沖縄土産にオリジナルの焼き物はいかが?国際通り近くの観光名所「壺屋やちむん通り」をご紹介!

沖縄観光の定番で、那覇市の国際通りに行く人はたくさんいますが、その徒歩壺屋やちむん通りという名所があることを忘れるべからず!やむちんとは焼き物のことで、伝統的なものから現代的なおしゃれな食器等お気に入りがきっと見つかります。焼き物体験もできますよ!カフェのような沖縄そばのお店もあります。伝統あり、グルメありのやむちん通りを沖縄在住フォトライターが紹介します。

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こんにちは♬ 沖縄で撮影したお店は300店以上!
沖縄在住フォトライターShinです!

那覇市国際通り付近の観光地といえば、牧志公設市場が定番。
でも、本当はまだまだあるんです。それが「壺屋やちむん通り」。

やちむん通りには沖縄らしい赤瓦屋根の建物や石畳の道など、おいしい楽しいがいっぱいあります!

壺屋やちむん通りは、国際通りから徒歩15分くらいの場所にあります。

 

「やちむん」って何?

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やちむん通りの「やちむん」とは焼き物のことで、なんとこの場所は300年以上の歴史があるんです!
せっかくなので少しご説明しましょう!

1682年、琉球王朝によって県内に点在していた3つの窯が統合され、誕生したのが「壺屋焼」と呼ばれる焼き物です。その頃より焼き物をつくってきた壺屋は、比較的戦争被害を免れた地域でもあるんです。

そんな壺屋やちむん通りは見所満載です!

 

南ヌ窯(フェーヌカマ)

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まず紹介するのは、こちらの南ヌ窯(フェーヌカマ)。

県の有形文化財に指定されているこちらの釜は壺屋焼が始まった当初、壺屋の南側に荒焼の陶工を集めてつくられました。

 

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今も見学可能な場所で、こちらの喫茶店が目印です!

 

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中ではやちむんも販売。
コーヒーや軽食が食べられますが、南ヌ窯だけを見学したい人でも案内してくれるのでぜひ!

 

南窯
住所:沖縄県那覇市壺屋1丁目9−29

 

新垣家

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そして、こちらは東ヌ窯(アガリヌカマ)と呼ばれる場所と同じ敷地内にあり、昔からの住宅形式を残す新垣家。

 

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ここ撮影ポイントです! 記念撮影にぜひ♬
現在保存・修復作業中ですが、きれいな石灰岩の石垣や赤瓦の屋根など昔からの沖縄の風景を楽しめます!

 

新垣家
住所:沖縄県那覇市壺屋1丁目28周辺

 

「荒焼(あらやち)」と「上焼(じょうやち)」

ここでまたちょっとご説明です!

先程ご紹介した南ヌ窯は「荒焼(あらやち)」、東ヌ窯は「上焼(じょうやち)」と呼ばれます。

荒焼は沖縄本島南部の土を使って約1100℃で焼き、釉薬をかけない、もしくは泥釉、マンガン釉をかけて作るものをいいます。
それに対して、上焼は沖縄本島北部の土を使い、約1200℃で焼きます。釉薬をかけて作るためカラフルな作品が多く、丈夫なのが特徴です。

では、どのように使い分けられていたのでしょうか。
荒焼の甕を泡盛を貯蔵したり古酒(くーす)を作ったりする際に使用すると、風味がよくなると言われています!
上焼は色つやが美しいので食器として、荒焼は豆や油、味噌などを保存する甕(かめ)として使われていました。

窯はもともと薪を使う薪窯のため、周囲が市街地の壺屋では煙が問題になり、職人の多くが沖縄本島中部、読谷村に移りました。
現在は読谷やちむんの里という、とっても素敵な場所になっています(ここもすごくいいところなので、今度ご紹介します!)。

壺屋やちむん通りにも窯元は残っており、現在のような形になっています!

 

 

この新垣家から道なりに進むと……。

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ここは5月~6月ごろに蛍がめっちゃ見られるポイントです!
地元の方がポツポツいらっしゃるくらいなので、夜静かに蛍を鑑賞するのにもいい場所ですよ♬

 

育陶園体験道場

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さらに少し進むと、こちらの育陶園体験道場
シーサー作りやロクロを使った器作り、絵付けなどが体験できます!

旅先で実際に土に触れながら作るやちむんは、唯一無二のお土産になること間違いなしです♬

 

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こちらの育陶園さんは工房見学もできます!

 

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工房内は窯の熱気が感じられ、職人さん達がこのように一つ一つ全て手作業でやちむんを作っています。
土を削って模様をつける「掻き落とし」や「線彫り」など、さまざまな技法や工程を見学できます。

 

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こうして作られたやちむんに、ひとつとして同じものはありません!

やちむんはずっしりとした重厚感と素朴な素材、温かみのあるものが多いですが、こんな感じのとってもかわいいやちむんもあるんです!

 

育陶園
住所:沖縄県那覇市壺屋1-22-33
参考サイト:http://tajima-honkan.com/

 

guma guwa

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「朝食」がテーマのこちらのやちむんは、若手の女性職人を中心に作られています!

店内を彩るやちむんは明るく爽やかなデザインで、観光のお土産や贈り物、普段使いにと大人気!

 

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定番商品は鮮やかな青で描かれた菊文。太陽の恵みを表す縁起のいい伝統文様で、食卓をさり気なく、爽やかに彩ります。

 

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季節によって変わる限定商品もあり、どれも目が離せません!
guma guwaでやちむんとの出会いを楽しんで見てください♬

やちむん通りでは、ところどころで道路や塀にやちむんが埋め込まれています。

 

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こんな景色を見ながら次の場所に行ってみましょう!

 

guma guwa
住所:沖縄県那覇市壺屋1-16-21
参考サイト:http://www.ikutouen.com/gumaguwa/

 

ビンジュルグワー

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ビンジュルグワーは「ビンジュル」とも呼ばれ、壺屋の土地や集落を守る神様を祀っているところです。
すごく簡単にいうと、パワースポットです!

旧暦の1、3、6、8、9、12月に「壺屋の拝み」が行なわれ、豊年や交通安全、壺屋の発展が祈願されます。
壺屋のすべての行事がここから始まり、ここで終わるといわれるとても大切な場所です。

 

東ヌカー(アガリヌカー)

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約300年前に壺屋村ができて最初に掘られたのが、こちらの井戸といわれています。

今も近くにあるポンプを動かせば水が出て、子ども達が遊んでいる風景を見かけます。拝所(うがんじゅ)と呼ばれるパワースポットです!

 

那覇市立壺屋焼物博物館

そしてこちらは、那覇市立壺屋焼物博物館

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こちらでは壺屋焼きの歴史や昔の壺屋暮らしなどが展示説明されています! 沖縄の昔の暮らしぶりも垣間見れる楽しい場所です。

博物館最上階には、北の宮(ニシヌメー)という拝所があります!

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ニシとは沖縄の方言で「北」という意味です。かつては「ニシヌ窯」と呼ばれる窯があったのですが、大正7年に崩され現在の形になりました。

土地の守り神である土帝君(トーティークン)と焼物の神様が祀られていて、北の宮(ニシヌメー)と呼ばれています。
この場所も壺屋の人々にとって、とても大切な場所です。
壺屋には全部で9箇所の拝所があるんですが、分かりやすい場所にあるところをご紹介させていただきました♬

やちむん通りは約400メートルの通りなんですが、こんな感じで散歩していると間違いなくお腹が空きます!

最高の沖縄そば、ソーキそばのお店があるのでご紹介します!

 

那覇市立壺屋焼物博物館
住所:沖縄県那覇市壺屋1丁目9番32号
参考サイト:http://www.edu.city.naha.okinawa.jp/tsuboya/

 

Okinawasoba EIBUN

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一見そば屋とは思えないオシャレなお店なんですが、ここの「そば」はヤバいです。

 

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内装もカフェと間違えてしまいそうです。そば屋って、特に女性には少し入りにくいところがあるので、いい感じだと思います!

 

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早速ですが、「なんこつソーキそば大」(850円)をいただきます!
しっかりと味付けされた軟骨ソーキがもう本当にトロットロ! 口の中でとろけるように柔らかく、カツオベースの透き通ったスープに最高に合います。

このトロットロ具合は県内でも最高級です。週に4回はソーキそばを食べる僕がいうので、間違いないです!

ランチメニューでは、この他にも大満足なボリュームのメニューも満載♬

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夜はそばも食べられますが、そば出汁や沖縄そば麺を使った創作料理もいただけます!

オーナーの栄文さんが長年の修行と、数百軒のそば屋を食べ歩いてたどり着いたそばの味、ぜひ味わってみてください!

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Okinawasoba EIBUN
住所:沖縄県那覇市壺屋1-5-14
参考サイト:http://www.edu.city.naha.okinawa.jp/tsuboya/

 

そして、1年に1度「壺屋やちむん通り祭り」というイベントが開催されています。
当日は歩行者天国になり、各店舗がセールや、お得なやちむんの販売を行います。迫力ある演舞も見られるんですよ!

 

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剛柔流 東恩納(ひがおんな)空手道場の演舞

さて、今回は壺屋やちむん通りをご紹介しましたが、国際通り付近で時間があったら必ず寄ってほしい場所です♬

正直、以前は「器なんてなんでもいいじゃん」と思っていたんですが、やちむん通りでお椀(方言でマカイ)を買って白米を食べたとき、びっくりしました。

冗談でもなんでもなく、味が全然違いますよ!

今回ご紹介させてもらったお店以外にも、やちむんのお店が軒を連ねるやちむん通りで、素敵なやちむんと人との出会いを楽しんでください!

いっぺーにふぇーでーびたん!(「ありがとうございます」のていねいな表現)

 

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壺屋焼きとパンフレット