではなく本物の人間だったということだ。

 

坂を登る途中、リアルが充実していそうな男女の若者グループが、お揃いの格好をして「いい写真撮れたね~」「インスタ~」という雰囲気で降りてきていたので、多分その人たちが並んで撮影していたんだと思う。ジャンプして宙に浮いてる写真とか撮っていたんだと思う。

 

とりあえず、少しでもリアルを充実させたくて同じように坂を登ってみたけど、長くて、傾斜がすごくて、いつも引きこもってゲームばかりしている体には少しきつかった。 登りきった先には北海道函館西高校があった。こんなとこに毎日通学してるの……?  嘘でしょ?

 

 

残り滞在時間 5時間20分

 

はこだて明治館

電話:0138-27-7070

営業時間:09:30~18:00

定休日:水曜日

 

金森赤レンガ倉庫

電話:0138-27-5530

営業時間:現在短縮中 各店舗による

 

日本最古のコンクリート電柱

所在地:函館市末広町15‐1

 

はこだてわいん 葡萄館西部店(金森赤レンガ倉庫  BAYはこだて)

電話:0138‐27‐8338

営業時間:9:30~19:00(季節により変動あり)

 

北島三郎記念館

電話:0138‐26‐3600

営業時間:9時00分~17時00分

休館日:火曜定休(祝日の場合は翌平日休業)

 

八幡坂

所在地:函館市末広町

 

13:15

観光客や修学旅行生の流れに乗ったまま歩いていると、函館ハリストス正教会に到着した。

 

 

 

日本正教会でも伝道の最初期からの歴史を持つ最古の教会の一つだ。看板書いてある文字は日本語なんだけど、見上げた先はなんだか外国に来たみたいに感じる。

 

 

ぐるっと見学して時計を確認するともう13:15だ。ここから函館山に登るか、それとも別の場所に行くか迷ったけど、ケーブルカーの時間が合わないので函館山は諦めることにした。

 

と、その横に看板があって、「函館市元町末広町重要伝統的建造物群保存地区」という約14.5ヘクトアールを歴史的町並みとして保護保存しようという取り組みをしているということが書いてあった。どうりで歩くのが楽しい街並みなわけだ。

 

 

 

函館ハリストス正教会

電話:0138‐23‐7387

拝観時間:月曜日~金曜日 午前10時~午後5時 (現在、午後4時まで)

 土曜日 午前10時~午後4時

 日曜日 午後1時~午後4時

 

13:25 地域まちづくりセンター

地域まちづくりセンターに着くと、中はまるっきり地域まちづくりセンターだった。当たり前だ。

つまり、よくありがちな地域の施設という感じだった。あまり観光要素があるとは思えない。 ただ、ここには東北以北に現存する最も古いエレベーターがある。

 

 

入ってカウンターにいる職員さんに「あの、エレベーター……」と申し出ると、職員さんが突如として覚醒した。目を輝かせて「どうして来たんですか!?」「普通の観光客はここに来ない」「何で調べたんだ」「なんできたんだ」と相当驚いていた。 このまま激しい尋問が始まるかと思った。

 

ウッキウキの職員さんに促され、検温を行い、住所を記入し、エレベーターに向かう。エレベーターはその構造からどうしても密になってしまうので、何かあったときのために実施しているそうだ。二名までの乗車という制限などを設けているようだ。

 

いつもなら修学旅行などで団体客が訪れるそうだが、今は団体での乗車ができないので人が少ないそうだ。

 

 

1934年に設置されたこの手動式エレベーターは、イメージ的には映画「千と千尋の神隠し」や「ファンタスティック​・ビースト」で見るようなタイプに近い。このタイプは今の日本の建築基準法だと新しく設置することはできないとのこと。ただでさえかなりレアだが、一般人が実際に乗れるものはさらにレアだ。

 

 

職員さんが運転するものなので、普段はカギが掛かっており、エレベーターを開けてもらって、手動で操作してもらう必要がある。珍しく観光客が来たので職員さんのテンションが高い気がした。絶対にテンション高かった。めちゃくちゃ楽しく、エレベーターに20分もの時間を使ってしまった。

 

 

相変わらずマンホールがかわいくて盛り上がってしまった。

 

残り滞在時間 4時間56分

 

函館の観光エリアは密集しているので、歩くのが苦痛じゃないなら乗り物が必要ないかもしれない。それくらい街歩きが楽しい。

 

 

さて、ついに満を持してラッキーピエロとハセガワストアが居並ぶ場所にやってきた。函館に来たからには、絶対にどっちも食べてやる……! そう闘志を燃やしていた。まずはラッキーピエロからだッ!

 

もはや説明不要の有名店だとは思うけど、ラッキーピエロとは函館に根付くいわゆるご当地ハンバーガー屋さんだ。函館市内に17店舗展開しているチェーン店でそこかしこで見かける。

 

 

ラッキーピエロは、函館の観光案内には必ずと言っていいほど出てくる定番の店で、店の外観は何やら胡散臭い雰囲気すらする。その怪しさから、本当におすすめなのか? よくある観光ガイド詐欺的な奴じゃないのか? とほのかな疑いを持っていた。

 

選択したのはマリーナ末広店。そこかしこにある店舗からなぜこの店舗を選んだのかというと、海に面していて見晴らしがいいと評判だったからだ。そう、「とにかく海を見たかった」からだ。

 

 

外観も胡散臭かったけど、中もなかなかに謎のオブジェとかが大量に置いてあって胡散臭さ満点。やっぱり騙されたんじゃないだろうか。

 

 

函館経験済みの友人に「チャイニーズチキンバーガー」がおいしかったと聞いていたので、チャイニーズチキンハンバーガーとオリジナルラキポテ(フライドポテトにミートソースとチーズをかけたもの)とガラナビール(店頭でも売っているラッキーガラナというガラナジュースでビールを割ったもの)を注文した。

 

 

 

 

飲み物だけ渡されて席に着く。店内は盛況で、観光客はもちろんのこと、近隣住民も多い雰囲気だった。 地元の人にも愛されているんだと思う。

 

 

海だ。

 

 

このチャイニーズチキンバーガーが甘辛な味付けとでジューシーさのバランスがちょうどよくって、バクバク食べてしまう。これは間違いなくビールに合う味。胡散臭いなんて思ってごめんね。めちゃうまいわ。

 

 

 

 

ラッキーピエロ、安くて美味しいし、酒が安い。店内の雰囲気も良くてとにかく酒が安くて酒が安い。最高だ。

 

 

残り滞在時間 4時間20

 

 

食べ終わって店を出ると14:20になっていた。ここから急激に帰りの電車を意識し始める。 というか宿泊していきたくなった。函館はこんな駆け足で楽しむ町じゃない。ゆっくりと時間をかけて楽しむ街だ。少なくとも、もうハセガワストアに立ち寄る時間は残っていない。焼き鳥弁当は帰りに買おう。

 

とにかく帰りの時間差し迫ってきたので、気持ちを落ち着かせるためサウナに入ることにした。なぜサウナなのか。本能がサウナを求めているからだ!

 

 

せっかく乗り放題券を購入したのにほとんど使っていなかったので、市電に乗って移動した。

 

函館市地域交流まちづくりセンター

電話:0138‐22‐9700

営業時間:午前9時~午後9時

 

函館ラッキーピエロ(マリーナ末広店)

電話:0138‐27‐5000

営業時間:AM10:00~AM0:00(土のみAM1:00)

 

 

14:40 はこだて大森の湯

 

 

 

ホテルパコ函館別邸にある天然温泉「はこだて大森の湯」 はタオルを借りて1500円で入浴可能な日帰り温泉だ。

 

ホテル併設の温泉施設で、宿泊客以外は気軽に入りづらそうな雰囲気だったのだけど、周りのマダムたちはガシガシと日頃から使っているみたいで、平日の日中なのに結構な人がいた。

 

入浴セットを受け取ると、ゆっくり楽しむマダムたちを尻目に身体を流し、目的のサウナへと駆け抜けた。ひとしきり汗をかいて水風呂に入る。

 

この瞬間が最高に生を感じる! 露天にあった源泉かけ流しの温泉もよかった。ここまでの街歩きで時間短縮のために早歩きして足が死んでいたけど、しっかりと生き返った。

 

休憩を挟んでサウナ、水風呂、露天風呂と丸一日かけてゆっくりしたいところだけれども、なにせ日帰りの旅。ものの30分という圧倒的に短い滞在時間で出ることにした。あまりの速さに店員さんも「え、もう?」みたいに戸惑っていた。こっちもあまりの駆け足に自分自身で戸惑っていた。

 

最高のサウナだったけど、別にサウナに興味ないよという人は、やや近くにある湯の川温泉まで出て、足湯に浸かるのもいいと思う。 実際、どちらにいくか迷ったけど、サウナの誘惑には勝てなかった。

 

残り滞在時間 3時間29分

 

サウナで身も心もリフレッシュしたので、次は五稜郭に向かおうと市電に乗りこんだ。乗り放題チケットなのでもっと活用したいところだ。

 

 

五稜郭へは市電の五稜郭公園駅前駅から少し歩く。

 

 

 

 

この旅の道中、何度もラッキーピエロを見かけた。そこで気が付いたけど、このラッキーピエロ、狙ったように観光スポット付近に存在している。だから、観光地に寄ったついでにラッキーピエロ、と組み込んでおけば日帰りの旅でも効率がいい。

 

五稜郭までの道のりが分からなくて一瞬だけ焦ったけれども、適当に歩いて行っても、遠くから五稜郭タワーが見えてくるので安心。そこを目指していけばいい。だいたい15~20分程度で辿り着いた。

 

天然温泉 ホテルパコ函館別亭 天然温泉「はこだて大森の湯」

0138‐23‐8585

利用時間:日帰り入浴 13:00~24:00(最終受付 23:00)

 

 

15:55 五稜郭タワー

 

 

ついに五稜郭タワーに到着。1階には五稜郭! 土方歳三! 新選組! といわんばかりの団体旅行客向けのおみやげ売り場があって、その先にチケット売り場があった。係員のお姉さんたちの制服は何故かマリークヮントのデザインで、かわいかった。

 

チケットを買ってエレベーターで展望台へ登り、ばしゃばしゃ写真を撮った。こういった観光地にありがちなコイン式の双眼鏡が新型コロナの影響で使用不可になっていたのが印象的だった。

 

タワーの上から見る五稜郭はちょうど全体が紅く色付きはじめていてとても綺麗だった。

 

 

別の団体に説明しているガイドさんの説明をなんとなく盗み聞ぎしながら一周回って五稜郭を堪能する。「よし、任務は完了だ!」急いで地上へ戻ろう。なにせ時間がない。

 

もはや観光というよりはクエストをクリアしている感覚である。マップを見る、時間を見る、クエストのある場所へ赴く。 そうするとこの場所にいる人もみんなNPCなんじゃないかと思えてくる。

 

 

タワーから降りると食欲を満たすエリアが広がっていて、カレーで有名な五島軒やジェラート屋さんなんかが軒を連ねていた。旅に出たらソフトクリームかジェラートは舐めるものと相場が決まっているので、ジェラートを舐めながら先に進む。

 

そのまま2階から1階に降りると、なんと土方歳三のブロンズ像の前にまた売店があった。ビールを売ってる!

 

 

うおおおおお!!!!!!生ビールが飲めるぞ~!

 

なんと、ここではサッポロクラシックの生ビールが飲める! たくさん移動してやるべきことをする、おれたちにカンパイ! クラフトビールもあったし、観光スポットとして珍しいくらい酒を飲ませてくれる。 これ完全にクエスト報酬でしょ。

 

上機嫌で時計を見ると、もう16:00を過ぎていた。

 

うわああああああああああ焦ってきた!薄々気付いていたが北海道に来たのに海鮮食べてない。駅弁食べて満足して函館駅降りたとこで海鮮丼食べなかったから……。

 

函館では「函太郎」という回転寿司が有名。五稜郭から少し歩くと函太郎があるはずなのでそちらに向かうことにした。 海鮮のクエストをクリアしなくてはならない。

 

向かう道すがら虹が出ていて興奮した。

 

本当はタワーだけでなく、五稜郭公園内にも入りたかったけど、入り口で虹を見ることができたし、まあいいか、という気持ちになった。特に思い入れもないのに、虹を見るとオールオッケーな感じになるから不思議だ。

 

残り滞在時間 2時間14分

 

途中にあのマルセイバターサンドで有名な六花亭があった。入り口にマスクを付けた犬の彫像があってかわいかった。

 

 

六花亭は、観光客よりも地元のお客さんが多く、みんな手土産を買っているような雰囲気だった。お店が18時まで、喫茶室が16時までと早い時間に営業終了するようだったので注意が必要だ。

 

海外でも国内でも、旅行に行くと観光都市でも意外と閉店時間が早い場所が多い。東京のように夜遅くまでお店が開いている感覚でいると、慌てることになるので絶対行きたいところは昼間に行くよう注意したい。六花亭だと、「コーヒービーンズ」というお菓子が好きなので探したけどなかった。ほろ苦くて、コーヒー豆が丸ごと入っていておいしいのでおすすめです。

 

残り滞在時間 2時間6分

 

五稜郭タワー

電話:0138‐51‐4785

営業時間:4月21日~10月20日 8:00~19:00

10月21日~4月20日 9:00~18:00

五稜郭の夢期間中(冬季)9:00~19:00

 

Food & Drink 107(売店)

営業時間:五稜郭タワー営業時間に準ずる

 

MILKISSIMO HAKODATE GELATO DA 41°N (函館 五稜郭タワー店)

電話:0138‐30‐3369

営業時間:五稜郭タワー営業時間に準ずる

 

六花亭(五稜郭店)

電話:0138‐31‐6666

営業時間:9:30~17:30

喫茶室11:00~16:00(LO15:30)

 

16:36函太郎

 

 

函太郎に着いてお寿司を注文する。ついに念願の海鮮だ。クエストクリア。

 

つぶ貝の食感が想像のはるか上をいっていてびっくりした。これ本当に貝? 天使の肉とかじゃないの?

 

ここでも滞在時間が10分くらいで、ぱぱぱっと食べて外に出た。とにかく時間がない。回転すしだと食べたい量を食べたい分だけ食べられるので、時間的にもありがたい。 函太郎は函館駅近くにも店舗がある。日帰りの旅にはおススメだ。下手したら東京駅にも店がある。どうしても東京で味わいたい場合はそこでもいい。

 

この後「もう時間もないし、そのままJR五稜郭駅に向かって帰るか!」とタクシーを拾ったんだけど、これが完全な判断ミスだった。

 

函館駅―五稜郭駅―新函館北斗駅という配置なので、五稜郭に最後に行って、帰りは五稜郭駅から乗れば新函館北斗駅までショートカットできるし、五稜郭駅周辺でもうちょっと観光スポット攻めれば時間の有効活用じゃん、と思ってていたのだけど、そうではなかった。

 

乗り込んだタクシーの運転手さんに言われた。

 

「ほんとに五稜郭駅でいいの? 函館じゃなくていいの?途中のハセスト寄ろうか? ていうかこのまま帰るの? じゃあこのまま北斗駅行くの?…… え? ていうか旅行なのになんでそんなに荷物少ないの?」

 

という質問攻めにあってしまった。ふふん、遠回りをして運賃を高くしようってその手には乗らないぜ! と警戒してしまい「いや、まあ、ははは、東京から日帰りなんで」と半笑いで返事してたけど、今となってはこの運転手のオッサンの言うことを聞くべきだった。

 

函太郎(五稜郭公園店)

電話:0138‐52‐5522

営業時間:11:00~22:00

 

 

17:05 五稜郭駅

 

 

辿り着いた五稜郭駅には何もなかった。本当に何もなかった。周りにコンビニさえなかった。 しかも、いちばん早い電車まで20分あった。この20分で何かできてたんじゃないか酒が飲めたんじゃないか、と思うと悔しくて、駅のベンチでひとりめっちゃ舌打ちしてた。

 

イライラしている自分の目の前で学生カップルがいちゃいちゃし始めて、さらに酒を飲みたくなった。お前らは家に帰るだけかもしれないけど、こちとら今から東京まで帰るんだぞ、日帰りだぞ、って言いそうになった。

 

 

この五稜郭駅、本当に昔ながらの駅という雰囲気で、時間になるまで改札は開かないし、入場するときに駅員さんが切符をスタンプしてくれるスタイルだった。かなりレトロだ。

 

ハセガワストアのやきとり弁当を食べられなかった。それだけが心残りだ。函館市内にあんなにあったのにどうして寄らなかったんだろう。どうして後回しにしたんだろう。 ハセスト……どうして……。

 

でも、まだ一縷の望みはある!五稜郭駅の周りには何もないけど、新函館北斗駅ならきっと何かある。事前にホームページで調べたところ、駅に隣接した商業施設「ほっくる」で、お土産も売っている。駅弁と酒も買うぞ。

 

残り滞在時間 0時間45分

 

五稜郭駅 道南いさりび鉄道

電話:0138‐41‐3745

営業窓口:6:00~22:00

売店6:00~19:00

 

17:55 新函館北斗駅

 

 

ぎゃああああああああああああ。

 

ほぼすべての店が閉店していた。いくらか開いているお店もあったのだけど、呆然と見ている間に、次々と閉店していった。

 

どうして?

 

駅弁も買えない。土産も買えない。何もない。 どうして……。

 

 

うおおおおお、酒が買える! 営業している数少ない店である酒屋で、ワインやクラフトビールを買って出ていきました。 もう酒さえあればなにもいらない。この店では角打ち的にお酒を店内で楽しむこともできるみたい。おつまみの焼きチーズとかおいしそうだった。

 

 

 

おそらく、昼間に行けば開いてる店が多いんだと思うけれども、夕方を過ぎたら戦力にならないので、ここに期待を寄せて何かを買おうとすると酒だけを買うことになります。

 

 

残り滞在時間 0時間 17分

 

 

北斗市にちなんで駅構内に設置された「北斗の拳」のケンシロウに手を振り、じゃがポックルを小脇に抱えて、泣く泣く改札内のキヨスクに駆け込むと、一個だけ駅弁を売っていたのだけど、特に興味をそそられるような感じでもなかったので、無理して食べる必要もないと思い、買わずに新幹線を待った。

 

「本当に今から東京に帰るの?」

 

狐につままれた気持ちでホームで待っていたら本当に新幹線がやってきたので、やはり東京に帰るらしい。

 

残り滞在時間 0時間0分

 

 

ここから約4時半新幹線に揺られ東京駅に向かい、本当に東京に帰ってきた。

 

北斗市観光交流センター別館 ほっくる
営業時間:フリースペース 9:00~21:00
ショッピングエリア 9:00~21:00
フードエリア 9:00~20:00
コンビニエンスストア 7:00~22:00

※各店舗による

 

NORTH SAKE&WINE 酒舗 稲村屋

電話:0138-83-8565

営業時間:9:00~21:00(19:00の時も有)

※営業時間変更:令和2年5月7日(木)~期間未定  9:00~20:00

 

23:05 東京駅

 

 

 

この写真を撮るために一度下に下がってから大慌てでホームに戻ったら、盛大にコケてけがをした。とんでもなく痛くて泣いた。

 

 

まとめ

 

今回、泊りはちょっと、ということで陸路で函館日帰り旅行をしてみたが、予想以上に満喫することができた。

極限まで遠くに、それもリーズナブルに、というコンセプトで日帰り旅行の限界に挑戦したので、7時間47分という短い滞在時間になってしまったが、それを差し引いても函館観光は楽しかった。壮大なお散歩って感じだ。ひとりで行けば何の気兼ねもなく好きなところに行けて、好きなことができるので日帰りにはおすすめ。あと、日帰りなので荷物が少なくていい。

函館はひとつひとつ挙げればキリがないくらい景観がよくて散策するのに向いている街並みだし、飲食店もたくさんあるので最高だし、魅力ある部分がギュッと詰まっていて日帰り旅行に最適。なにより、景観が良いのでどこで酒を飲んでも美味い。

 

いつもの散歩をもっと壮大に、という方は函館日帰りに挑戦してみていかがだろうか。新幹線も半額だし。

 

ただ、東京から北海道でさえ日帰りで楽しめるのだから、もう少し近い東北であればもっとたっぷりも楽しめると思います。新幹線が半額なので東北などに日帰り旅行をしてみたらいかがでしょうか。つくづく、仙台を目的地にすればよかった、そう思います。

 

0:40

 

 

夜食。

無事、帰ることができました。めちゃくちゃ疲れた。

 

 

 

 

※営業時間等は実際と異なる場合がありますので直接お問い合わせください