仙台で普段飲み歩いている地元人がマジで推す居酒屋を3つ紹介

仙台の居酒屋のおすすめは、地元で普段飲み歩いてる人に聞くのが一番。お酒と美味しい物が大好きな仙台在住のライターがマジで推す、選りすぐりの3店をご紹介します。ちょーちょなどの有名店から、隠れた名店も!

皆さんはじめまして。
宮城県は仙台でライターをしているスガイミキです。

東北で一番の大都会仙台!(東北っていうのがポイント)
全国的にも住みやすい街仙台!
やたらと県名がかっこいい宮城県仙台市!

いやはや仙台って良いところじゃないですか?

とまぁ仙台大好き人間なのですが、県外の友人やネットのまとめサイトで仙台についてよっっく言われることがあるんです……
それは……

「仙台観光するところなにもなくね?」

あぁ~ハイハイうんうん、わかっているんだ。痛いほどわかっていますとも。

確かに観光するところはかなりない。

日本三景に認定されている「松島」はありますよ?けど1回見に行ったら十分って言われてまうし、なんなら市内から離れているから、JR仙石線に乗ることになるけど大丈夫?って聞くと微妙な顔をされてしまうし、

市内に何かないのと聞かれると、伊達政宗のイカしてる騎馬像はあるけど本丸がない仙台城の跡地と、ギンギラギンとしててさりげなくない仙台藩の霊廟「瑞鳳殿」と、杜の都を象徴する蒼青とした深緑のケヤキ並木が最高にエモい「定禅寺通り」なら比較的近くにあるのですが、観光のイメージと違うのか微妙な反応をされたりします。

なんなんですか~!

このように観光するとなるとハードルが上がりまくる街仙台ですが、これだけは知って欲しい……!

仙台の居酒屋、レベル高すぎ

松島湾から届けれるプリプリ濃厚な牡蠣に、宮城が誇る漁港都市石巻・気仙沼から水揚げされるうまうまなお魚に最高な気候で育った甘さが際立つピカピカのお米に、味が濃くて美味しい仙台平野の野菜に、その旨い米の藁を食べって育った肉汁の口当たりがとろける仙台牛などなど……
そして、旨い米がとれる=地酒がこれまた最強に旨いんです。あとニッカウイスキーの蒸留所が県内にあるのでウィスキーにも明るく、最近だとクラフトビールにも力を入れているんですよ。

これらの食材を使用している飲食店……特に居酒屋……。

半端なくレベルが高いんです……! 

というわけで数ある中から厳選して、地元人の私がオススメする居酒屋を3軒ご紹介致します!

 

ちょーちょ

最初にご紹介するのは、仙台の居酒屋で1番人気があると言っても過言ではないちょーちょさん。
市内には系列店を含め3店舗あり、もちろんわたしは全部行ったことがあります。

この日は平日の20時に伺ったのですがほぼ満席状態!仙台でこの光景はなかなか凄いことです。
囲炉裏のあるお洒落な店内は、老若男女のお客さんで賑わっております。

「いらっしゃいませー!!!」と店員さんの威勢の良い声が飛び交う店内は、まさにエンターテイメント。

ここのグラスはちょっとした格言がプリントしてあって面白いんです

自分のお気に入りの格言グラスが来るとなんだか嬉しい気分に。もう一杯、もう一杯と頼んでしまいます。

お通しはこんにゃくのおでんと、

ボラとタラの白子の食べ比べ。

白子の食べ比べなんて贅沢~

どっちもうっっっま

ここはお魚料理が美味しいんです。特にお造りがオススメなんですよね。この日の盛り合わせは胡麻カンパチ・鰆・平目・しめ鯖・太刀魚・鮪でした。

美味しそうすぎて、まるで我が子を見つめるかのように微笑んでしまいます。

私が好きなのは胡麻カンパチ。濃厚なゴマだれに負けないカンパチの弾力がたまりません。

お次はちょーちょ名物炭火焼から「ぶり山椒醤油焼き」をチョイス。

照り焼きのお手本といっても良いかのような焼き加減。
炭火でじっくりと焼かれたぶりの身は脂がじゅわりと滴ります。

ここでお酒を日本酒にシフト。

頼んだのは宮城県栗原市の「萩の鶴」

キリッとした飲み口で、料理の味を邪魔しない食中酒です。

こちらは手造りの厚揚げ。生姜醤油でサッパリと頂きます。

あっつい

揚げたてなので、口腔内火傷に注意です。
豆腐の味が濃くてトロトロでクリーミィ!表面のカリカリッとした香ばしさが食欲を増進させます。

そろそろ〆にと、本日のオススメメニューにあったスパイスカレーうどんを頼んでみました。

20種類のスパイスを使用しているのでとっても香り豊か!うどん一つにも本気が垣間見れます。

えーと、さっきカレーうどんで〆たはずなんですがなんだかもう少し食べれそうだったので筋子のおにぎりを追加で頼んじゃいました。

ピッカピカの真っ白おにぎりが眩しい……

海苔をパリパリにするために、わざわざ七輪を席に用意してくれます。ホスピタリティの高さよ。

旨すぎて思わず哲学的な顔になってしまいました。

筋子の野趣溢れる塩辛さが、白米と合う合う。日本人はやっぱり最後は米ですね。

美味しいお料理もさることながら、陽気で気の利く店員さんに会いにいきたいのが、ここに行く理由の一つでもあるんですよね。
いつもお客さんでいっぱいなので、ちょーちょさんは前もって予約をしてから行ってくださいね~。
余談ですが、店員のお兄ちゃんたちはワイルド系のイケメン揃いなのでそこも要チェックですよ。 

ちょーちょ
住所:〒980-0803 宮城県仙台市青葉区国分町3丁目4−27
食べログ:https://tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4014402/

牡蠣小屋ろっこ

仙台中の飲兵衛が集まる、青葉区一番町のレトロな「いろは横丁」から最高なお店をご紹介します。
この辺りはオフィスが多いので、平日の帰り道にふらっと寄っていく会社員をよく見かけますね。

たくさんの居酒屋が集まる横丁の中でもご紹介したいのは立ち呑みができる「牡蠣小屋ろっこ」さん!
なんとここでは宮城県産の牡蠣を100円で食べられるんです!

まずは手始めに蒸し牡蠣を10個注文してみました。もちろん生牡蠣もありますよ。

目の前で牡蠣が蒸されていきます。待っている間のワクワクが止まりません。

はーーい!牡蠣がきましたー!
幸せの絵面ですね、写真を額縁に入れて飾りたくなります。

あらかじめ店員さんが牡蠣を剥いてくれるので、貝柱に悩まされることもなく箸でスッと持ち上げることができます。

うっっっっっっめ

ぷるんっとした舌触りの身を噛むと、海の濃厚なエキスがじゅんわぁっと溢れ出てきて、一口食べたらすぐにもう一つを食べたくなる味わいです。
これが100円で食べれるってどういうことなのかしら……。

店員さんに聞いてみると、他の居酒屋とは違い一度に大量に仕入れるからこそ、この価格で提供できるんだそうです。

このままで食べても美味しいのですが、卓上の「さんしょう」と書かれているタレをかけてみると・・・。

ミラクルうますぎる

山椒がふわりと香る醤油ベースのタレが、やたら牡蠣と合います。

こんなことされたら……

あと10個追加してしまうじゃないですか。

置いてあるお酒は、基本的なビールとレモンサワーにあとは日本酒!
県内外の日本酒を置いているのがいいんですよ。

グラスを渡されるので、自分でついでいきます。セルフもっきり……これは流行るな。
ついでいると、常連のオジさんから「もっとついでおいた方がいいよ!(笑)」とのお声が。
カウンター席ならではの隣の人とすぐにお喋りしてしまうこの空間。この感覚が味わいたくてついつい来てしまうんですよね。

県産の牡蠣を思う存分堪能したい方はぜひお立ち寄りください!

牡蠣小屋ろっこ
住所:〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町2丁目3
食べログ:https://tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4021715/

 

いたり和ん惣市

最後にご紹介するのは、仙台市地下鉄南北線北四番町駅から歩いて5分のところにある、知る人ぞ知るお店「いたり和ん惣市」さんです。

わたくしここのお店のお料理の大ファンなんです。まさに本当は紹介したくないお店ですが自分に嘘はつきたくないのでご紹介いたします。

ここのお店では店主の池田さんの類稀なるセンスが光る創作料理と、全国の選りすぐりの日本酒が楽しめます。

皆さんここに来たら日本酒飲み放題を頼みましょう!まずは頼みましょう!
2000円で日本酒も全部飲み放題なんです!こんなことがあっていいのか?

多分日本酒好きな人が見たらよだれを垂らすラインナップ

飲み放題1発目は秋田の酒造「新政」ラピスラズリ。新政といえばなかなかお目にかかれない「NO.6」シリーズが有名ですが、このラピスラズリははじめて頂きますね。

ではさっそく……。

ふへへへへへ

これはちょっと想像を超えてきましたね。スッキリ爽やかな甘さが心地よくスルスルと喉を通っていく感覚。
説明の仕様がないので機会があれば実物を飲んでみてください。びっくりします。

お通しは仙台味噌とチーズソースのバーニャカウダ。字面だけで美味しいでしょうこんなの。
味噌とチーズ、重厚な香りと旨味がぶつかり合うソースは目が覚める旨さです。

「日本酒飲み放題」の魔力でついついお酒ばっかり飲んでしまうので、どんどんお料理を頼んでいきましょう。

いぶりがっことクリームチーズを一緒に食べるがっこチーズ
いぶりがっこは秋田発祥のお漬物ですが、その美味しさから宮城県内の居酒屋でも多く目にします。
スモーキーないぶりがっことクリームチーズの組み合わせは大鉄板!まさに鬼に金棒のようですわ。

これはフライド長芋
なんとこの付け合わせのケチャップは薫製されているんです!調味料を燻すいう発想が凡人には思いつきませんよね。これにより酸味が抑えられトマトのマイルドな旨味と甘みが強調されるようになっています。

こちらはピスタチオの薫製。お気づきだと思いますがここのお料理は何かしらスモークしているんですよね。
燻された豆の香りがフワッと鼻腔に届き、半永久的に食べれます

次の日本酒は秋田の「ど辛」を注文。
口に含んだ瞬間力強さを感じました。ラベルもなんだか漢らしいな。
口の中の情報をリセットしたい時に飲むといいですね!

お次に頼んだのは牛のレバーを低温調理した真空牛のレバッチョ。これは外せません。
上に乗っている野菜は、お肉と一緒に食べれるように細かくカットされており、細やかな気配りを感じます。

低温調理なのでボソボソとせず、プリプリッとしているのに歯で小気味よく噛み切れます。
またこのレバー独特の香りがたまりません。

ネーミングに惹かれて頼んだ山形の「一生幸福」
そりゃあ一生幸福になりてぇよ。というわけでコロナが収まったらドバイに嫁募集中の石油王を探しに行ってきます。ハイ。
この辺りになると記憶があやふやになってきてしまい、味の感想をすっかり忘れてしまいましたが、とにかく美味しかったのは覚えています。

そしてここに来たら絶対に食べて欲しいのがこちら!

仙台味噌とチーズの玄米焼きウニぎりです。
おにぎりじゃないですウニぎりです。見てわかるように、食べなくても旨いことが確定してますよね。
ここに来たら〆に絶対食べることにしています。
プラス50円で薫製筋子をのっけることができるので、そうしてください。

これを……

こう!!!

ダバァ……

くうぅうぅぅぅぅぅ~!!! 

(お分かりだと思いますが酔いが回っております)

卵黄にウニに筋子に焦がしチーズ、美味しくならない訳が無い。
ビジュアルも最高なので、酔ったところにこれが来ると場のテンションが最高潮になります。
今回もごちそうさまでした。

いたり和ん惣市

住所:〒980-0802 宮城県仙台市青葉区二日町11−18
食べログ:https://tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4013579/

 

仙台に来てみたくなったでしょ?

仙台在住の私が、大好きなお店を3つ紹介させていただきました!仙台の居酒屋のレベルの高さを感じて頂けたと思います。
ここで紹介したのはほんの1部!まだまだ魅力的な居酒屋がたくさんありますよ!
観光に来たらお気に入りのお店を探してみてくださいね~!