岡山は桃太郎だけじゃねぇ!地元民が本当にオススメしたい2泊3日観光プラン

岡山県は桃太郎というイメージが強いですが、後楽園や岡山城、吉備津神社、江戸時代の街並みを残す倉敷美観地区といった観光地があります。今回は地元ライターが、2泊3日の観光ルートをご紹介。子供連れの家族、デートや一人旅にもオススメです。鷲羽山ハイランドや備前焼体験などもまわって、デミカツ丼、岡山ばらずし、かきおこ等の名物グルメ、お土産も網羅。旅行のモデルプランとしてご活用ください。

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はじめまして。岡山県在住ライターのオカモトラボの岡本と申します。

突然ですが、皆さんは「岡山」と聞いて何を思い浮かべますか?

 

「桃太郎」と「桃太郎ランド」ですよね。

(※注:桃太郎ランドとは桃太郎電鉄というゲーム内に登場する架空のテーマパーク)

 

それもそうなんですが、岡山には「桃太郎」系以外にも、たくさんの素晴らしい場所があります。

この機会に是非とも覚えていただき、できれば遊びにも来ていただけるように岡山からお送りしていきます!

 

 

地図を作りました

知らない土地へ行くと「それぞれの位置関係がどうなっているのか」が分からなくて困りませんか? もちろん旅行雑誌などに地図はありますが、情報量が多くて分かりにくかったりします。

ということで、今回の旅行プランの一目で分かる地図を作りました。

 

分かりやすさを重視するために、縮尺がギュッと縮まっているところもあるので、正しい距離感はちゃんとした地図を見ていただいた方が良いかも知れません。

 

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冒頭の桃太郎像は、岡山駅のすぐ目の前にあります。

新幹線で来た場合はもちろんのこと、飛行機の場合でも旅のスタート地点は、ここ岡山駅になると思います(空港からリムジンバスで移動するため)。

 

 

1日目

岡山後楽園

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今回は午前10時に岡山駅を出発して、まずは後楽園へ。……とはいっても、東京ドームの最寄りの後楽園駅ではありませんよ。岡山で「後楽園」と言えば、日本三名園の一つの後楽園です。

 

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岡山駅前停留所から路面電車で城下(しろした)停留所まで移動します。2路線ありますので、東山線の方に乗ってください。

 

DSC_5260_1そこから徒歩約10分で岡山後楽園に到着します。「岡山後楽園」とは江戸時代に作られた、めっちゃ広くてきれいな大名庭園です。

青々とした芝生が敷き詰められた庭園は、マジで一見の価値ありです。

 

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まあ、今は完全に枯れてますけどね!(※取材は2月下旬)

しかも、芝焼き(芝が綺麗に生えるように燃やす行事)が行われた後なので、芝が焼き尽くされています。

これはこれで風情がありますが、芝生が生え揃うともっときれいなのですよ。

 

tukiyama_karaenyoutei_tokubetukoukai後楽園事務所様よりご提供

ほら! どうですか? 良いでしょう!

 

DSC_5266_1もちろん、芝生以外の見どころもあります。僕が良いなと思ったのは、松林にわらを巻いて害虫を駆除する「こも巻き」の様子。

 

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庭園内は本当にゴミ一つ落ちていません。「ダイソンで掃除したのかな?」と思うくらいです。

入園料400円ですがその価値は十分ありました。また後楽園にはボランティアのガイドさんがいて、無料で案内や解説してくれます。僕も参加しましたが、ガイドさんも他の参加者のみなさんもご年配の方が多かったにもかかわらず、健脚でついて行くだけで足がパンパンになりました。日頃の運動不足がたたりました。

 

岡山後楽園
住所:岡山県岡山市北区後楽園1−5
参考サイト:http://www.okayama-korakuen.jp/

 

岡山城

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後楽園の次は岡山城へ向かいます。

 

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岡山城は後楽園の南門から出て、川を隔てて南側にあります。

 

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その途中の川にはスワンボートもあります。

きっとお殿様も、このスワンボートで川遊びを楽しんだことでしょう。

 

ここから5分ほど歩けば、

 

DSC_5363_1岡山城に到着です。

岡山城はその黒い外観から別名「烏城(うじょう)」とも呼ばれていて、戦国大名の宇喜多直家が居城として以来、岡山の中心となっています。

岡山城の天守閣に入るには300円かかりますが、後楽園と共通券だとあわせて560円になります。岡山城は後楽園からの距離も近いので、ついでに回っていただくのも良いかもしれません。

 

岡山城
住所:岡山県岡山市北区丸の内2−3−1
参考サイト:http://okayama-kanko.net/

 

岡山2大どんぶりで腹ごしらえ

そうこうしているうちにお腹が空いてきました。岡山に来たら是非食べていただきたいのが、

 

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デミカツ丼エビ丼の2大どんぶりです。

どちらもオススメのお店が後楽園と岡山駅の間にありますので、後楽園から岡山駅へ戻る道すがら食べに行きましょう。

 

まずデミカツ丼は、

 

DSC_5382_1味司 野村さんがオススメです。

 

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ロース並盛り(800円)

デミカツ丼とは、カツ丼にデミグラスソースがかかった岡山のご当地グルメです。

カツ丼にデミグラスソースがかかっているというと、ちょっと重たそうな、しつこそうなイメージを持つかもしれません。しかし、実際は衣がサクサクで、デミグラスソースはほんの少し甘めの味付け。しつこくなく、とてもあっさりと食べることができます。

 

味司 野村
住所:岡山県岡山市北区平和町1−10

 

もう一つのオススメ丼が、

 

DSC_5384_1駅前のラーメン屋の2階にある梶屋さんの

 

DSC_5397_1このエビ丼です。エビ丼はエビフライとタルタルソースが乗ったどんぶりで、

 

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ご飯にはタレがしみ込んでいるので、最後までおいしくいただけます。ちなみにこちらは850円。

個人的には両方おいしく甲乙つけがたいのですが、エビ丼はタルタルソースが後半ボディブローのように効いてくるので、こってり好きな人はエビ丼、そうでなければデミカツ丼という選び方が良いのかなと思います。

 

吉備津神社

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続いて、桃太郎線吉備津(きびつ)へ向かいます。

 

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「桃太郎線」は元々「吉備線」という名称だったのですが、最近になって「桃太郎線」という愛称に変更されました。岡山の桃太郎推しもここまで来たかと感じるレベルです。

 

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吉備津駅で下車して、駅から10分ほど歩きます。

 

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吉備津神社に到着しました。

 

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参道を登っていくと現れるこの拝殿は国宝に指定されています。

 

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長ーーい回廊も圧巻です。

 

吉備津神社はメジャーな観光地が集中する岡山、倉敷エリアからはちょっと離れた場所にありますが、岡山を語るうえでは外すことはできません。

同神社に祀られている吉備津彦命(きびつひこのみこと)は犬飼健命(いぬかいたけるのみこと)、楽々森彦命(ささもりひこのみこと)、留玉臣命(とめたまおみのみこと)の3人の家来とともに、この地方を治めていた温羅(うら)という「鬼」(渡来人だったとも、一説には百済の王子であったとも言われる)を退治したと伝えられています。

何となくお分かりかと思いますが、この物語が桃太郎のモチーフになったとされています。吉備津彦命が「桃太郎」、犬飼健命は「犬」、楽々森彦命は「サル」、留玉臣命は「キジ」になったとか。

 

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「話せば分かる」で有名な、五・一五事件で殺害された第29代内閣総理大臣、犬養毅は、「犬」のモデルとなった犬飼健命の末裔を称していて、吉備津神社の敷地内に銅像が建立されています。

 

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岡山の異常な「桃太郎推し」の理由が分かったところで、再び桃太郎線に乗り、今度は倉敷へ向かいましょう。

そして、恐らく1日目はこの辺りで時間切れになるかなと思います。

 

吉備津神社
住所:岡山県岡山市北区吉備津931
参考サイト:http://kibitujinja.com/

 

2日目

倉敷美観地区

岡山観光の最大の見所、倉敷美観地区です。倉敷駅から徒歩10分と近いのですぐ着きます。

 

DSC_5622_1倉敷美観地区は岡山でも有数の観光地ということもあり、人が多いので午前中のうちに来ていただいた方が良いかもしれません。

倉敷美観地区は江戸時代からの町並みが残っているので、

DSC_5662_1そのへんを撮影するだけで、ポスターみたいな写真が撮れます。

着物をレンタルして、倉敷美観地区内を観光している人をよく見るので、僕も今回挑戦してみました。

 

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僕は着物を着るのはこれが初めてです。立っているだけで良いんですね。

 

DSC_6242_1着付けが完了して出てきました。僕の場合、時間は15分くらいで3,900円(税抜)でしたが、女性は3~40分くらいかかるそうです。

どうですかね、落語家さんみたいですね。

この格好で美観地区を回ります。最初ちょっと恥ずかしいですがすぐ慣れます。

 

また、倉敷市は「日本で初めてジーンズが作られた」ということで、最近ではジーンズをやたらと推しています。

 

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美観地区内に倉敷デニムストリートという通りもできました。この通りの中にはジーンズ(デニム)に関するお店がたくさんあります。

 

そして、こちらのお店では

 

DSC_5477_1ジーンズに食べ物を組み合わせるという、やっちゃいけない方向に進んでいます。

デニムソフト(ブルーベリー)はまだ分かるとして、デニムまんとデニムバーガーは攻めてますね。

注文してみます。

 

DSC_5501_1デニムバーガー(350円)と

 

デニムまん(350円)です。

すさまじい見た目のインパクトですが、意外と味はおいしいです。むしろデニムバーガーはバーガーとしてのクオリティが高い印象でした。青いバンズはフワッとしています。

 

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そして僕が個人的にオススメする美観地区の穴場スポットは、美観地区に隣接する阿智神社です。

階段が少々しんどいですが運動不足解消も兼ねて上りましょう。

 

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観光客はあまりここまで来ないので、静謐な雰囲気です。

 

DSC_5669_1ここには、こんな感じにせり出している絵馬殿という建物がありまして、

 

DSC_5671_1中に入ると美観地区を含めた倉敷の町並みが一望できます。

美観地区には面白いお店がどんどんできているので、歩いているだけで楽しいと思います。

 

阿智神社
住所:岡山県倉敷市本町12−1
参考サイト:http://achi.fem.jp/

繊維と瀬戸大橋のまち「児島」へ行こう


さて、続いては児島エリアへ移動します。

倉敷駅から児島駅へは直接バスで移動するルート(約50分)と、バスで茶屋町駅まで行き、瀬戸大橋線で児島駅へ行くルート(約30分)があります。

乗り継ぎが良ければ茶屋町駅へ行く方が早いし安いです。

 

DSC_5699_1児島駅へやってきました。

児島は古くから繊維産業が盛んな町で、瀬戸大橋があるのもここです。

 

 

児島観光港

DSC_5916_1児島でまずやって来たのは児島観光港です。

 

児島駅からは徒歩5分で着きます。

 

DSC_5959_1児島観光港からは観光船のクルージングが出ています。値段は1人1,550円。僕も乗るのは初めてです。

 

DSC_5978_1船内はレトロな雰囲気が漂い、出航すると「瀬戸の花嫁」の曲と共に時代を感じる解説アナウンスが流れ始めます。

 

DSC_5998_1観光船が水しぶきを上げて進みます。いい景色でしょ?

こんな風に、大小の島々があちこちに「ポコッ、ポコッ、ポコッ」とたくさん浮かんでいるのが瀬戸内(せとうち=瀬戸内海とその周辺のこと)ならではの光景です。

 

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その島々の間を大きなタンカーから小さな漁船までが行き交っており、その上には巨大な人工物「瀬戸大橋」が連なっています。瀬戸大橋はいろいろな種類の橋でできていますが、これはその中で最も美しいと言われる「斜張橋」です。

(※岡山の紹介記事ですが、この海域は実はもう香川県です)

 

DSC_6015_1かすむ巨大な「吊り橋」。写真ではあまり伝わりづらいですが、迫力があります。

 

DSC_6025_1船は瀬戸大橋の下も通過します。

 

DSC_6045_1観光船は後方のデッキに出ることもできますし、夏は船の屋上にも上がれるらしいです。

あっという間に45分間の観光クルーズが終わりました。

季節によって運行している日や出港時刻が違ったり、参加者が3名に満たないと出向しなかったりするので、ご確認のうえ参加してください。オススメですよ。

 

児島観光港
住所:岡山県倉敷市児島駅前3丁目23

 

児島学生服資料館

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続いて向かったのは、児島学生服資料館です。児島駅からは少し距離があり、バスだと10分くらいですが、本数が少ないのでタイミングが合えばオススメしたいスポットです。

 

DSC_5728_1到着しました。実は、岡山県は学生服のシェアが全国1位で、児島はその学生服産業の中心地です。

 

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この日は平日でしたが、係の人もお客さんも誰もいませんでした。入館無料なので勝手に失礼します。

 

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資料館の中は学生服に関するさまざまな資料が所狭しと並んでいて、

 

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短ランにボンタンと長ランなんかもあります。

そして2階に上がると、

 

DSC_5738_1学生服の試着コーナーがあります。

サイズも種類もたくさんあって選び放題、着放題です。でもなぜか、ちょっと薄暗いんですよね。

 

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撮影用のセットもあります。

 

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「自由に着てね」とのことなので、勝手に着させていただこうと思います。まあ誰もいないし。

せっかくなのでセーラー服を着ようと思います。

 

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誰も居ない、ちょっと薄暗い部屋で、セーラー服を選び、マネキンでリボンの結び方を確認……。

なんだかとても悪い事をしている気がします。

 

試行錯誤の末、

 

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完成しました。

ここにはサイズが豊富に用意されているので、僕でも着られるサイズがあります。

途中、不倫カップル風の2人組のお客さんが入ってきましたが、セーラー服姿の僕を見るとさっさと出て行ってしまいました。

 

DSC_5756_1しかし、そういう場合でも堂々としていれば別に恥ずかしくありません。

ここでは羞恥心を捨てましょう!

 

児島学生服資料館
住所:岡山県倉敷市児島下の町5−5

 

鷲羽山ハイランド

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再びバスに乗り、今度は鷲羽山(わしゅうざん)ハイランドへ向かいます。こちらは児島駅からは反対方向にバスで10分かかります。

ここのスカイサイクルは「さびていて怖い」ということで、いろいろなネットメディアに取り上げられています。

 

DSC_6053_1鷲羽山ハイランドは斜面に沿って作られているので、入口に来ると全体が見渡せます。この光景を見ているだけでワクワクしてきました。

TDRとかUSJのワクワク感は「大人なワクワク感」という感じですが、鷲羽山ハイランドのワクワク感には、ノスタルジックな雰囲気があり「子供のころのワクワク感」という感じです。

 

DSC_6063_1僕は20年以上前に来て以来ですが、あまり怖かった記憶はありません。スカイサイクルはネットで散々取り上げられていますが、怖いって言ってもただ遊具がサビてるだけなので、そこまで言う程ではないのかなと完全に舐めています

 

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まずは怖くない乗り物から。怖くない乗り物は、良い大人が1人で乗ると周りの視線が恥ずかしいですね。

どの乗り物も待ち時間はほとんどありませんでした。

係員の人は複数の遊具の操作を掛け持ちしているらしく、お客さんが移動すると係員の人もついてきて遊具を操作してくれます。お客さん3グループくらいに係員さん1人がつくVIP待遇……経営が心配です。

 

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そして、特筆すべきはこの階段。けっこうしんどいです。

 

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疲れたので、休憩がてら観覧車に乗ります。

 

DSC_6126_1ネットのさびてるって話は本当ですね。ここなんてほとんど穴です。

 

DSC_6127_1時計の針で言うと8時くらいの位置。「止まってるんじゃないか」って思うくらい少しづつしか動きません。景色を楽しみます。

 

DSC_6129_1しかし、10時くらいの位置に来ると、風で少しゴンドラが揺れます。

揺れるたびにゴンドラの上の部分から、なんか強度に問題ありそうな音が聞こえてきて、

なんだか急激に怖くなります。

 

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最も高い12時くらいのところで、手汗がやばいと訴える僕。

早く終わってほしいのに、観覧車は遅々として進まず……生きた心地がしません。

 

DSC_6150_1観覧車から無事に生還できましたが、しばらく放心状態になり、口数も少なくなりました。

サビって本当に怖いです。

 

DSC_6154_1肝心のスカイサイクルですが、ベルトが車のシートベルトみたいな雑なやつなので、手汗でハンドルから手がズルッと滑りそうなのが怖かったです。

 

DSC_6161_1これ以外の遊具は怖くて乗れませんでした…。ビビリさえしなければ入園料2,800円で遊び放題(一部の遊具を除く)ですし、待ち時間はほぼありません。「え!?こんなに遊べちゃって本当に良いんですか!?」って思っちゃうくらいなので是非とも足を運んでみてほしいです。

こんなところで2日目は終了しました。

 

鷲羽山ハイランド
住所:岡山県倉敷市下津井吹上303−1
参考サイト:http://www.w-highland.co.jp/

 

3日目

東備地域をまわろう

3日目は岡山県の南東側の東備(とうび)地域へ行きたいと思います。

東備地域のスポットは公共交通機関でも回れないことはないですが、できたらレンタカーなどを使った方が良いと思います。

 

 

旧閑谷学校

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本日最初は旧閑谷(きゅうしずたに)学校へ向かいます。

岡山駅からは山陽本線に乗って約35分、吉永へ向かいます。吉永駅からはタクシーで10分、もしくは本数がやや心許ないですがバスもあります。

 

DSC_6818_1旧閑谷学校に到着しました。

ぶっちゃけ全国的な知名度はイマイチですが、江戸時代に創建された日本初の庶民のための学校です。また「庶民のための公立学校」としては世界最古とのことです。

 

DSC_5521_1文化庁の日本遺産の第1号に認定され、現地では盛り上がっております。入場料400円を支払い中に入ります。

 

DSC_5526_1当時のまま残っているこの講堂は国宝に指定されていて、屋根は備前焼の瓦でふかれています。

写真で見る以上に実物は大きくて立派な建物です。秋には周囲の紅葉がきれいなので、より見ごたえがあると思います。

 

DSC_5553_1講堂の内部はこんな感じ。床はピカピカに磨き上げられています。

観光では中に入れませんが(廊下までは入れます)、今でもここで講義が行われていて僕も小学生のときに受けたことがあります。

講義中、正座で足がしびれたことしか覚えてませんが。

 

旧閑谷学校
住所:岡山県備前市閑谷784
参考サイト:http://shizutani.jp/

 

牡蠣×お好み焼きのご当地グルメ「カキオコ」

そろそろお腹が空いてくるころではないでしょうか。

 

続いて旧閑谷学校からタクシーで13分もしくはバスで15分の備前片上(びぜんかたかみ)へ移動し、赤穂(あこう)で、日生(ひなせ)もしくは寒河(そうご)へ向かいましょう。

日生駅寒河駅の周辺には、牡蠣が入ったお好み焼き「カキオコ」というご当地料理のお店がたくさんあります。お店にもよりますがお値段は大体1,000円前後。

「カキオコ」はB級グルメのブームに乗って、岡山だけではなく全国的にもテレビなどのメディアに取り上げられ大人気になっています。
DSC_5831_1有名店の前にはこの人だかり。

 

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牡蠣が焼かれると、魚貝類ならではのこうばしい香りが広がります。それをお好み焼きにたっぷり乗せてくれます。こんなのおいしくない訳がありません!

牡蠣は柔らかく、濃厚な貝のクリームみたいな食感ですので、お好み焼きと一緒に食べることで普通のお好み焼きよりも、まろやかになります。

しかし牡蠣が秋、冬ごろしかありませんので、春から夏はやってないお店も多いのでご注意ください。

夏に冷凍の牡蠣で作ってくれるお店もありますし、牡蠣の代わりにエビが入ったエビオコなんてメニューも楽しめます。ちょっと遠いですが、足を伸ばしてみるのも良いかもしれません。

 

 

伊部駅周辺で備前焼体験

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カキオコでお腹を満たしたら、再び赤穂線に乗って今度は伊部(いんべ)へ向かいます。

 

伊部駅に到着しました。

ここ伊部備前焼という焼き物の里として知られていて、多くの備前焼作家の先生が工房や店舗を構えています。

備前焼を買うこともできたり、備前焼ミュージアムを見学したり、備前焼体験もできます。僕は備前焼体験に挑戦したいと思います。

 

そしてお皿やコップを作るのも良いのですが、

今回は備前焼の美少女フィギュアを作りたいと思います!

 

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今回は伊部駅から徒歩2~3分の森大雅(もりたいが)先生の店舗兼工房にお邪魔します。

森先生の工房は、織田信成さん風の巨大な頭が目印です。

 

DSC_6420_1まずは完成予想図を描きます。

先生から「名前や細かい設定も決めた方が愛着が出るんじゃないですか?」とアドバイスをいただいて細かい設定も決めていきます。

 

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名前は備前焼子(びぜんやきこ)ちゃん。

  • アイドルを目指している女子高生
  • お父さんが借金苦

という設定です。

 

DSC_6434_1設定が決まったら実際に作っていきます。最初、何から取り掛かっていいのか分かりませんが、人らしい形になってくると、だんだん調子が出てきます。

 

DSC_6448_1かなり人間の形になってきた備前焼子ちゃん。しかし、くたっと力が抜け、ひんやりと冷たい感じは、美少女というよりまるで死体。底知れない不気味さが漂います。

うーむ、ちゃんと完成するのだろうか、先が思いやられます。

 

DSC_6477_1先生のアドバイスでドライヤーを当てみると、急速に硬くなりシャキッとしました。短時間でいい感じになり、思わずびっくり。

 

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硬くなると形も作りやすくなり、だいぶ人らしい形になってきた備前焼子ちゃん。

 

DSC_6649_1スカートを腰に巻きます。現実にはスカートに厚みはほぼありませんが、土で作ったスカートは厚いので難しいです。

 

DSC_6705_1これ以上は僕の力では無理かなあ、と思うのでここで完成とします。なお、ここまで3時間かかりました。

 

焼き上がりは2週間ほどかかるそうなのですが、焼き上がりが楽しみです。

実は、今回ご指導いただいた森大雅先生は、

 

IMG_4257_1以前、備前焼で自衛隊のキャラクターを作られていて、石破防衛大臣(当時)にプレゼントされています。

 

IMG_3061_1僕の備前焼子ちゃんとのクオリティの差が歴然!

備前焼体験は4,000円(税抜)と別途、焼き上がった作品を送ってもらう際の送料が必要です。お皿とかコップとか、ちゃんと使える物を作れば実用的ですし記念にもなって良いですよ。

 

 

備前長船刀剣博物館

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つづいて、伊部駅から赤穂線で1駅の香登(かがと)へ移動し、そこから徒歩で約20分の備前長船(びぜんおさふね)刀剣博物館へ移動します。

 

DSC_5880_1到着しました。入館料500円を支払い中に入ります。

 

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提供:備前長船刀剣博物館

僕はあまり刀に興味はありませんでしたが、実際に見てみるとただただきれいでした。

そしてきれいなだけではなく、人を殺傷するための刃先は、他の刃物とは違う妖しい魅力がありました。

 

DSC_5887_1また隣接する備前長船刀剣の里では、

 

提供:備前長船刀剣博物館

タイミングが良ければ、鍛冶の実演を見ることもできますので、おでかけの際は確認していただくと良いと思います。

 

備前長船刀剣博物館
住所:岡山県瀬戸内市長船町長船966
参考サイト:http://www.city.setouchi.lg.jp/token/

 

 

そして余談ですが、この刀剣博物館から南へ車で10分ほど行ったところに、

 

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「福岡」という地名があります。

 

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「福岡」はめちゃくちゃのどかな、ただの住宅街ですが、

「福岡」って聞いた事がありますよね?

実は、

 

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「福岡県」の「福岡」は、この「福岡」に由来するんです。

というのも、元々ここ岡山の「福岡」は、黒田家にゆかりのある土地でした。関ヶ原の戦いで活躍した黒田長政は九州に領地をもらい、城を築き、自身にゆかりがある「福岡城」と名付けました。その結果、岡山の一地名が、なんと県の名前にアップグレードしてしまいました。

……歴史って面白いですね。

 

 

日本一のだがし売り場 大町

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続いて、香登駅へ戻り赤穂線で長船(おさふね)からタクシーで10分、日本一のだがし売り場 大町さんへ移動します。

 

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こちらは見た目は完全に倉庫ですが、駐車場には車がたくさん停まっています。

 

DSC_5870_1入口はこんな感じ。子供たちが遊んでいます。

 

DSC_5872_1中に入ると、めちゃくちゃ広い倉庫内に山ほど駄菓子が並んでいます。なるほど日本一の名は伊達じゃないですね。お客さんもたくさんいます。

 

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倉庫内に昔懐かしい駄菓子屋さんが再現されていたり、

 

DSC_5851_1露天風に駄菓子やおもちゃが並べられていたりもします。

子供たちもはしゃいでいますが、むしろ大人の方がテンションが上がっているみたいでした。

 

懐かしさの余り、僕も買い過ぎちゃいました。(しかしこれだけ買っても1,700円くらいでしたが……)

 

来た時と同じくタクシーで10分の邑久(おく)から赤穂線で岡山駅へ戻ります。

 

日本一のだがし売り場 大町
住所:岡山県瀬戸内市長船町東須恵1373−5
参考サイト:http://www.ohmachi-site.co.jp/

 

「岡山ばらずし」の駅弁

最後に、帰りの電車の中では岡山を代表する郷土料理「岡山ばらずし」の駅弁を食べていただければと思います。「岡山ばらずし」は別名「祭りずし」とも呼ばれていて、

 

DSC_6848_1備前岡山藩主・池田光政(いけだみつまさ)公の「食膳は一汁一菜とする(食事は、おかずと汁物を1品だけ)」という倹約令に対し、人々が寿司の上に色々なご馳走を乗せて「1品」にしたのが始まりと言われています。

また一説には、そのカモフラージュのために全ての具を重箱の底に隠し、食べるときにひっくり返す「返し折り」という風習もあったそうで、

 

DSC_6842_1この駅弁は一見するとただの白飯の弁当ですが、

 

DSC_6850_1ひっくり返すと具が出てきます。

お帰りの電車の中では、ぜひ「岡山のばら寿司」を味わってみてください。どれも大体1,000円くらいで売られています。

 

 

お土産

最後にいくつかオススメのお土産をご紹介します。

 

ゾワゾワ美味しい「むらすずめ」

倉敷の街中、駅ナカなどのお土産屋さんに行くと、必ずと言っていいほどこのお菓子が売られています。

 

DSC_6355_1これは、倉敷を代表する「むらすずめ」というお菓子で、大手メーカーさんから新進気鋭のメーカーさんまで各社から発売されています。

穴がポツポツと開いた生地の中にあんこが入っていて、一番近いのはどらやきですが、どらやきよりも生地がふんわりと軽く、あんこも甘過ぎないのであっさりと食べられます。

とても美味しいのですが、僕は生地の穴を見ていると不思議と首と二の腕のあたりがゾワゾワしてきます

 

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ゾワゾワする~。

僕の様にこの穴が苦手っていう方も一部いますが、逆に言えば、おいしさゾワゾワ感を両方楽しめる「ゾワゾワおいしい」お土産です。お値段は8個入りで1,000~1,300円くらいです。

 

IMG_2152_1また、シーズンが合えば、岡山のフルーツもおすすめです。岡山では普通のスーパーでも安くておいしいフルーツを買うことができます。

 

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これは特におすすめの白桃です。岡山で桃と言えば白桃なのですが、紅い桃と比べると柔らかくてみずみずしいので、ぜひ騙されたと思って食べてみてください。

 

まだまだ紹介したい場所はたくさんありますが、今回はこのへんで。

岡山には桃太郎以外にも魅力がたくさんあるけえ、いっぺん遊びに来てみられぇ~(^-^)/~

 

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