佐賀バルーンフェスタ完全攻略!楽しむコツを大会関係者に聞いた
佐賀県佐賀市で実施中の「佐賀バルーンフェスタ」を楽しむためのコツをご紹介。会場に訪れる前に抑えておきたい情報や当日の楽しみ方を、大会関係者に教えていただきました。筆者による現地レポートも!
(2017年の早朝競技飛行 一斉離陸の様子)
皆さん、こんにちは! 佐賀のライター北村朱里(@kitamuraakari )です。佐賀に移住してもうすぐ丸9年になります。
今回ご紹介するのは、佐賀で毎年秋に行われるアジア最大級熱気球イベント「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」。(以下「佐賀バルーンフェスタ」)
わたしも佐賀に住み始めて以来ほぼ毎年でかけていて、だいぶ詳しくなってきたのですが、まだまだ知らないこともいっぱい……。
そこで今回は、改めて「佐賀バルーンフェスタ」関係者の方にいろいろ教えていただいた上で、会場に行く前に準備しておきたいこと、事前に知っておきたいことをご紹介。さらには初日に会場へ行って、楽しみ方をレポートします。
それでは、どうぞ!
◆行く前に必ずチェック! 知っておきたいこと、準備しておきたいもの
「初見殺し」と言われることもある佐賀バルーンフェスタ。それだけ、事前準備・情報収集がしっかり楽しめるかどうかを左右するということです。
わたし一人が持っている情報だけでは不十分なので、今回は佐賀バルーンフェスタ 運営本部 プレス対応・ネット対応チーフ 中島丈晴さん、佐賀市役所 観光振興課 野田大介さんにそれぞれお話を伺いました。お二人のコメントを交えながら、会場へ行く前にチェックしておきたいことをご紹介していきます。
・競技実施のしくみを知っておこう
とりあえず会場に行けば必ずバルーンを見れる……とは限りません。熱気球競技は天候に左右されやすいもの。雨天や強風のときはもちろん、地上は穏やかでも上空の風が安定しないときなどキャンセル(中止)を余儀なくされる場合もあるそうです。
朝と午後の競技飛行、最後の2日間に行われる夜間係留は、それぞれ開始予定の1時間~30分くらい前に実施されるかどうかが、会場アナウンスや公式サイト、twitter(@SIBFO )などで発表されます。時間が近づいたらちょくちょくサイトやSNSをチェックするといいですね。
それにしても、直前にならないと競技が行われるかどうか分からないとなると、やっぱりソワソワしますよね。例年どれくらい無事に実施されているのだろうか……
中島さん:
「こちらをご覧ください。公式ネットチームが『過去10年間のメイン競技フライト実施状況』をまとめました」
\ 2018佐賀インターナショナルバルーンフェスタまで、あと16日! // 過去10年間のバルーンのメイン競技(パシフィックカップ)実施有無と競技内容をまとめてみた! #sibf2018 #佐賀バルーンフェスタ #見にくるなら午前が吉? pic.twitter.com/o0mwmF0Ysk
— 佐賀バルーンフェスタ 公式ネットチーム (@SIBFO) 2018年10月15日
中止になった時間帯は、背景が白とグレーになっていますね。こうしてみると、早朝が観戦できる確率が高そうです。
ところで、この「一斉離陸」「フライイン」っていうのは何なんでしょうか?
中島さん:
「競技気球の飛び方です。競技の種類はたくさんあるのですが、大まかに分けるとこの2種類です」
一斉離陸:会場内から気球が飛んでいく
フライイン:気球が会場の外から会場内に飛んでくる
これを知っておくだけでも、観戦や写真撮影の参考になりますね。
中島さん:
「熱気球競技については、公式サイトでくわしく紹介しています。事前に読んでいただいておくと、観戦をより深く楽しめると思いますよ」
眺めるだけでもキレイなバルーンですが、せっかく観に行くのなら事前知識を身に着けるといろいろな角度から楽しめそうですね。
佐賀インターナショナルバルーンフェスタ公式サイト
バルーン競技(競技の概要など) http://www.sibf.jp/balloon/
熱気球の競技(主な競技の種類) http://www.sibf.jp/sport/
・服装や持ち物、これだけはおさえておいて
ところで、県外出身のわたしが佐賀に来ておどろいたことの一つが「朝夜と昼間の寒暖差」。とくにこの時期、朝夜は冬のように寒く、昼間は夏のように暑い、ということもめずらしくありません。
バルーンを観に行く時も、たとえばTシャツの上にパーカー、さらにその上にコンパクトにたためるダウンジャケットなど、脱ぎ着で数段階の調節ができて脱いだものは持ち運びやすい服装がオススメ。わたしの友人の中には、マフラーや手袋があったほうがいい、と言う人もいました
また、会場は河川敷で舗装されていない道や傾斜になっているところもあります。そしてかなりたくさん歩くので、汚れてもいい、すべりにくい、歩きやすい靴でお出かけください。
そして、河川敷のコンクリート階段はそのまま座るとおしりがめちゃくちゃ冷たくて痛いです……。厚めの座布団か、フリースなどのひざ掛けを何枚か持っていると便利。芝生が夜露で濡れていることもあるので、レジャーシートやゴミ袋を敷いて座っている人もいるようです。
・イベント期間中だけのJR駅「バルーンさが駅」が出現
佐賀バルーンフェスタ会場内には、なんとこの期間だけ営業するJR駅が出現します。その名も「バルーンさが駅」!
もちろん車で会場に来ることもできますが、競技前後などは周辺道路が混みあうということもあり、公共交通機関の利用がおすすめ。バルーンさが駅は会場の真ん中あたりに位置していますし、降りてすぐのところにバルーン情報センター(インフォメーション)もあるので、ここを起点にすると会場移動も何かとスムーズです。期間限定のJR駅を利用するというレアな体験は記念にもなりますしね。
JRバルーンさが駅 – 佐賀インターナショナルバルーンフェスタ公式サイト
http://www.sibf.jp/access/jr.html
・パンフレットを入手しておこう
会場までの地図や大まかなスケジュール、駐車場情報など、会場に行くまでに必要な情報が載った事前用パンフレットが便利です。
野田さん:
「JR佐賀駅、九州佐賀国際空港、佐賀市内の宿泊施設、福岡市観光案内所、福岡市総合案内所、九州内の道の駅などに置いています」
九州各地から来る方は地元の道の駅などで、九州外から訪れる方は、佐賀についたらすぐに入手しておくといいですね。
野田さん:
「当日会場に着いたら、会場のくわしいマップやイベントスケジュールが掲載された当日用パンフレットをもらってください。JRバルーンさが駅を降りてすぐの『バルーン情報センター』でお渡ししていますよ」
そういえば、毎年会場で有料の冊子も売られていたような……
中島さん:
「公式プログラムですね。気球やパイロットの情報がくわしく載っているので、ぜひ競技が始まる前に手に入れてみてください。どの気球にどんな人が乗っているのかわかると、おもしろみが増すと思います」
バルーンだけでなくパイロットの人物像にまで思いを馳せるとより楽しさが深まりそうです。会場内「バルーン広場」近くの公式プログラム販売所のほか、ローンチエリア(気球が離着陸するところ)付近の各所で売られているそうなので、こちらもゲットしましょう。
・公式サイトのQ&Aがめっちゃ親切
「会場にお越しになる前に、皆さんにぜひ見ておいてほしいページがほかにもあります!」と中島さん。公式サイトのQ&Aページです。「駐車場の空き状況を知りたいのですが?」「どんなバルーンが飛ぶんですか?」といったみんなが知りたい情報を、ネット対応チームの皆さんが来場者目線でわかりやすくまとめているそうです。必要なことがサクッと確認できるので、ぜひ事前にチェックをー!
佐賀インターナショナルバルーンフェスタQ&A – 佐賀インターナショナルバルーンフェスタ公式サイト
http://www.sibf.jp/visitors/overview.html
◆時間帯別の楽しみ方紹介
ここまで予習をして、いよいよ当日! 朝早くから夜まで盛りだくさんの佐賀バルーンフェスタ、その時間帯ごとの楽しみ方を、北村が実際に会場に行ったうえでご紹介します。
1.早朝の競技飛行
さて、いよいよ開幕! 佐賀バルーンフェスタの目玉はなんといっても7時からの早朝の競技飛行です。
JRは5時台から運行していますし、駐車場も5時から入れるので、余裕を持って会場で待機できますよ。がんばって早起きしていきましょう。
北村は5時半すぎにJRバルーンさが駅付近につきました。まだ暗い。
事前に教わった通り、バルーンさが駅降りてすぐの「バルーン情報センター」で当日パンフレットを、「バルーン広場」近くの販売所で公式プログラムを入手(この写真は、あとからスタッフさんに持っていただいて撮りました)。
さて、これから一旦会場を後にして、川面に映るバルーンを撮影すべく対岸に移動したいと思います!
バルーンさが駅から撮影スポットまでは、徒歩で約30分。
バルーンが空高く飛ぶ前、地上または近い位置にいるうちが水面に映ってキレイなので、離陸する前に撮影スポットに移動しておくことをおすすめします。
土手下を南に歩いてローンチエリア、関係者駐車場を通り過ぎ、国道207号線(橋)まで来たら土手上に上がって対岸に渡ります。対岸についたらいったん地下をくぐってから土手上に出て(こまかい行き方は警備員さんが案内してくださいました)ローンチエリアが見えるところまで歩きましょう。どこからでもきれいな写真は撮れると思いますが、放送塔(土手上にコンテナが積み上がっている)の真向かいあたりが無難でしょう。
この日の早朝の競技飛行は「フライイン」。「第32回パシフィック・カップ」に出場する69機のバルーンは会場の外から会場内へ飛んでくるのですが、この大会とは別枠の「フェスタ部門」「オフィシャルバルーン」合わせて26機が会場から飛び立っていく姿を見ることができました。
あいにくの曇り空でしたが、それでもやっぱり川面に映るカラフルなバルーンはきれいです。
さて、会場めがけて飛んでくる競技バルーンを見に、また会場に戻りたいと思います。
会場の外から、ちらほらバルーンが飛んできています。
この真ん中の赤い×印は「ターゲット」といい、各競技バルーンのパイロットは上からここをめがけて「マーカー」という砂袋を投下します。落ちた位置がターゲットの中心にどれくらい近いかで、順位が決められるという競技です。
次々に競技バルーンが会場に近づいてきました。
ターゲットに接近して、黄色いマーカーを投下しているところです。会場アナウンスによると、さすがは世界大会ということでレベルの高い戦いになったそう。
こんなふうにかなり観戦客の近くまで降りてきてくれることもあるのが、フライインの醍醐味。手を振ってくれたり、パイロットの皆さんファンサービス精神旺盛です。
今回は「フライイン」でしたが、「一斉離陸」だと100機ほどの競技バルーンが会場から飛び立っていく迫力満点の光景が見られます。
早起きは大変ですが、これはぜったい行く価値あり! キリッと澄んだ冷たい空気の中、佐賀の広い空を飛ぶバルーンをぜひ見に来てください!
早朝の競技飛行
10月31日(水)~4日(日)7時頃から
http://www.sibf.jp/balloon/
2.午前の「バルーンファンタジア」
早朝の競技飛行が終わり、9時頃からは「バルーンファンタジア」。いろいろなキャラクターの形をしたバルーンが河川敷に係留されるイベントです。
人気の気球をご紹介します!
毎年の愛されキャラ! カワイイだけじゃなく、大空に悠々と浮かぶその様子は迫力ありますよ。子どもたちにも人気で、いっしょに写真を撮るファミリーの姿が見られました。
こちらは佐賀バルーンフェスタに参加するのはこれで18回目だという、定番の人気者。こういう細かいつくりのキャラクター気球は、先のほうまで膨らませるのがなかなか大変なのだとか。会場ではそんな様子にも注目してみては?
こちらは佐賀らしいキャラクター気球。というのも、佐賀市内にはえびす像が800体以上あり、その数は日本一なのだそうです。佐賀の街なかを歩いていると、ニコニコ顔のえびすさんに出会えますよ。
さて、ここまでは日本のキャラクター気球を紹介してきました。毎年注目を集めるのが、海外からのめずらしいバルーン。今年は2機がやってきました!
初登場、中国からの白クマちゃん。その名も「Lucky Bear」! 風とともに幸福を運んできてくれそうです。
こちらも佐賀初登場、映画「カールじいさんの空飛ぶ家」みたいなカラフルで夢のある気球ですね。これは係留だけでなくじっさいにフライトもしていました。ほんとうにファンタジー映画の世界みたいでした!
そのほか、今年の「バルーンファンタジア」に登場する気球たちは公式サイトでも見られます。耳寄りな豆知識も紹介されていますので、ぜひチェックしてから会場へお越しください!
バルーンファンタジア
10月31日(水)〜11月4日(日)
早朝の競技飛行終了後(9時頃)から
http://www.sibf.jp/fantasia/
【2018見どころ】海外から2機が初登場!バルーンファンタジア!-佐賀インターナショナルバルーンフェスタ公式サイト
http://www.sibf.jp/column/2018/20181017a.html
3.ランチタイム
朝からバルーン観戦三昧で、気がついたらおなかがぺこぺこ。
ということで、ここからは午後の競技飛行が始まるまでの時間に楽しめる、会場内で食べられるおいしいものと会場外へ飛び出すランチイベントをご紹介します。
会場内で食べられる佐賀グルメ:「うまかもん市場」
JRバルーンさが駅の北側に設置された大きなテントゾーンの中にある、その名も「うまかもん市場」!
運営を担当されている佐賀市役所 農業振興課の田中常晶さんにお話を聞き、その上で北村がじっさいに市場内を回ってみたいと思います。
田中さんいわく、なんでも「うまかもん市場」は大きくわけて5つのゾーンで構成されていて、それぞれ特色あるものを扱っているとのこと。
にぎわい市場「うまかもん通り」
直売所や加工所等による新鮮野菜や農産物加工品の販売
品目:落花生、サツマイモ、おはぎ、みそ など農家レストラン「母ちゃんの台所」
農家が自ら生産した自慢の農産物等を使った料理の提供
品目:ジビエ料理、米粉麺、カレーライス など6次産業化に取り組む農家の販売コーナー「農家のたから」佐賀市内の農家が自ら加工・販売する商品のPR、販売
佐賀市が認定する「いいモノさがし」認定商品のPR、販売
品目:トマトジュース、にんにくオイル などうまかもんステージ
特産品などのPR・実演コーナー
内容:海苔絵巻き教室、ポン菓子作り実演 など体験コーナー
内容:しめ縄・わらじ作り、木工雑貨販売 など
おお……聞いているだけでワクワクしてきます。その場で食べるものを調達するなら「母ちゃんの台所」、お土産を買うなら「うまかもん通り」「農家のたから」というふうに目的に合わせて利用すると効率が良さそうですね。
田中さん:
「ちなみに、ぜひ注目していただきたいのは、佐賀の自慢の農産物です。例えば……」
「佐賀市の特産ミカン『あんみつ姫』です」
名前のイメージ通り甘くて、めちゃくちゃジューシー!
ほかにもおいしいものがたくさんあるようなので、食べ歩いてみたいと思います。
バルーンフェスタ名物、大鍋カレー。これは気になります。
ごろんと野菜が入っていて、新米で、とてもおいしかったです。これで350円とは、コスパがすごい。
佐賀のB級グルメ、魚のミンチ天に衣をつけて揚げた「お魚コロッケ」。
佐賀のイチゴを使った、農家さん手作りのパイ。こうした軽食やスイーツも充実していました。
田中さん:「テント内にはテーブルやベンチ席あわせて480席をご用意しており、休憩に使う方も多いですよ」
昼ごはんを食べて、おやつを食べて、お土産を買って……午後の競技が始まるまで長いと思っていましたが、ここにいるとあっという間です。ぜひ皆さんも佐賀の「うまかもん」を楽しんでください!
うまかもん市場JRバルーンさが駅 北側 テント内営業時間 7時30分~17時(3日・4日は20時まで)
バスの送迎つきでランチ&温泉が楽しめる! その1「古湯・熊の川温泉」
佐賀バルーンフェスタ期間中にランチを楽しめるのは会場の中だけではありません。
会場からバスの送迎付きで温泉とランチを堪能できる、この期間だけの特別なプラン「ランチバス」があります。バルーンファンタジアが終わる頃に出発して、午後の競技飛行が始まる前には戻って来れますよ。
1つ目は、佐賀市の山間部 富士町の温泉地「古湯・熊の川温泉」のランチバス。期間中は日替わりでこのエリアの施設の温泉&ランチを楽しめます。
例えば……
お料理が豪華! 古湯・熊の川温泉は、約38度というぬるめの温度とぬるぬるした肌触りの良さから「ぬる湯」と言われています。泉温が低いのに、不思議と身体がポカポカ温まるんですよ。
古湯・熊の川温泉観光コンベンション連盟の山口澄雄理事長は「タイミングが合えば紅葉も見られるかもしれません。古湯・熊の川自慢の『ぬる湯』でくつろいで、おいしい料理を味わってくださいね」と話していらっしゃいました。
古湯・熊の川温泉ランチバスバス発着場所 佐賀バルーンフェスタ会場(JRバルーンさが駅北側 防災ステーション)時間 10時 出発/14時30分 帰着料金 大人=3,500円、4歳~小学生=2,000円(食事・入浴料、税込)予約先 富士町観光案内所 0952-51-8126(受付時間 10時~17時、水曜定休)※当日予約は直接バス発着場所で確認してください
バスの送迎つきでランチ&温泉が楽しめる! その2「ホテル龍登園」
続いては「九州の嵐山」とも言われ親しまれている景観自慢のスポット、川上峡エリアにある「ホテル龍登園」のランチバス。
こちらのランチは、野菜たっぷり「健康バイキング」。お好みのタレでいただく野菜のしゃぶしゃぶ、自分で揚げる野菜のてんぷら、佐賀産の棚田米とたまご、手作りしょうゆの絶品コラボたまごかけごはんが人気なのだそうです。
もちろん温泉も!
広々とした温泉。ゆったり浸かれば、早朝から動き回った疲れが溶け出していくようです。
ホテル龍登園の下田哲也総支配人は「山に囲まれた環境で温泉と料理、おいしい空気を味わってください。近くの川辺を散策したり、川上峡名物 白玉饅頭のお店でお土産を買ったりするのもいいですよ」とお話されていました。
ホテル龍登園ランチバスバス発着場所 佐賀バルーンフェスタ会場(JRバルーンさが駅北側 防災ステーション)時間 10時30分 出発/13時30分 帰着料金 大人=2,000円、4歳~小学生=2,000円予約先 ホテル龍登園 0952-62-3111(受付時間 10時~17時、水曜定休)※当日予約も上記に電話してください※最少遂行人数 20名ホテル龍登園 URL http://www.ryutouen.co.jp/
4.午後の競技飛行
さて、そろそろ午後の競技飛行の予定時間が近づいてきました。予定では15時開始。また河川敷のローンチエリア付近に戻って観戦に備えましょう。
午後からすこし風がでてきたのでどうなるか……
15時前に「競技やります」の会場アナウンスがあり、バルーンの準備が行われていたのですが、やはり風がつよくなってきて思うように立ち上がらず、15時40分ころ「キャンセル」の発表がありました。
ここまで準備したのですが……気のせいかバルーンたちがしょんぼりしているようにみえます。見に来た人たちも残念そうに会場を後にしていました。
ちょっとがっかりですが、これこそが風にゆだねるバルーン競技というものなんですよね。
ちなみにこちらは以前の午後の競技飛行のようす。のこり4日間、1回でもこうした熱戦が繰り広げられる光景が見れることを期待しましょう!
午後の競技飛行
10月31日(水)~4日(日)15時頃から
http://www.sibf.jp/balloon/
5.夜間係留「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」
実は、初日レポートはここまで。
夜間係留イベント「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」は、佐賀バルーンフェスタ期間の最後の2日間(土・日)のみに行われるからです。真っ暗な河川敷にずらりと並んだ気球が、生バンド演奏のリズムに合わせてバーナーの炎に照らされる光景は、幻想的かつ迫力満点です!
※写真は2017年のものです。
会場(ローンチエリア近く)からはこんな写真が撮れます。
こんなふうに川面に映る写真は、会場の対岸から。
最後には花火が上がります!
早朝の競技飛行のところでご紹介したように、会場(ローンチエリア)から対岸までは徒歩で2~30分くらいかかります。なので約40分間の夜間係留イベントの間に両方体験するのはなかなか難しいですが、どうしても両方の写真を撮りたい! という人は、開始前に対岸で待機→始まったら写真を撮ってすぐ移動→会場(ローンチエリア近く)で最後の花火とバルーンを撮影、というふうに動くとワンチャンありそうです。
ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン(夜間係留)
11月3日(土)・4日(日)18時30分頃から
http://www.sibf.jp/montgolfier/
最後に
佐賀の秋空を彩る、世界最大級の熱気球イベント。たくさんのボランティアを中心としたスタッフ、関係者が日本中、世界中から来る人たちをおもてなししようと張り切っています。
バルーンフェスタで一段とアツくなるこの期間の佐賀に、ぜひ皆さん遊びに来てくださいー!!
取材・執筆 北村朱里(@kitamuraakari )