夏の北海道を満喫するならニセコくっちゃん!山!川!神話級の芋!行くべき場所総まとめ
夏の北海道旅行は、ニセコ倶知安(くっちゃん)エリアが本気でおすすめ!観光に最高な理由をこれでもかと解説。グルメ・アクティビティ・温泉・景色・湧き水など全て解説!読めば読むほど行きたくなります。奇跡のジャガイモ五四〇など、ニセコにしか無い魅力を網羅しました。
「夏の北海道って、けっこう良いらしいよ!」
「どのへんが?」
「なんか涼しくて自然とかが凄いんだってさ」
「ふ〜ん」
本州で暮らしていると一度は耳にする会話です。
いよいよ訪れる夏シーズン。北海道の涼しい大地でストレスを解放できたら最高ですよね。そう思って「北海道 夏 旅行」で検索すると気付くことがあります。
「北海道、広すぎてどこ行けば良いかわかんない……」
そんなあなたにぴったりの旅先、それはニセコくっちゃんエリアです!!
真夏の心が北海道に求めるもの……それは、
美しい自然、
最高の温泉、
絶品グルメ、
贅沢な宿。
そんな北の大地の冒険とリゾート全てを満喫できる地域がニセコくっちゃんなんです! 実際に確かめて参りました!
今回は倶知安観光協会さんを始めとするニセコ観光圏の皆さまにご協力を頂き、1泊2日で夏の北海道の魅力を満喫する旅を敢行! その魅力の全てをギュギュッとお伝えします。
(1泊2日だけでリフレッシュできたら最高だと思ったのですが、正直1週間くらい滞在したい場所でした!)
ニセコくっちゃんとは
「ニセコ」と聞けばピンとくる人も多いかも知れません。冬にオーストラリア等からスキー客が大勢来るというので有名なリゾート地ですね。ですがその「ニセコ」、ニセコはニセコでも「ニセコひらふ」エリアなんです。
パウダースノーの名スキー場としても名高い山「ニセコアンヌプリ」を囲むようにニセコ町や倶知安町などがあり、総じて「ニセコ」と呼ばれています。
新千歳空港からのアクセスは車ならば2時間程。エリア内の移動にも車が便利なので、電車で倶知安駅まで来てからレンタカーを借りる人も多いそうです。
今回は「ニセコくっちゃん」としてエリア全体を紹介させて頂きます!
倶知安町、ニセコ町、蘭越町は、連携して「ニセコ観光圏」としてPRを行っています。中でも特に倶知安町観光協会さん全面協力のもと記事を作成しています。
プロから行くべき場所を全部聞く
というわけで、まずは倶知安町観光協会のラミレズさんに「夏の北海道を満喫する方法」を聞きに行きました。
——冬のニセコは外国人が大勢いて日本語が通じないレベル、なんてことを聞いたのですが、夏はどうですか?
「実は夏のニセコくっちゃんは国内からの長期滞在者が多く、冬ほど外国人客は多くありません。それでも移住者は多く、海外のようで多様性ある町なんです。」
——国内からはどんな人が訪れるんですか?
「リモートワークの浸透もあり、家族連れでひと夏を過ごされる方が多い傾向です。また、外国人が多い地域性を活用して留学の準備をしにくる学生さんも多いんです。夏は日本語も普通に通じますので。」
——安心しました! 今回は「夏の北海道を満喫するならニセコくっちゃん」と言われて来たのですが、そういった部分ではどうでしょう。
「そうなんです! ニセコ観光圏には蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山を中心に、自然、温泉、水、食という北の大地の魅力が揃っているんです! 長期滞在はオススメですが、短期の滞在でも充分以上に夏の北海道を味わって頂けると思います!」
——それは楽しみです!
「こちらに、限られた時間で絶対に行くべき場所、会うべき人のリストをお渡しします! 1泊2日という限られた時間でもニセコくっちゃんを満喫できるはずです!!」
ということで渡されたのがこちらです!
地元観光協会がオススメする絶対にやるべきこと10選メモ
「相当絞りましたが、これを全て味わって頂けたら、ひとまず夏のニセコくっちゃんを語ってもらって大丈夫です!」
——ありがとうございます!! ちなみに羊蹄山はどのへんに見えるんですか?
「一応この後ろに見えるはずなんですが……天気が悪いですね……」
そこにあったのか羊蹄山……。2日もあるので羊蹄山も見えるはず。早速、ニセコくっちゃんの町を回っていきましょう!
アクティビティ編
大自然に没入! 尻別川でラフティング
夏の一番人気のアクティビティは川下り!
ということでやって来たのはNOASCニセコのアドベンチャーベース。色々な会社がラフティング体験をやっていますが、NOASCではニセコくっちゃんの国際色を感じることができるのだとか。
「こんにちは、クシャルです! ネパールでもガイドをやってるから今日は任せてね。」
いきなり外国人従業員が普通に登場です!
ネパールから来たクシャルさん(右)とガネシュさん(左)は自国の川でもガイドをしています。オーストラリアのトレバーさん(中央)は自然の魅力に惹かれてやってきた、ニセコくっちゃん移住者です。冬はスキーのインストラクター、夏はラフティングのガイドをしています。
ひとり川下りで自然と向き合うのも良いのですが、少し寂しいのでたまたま来たお客さんに同乗させて頂くことにします。
出発前の装備確認
札幌から来た会社の仲良しグループの皆さんです。突然のお願いにも快く同乗を許可してくれました!
「どうしてもラフティングしたくて来ました!」
「俺は全然やりたくないんですけど仕方なく来ました!」
と言いつつ……
みんなでドライスーツを着て……
装備を調えて……
バスに乗り込むころには盛り上がりは最高潮に!!
水中用の靴とドライスーツは用意されているので、浸水して濡れた後で着替えやすいような上下とタオルだけ持ってくればOK。気軽に参加可能です。
というわけで、いざ出・発!!
川下りレクチャー
「パドルは絶対に離さないでくださいね! ほとんど事故は起きないですけど、グリップがぶつかると怪我します! 怪我したらバーベキューできなくなる! バーベキューいちばん大事! わかりましたかー?」
「「はーーい!」」
「ボートから落ちて、助けて欲しいときは、手を大きく振ってくださいね! 手振ってくれないと助けられません! 手振ったら、気が向けば助けます」
「「えーー……」」
こんな感じで楽しく注意事項を聞きながら川上へ向かいます。
地上で実際にボートをこぐ練習をした後で出航です! ここまで1秒も無駄がないので盛り上がりは最高潮のまま。
ここからは1時間40分ほどかけて尻別川をくだります。結論から言うと北海道ラフティング大好きになりました。ここでは最高だったポイントを3つに絞って紹介します。
① 自然と一体化する気持ち良さ
空気が美味しい。水が綺麗。マイナスイオン的なものを感じまくりです。
札幌のオフィス街で働く皆さん、この空気を持って帰りたい…としきりに呟いていました。
なにより水面の近さ、両岸の森や崖の高さの非日常感が、まさに大自然に足を踏み入れたような気持ちにしてくれます。遠いファンタジーの世界にしか存在しないと思っていた川が北海道にはあるんです。
個人的に気に入ったのはこちら。
湧き水が滝のようにしたたる崖。川の流れに乗ってすぐに通り過ぎてしまうわけですが、自然が見せてくれる様々な表情との出会いに心が洗われました。
② ほんとにアドベンチャーだ
川下りは、次に何が起きるか分からないアドベンチャー。尻別川を進んでいくと、カーブを曲がった先々で違う景色が待っています。
見たことない景色や流れが速い場所、川から突き出た岩場エリアにチームワークで挑んで超えていく。
ガイドさんが安全なコースを選んでくれているわけですが、未知に進んでいく冒険の感覚って、久しぶりに感じた気がします。
そして、冒険の醍醐味と言えばこれ。
高いところから飛び込むパート! その日の川やチームのコンディションによって体験は変わるのでラッキーです!
みんなすっごい楽しそう!! こういったポイントでは対岸に駆けつけたカメラマンが記念写真も撮ってくれます。
「ライターさんも飛び込みましょうよ」
——え、僕は大丈夫っす……(高いとこ怖い)
「楽しいですよー! 全然怖くなかったですよ!」
——ほ、ほんとですか……?
というわけで飛び込みながら撮った写真がこちら。
こ、怖ぇ〜〜〜。けど気持ち良い!
③ 一緒に水に落ちて絆が深まる
服を着たままびしょ濡れになるのっていつ以来でしょうか。
水を掛け合ったり川に飛び込んだりしているうちに水に落ちるのがクセになって、終盤は落水するたびにボルテージが上がっていきます。尻別川の水、気持ち良いですしね!
クシャルさんの提案で、ボートでウィリーをすることになりました!
「ギリギリで戻すから絶対安全! 絶対ひっくり返らないよ!」
ぐっ……!
ぐぐぐっ……!
バシャーーン! やっぱり転覆するんかい!!
ぎゃー! 油断してたらこっちのボートも転覆させられました。
「頭から水に落ちて楽しいなんてほんとに久しぶり!」
ボートに引っぱり上げてもらう時の視点。終盤はずっとみんなでゲラゲラ笑ってました。
北海道に到着して早々、川の綺麗さと皆さんの優しさに心が洗われました。
あっという間にラフティング終了!
楽しい時間はすぐに終わってしまいます。クシャルさんは、お客さんと一緒に川遊びしているとあっという間に過ぎていく時の流れが大好きなんですって。
ベースに戻って服を着替えて体験は終了です。ちなみにこの日スタッフが撮った写真はUSBに入れてもらうことができます。ありがたい!
皆さん疲労困憊ですがとても満足そう。
「みんなの体力年齢が分かっちゃったね!」
「楽しかったー」
「最高でした!」
実はこの時期の尻別川はとても穏やかで、初心者みんなで楽しむのにぴったりな速さ。皆さんラフティングの魅力にハマったようで、来年の春、雪解け水で流れが速くなるシーズンにまた来ることを誓っていました!
いや実際これはハマります。
ありがとうございました!
というわけで、ニセコくっちゃんでやることリスト「川下り」達成です! クシャルさんには近くの美味しいスープカレー屋さん情報も教えてもらったので、のちほどご紹介します!
NOASCニセコ
住所:北海道虻田郡倶知安町 字山田20-6(アドベンチャーベース)
電話:0136-23-1688
料金:大人5,800円、子供4,000円(体験時間 約3-3.5時間)
詳細:https://www.noasc.com/
ニセコくっちゃんの山を満喫! マウンテンバイクで山下り!
次に紹介するのは山でのアクティビティ。ここニセコ グラン・ヒラフでは、スキー場の夏の斜面をマウンテンバイクで駆け下りる、フロートレイルという遊びを行うことができます。楽しそう!
スタッフの皆さん、冬のニセコでスキーをするために移住してきた方達です。
——本日はよろしくお願いします。スキー場で夏も遊べるのはとても面白いですね。
「僕も移住してから気付いたんですが、ニセコって夏も自然豊かでとても魅力的なんです。フロートレイルは誰でも気軽にできるスポーツなので楽しめると思います!」
——その、フロートレイルってどんな遊びなんですか?
「ごく簡単に言うなら、ダウンヒルのお手軽版です。ダウンヒルは山中に作られたコースをマウンテンバイクで駆け下りる競技なんですが、路面がでこぼこだったり急斜面が多かったり、森の中ではコースの先も見えないため初心者には難しいんです。一方フロートレイルは、見晴らしの良いスキー場の斜面に走りやすいコースを作ってあるため、自分のレベルに合わせたスピードで楽しめます。」
——ダウンヒルには憧れていたんですが素人にはハードルが高いですよね。ちなみに僕はかなり運動神経が悪いんですが、大丈夫ですかね……
「自転車に乗れるなら大丈夫です! コースにはアップダウンや鋭いコーナーもあってかなり疾走感がありますが、皆さんすぐに慣れますね。お子さんから年配の方まで、1日ですぐに上達してハマってしまう方が多いんです。」
フロートレイルにはこちらの電動アシストつきマウンテンバイクを使用。パワフルな海外製モーターの力を借りて斜面を登ります。ふもとにある練習コースで基本操作やカーブの曲がりかたを覚えたら、スタート地点へ出発です!
電動アシストが効いているため急な斜面もガシガシのぼれますが、それでも結構筋肉を使います。
たどり着いたのは森の中。ここからスキー場の斜面上部まで、森の中を駆け下りていきます。ダウンヒル体験という感じでとても気持ち良い!
橋やアップダウン、でこぼこの地面を通過する際はとても緊張するのですが、スピードを出しすぎなければ安全! 慣れると滑るように切り抜けられるようになってきます。
森を抜け、ゲレンデの上までたどり着きました!
「どうです、良い眺めでしょう! このあたりではいちばん綺麗に羊蹄山を見られるので、記念撮影していく方も多いんです! ……天気が良ければですけどね!」
残念ながら悪天候により羊蹄山は見えなかったのですが、それでもこの眺め! 羊蹄山のすそ野を見渡すことができます。広いスキー場も独り占めです。
「ここまでスピードを出して上手に乗れていましたね! 今からスキー場を下っていきますが、カーブでは体重移動を使うともっとスムーズに曲がれるようになりますよ! 無理せず頑張ってみましょう!」
優しい言葉にやる気が出たので、ここからノンストップで夏のゲレンデを下ります! が、運動神経悪いのでカナリコワイ!!
カーブが近づくと緊張が走ります。ブレーキで減速してしまうと逆に曲がりきれなくなるので、内角に体重移動しながらコーナーの斜面に乗ると綺麗に曲がれるのですが……わかっていてもついブレーキをかけてしまうんですよね。
でも、段々慣れてくると、気持ち良い! 颯爽と山を下るエクストリームスポーツ選手になったかのような気分!
コースの走り方を習った後は、時間中なら何度でも走れます。走るたびに上達を実感できるのでハマります。
長い斜面をあっという間に滑り降りてしまう感覚はスキーと一緒。難易度的には、恐らくスキーでパラレルターンとかできる人ならばすぐに慣れるレベル。自分のようにスキーも運動も下手組もすぐに上達しました。
「フロートレイルは誰にでもできるので、生涯スポーツとしても楽める遊びです。ニセコくっちゃんはアウトドアスポーツを通して四季の自然を感じることができる地域なので、夏も気軽に遊びに来て下さいね!」
夏の北海道で山を感じる爽快スポーツ、フロートレイルは一回やってみる価値ありです! 晴れれば羊蹄山の眺めも最高なはず!
山のアクティビティMTB(マウンテンバイク)クリアです!
ニセコ グラン・ヒラフ MTBダウンヒルコース
住所:〒044-0081北海道虻田郡倶知安町字山田204
電話:0136-22-0921
料金: 電動アシスト付きMTBレンタル 90分 3,500円~
※フロートレイルコース使用料含む ※場内の限定コース以外は走行不可です。
詳細:http://www.grand-hirafu.jp/
温泉&お宿編
温泉でひと休み! ニセコは温泉の宝庫って知ってました?
ラフティングやフロートレイルで疲れた体を休めたいなら行ってほしいのが秘湯『ニセコ五色温泉』。
実はニセコは温泉の宝庫。温泉の泉質は一般的に10種類に分類されますが、この地域にはそのうち7種類が存在するのです。そんなニセコくっちゃんの温泉のことを教えてくれる強力な助っ人が……
いました。
ニセコ温泉部の部長、さとう努さん(トム部長)と向田薫さん(ルカオ副部長)です!
「ワッハッハ! トムでございます! どうぞよろしくお願い致しまぁす!!」
あっ、すごい陽気なタイプの人だ! 良かった〜
実はこちらのトムさん、ニセコの温泉に詳しいだけでなく温泉ソムリエ師範の称号を持つ超凄い人なんです。
どれくらい凄いかと言うと、温泉ソムリエ界で師範となる4つ星ソムリエは5人 だけ。これより上には5つ星温泉ソムリエ“家元”ただ一人がいるのみ。温泉ソムリエを認定するセミナーで講演したりテレビやラジオに出演するなど、安全に楽しく温泉に入る方法を広めるため、全国で活躍しているお方なのです!
——本日はお忙しいなかお時間頂きありがとうございます! さっそくニセコのオススメ温泉を教えていただきたいのですが……
「まぁまぁまぁ、どうぞこちらへ」
「さぁさぁこちらへ」
「はいはいこっちこっち」
——あの……
「ふぅ〜〜〜気持ちいい〜〜〜」
——ほんとに温泉好きなんですね!
「大好きです!」
ニセコに来たら五色温泉に入ろう!
——改めまして、本日はありがとうございます。まずはこちらのニセコ五色温泉について教えてください。
「ご覧の通り、昔の良さを残した情緒ある秘湯でございます。標高750mの山あいでのんびり癒やされるので、お客さんが来たときはよくご案内する温泉なんですよ。」
——けっこう峠道を上ってきた分、静かで気持ちが良いですね。効能はどうなんでしょうか。
「ここはニセコでも唯一の酸性泉なんです。酸性泉は血糖値を下げるというデータもあって湯治のお客さんも多いです。そのかわり刺激は強めなので、お肌の弱い人や子供の長湯は注意です。」
インタビュー後に実際に入浴してみましたが、本当に自然豊かな景観で、鳥のさえずりを聴きながらの入浴がとても気持ち良かったです。あいにくの天気で遠くの山までは見えなかったのですが、霧が濃いのも、もののけ姫ワールドのようで素敵でした。施設も清潔で快適な秘湯です!
五色温泉旅館
住所:
電話:0136-58-2707
時間:日帰り入浴 9~20時(5~11月)、10~19時(12~4月)
料金:大人 700円(中学生以上) 小人 500円(5歳~小学生)
詳細:http://goshiki-onsen.com/
参考サイト:Yahoo!トラベル・じゃらん・楽天トラベル
トムさん直伝ニセコ周辺のオススメ温泉5選!
——僕1泊2日でニセコくっちゃんに滞在しているので、他のオススメ温泉も教えてください! 5軒くらい!
「もちろんです!」
というわけでオススメの温泉を教えていただきました!
ホテルようてい(倶知安町)
——ナトリウムー炭酸水素塩泉・塩化物泉
倶知安の中心街にほど近く、いつも地元客で賑わっている温泉。
お天気に恵まれれば露天風呂からは羊蹄山が間近に見えて眺望も抜群です!
倶知安温泉 ホテルようてい
住所:北海道虻田郡倶知安町字旭69
電話: 0136-22-1164
時間:日帰り温泉 10〜22時
料金:大人 800円(中学生以上) 、小学生 500円(5歳~小学生)
詳細:https://hotel-youtei.co.jp/spa/
参考サイト:じゃらん・楽天トラベル
ニセコグランドホテル(ニセコ町)
——ナトリウムー塩化物泉 / ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉
天然保湿成分をたっぷり含む美肌の湯。こちらの従業員の皆さんもお肌スベスベだそうで、僕も実際に入浴してみたところ、気のせいじゃないレベルでお肌が滑らかになりました。洋服の肌触りが全然違うんです。
露天風呂は混浴と女性専用エリアがあります。女性は湯浴み着を借りることができるので皆さんリラックスして入浴していました。ぬるめの浴槽もあるため、友達や恋人とお喋りしながらのんびりくつろぎたい人にオススメです。
ニセコグランドホテル
住所:北海道虻田郡ニセコ町ニセコ412番地
電話:0136-58-2121
時間:11:30 ~ 21:00
料金:日帰り入浴 大人 900円、子供 450円
詳細:https://niseko-grand.com/onsen
参考サイト:Yahoo!トラベル・じゃらん・楽天トラベル
雪秩父温泉(蘭越町)
——単純硫黄泉
大湯沼が源泉で、全国的にも珍しい鉱泥を含んだ温泉。
女性の露天風呂には泥パックが楽しめる浴槽があり人気とのことです。
交流促進センター 雪秩父
住所:北海道磯谷郡蘭越町字湯里680番地
電話:0136-58-2328
時間:10〜20時
料金:大人(中学生以上) 700円、子供(小学生まで) 300円
詳細:http://www.town.rankoshi.hokkaido.jp/yukichichibu/about/
幽泉閣(蘭越町)
——ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉
アルカリ性の美肌湯。よく温まり湯冷めしにくいとのことで、常に地元客で賑わっています。
屋外には無料の源泉掛け流し足湯もあるのでドライブの途中に立ち寄るのも良いでしょう。
蘭越町交流促進センター 幽泉閣
住所:北海道磯谷郡蘭越町昆布町114-5
電話: 0136- 58-2131
時間:10:00〜21:30(月曜日は午後12時からの営業/月曜が祝日の場合は火曜日)
料金: 日帰り入浴 大人(中学生以上) 500円、子供(小学生) 300円
詳細:http://www.town.rankoshi.hokkaido.jp/yuusenkaku/onsen/
まっかり温泉(真狩村)
——ナトリウムー塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉
羊蹄山の眺望が抜群の、アルカリ性の美肌湯。
五色温泉が山あいの秘湯ならば、こちらは広い大地のど真ん中の露天風呂。
広い空と遠くにそびえる山々の眺めに開放的な気持ちになる温泉です。
まっかり温泉
住所:北海道虻田郡真狩村字緑岡174−3
電話:0136-45-2717
時間:10:00~21:00
料金:大人500円、子供200円
詳細:http://www.makkarionsen.com/
「行きたくなったでしょ?」
——温泉好きならたまりませんね! 本当に色々な温泉があるんですね。
「ニセコには高原のあちこちにオシャレな温泉や風情ある温泉が点在しています。浴衣で歩くような温泉街ではありませんが、車で移動しながら色々な泉質の温泉に入るのは思い出にも残りますよね。札幌、小樽、函館へのアクセスも良く、旅の拠点になる街なのでぜひ癒やされに立ち寄ってほしいです。」
ニセコくっちゃんの観光スポットは車移動10分程度の距離で散らばっているため、車なら気軽に湯巡りをすることもできます。私も取材期間内にトム部長からオススメしてもらった温泉4カ所で入浴しましたが、どこも行った甲斐のある、期待通りの温泉でした!
夏のグループ旅にオススメ! コンドミニアムで贅沢な時間を!
ニセコくっちゃんはウィンタースポーツが盛んなため、リゾートホテル、コテージ、ビジネスホテルなど宿が豊富です。選択肢が多すぎて迷ってしまうので、ニセコひらふエリアのホテルとコンドミニアムを、NISADEの国内販売リーダー池田さんに教えて頂きます!
「コンドミニアムというと日本ではなじみが薄いですが、キッチンが付いていたりすることが多いホテルくらいに思って頂ければ大丈夫です! 冬だとかなり高額な部屋に、夏ならかなりお得に泊まれるのでオススメです!」
さっそく紹介していきましょう!
オシャレなコスパ旅にオールウェイズニセコ
こちらはニセコひらふエリアの奥に位置するホテル。中心部からの距離はやや遠い替わり、ホテル代を抑えることができます。
ちなみに外国人客が多いので外国人スタッフもおり、皆さん英語がペラペラです。
お部屋は白を基調とした高級感ある内装。かなりゆったりくつろげそう。窓からは美しい山並みを一望することができます。
1日中外出しているから宿は寝るだけの場所! でもちょっとオシャレなところに泊まりたい。そんな旅にオススメです。
さらにリッチな気分を味わいたいときはスイートルームもどうぞ。広くてフワフワです。
1階にはカフェレストランがあるのでご飯にも困りません。オススメメニューはカツ丼です。
オールウェイズ・ニセコ
住所:北海道虻田郡倶知安町樺山65-13
電話:0136-55-8496
詳細:https://nisekoalpineaccommodation.com/
参考サイト:Yahoo!トラベル・じゃらん・楽天トラベル
天然温泉もプールも! ザ・ヴェールニセコ
お次は少しリッチなコンドミニアムのご紹介。ニセコひらふのメインストリートのすぐ近くという好立地のお宿です。
落ち着いた雰囲気のこのコンドミニアムには、なんとプールと温泉がついています。温泉は100%源泉掛け流しで、あのニセコ温泉部トム部長も認める泉質です。
今回見せて頂いたのは4人まで利用できるこちらのお部屋。最近リノベーションをしたばかりということで内装もピカピカです。
キッチンまわりも整っており、グループで来て料理を楽しむこともできちゃいます。
4人で来ればひとりあたりの予算も抑えられ、お得に贅沢気分を味わうことができるコンドミニアムです。
ザ・ヴェールニセコ
住所:北海道虻田郡倶知安町山田166-9
電話:0136-21-5811
詳細:https://nisekoalpineaccommodation.com/
参考サイト:Yahoo!トラベル・じゃらん・楽天トラベル
6人グループの楽しい休日にはここ! スノークリスタル
最後にご紹介するのは、ザ・ヴェールニセコのすぐ隣に建つスノークリスタル。なんでも池田さんイチ押しのグループ向けのお部屋があるんだとか。
まず入って驚いたのが部屋の数。寝室3部屋と、3つのお風呂があります! 部屋が沢山あるだけで楽しいですね。
そしてリビングの、この広さ! 成功者の部屋だこれ! お金持ちの夫婦が親しい友人を招いて手料理を楽しんでるとこにジャックバウアーとかが突入してくる部屋だこれ!
眺望も最高。天気が良ければ羊蹄山を目前に仰ぎ見ることができます。ふもとは少し見えますね!
池田さんもこの表情。
「3LDKで95平米の広さがあり、海外の高級家具も揃っているのに、夏はとってもお得に泊まれちゃうんです。大人数の若者グループにとても人気のお部屋で、お盆はあっという間に満室になってしまうんですよ。」
「これだけの広さでみんなでくつろげる部屋はコンドミニアムならではです。昼はニセコの大自然の中で日常を忘れて過ごし、夜は家族や友人とお部屋でワイワイ語り合い、滞在自体を楽しんで頂ける施設です。」
しかも夏期に6人で泊まれば一人あたり1万円を切る、コスパ最強の部屋。これは確かに泊まりたくなりますね。池田さん、ありがとうございました!
周辺エリアでは無電柱化工事が進行中で、景観も更に良くなる予定。グループで特別な時間を過ごしたい時にぴったりのコンドミニアムです。
スノークリスタル
住所:北海道虻田郡倶知安町山田193-11
電話:0136-23-1724
詳細:https://nisekoalpineaccommodation.com/
参考サイト:Yahoo!トラベル・じゃらん・楽天トラベル
ニセコくっちゃんの夜は……寝よう!
22時くらいになると既に多くの飲食店、温泉、ショップは閉まっており、町もいっきに暗くなります。リゾート地特有のゆったりした時間の流れと、夜の「暗くなったら寝る」という雰囲気が日常の慌ただしさを忘れさせてくれる町。早寝するのがオススメです。
倶知安町駅近くのファーストキャビンに宿泊します。それではおやすみなさい……
と言いたいところなのですが、夜の町にも何かあるだろうと思って倶知安駅周辺をウロついてみると、ありました。
1軒だけすごい光ってる。夜でも開いている貴重なお店の紹介です。
夜もやってるオシャレ中華
時間は23時過ぎ。良い人の雰囲気を感じたので飛び込みで取材をお願いすると、快くお話を聞かせてくれました。
——深夜にすみません。ここだけ明かりがともっているのが気になって……
「それが狙いなんです。とりあえず明るくしとけってことで光らせてます(笑)」
こちらのお店はジャングルブラザーズ。近くで長年中華料理店をやっていた店長の中井さんが1年半前、新たに開いたダイニングバーです。
——このあたりで夜遅くまでやっているのは珍しいですね。
「曜日にもよりますが、ドリンクのラストオーダーは23時で、外国人の方や地元のお客さんが来てくれます。倶知安は国内外、道内外と色々な地域の人が入り乱れる多様性のある町ですけど、うちも地元の人と観光客が集まる賑やかなお店なんですよ。」
実際お邪魔した際もほろ酔い外国人のお客さんが盛り上がっていました。
本来はラストオーダーは過ぎていたのですが、ご厚意で特別に、看板メニューだという唐揚げと、元々中華屋さんだったといことで、気になった麻婆豆腐を食べさせて頂きました。
からあげがデカい!!
この開かれた箸の角度から大きさをご想像下さい。子供の握ったこぶしくらいある!!
タレにこだわっていて大人気ということですが納得の美味しさです。大きいだけではなく、旨味がギューッと詰まっていて、外はカリカリ中はジューシー。完全にビール飲みたくなるやつです。
麻婆豆腐も大迫力。こちらも大きいだけでなく美味。とても癖になる不思議な味付けです。スパイスの奥に、まるで木のような香ばしい香りがするんです。
「美味しいですよね! 私もこのお店に来るまでこんな麻婆豆腐食べたことがなかったからビックリしました! 山椒のバランスがばっちりで他の麻婆豆腐食べられなくなりますよ!」
明かりに誘われ入ってみたら美味しい店でラッキーです。ちなみにお二人とも倶知安出身だそう。翌日のお昼に立ち寄ってみると、言葉通り大勢で賑わっていましたよ!
倶知安駅近辺で夜にお腹がすいたときや、最高のツマミでお酒を飲みたいとき、ジャングルブラザーズが開いているかチェックしてみて下さいね。イケてる内装に対してお店の皆さんが親しみやすい気さくな人たちなので入店しやすいです。
ジャングルブラザーズ
住所:北海道虻田郡倶知安町 虻田郡倶知安町北1条西1ー2
電話:0136-55-8127
時間:11:30〜23:00
参考サイト:ぐるなび
グルメ編
倶知安町限定!甘すぎて美味すぎる伝説級のジャガイモを食す
観光協会のラミレズさんから聞いたところによると、なんでも倶知安町には他では決して食べられない「あまりにも美味しくて価値観が変わってしまうジャガイモ」があると言うのです。こちらがそのホームページ。
http://www.kutchanjaga.com/540/
その名も倶知安じゃが五四〇。ジャガイモの一大生産地である倶知安の美味しい芋が、1年半寝かせることで甘みが増して、信じられないほど美味しくなるというのです。
偶然の出会いから生まれた長期熟成のジャガイモ。その美味しさに地元のレストランが競って買い求め、基本的に倶知安町を訪れなければ食べることができないということですが……
いやいや、そうは言ってもジャガイモでしょ? 美味しいって言っても限界ってものがあるでしょ。
……私もそう思っていましたよ。五四〇を食べるまではね。
幻のジャガイモを気軽に食べられる場所があった!
市販されておらず、基本的にレストランでしか食べられない五四〇。1泊 2日、お金もそんなに持ってない1人旅にはハードルが高いな……と思っていたのですが、倶知安駅から徒歩5分の雑貨とワークショップの店Mikkeでは、焼き芋として食べることができるんです。
東京で広告関連の仕事をした後に地元、倶知安町で雑貨のお店を開いた金塚さんです。
お店では地域の作家さんによる個性的な雑貨を取り扱っています。くっちゃんには食べ歩きもできる手軽なお店が少ないと感じ、自身が大好きな焼き芋屋さんを一緒に始めたのだそう。
——観光協会のラミレズさんから、ここで凄すぎるジャガイモが食べられると聞いてきたんですが……
「はい! 五四〇の焼き芋、ご注文承っています! ほんとに美味しいですよ!!」
五四〇は、毎年2月頃に解禁される数の限られた貴重なジャガイモなので、前日までに予約が必要なんだそうです! そしてこちらがその、伝説級のジャガイモ『五四〇』の焼き芋です。
ん〜。見た目はなんの変哲もないジャガイモですね。
食べ方は自由ですが、オススメは割ってスプーンで食べるスタイル。芋の味を堪能するため調味料はなしです。
「どうぞ! 切った直後の香りも堪能してくださいね!」
見た目はやや黄色が強めのジャガイモですが……
あれ!?
割ったジャガイモから、茹で上がったばかりのトウモロコシのような甘い匂いがする!!
「あ、わかりましたか? 私もこのトウモロコシみたいな香りが大好きなんです」
スプーンですくって食べてみると……
あ、あまーーーーーーーーーーーーい!!!
ジャガイモとはいったい!!? 食べたことがない味です。ひとことで言えば美味。
糖度でトロットロになった軟らかい芋が舌の上でほどけます。なんだこれ?? チーズケーキ? 茶わん蒸し? 染みた大根?
突然口の中に広がる甘みの衝撃に身体がじーんと震えます。ベッタリと粘る甘さではなく、とろけて消えていく儚い甘さです。
芋なのに、味も食感もまるでケーキのようなリッチさで脳が混乱します。でも洋菓子よりも自然な甘みで食べ飽きません。
一瞬で食べ終わってしまったので、ふたつめを丸ごとガブリ。これはバターもいらないや。
食べ物、それも野菜単体を食べてここまで感動したのは初めての経験です。
え、なにこれ。
「すごいでしょ?すごいでしょ? 五四〇は糖度がブドウレベルの20もあるんですよ! オーブンの時間で味が全く変わるので、試行錯誤してたどり着いた焼き芋なんです!!」
いや正直ジャガイモ舐めてました。
そんな感じに夢中で食べている僕を見ている金塚さんのドヤ顔をご覧下さい。
凄いドヤ顔だ……。でもこれくらいドヤ顔されても全然腹が立たないくらい美味しいんです。
……って、誰だ!?
「こんにちは! 倶知安じゃが五四〇を販売している本間松藏商店の本間です。五四〇を初めて食べる人を生で見れるのが久しぶりだったので来ました! どうです! 絶品でしょう!」
この人こそが倶知安じゃが五四〇の仕掛け人。予想のはるか上を行く美味しさに完全にやられたので詳しくお話を聞いてみました。
最強のジャガイモは倶知安町でしか食べられない!?
——これ、この芋どうなってるんですか!!?
「びっくりしたでしょ? どんな人の想像も100%超えますからね。倶知安のジャガイモという国内一ポテンシャルの高いジャガイモと長期熟成が出会って生まれたブランド芋なんです。」
「喜んで貰えて良かったです。本間さんとはよく、ジャガイモの歴史変わったよね!って言ってるんです。」
——こんな芋があるなんて全然知りませんでしたよ!! なんでこれレストランや料亭でしか食べられないんですか!! 売ってください!! 今すぐひと箱売ってください!!!
「低温で長期熟成されたジャガイモは、常温に戻すとすぐに発芽しちゃうので家庭での扱いが難しいんですよね。それに五四〇の美味しさは、倶知安に来て味わって欲しいという思いもあるんです。」
——でもスーパーとかで売ってくれても良いじゃないですか! 売ってくれーー!!
「実は僕は10年前まで東京の市場で働いたんです。そこで安くて美味しい野菜が評価される状況を見ていて、お金という尺度を通さずに野菜の美味しさを評価して貰えたらいいのにと思っていました。」
「倶知安に帰ってきた後、試行錯誤と偶然もあって五四〇と出会ったわけですが、そんな五四〇の凄さを最初に発見してくれたのは料理人の方でした。その時、五四〇を売っていこうと思うと同時に、公平に味の判断をしてくれるのは料理人なんだと気付いて小売りをやめました。」
「地元の野菜を地元の料理人が使って、地元の人が美味しく食べて、偶然旅行で訪れた人も感動してまた来たいと思って貰えて、その声が生産者にも届いて……そんなことが起きたら、倶知安のみんなが幸せになれると思うんです。だから倶知安じゃが五四〇は、ほとんどを倶知安町の料理店に卸しているんです。」
——地元愛、じゃがいも愛ゆえの決断だったんですね! いや、でも! これが倶知安町でしか食べられないのはズルい!! 北海道遠いんですよ! 家でも食べたいですよ!!
「いや〜実はレストランからの反響もすごくて、使ってくれるお店も増えているんですよね。長期熟成できる数も限りがあるので、町外に出せるほどの余裕も無いんです。毎年2月にその年の五四〇を解禁して、9月頃には売り尽くされて終売となっています。でも倶知安のジャガイモは五四〇以外も美味しいですし、五四〇を食べに倶知安まで足を運んでもらえればそれ以上に嬉しいことはありません!」
ということで、最強に美味しいジャガイモ『五四〇』は基本的には倶知安町内と、町外では数店の限られたお店でしか食べることができませんが、野菜好きの方やグルメの方ならば一生に一度は食べておいたほうが良い芋だと断言できます。
ニセコくっちゃんの近くまで来たら、絶対に最強の芋・倶知安じゃが五四〇を食べるべし!
五四〇を食べることができるお店の一覧などの詳細はこちらでご確認ください。
ここだけの雑貨も沢山あるんです!
手軽な形で五四〇を食べることができるMikkeさん。今オススメの雑貨も教えてもらいました。
作家さんにリクエストして実現した、色々な服に合わせられるターバン。
ひょうたんを育てるところから作っている「ひょうたんランプ」。
わんちゃん用のかわいいリボンなど。SNSを見て札幌などから買い物に来るお客さんも多いそうです。
店同士で助け合って街を盛り上げようとする空気が倶知安町の良さと語る金塚さん。生まれ育って一度出て行った子供たちが、また戻って暮らしたくなるような町にしたいと頑張っています。倶知安駅からも近いので、是非立ち寄ってみて下さい。
「倶知安町にはスタバよりもオシャレなカフェがある!」という情報も教えてもらったので、そちらも後ほどご紹介します。
Mikke
住所:北海道虻田郡倶知安町南1条西2丁目17番地3
電話:080−6098−3043
詳細:http://mikke-kutchan.com/
羊蹄山の恵み。ニセコくっちゃんは湧き水が美味
こちらは倶知安駅前広場の水飲み場。ニセコくっちゃんは水が美味しいことでも有名なんです。
地元の人達によれば湧き水の場所によって味も違うんだとか。せっかくなので、人気の高い湧き水4カ所を巡ってご紹介します。
(※筆者は全ての水をその場で飲んでいますが、生水ですので基本的には煮沸してから飲むことが推奨されています。)
京極のふきだし湧水
「名水百選」にも選ばれた全国的にも有名な湧き水です。1日に約8万トンもの水が湧き出しています。とにかく水量が多いのが特徴で、公園内には大きな池があり、透き通る美しい水をいっぱいに湛えています。
岩からも水が噴き出してる!
とにかくどんどん水が湧いており、ポリタンクや4Lペットボトルを並べて水をくむ地元の人や観光客を多く見かけました。
実際に飲んでみるとこれがまた納得の名水。雑味のない自然なお味で、人気の理由がわかったような気がしました。広い公園内の散策も気持ちが良いので、どの湧き水に行くか迷ったときは京極のふきだし湧水を選べば間違いないでしょう。
ふきだし公園
住所:北海道虻田郡京極町字川西45
詳細:http://www.town-kyogoku.jp/kanko-event/fukidashi-park/
ニセコ名水甘露水
昭和天皇、皇后両陛下が訪れた際、この湧き水を「甘露である」と評されたことから名付けられた甘露水。飲んでみると確かにほんのりと甘さが! 水量はそこまで多くないのですが、地元の方がひっきりなしに家庭の飲用に水をくみにきていました。
コーヒーには必ず甘露水を使っているという人や、絶対に他の水は飲まないという人、くんだついでにその水で車の窓ガラスを拭いている人など、熱烈なファンが多い湧き水でした。
美肌効果抜群の温泉があるニセコグランドホテルのすぐ近くにあるので、ぜひともセットで訪れてみてください。美肌になった湯上がりに飲む名水は最高ですぞ。
さかもと公園 甘露泉
住所:北海道虻田郡ニセコ町ニセコ413-55
羊蹄姿見池
他の湧き水と違い、道沿いにひっそりとたたずむ穴場的スポット。水量が更に少なく、蛇口をひねると出てくるタイプの湧き水です。こちらは倶知安観光協会ラミレズさんオススメのお水。
お味は硬めで身体に良さそうな飲み応え。付近にあるおそば屋さん、パン屋さんでもこちらの水を使っているそう。天気が良ければ池には羊蹄山が美しく映ります! 天気が良ければ……!
羊蹄姿見池
住所:
真狩の水
横一列に並んだ蛇口から水がどんどん出てくるスタイルでとても汲みやすい湧き水です。
お味はすっきりまろやか。水をくみに来ていた地元のおじいさんが「ここのが一番スッキリしとるよなぁ!」と言っていたので間違いありません。個人的にも特にオススメの水。眺望抜群なまっかり温泉も近くにあるのでこちらもセットで訪れて欲しいところです。
倶知安駅からは羊蹄山を挟んで反対側とやや遠いのですが、個人的に特にオススメの湧き水でもあります。その理由はこちら。
湧き水のすぐ横にある豆腐屋さんです。ここの豆腐が大評判で、他のニセコ観光スポットを取材している最中も度々名前があがる、地元民イチ押しのお店なのです。
地元のお客さんが買い物をしていました。おからを使ったお菓子も美味しいけれど、なんでも凄い豆腐があるのでよく来るということ。個人的にも豆腐は大好物なので、立ち寄ってみることにしました。
真狩の愛される豆腐工房『湧水の里』で食べる究極の豆腐
店内には沢山の豆腐関連商品がならんでいます。
——こんにちは! ここに凄い豆腐があると聞いたのですが、人気の商品を教えて頂いても良いですか?
「いらっしゃいませ! こちらが人気のお豆腐ランキングになります!」
……ん?
んなぁっ!? 「すごい豆腐」……!!?
商品名に凄いってついてるだけか…………
「いえほんとに凄いんです! お豆腐って普通は製造過程で豆乳とおからに分かれるんですが、大豆の味を堪能するために、なんと! 大豆を丸ごと粉砕して豆腐にしているんです!」
——そんなことできるんですね!! 一体どうやって!?
「詳しいことはよくわからないです! 私、期間限定のバイトなので!」
——バイトなら仕方ない。
「しかもそれだけじゃなくてですね! 更に濃厚でなめらかな味にするため、パッケージには水の替わりに豆乳が入れられているんです! すごいこだわりですよね!」
そこまで言われたら味わってみたくなるというもの。すごいとうふを一丁購入し、特別に店内で開けさせて頂きました。
パッケージを開けると豆乳が溢れだす贅沢な一品。まず見た目の滑らかさが美しいですが、食感も素晴らしいんです。
「大豆丸ごと」ということでモサモサした食感を想像していたのですが、クリーミーで赤ちゃんのほっぺたのような柔らかさ。さわり心地は弾力があり、舌に乗せればとろけます。のどにも少しもひっかかりません。
塩をかけて食べるのがオススメとのことですが、豆乳と一緒にそのまま食べてしまいました。
湧き水の力もあってか苦みもなく、それでいて高級な大豆を食べているかのような濃厚さ。豆腐好きならばこれを食べるためだけに北海道までフライトする価値のある豆腐です。
これは……凄い豆腐だ!! 気付いたら一丁ペロリと食べきっていました。すごい。
湧水の里 真狩豆腐工房
住所:北海道虻田郡真狩村217番地1
電話:0136-48-2636
時間:(4~10月)8:30~18:00、(11~3月)9:00~17:00
詳細:https://sites.google.com/clh-kk.com/wakimizunosato/
というわけで、代表的な湧き水を回ってみましたが、それぞれの湧き水に固定の地元ファンがついていてとても楽しかったです。湧き水巡りをしながら味の違いを地元の人に聞いてみて下さい! 美味しい水に触れながら育つと、水のちょっとした違いが分かるんですね。
2日目の朝食は、倶知安名物『豪雪うどん』
倶知安じゃが五四〇は伝説級の絶品でしたが、そもそも倶知安はジャガイモの名産地です。
ここホテル第一会館のレストラン『雪庭(ゆきてい)』に、ジャガイモを使用した倶知安名物グルメがあると聞いたのでやってきました。
こちらがその豪雪うどんを使ったメニュー、田舎うどんです。美しい……。
25年前、先代料理長が倶知安の特産物、男爵いもを使った料理として開発したとのことですが、じゃがいもを麺にしてしまうなんて! 海外のスキーヤー達が求めるニセコのパウダースノーにちなんで『豪雪うどん』と名付けられ、以来くっちゃん名物として親しまれています。
じゃがいも由来のでんぷんで作られた麺は透明感があり、弾力のある歯応えです。煮込んでも伸びづらいため煮込みうどんにも最適で、消化に良いので女性に人気なんだとか。伸びないおかげで、ゆっくり食べているとありがちな「麺が汁を吸って量が増え続ける」自体もなく食べやすいです。
味は淡泊でつゆや具材の味をひきたてます。この酸っぱい梅干しとベストマッチで、お腹にもたまらないのでスルスルと食べきってしまいました! 旅行に来たら名物を食べないと気が済まない人は、ぜひお立ち寄り下さい! 胃もたれしないのでどの時間帯でもオススメです!
ホテル第一会館 雪庭
住所:北海道虻田郡倶知安町南3条西2丁目 ホテル第一会舘1階
電話:0136-22-1158
詳細:https://d-kaikan.com/yukitei/
参考サイト:ぐるなび
道民が野菜を買いに来る! ニセコの道の駅
ニセコくっちゃんは実は札幌からのお客さんが多い観光地です。2時間程度のドライブで到着するので、東京の人が箱根や熱海あたりで羽を伸ばす感覚でしょうか。
そんな、ただでさえ野菜が美味しい北海道に住む人たちがわざわざ野菜を買いに来るという道の駅ニセコビュープラザに、お土産を探しにやって来ました。
ニセコリゾート観光協会の栗原さんに、お土産売り場で人気の商品を聞いてみました。(ちなみに、天気が良いと栗原さんの後ろには羊蹄山が綺麗に見えます。)
ニセコビュープラザで人気の品
「お土産にはチーズ類が人気です。地域を代表する3ブランドのチーズを買うことができるので、帰ってお酒を飲みながら食べ比べをするお客さんも多いです。道外からの方には、常温保存ができるクリスピーチーズをオススメしています。」
——ここでしか買えないものや個人的なオススメはありますか?
「蔵人衆という日本酒はここでしか買えないオリジナルのお酒です。他には、ニセコ駅の中にあるヌプリさんというお店のカレーを冷凍で買うことができるので隠れたオススメです! 地元で愛されているお店で、うちの職員も自分へのご褒美に食べに行くんです。それと、やっぱり野菜の直売は大人気ですね!」
野菜直売所も大盛況
こちらがニセコビュープラザの野菜直売所です。生産者の顔が見える直売所。平日の昼ながら、大勢で賑わっています。
確かにどの野菜もハリツヤがあって美味しそう! これからの時期のオススメを聞いてみると、やっぱり北海道。夏はメロンが最高に美味しいとのことです。直売所でもお話を聞いてみました。
「この直売所は、スーパーで手に入らない品種を沢山置いているので見ているだけで楽しいと言ってくれるお客さんが多いんです! このメロンはティアラという果肉が赤い品種ですが、時期によって食べ頃の品種が変わり、メロンだけでも全部で10種類ほど売っているんです。とうもろこしやカリフラワーも珍しいものを入荷しますし、鮮度だけはどこにも負けないので、ぜひ立ち寄ってみてください!」
バックヤードでちょうどこのティアラの糖度測定を行っていたので試食させて頂いたのですが、あまあま、ウマウマでしたよ!
地方発送も受け付けているので、道外からの旅行者も立ち寄る価値あり! 天気が良ければ羊蹄山も綺麗に見えます!!
ニセコビュープラザ
住所:虻田郡ニセコ町字元町77番地10(国道5号沿い)
電話:0136-43-2051
時間:情報プラザ棟(観光案内所、特産品販売)9:00~18:00(通年)
フリースペース棟(農産物直売所)8:30~18:00(4月下旬~10月)、9:00~17:00(11月~4月下旬)※フリースペース棟は年末年始休業となります
詳細:http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/949/
ミルク工房でスイーツざんまい&鉄板お土産
道の駅で人気のお土産だというチーズですが、実はすぐ近くの牧場でも購入可能。美味しいスイーツを沢山取り扱っているというニセコ高橋牧場ミルク工房にも立ち寄ります!
ここでは、チーズや飲むヨーグルトだけでなく、シュークリームやジェラート、ソフトクリームにバームクーヘンなど、牛乳を使った美味しいものをこれでもかと生産・販売しています。ニセコでお土産を買うならミルク工房は鉄板です。
家へのお土産には常温のお菓子が人気ですが、せっかくなので現地でしか食べられないものを頂きます。
シュークリーム、のむヨーグルト、チーズタルト。どれも最高に美味でスッキリした牛乳の風味で食べる手が止まらなくなります。
美味しさの秘密は、可能な限り余計なものを入れず、牛乳そのものの味を引き出す努力。すぐ隣の牛舎で絞った牛乳を、すぐに工房に運んで新鮮なまま加工します。
「できたて」にこだわっており、シュークリームは必ず注文後にクリームをつめています。牧場に足を運んでくれた人にしか食べられない、誰にも真似できない鮮度にリピーターは増え続けています。
かつて牛乳の生産調整が求められた際、アイスクリームを作り始めたことをきっかけにスイーツ生産の道に進んだという高橋牧場。アイスクリームは今でも看板商品です。
ミルク工房は安心と信頼のお土産スポット!
店内はお客さんが入れ替り立ち替りで買い物をしています。ミルク工房、大人気だな〜と店内を眺めていると……
まさかの再会、ラフティングチームの登場です。
——えーー!?こんなところでなにやってるんですか!?
「こっちが驚きましたよ!! 札幌に帰る前にお土産を買いに来たんです! ここのソフトクリームが美味しいんで、ニセコに来たら必ず食べるんです。」
皆さんお土産もたっぷり買っています。バターフィナンシェ、牛乳カステラ、チーズなどが人気。
札幌市民からの人気も厚いミルク工房。ミルク工房の飲むヨーグルトは札幌でも購入できるのでブランドに親しみもあるそうです。しかし、ミルク工房の人気はお買い物スポットとしてだけではありません。
写真を撮るためだけに訪れる人もいるという牧場ロールや、
北海道の大地を眺めながらの極上の野菜ビュッフェ、工房のチーズをたっぷり使ったピザ屋さんなど、とにかく施設が充実しているんです。
ボリュームがすごすぎるミルク工房、酪農への想い
製産している乳製品の幅が広すぎるミルク工房、どんな想いで運営されているのでしょうか。店長の高井さんに聞いてみました。
「ミルク工房はアイスのお店から始まりました。その後、飲むヨーグルト、冬でも食べられるシュークリームなどのスイーツ、日持ちのするお土産菓子、ニセコの美味しいものを食べてもらう野菜ビュッフェ、作ったチーズを味わえるピザ屋さんと、20年の年月をかけてできることを増やしてきました。でも実は、ミルク工房では牛乳を飲むことができないんです。」
——そういえば、飲むヨーグルトはあっても牛乳は売っていませんね。
「牛乳は、プラント造りに多大なコストがかかるうえに賞味期限が短く、消費者は減少している難しい事業なんです。毎日牛乳を飲む家庭も少なくなり、牛乳プラントを作った牧場は次々に潰れてしまっています。」
「ですがこうやって酪農でやらせてもらっている私たち高橋牧場としては、いつか牛乳も扱って、酪農を後の世代に伝えていきたいという想いがあります。だから今はこの乳製品事業で力を蓄え、牛の頭数を増やしながら時期を待っているんです。どの商品も牛乳の美味しさをたっぷり引き出すように作っているので、お立ち寄りの際に味を確かめてみてください。」
倶知安じゃが五四〇でも感じましたが、美味しいものが沢山あるニセコくっちゃん、水や土だけでなく作っている人の志に味の秘密があるようです。
ニセコ髙橋牧場 ミルク工房
住所:北海道虻田郡ニセコ町曽我888-1
電話:0136-44-3734
時間:9:30~18:00 (※冬季は~17:30)
詳細:http://www.niseko-takahashi.jp/milkkobo/
地元の人が教えてくれた店めぐり
というわけで、取材中はお天気に恵まれず羊蹄山は見れませんでしたが、倶知安観光協会ラミレズさんにもらったリストはほぼ制覇しました! 帰る前に、取材の中で出会った人に教えて頂いた評判のお店もチェックしておきましょう!
地元ネパール人オススメのスープカレー
ここ「つばらつばら」は、ラフティングガイドのクシャルさんが教えてくれたスープカレー屋さんです。ガイド仲間でよく食べに行く、付近でいちばん好きな飲食店だそう。
インドに並ぶカレー大国、ネパールの人が美味しいと言っているだけあって、間違いありません。
地元の野菜と煮込まれたほろほろチキンと、スパイシーなスープに身体が喜びます。クセがなく後味が良いタイプのスープカレーで、店内には海外からのお客さんが大勢来ていました。周辺のラフティングガイドのお客さんも多いそう。
一瞬うなぎ屋さんに見えなくもない看板が車道から見つけやすいので、お腹がすいてる時間に通りかかったら迷わず立ち寄るべきお店です。
つばらつばら
住所:北海道虻田郡倶知安町山田132-14
電話:0136-23-1116
料金:11:30~1430(スープカレー)18:00~2100(スープカレーと一品料理)
参考サイト:ぐるなび
オシャレ雑貨屋さんオススメ、スタバよりハイセンスなカフェ
代官山にありそうな、風流すぎる店構えの『KISSA AZMAYA』は、五四〇の焼き芋を頂いたMikkeの金塚さんが教えてくれました。なんでも「倶知安でいちばんオシャレなカフェが、ほんとに凄いんです!!」ということ。
店内は和モダンの落ち着いた雰囲気で、心休まる空間です。のれんに描かれた紋様は倶知安の山々と、人同士の繋がりを表しているとのこと。
夏場に人気のかき氷と、かき氷に合うほうじ茶を頂きます。
思ってたかき氷の100倍ステキ。素材にこだわって選ばれた福岡の八女茶と、北海道の小豆がベストマッチです。抹茶は苦すぎず、小豆は甘すぎず、繊細な素材の味が絶妙なバランスで上品な味を演出しています。量も多すぎず少なすぎず、大切に味わいたくなる甘味でした。
噂を聞きつけて札幌からやってくるお客さんや地域のオシャレママが集う倶知安の喫茶店。静かな時間を過ごしたいときに立ち寄るのに良いお店です。カフェ好きならマストです!
KISSA AZMAYA
住所:北海道虻田郡倶知安町北4条東1丁目1−63
電話:0136-25-4339
時間:9:30〜18:00(LO17:00)
詳細:https://www.azmaya.co/
その他、地元で支持される地元グルメ
最後に、取材中に回りきれなかったものの、地域の方々から評判の高いお店情報を紹介します!
① 居酒屋 松
ニセコ温泉部のトム部長レコメンド、お客さんを必ずに連れて行くという居酒屋さんです。
地元で採れる山菜や鶏肉のつみれを入れた、まぼろしの「ニセコ鍋」が美味しいそう。ニセコの隠れ名物です。
居酒屋 松
住所:北海道虻田郡ニセコ町字富士見45
電話:0136-44-3656
時間:18:00~24:00
詳細:http://www.niseko-ta.jp/
参考サイト:ぐるなび
② ヌプリ
ニセコビュープラザで冷凍カレーを売っていた、ニセコ駅の中にあるカレー屋さんです。
職員の皆さんの間ではハンバーグカレーが一番人気で美味しいそうです。
ちなみにニセコ駅には駅長犬のハーディもいます! 大きくてかわいい!
茶房 ヌプリ
住所:北海道虻田郡ニセコ町字中央通142-1(JRニセコ駅構内)
電話:0136-44-2619
時間:11:00~19:00
詳細:http://www.niseko-ta.jp/
参考サイト:ぐるなび
③ 鮨 花吉
ニセコ駅で観光案内をしてくれるドイツ人の エマヌエルさんオススメのお寿司屋さんです。
「あそこのお寿司は、ウデがあると思います」と言っていたのでかなり美味しいはず。
ニセコ自体は内陸ですが、海が近く魚介も美味しい地域です。海の幸が食べたくなったときはぜひ。
鮨 花吉
住所:北海道虻田郡ニセコ町字富士見65
電話:0136-44-3444
時間:ランチ 火~日:11:00~14:00(ラストオーダー13:30)※ランチ営業は夏期のみ
ディナー 火~日:17:00~21:00(ラストオーダー20:30)
詳細:http://www.niseko-ta.jp/
参考サイト:ぐるなび
さらばニセコくっちゃん、また来る日まで
こうして、ニセコくっちゃんでの2日間はあっという間に過ぎていきました。
夏のニセコくっちゃんはリゾート地らしいゆったりした時間の流れの中で、自然に触れ、美味しいものを食べ、温泉で癒やされる、北海道の良さを堪能できる場所です。
短い車移動で各スポットを巡る最中も、広い空と遠くの山々がゆっくりと流れていくように、広大な北の大地を感じました。効率良く動いて密度の高い滞在をするのもオススメですが、次は中長期でのんびり滞在してみたいです。
取材も終わり、新千歳空港に向かって出発したところで、ほろ酔いの若者たちがいて楽しそうだったので最後に話を聞いてみました。
「札幌から、高校時代の友達と旅行に来たんです。」
「今はお酒の買い出し中です!」
——昼は何して過ごしていたんですか?
「京極のふきだし公園で湧き水汲んでました!」
「この辺には何度も来ているんですけど、やっぱり水が美味しいんすよね〜」
——水汲んでたんですか?
「僕が考えたんですけどね、京極の湧き水で水割り作ると、これ、めっちゃウマいんです!」
「水割り最高!」
「天才!」
——ということは、ニセコくっちゃん最大の魅力は水?
「いやいや、湧き水はね、羊蹄山から湧き出てるんです!」
「羊蹄山最高!」
「ニセコと言えば羊蹄山! 羊蹄山の湧き水で作った水割りを飲めば、完璧っす」
やっぱり羊蹄山は外せない観光ポイントなんですね〜。見たかったな〜。
買い出し途中にありがとうございました!!
あれ・・・・・・?
羊蹄山見えてた!! デカい!!
3人組のおかげで帰り際に少しだけ見ることができた夕焼けの羊蹄山。
後日、倶知安町観光協会のラミレズさんが晴れた日の姿を送ってくれました。
広い大地にたたずむ姿は迫力もあり、美しいですね。天気次第ではありますが、ニセコくっちゃんにおでかけする際はぜひ羊蹄山をも目に焼き付けて帰って下さい!
以上、ニセコくっちゃんに来たら絶対にやるべきこと10選、達成です!
おわり