【首里城観光だけだともったいない】首里周辺の見所やおすすめランチをご紹介!

この記事では沖縄在住ライターが、首里城周辺のパワースポットや、オススメランチを紹介します!首里城への旅行を予定している皆様に、是非行って欲しい場所です。

image93沖縄で撮影したお店は300店以上!沖縄大好きフォトライターShinです。

今回のテーマは首里城で知られる首里。

でも、それしか行かないのはもったいない!
琉球の歴史が感じられる場所やパワースポット、沖縄らしい町並み、おいしいお店など見所がたくさんあるんです。

ということで、今回は下記に沿ってご紹介させていただきます!

  • 首里城の見所
  • 首里城周辺パワースポット
  • 首里城周辺のグルメスポット

 

そもそも首里城って?

首里城は琉球王朝時代のお城で沖縄県最大の建築物です!
実はこの首里城、大体14世紀頃建設されたという説が有力ですが正確にいつ作られたのか正確に解明されてないんです。

現在の首里城は沖縄戦で破壊されたものを復元したものですが、それ以前にも1453年に王位後継者争で消失。
1660年、1712年にも火災に見舞われその都度修復されてきました。

そしてこの首里城、まだ増築中なのでこれから更に魅力的な姿を見せてくれる何度訪れても良いスポットです。

 

首里城の見所

守礼門

image100

守礼門を映したこの写真、どこかで見覚えがありませんか?
ここは二千円札に印刷されているんですが、それと同じアングルで撮影してみました!
見かける機会が少なくて、覚えてない人が多いかもしれないですね。

首里城正殿が再建されたのは1992年(平成2年)のこと。守礼門はそれよりもずっと早い1958年(昭和33年)でした。
門に掲げられている「守礼之邦(しゅれいのくに)」という言葉には、「琉球は礼節を重んじる国」という意味があります。

琉球では王様が代わるたびに、中国から「冊封使(さっぽうし)」と呼ばれる使者が訪れて、それに認められることで正式な王となれました。
「守礼之邦」という言葉は中国の王朝に向けたメッセージで、かつてはこの冊封使が滞在する期間だけ掲げられていたといいます。

ところで、この守礼門や首里城の瓦は赤いですよね。でも、昔の首里城は黒かったかもしれないんです! 何だか想像しにくいですが、黒色の瓦も発掘されているそうです。

 

歓会門

image122

歓会門は首里城の内に入るための最初の正門。
名前には「歓迎する」という意味が込められています。
誰をなのかというと、さっきの冊封使ですね。

 

龍樋(りゅうひ)

image89

龍樋の水は王朝専用の飲み水だったのですが、冊封使も琉球を訪れた際に飲んでいました。
現在の那覇港ちかくにある「天使館(てんしかん)」という宿舎に滞在していて、そこまでこの水が毎日運ばれていたと言われています。

龍樋の頭の部分は沖縄戦で破壊を免れ、1523年に中国からもたらされた当時そのままのものが使われています!

写真はありませんが、ここから瑞泉門(ずいせんもん)のあいだには、冊封七碑(さっぽうしちひ)というお墓のような石がいくつか建てられています。
冊封使が龍樋の水の素晴らしさについて書いた文章の石碑で、こちらは沖縄戦で破壊されたものの復元になります!

 

瑞泉門(ずいせんもん)

image123

龍樋を「立派!」と讃えるために「瑞泉門」と名付けられたそうです。

 

漏刻門(ろうこくもん)

image108

漏刻は中国語で「水時計」という意味。その昔、門の上に水槽があり、その水が漏れる量で時間を計っていたことから「漏刻門」と呼ばれるようになりました。

琉球王朝の位の高い役人は籠に乗ってお城へ行き帰りをしていたという逸話があるのですが、この場所では王への敬意を表し、籠を降りていたとされています。

 

久慶門(きゅうけいもん)

image31

久慶門は主に女性が通行するために使われていました。先ほどの歓会門が正門で、こちらは裏門のような場所ですね。

個人的には首里城で一番迫力があって好きな門です!

 

首里城周辺の見所

ここからは首里のパワースポットやおいしいお店などをご紹介します!

島添坂(シマシービラ)

image97

首里城から徒歩約10分の場所にある島添坂は、琉球王朝時代の16世紀に首里から那覇港まで伸びていた道です。
有事の際には軍隊が使用していました。

 

image39

金城町石畳道

先ほどの守礼門から金城町石畳道まで通じていたそうです!

島添坂、石畳道は沖縄戦で大半が破壊されてしまい、現在はその一部が残っています。

 

image95

ちなみに島添坂は「日本の道100選」に選ばれている素敵な場所です!

空気も澄んでいて、とてもいいところなんです!

 

image17

image111

実際に出会ったことはありませんが、ハブに注意という看板も見かけます(汗)

 

image38

image114

沖縄ならではの艶やかな草花が道なりに生えていて、その説明をする看板もあります。見ていて楽しいですよ!
このルート沿いには数々のパワースポットや史跡も多く残っているのですが、おおよそ9キロ弱の上り降りの道を歩く力はないので一部をご紹介します!

 

image102

image118

首里金城の大アカギ

天然記念物に指定されているこのアカギは、樹齢約300年。
かつての首里城周辺にはほかにもアカギの大木がありましたが、沖縄戦でほとんどが焼失してしまいました。

現在はこの1本しか残っておらず、戦火を耐え抜き奇跡的に残った神の木と言われています。

 

image81

image55

この付近は自然が溢れ、澄んだ雰囲気の場所が広がっています。

 

image88image110


image98

内金城嶽(うちかなぐすくたき)という御嶽もあり、それらを包み込むようにアカギが生えています。

ちょっと行き方がなんとなく歩いていると分かりにくいので説明します!

image101

石畳道を下る途中左側をよく見ていると、こんな看板があります。

そのまま道なりに行き左に曲がると

image112

こんな道に入り、奥に行くとあります!
樹齢約300年の一番大きなアカギには、以前は柵がなく中に入れたそうですが、今はここからしか見れません。

 

image99

ここには「旧暦6月15日に神が降りてきて願い事を聞いてくれるという言い伝えがあるので、年にひとつだけ願い事を話されてみて下さい」と書かれた看板があります。
「考える力が授かる場所」でもあるそうです。

僕は霊感がまったく無いんですが、この場所の空気感や雰囲気は変わっていて、パワースポットと言われる理由がなんとなく分かる気がします。

image12

大アカギを抜け、石畳道を下っていくと

 

image105

金城村屋があります!

金城町の公民館として町内の季節祭事や町民のサークル活動に利用されていることもありますが、一言でいうと休憩所です。
普通の民家のような場所で気軽に休めます!ちょっとゴロゴロするのもOKですよ♬

実はここも史跡で、この辺りは国王の一行が「識名園」という場所に向かう際、村人がお茶でもてなした休憩地でした。また、坂を歩く人や馬の休憩所としても使われていました。

 

image10

image65

金城村屋の隣にあるのが、金城大樋川毛跡(キンジョウウフ フィージャーモーアト)。
昔は共同井戸として使われていて、地域の人々の生活に不可欠な場所でした。井戸の神様も祀られています。

沖縄では、水が出るところは「フィージャー」「ガー」と呼ばれ、神様が祀られていることが多いんですよ。

image83

image92

この写真を撮ったとき近くで工事をしていたんですが、現場の作業員のおっちゃんがおもむろにバケツを持ってきて水を汲んでいきました!
「かつて」とよく前置きされますが、今も地域の人々の暮らしの支えになってるんだと思います。

 

image86

これだけ歩いてるととてもお腹が空いてきますし、まだまだ暑い沖縄ではのども渇いてしまいます!

パワースポットはこのくらいにして、首里のおいしいものをご紹介します!

首里城周辺のグルメ

ホットサンド専門店 Cafe sui (カフェスイ)

image34

首里城にある守礼門から、徒歩約3分の場所にあるホットサンド専門店「Cafe sui」です!

 

image121

一押しは焼き立てホットサンド。

 

image87

開店以来リピーターをどんどん増やし、イベントに出れば長蛇の列が途絶えない人気店です!

 

image103直火焼きで作られるホットサンドの香りが店内に広がっていて、食欲がそそられます!

 

image107

外はサクっと中はしっとりとした食感のホットサンドは、種類が豊富!

テイクアウトもできるので、首里を散策しながら食べるのもオススメです!

 

image93

これは、一番人気の梅チーズチキン(360円)!
香ばしくて、噛めば噛むほど味が出るチキンと濃厚なチーズを、爽やかな風味の梅が包み込んでいます。プラス150円で、本日のスープとセットにできますよ♬

けっこうボリュームがありますが、友達同士で行くとシェアできるので、いろいろな味を試してみてください!

ちなみに、タコライスやチキンカレー、サラダやスイーツ、ドリンクといったホットサンド以外のメニューも充実しています。コーヒーも大人気で、すごくいい香りがします♬

 

image49

店内にはこんなものもあります。せっかくなので写真を撮ってもらいました。

手に持っているのは、お土産のホットサンドです!

 

ホットサンド専門店 Cafe sui
営業時間 : 11時~21時
住所 : 沖縄県那覇市首里真和志町1-58
電話番号 : 098-886-6180
公式HP:http://cafesui.ti-da.net/
参考サイト:ホットペッパーグルメ

 

山城まんじゅう

image115
こちらはCafe suiと同じ建物の奥にある、山城(やまぐすく)まんじゅう。
創業120年の老舗で、沖縄中南部の人のあいだではよく知られています。おいしいと評判で、おじいおばあも知ってるんですよ!

店内に入ると、月桃(サンニン)独特の香りが広がっています。説明するのは難しいんですが、アロマのような匂いです。

 

image84

山城まんじゅう(1個130円)

image120

山城まんじゅうは甘さ控えめの小豆あんを薄皮で包み、さらにそれを月桃の葉で包んで蒸す、昔ながらの方法で作られています。添加物などは一切使っていません!

 

image82

あんや薄皮に月桃の風味が移っていて、2個くらいならぺろっと食べられちゃいます!

できたてをいただくのが一番ですが、おいしく暖めることもできます。
あまり日持ちはしませんが、お土産にもオススメの逸品です!

 

山城まんじゅう
営業時間 : 10時半~16時(売り切れ次第終了)
定休日 : 月曜日
住所 : 沖縄県那覇市首里真和志町1-58
電話番号 : 098-884-2343
参考サイト:食べログ

 

クロワッサンのお店 クイニー

image116

沖縄で唯一のクロワッサン専門店「クイニー」。モノレール市立病院前から徒歩3分で行けます。

 

image109

クイニーのクロワッサンには独自の製法が採用されていて、作るのになんと3日間もかかります!
焼いてから時間が経っても風味がまったく落ちず、むしろ豊かな味わいになっていきます。

手間暇をかけているのに値段がリーズナブルなので、観光客はもちろん地元の学生やおじい、おばあまでたくさんのお客さんで賑わっています!

image85

パリワッサン(税別120円)

人気のパリワッサンはその名の通りパリッパリで、ほおばると口いっぱいにバターの香りが広がります!

 

image24

チョコクロワッサン(税別160円)

こちらは、パリワッサンと人気を二分するチョコクロワッサン。

チョコクロワッサンというと、クロワッサンの中に包まれるようにチョコレートが入ってるものが多いですが、クイニーの場合はパリッパリのクロワッサンにチョコレートクリームとチョコバーを挟んでいます。香ばしさ、甘み、食感のトリプルアクセルです!

 

image94

image91

クロワッサンだけでなく、パンやラスクも有名! 木曜日はラスクの詰め放題をやっています。

首里散歩で疲れたら、クイニーのおいしいクロワッサンで一休みしましょう♬

 

クイニー
営業時間 : 11時~19時
定休日 : 無し(年末年始・旧盆を除く)
住所 : 沖縄県那覇市首里末吉町1-187-8
電話番号 : 098-988-8867
公式HP:http://www.kouign.net/
参考サイト:食べログ

 

【おまけ】首里城祭

首里では首里城祭というイベントが毎年10月末頃〜11月初旬に行なわれていて、豪華絢爛な行列や琉球王朝時代の儀式の再現などが見られます!

その中から総勢約700人にのぼる琉球王朝絵巻行列を写真でご紹介します♬

image69image44image119image07image90image59