【佐賀】嬉野温泉に初めて行くなら絶対に訪れてほしい! 名物を堪能できる定番観光スポットをご紹介
日本三大美肌の湯・嬉野温泉がある佐賀県嬉野市の定番観光スポットをご紹介。「しいばの湯」や「シーボルトの湯」といった日帰り温泉のほか、めずらしい「お茶風呂」や無料の足湯スポット、嬉野温泉名物の湯豆腐を召し上がれるお店、美味しい嬉野茶を購入できる直売所など、名物を堪能できる定番観光スポットを佐賀県在住ライターがご紹介します。家族旅行や一人旅で嬉野にお越しになった際は、ぜひこちらの記事を参考にして観光をお楽しみになってください。
はーい、こんに茶は! 佐賀のライター北村朱里(@kitamuraakari)です。
今回は、佐賀県の南西部に位置する「嬉野(うれしの)市」にやってまいりました。
嬉野といえば、温泉、お茶が有名ですが、温泉湯豆腐、肥前吉田焼という焼き物、忍者をテーマにしたアミューズメントパークなど名物や見どころがたくさんあるんです!
そこで今回は、初めて嬉野に行くならここは絶対おさえてほしい! という定番オススメスポットを一挙ご紹介します。
目次
日本三大美肌の湯! 嬉野温泉
島根県の「斐乃上(ひのうえ)温泉」、栃木県の「木連川(きつれがわ)温泉」と並んで「日本三大美肌の湯」として知られる嬉野温泉。
今回は中でも注目の立ち寄り湯3つ、無料の足湯2カ所をご紹介します。
立ち寄り湯その1 嬉野イチ広い露天風呂がある「椎葉山荘」
最初は、旅館「椎葉山荘」の別館「しいばの湯」。嬉野に数ある温泉施設の中でも一番大きい露天風呂が、立ち寄り湯としても利用できると聞いてやってきました。
嬉野中心街から2キロほど行くと、こんな山の中。
旅館「椎葉山荘」から徒歩1分ほどのところに、「しいばの湯」はあります。
さっそく露天風呂に入ってみました。
ここが嬉野イチ大きいという露天風呂! 木々に囲まれて、すがすがしい。
ほんとうに広いなあと思っていたら、これでまだ半分ほど。さらに奥がありました。
進んでいくと、屋根のついたスペースがありました。雨の日でも快適に過ごせそうですね。
お湯につかって上を見上げたところです。たくさんの木々の緑と山のさわやかな空気に包まれて、天国すぎる……!
それにしても、お湯の肌触りがとっても心地良い。
聞くと、この露天風呂は2つの源泉がミックスされていて、皮膚にやさしくとろっとした感触が特徴なのだそうです。いつまでも入っていたい。
お風呂を堪能した後は、きれいで開放感いっぱいの休憩どころで一休み。
お天気の良い日は、テラス席が最高です!(取材した日は雨模様でした……でもそれも風情があって良かったですよ)
4月半ばころは新緑が鮮やか、5月下旬~6月中旬はホタルが見られ、秋は紅葉が美しいのだそうです。季節ごとに何度も訪れたくなりますね。個人的には雪景色も見てみたいなあ。
また、「しいばの湯」がある椎葉山荘は旅館ですので、宿泊することも可能です。(空室検索はこちらから)
中心部からちょっと足を延ばす価値、大いにあります。自然に囲まれた広いお風呂でのんびりしたいならぜひ利用してみてください。
嬉野温泉 旅館 椎葉山荘 「しいばの湯」立ち寄り入浴
料金:大人1人 1,100円 子ども(小学生)1人 500円 幼児 無料
利用可能時間:9時~21時
住所:佐賀県嬉野市嬉野町大字岩屋川内乙1586
電話番号:0954-42-3600
URL:http://www.shiibasanso.com/
参考サイト:Yahoo!トラベル・じゃらん
立ち寄り湯その2 嬉野茶のお風呂が楽しめる「和楽園」
嬉野は温泉と並んでお茶が有名ですが、他の地域にもありそうでない、実はめずらしい「お茶風呂」に立ち寄り入浴ができる露天風呂が温泉旅館「和楽園」にあると聞いて来てみました。
露天茶風呂「緑泉(りょくせん)」です。お湯の色が完全にお茶です!
ところで気になるのは、お茶風呂のお茶風呂たる所以。どこからお茶が出ているの?
あっ、発見! この石でできた急須の中に、お茶の葉が入ったパックがたくさん入っているそうです。
注がれているお湯は一見透明に見えますが、
(わたしの足ですみません!!)お湯がお茶の色になっているのがおわかりいただけるかと思います。
石の急須の横には、こんなものがありました。
特製 茶パック。
お湯に浸して、ぎゅーっと握ると、
お茶のエキスがじわー!
和楽園の方いわく「こうやってお茶のエキスをどんどんお湯の中に出してもらえれば、より濃いお茶風呂になります」とのこと。なるほど!
お風呂上りには、 飲むお茶が用意されていました。
スタッフの皆さんの手で、毎日丁寧に入れられているのだそうです。
大変ではないですか? と言うと、「おいしいお茶を飲んでもらいたいからね」とにっこり。おもてなしの心だなあ。
あー、おいしい。お茶風呂に入って、お茶を飲んで……身体のあらゆるところで嬉野茶を満喫できました。
ちなみに、「和楽園」は旅館ですので宿泊することもできます(空室検索は公式サイトから)。
温泉好きな人はもちろん、お茶好きには絶対はずせないスポットですね!
茶心の宿 和楽園 露店茶風呂「緑泉」立ち寄り入浴
料金:大人1人 1,000円 子ども(小学生)1人 500円 幼児 無料
利用可能時間:11時30分~20時(火曜は15時~20時)
住所:佐賀県嬉野市嬉野町下野甲33
電話番号:0954-43-3181
URL:www.warakuen.co.jp/
参考サイト:Yahoo!トラベル・じゃらん
立ち寄り湯その3 嬉野温泉街のシンボル「シーボルトの湯」
宿泊施設が続きましたが、最後は立ち寄り専門の温泉施設をご紹介します。
嬉野温泉街の中心部に位置し、毎日のように入りに来る地元の人も多いというくらい愛されている温泉が、こちらの「シーボルトの湯」です。
かわいいゆるキャラ、嬉野温泉観光協会の「ゆっつらくん」が迎えてくれました。「ゆっつら」は佐賀弁で「ゆっくり」の意味です。さっそくなごむ。
さあ、大浴場へGO!
たっぷりお湯を湛えた大きな2つの浴槽。窓を開けると入り込んでくる風が気持ちいいです。
浸かってみると、肌がツルツルになったような?!
あとで館長さんにお聞きしてみると、この温泉は「塩化物泉」で、入ると皮膚に膜を張ったようなぬるぬる、ツルツル感が生まれるのが特徴とのこと。よく入りに来る常連さんからは、皮膚の調子が良くなった、疲れがやわらいだといった声も多いのだそう。
「わたし、ここからの眺めが大好きなんです」と館長さんが言う、2階のテラス。
川沿いの景色がほんとうにきれい。ここで湯上がりにくつろいだら時間も忘れそうです。
リーズナブルな価格で居心地がいいので、毎週のように訪れて長居する人も多いそう。気軽に立ち寄って嬉野温泉の良さを体感してください!
嬉野温泉公衆浴場 シーボルトの湯 立ち寄り入浴
料金:大人1人 400円 子ども(小学生)1人 200円 幼児 無料
営業時間:6時~22時(入場は21時30分まで)
定休日:毎月第3水曜(祝・祭日の場合は翌日)住所:佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙818-2
電話番号:0954-43-1426
URL:spa-ureshino.com/Siebold/
なんと無料! 手軽に嬉野温泉の魅力を体感できる足湯スポット
嬉野温泉街には、無料の足湯スポットが2カ所もあるんです。なんと太っ腹……! これはチェックしないわけにはいきますまい。
1カ所目は、シーボルトの湯のすぐ近くにある「湯遊広場」。
よくネコがいたりして癒されます。
ここにあるのが「シーボルトの足湯」。
こぢんまりしていて、5~6人は座れる感じです。
まったりと足湯に浸かっていると、向かいのお土産店「笑蔵」から「よかったら、お茶をいかがですか?」と笑顔の素敵な方が現れました。なんてすてきなおもてなし!
足湯しながら飲むおいしい嬉野茶……最高です。
さて、もうひとつの足湯スポットは、湯遊広場から2~3分歩いたところにある「湯宿広場」です。
ここには2つの足湯があります。1つ目は座って足を温泉に浸す普通の足湯。
もう1つは、「あし蒸し湯」という、お湯ではなく蒸気で足を温めるタイプのものです。全国でも珍しいのだとか。
ここに座って楽しみます。
このフタを、
こうやって開けて、
蒸気が出ている中に足を入れ、足形にくり抜かれたカバーをかぶせます。
こんなふうにタオルで覆うと、蒸気が逃げなくてより良いそうです(常連さんがそうしていたので真似しました)。
熱くはなく、じわじわ温まって気持ちがいいです。
このあし蒸し湯は、嬉野の温泉水を特殊な技術で小さな粒子にしたもので、浸透力にすぐれているだけでなく、遠赤外線が放射されるため熱が早く行き渡り、なおかつ長く持続するのだそうです。
実際、入っている時はぬるい感じでしたが、出た後はしばらく不思議と全身のぽかぽか感が続きました。これが無料なんて、贅沢……!
ぜひ皆さんも体験してみてください!
湯遊広場(シーボルトの足湯)
佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙882-1湯宿広場(足湯&あし蒸し湯)
佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙2183
飲んで食べて味わう嬉野茶
温泉と並ぶ嬉野名物と言えば、お茶。今回は嬉野茶のキホンを知る&味わうことができるスポットと、嬉野茶スイーツを堪能できるお店をご紹介します。
ここだけの、その時期だけのお茶がある「嬉野茶商工業協同組合」
やってきたのは、温泉街から2キロほどのところにある、「嬉野茶商工業協同組合」。
なぜここに来たかというと、「他にはないお茶」が販売されていると聞いたからです。
取材に行った5月下旬、ちょうど新茶がならんでいました。
新茶以外のお茶は、組合に加盟する10社のお茶屋さんの中から、毎年3回行われる審査で選ばれた3~4社の茶葉をブレンドしたものが販売されます。それがここだけの、しかもその時期だけのお茶です!
試飲もできますよ。事務長さんが丁寧に淹れてくださいました。
さっそく飲んでみます。
おいしい! コクがあって味わい深く、かすかな渋みが甘みを引き立てます。
ここで購入したお茶を自宅でもおいしく淹れるには? と事務長さんに聞いてみたところ、「ポイントは温度。適温は70~80度くらいで、沸かしたお湯をいったん湯飲み茶わんに入れて冷ましてから急須に入れるとちょうどいいです。そのひと手間で味がだいぶ変わりますよ」とのこと。やってみよう!
嬉野茶商工業協同組合
営業時間 8時~18時
定休日 日曜・祝日(GWは営業)
住所:佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿甲198
電話番号 0954-42-0605
「お茶ちゃ村」で挽きたて抹茶のソフトクリーム!
お茶ってそのまま飲むのもいいですが、スイーツにしてもまた格別ですよね。
ということで、製茶工場に併設されているお店で挽きたて抹茶で作るソフトクリームが食べられる場所にやって来ました。
それがこちらの「うれしのお茶ちゃ村」です。
こちらは製茶工場とお土産屋さんの建物。
同じ敷地内で抹茶ソフトクリームを販売しています。
さっそく注文してみました。きれいな抹茶色ですね。
食べてみると……めちゃくちゃおいしい!!! キメが細かくて食感が軽く、ムースのような舌ざわり。程よい甘さがあって、お茶のさわやかな苦みが後に残ります。挽きたての抹茶を使うとこんなにおいしいんですね!! 何個でも食べられそう。ぜひ皆さんも味わってみてください。
うれしのお茶ちゃ村
営業時間 8時30分~18時
定休日 なし
住所 佐賀県嬉野市嬉野町大字岩屋川内乙3537
電話番号 0954-43-1188
URL http://www2.saganet.ne.jp/ochacha/
参考サイト:じゃらん
嬉野グルメの代表! 温泉湯豆腐発祥の店「宗庵 よこ長」
さて、待望の食事タイム! 嬉野温泉グルメの代表「温泉湯豆腐」を食べに行きますよ。
こちらは温泉湯豆腐発祥の店「宗庵 よこ長」。先にご紹介した、あし蒸し湯がある無料足湯スポット「湯宿広場」のすぐ近くです。
このお店の初代が、温泉水で豆腐を煮るととろけて柔らかくなっておいしいということを発見したことから、嬉野温泉湯豆腐が始まったのだそうです。
注文したのは、「特選湯どうふ定食」。豪華! これで1,080円。コスパめっちゃ良くないですか??
エビや魚、野菜、卵焼きなんかも入っていますよ。彩りも鮮やか。
薬味は直接お鍋の中に入れます。
温まって豆腐の表面がとろけてきたら、鍋から直接いただきます!
意外としっかり塩味がついていて、これがめちゃくちゃごはんに合います!! 店長さんいわく「秘伝の味付け」。「ぜひお店に来て味わってほしいです!」とのこと。いやもうこれほんとおいしいので、わたしからもオススメします!
野菜や魚介は、タレにつけて。
九州らしく、甘いタレです。もちろんこのお店のオリジナル。
あっさり塩味の豆腐と、甘辛いタレでいただく野菜や魚介、リピートが止まらない!!! 満足感たっぷりでした。
宗庵 よこ長
営業時間:10時~21時(ラストオーダー20時30分)
定休日:水曜(祝日の場合前後どちらか1日に振替)
住所:佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙2190
電話番号:0954-42-0563
URL:http://yococho.com/
参考サイト:ぐるなび
肥前吉田焼の個性豊かなアイテムが並ぶ「224 porcelain」
佐賀県には有田焼、伊万里焼、唐津焼と有名な陶磁器がたくさんありますが、嬉野には「肥前吉田焼」があります。
いくつか窯元やお店がある中から、今回は「湯遊広場」すぐ近くにある「224 porcelain」を訪れてみました。
建物の2階に、白が基調でスタイリッシュなエントランス。照明の光が温かみを添えています。
色とりどりのうつわがたくさん並んでいますね。ひとつひとつ見ていきましょう。
224の看板商品の一つ、カトラリーレスト。
お箸、フォーク、ナイフ、スプーンに合わせてくぼみがついていて、見た目もかわいいしとても使いやすそう! どの色もきれいで、全色集めたくなります。
パステルカラーと丸みのあるフォルムがかわいらしいシリーズ。縁のダークカラーがアクセントになって全体を引き締めています。
持った時に手になじむしっとりとした質感も独特。これは「梨地」といって、文字通り果物の梨に似た肌触りになることから名付けられた技法なのだそうです。
こちらはビビッドな色とツヤ感が鮮やかなシリーズ。この形、アイデア次第でいろいろな使い方ができそうですね。食卓をおしゃれに演出してくれそうです。
これは焼き物のアルファベット。完全に集めたくなるやつです!
「SPOT」を作ってみました(「T」がなくて「I」2つで対応 笑)。これで表札なんか作ったらとてもかわいいですね。
ありそうでなかなかない、六角形のお皿。サイズバリエーションも豊富です。
お店の方に肥前吉田焼の特徴は? と聞くと、「特徴がないのが特徴なんです」と。
400年以上の歴史を持つ肥前吉田焼は、有田焼などの下請けとして繁栄してきたあゆみがあることから決まった型や様式がなく、現在はそれぞれの窯元ごとに自由に個性を出した焼き物づくりに取り組まれているとのことです。
そんな中で「224 porcelain」は、デザインの良さを重視しつつも、日常に溶け込む使いやすさを大切にしているのだそう。また、一つのシリーズを廃盤にせずずっと作り続けているので、長く使って壊れてしまったり家族が増えて数が足りなくなってもいつでも買い足すことができるのだそうです。使い手に寄り添ったものづくりをされているのですね。
使えば使うほど愛着がわきそうなうつわたち、ぜひお店で手に取ってみてください。
ちなみに2018年6月には、ここの1階に224のうつわで食事ができるカフェもオープンしたようです。そちらも立ち寄ってみてはいかがでしょうか!
224 porcelain
営業時間:10時~16時(土曜・日曜・祝日は18時まで)
定休日:水曜
住所:佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙909
電話番号:0954-43-1220
URL:http://www.224porcelain.com/
忍者がテーマのアミューズメントパーク!「元祖忍者村 肥前夢街道」
続いては、嬉野には忍者がテーマのアミューズメントパークがあると聞いてずっと気になっていた「元祖忍者村 肥前夢街道」へ!
もともとは、江戸時代初期にこの地域を通っていた長崎街道を再現した歴史体験型テーマパークでしたが、2008年に「忍者村」としてリニューアル。忍者の世界を体験できる珍しいスポットとして人気を集めているのだそうです。
嬉野にはむかし忍者がいたと言われていることにちなんで……なのかと思いきや、佐賀に忍者がいたとわかったのは最近なのだそう。まったくの偶然なのですって! すごい。
一人でテーマパークを巡るのはあまりにもさびしいので、ここからはアシスタントの登場です。
大学生歴女ライターの山口セナ(@1007_senanes)です。
彼女に忍者の世界をいろいろ体験してもらうことにしましょう。
忍者村に来たからには、まずは忍者になってもらいます。忍者服のレンタルがありますよ。
サイズを伝えると、忍者村に住む忍者先輩が選んでくれました。
ちなみにスタッフさんはみんな忍者。会話は「ござる」「かたじけない」が飛び交っています。うつる。
はい、ドロン!
にんにん! これで恰好だけは忍者です。
が、まだまだ忍者の心得も技術もわかりませんので、先輩忍者のお仕事拝見してお勉強するため、忍者ショーへ連れて行ってもらうことに。
こちらでーす!
この舞台でショーが繰り広げられるんですね。さあ、始まります!
すごい迫力!!
こんなところから忍者が登場!
こんなところからも!
想像以上に激しいアクションで圧倒されました。くノ一の身のこなし、美しい……!はー、かっこよかった……
くノ一への憧れが増したところで、いよいよ実践の修行へ。忍術のキホン、手裏剣と吹矢を体験できる道場です。
まずは手裏剣にチャレンジ。
先輩忍者からやり方を教わります。真剣。
お手本を見せてもらって、
いざ挑戦!
えい!
当たらず、残念……。
2回目で的に当たりました!!
うまくいくと爽快感バツグンだそうです(わたしは数回ためしましたがかすりもしませんでした……)。
続いては吹き矢。
道具はこちらです。
上のオレンジ色のが矢で、黒いのが筒(大きさ比較のためにボールペンを置いています)。
こうやって筒の中に矢を入れてセットします。
そして、的に照準を合わせて、吹く!ふー!!
何回か挑戦したところ、ビシバシ刺さりました。アシスタント、「これから特技に『吹き矢』って書きます!」とのこと。うれしそう(わたしは数回ためしましたがかすりもしませんでした……)。
いろいろ教えてくれたくノ一先輩、忍者先輩、ありがとうーーー!!!
ほんとうにやさしくてあったかい、おもてなしの心いっぱいの皆さんでした。忍者だいすきでござる!!!
さて、忍者体験のほかにも「新しくできた注目の展示スポットがある」と聞いたので見ていきましょう。
浮世絵+あるあるネタの融合でSNSの人気者「山田全自動さん」の展示館です! さっそく入ってみましょう。
いつもスマホの画面で見ているあの絵とネタが、ものすごく豪華なショーケースに展示されているではありませんか。壮観……!
屏風もありましたよ。
聞くと、ここは以前、有田焼の名家「柿右衛門」の作品が展示されていた建物なのだそう。
これはなんだ?
「逆顔ハメ」とのこと。これであなたも全自動ワールドの住人!
ここでしか見れない忍者ネタもありますよー!!
笑いすぎて涙が出ました。中毒性すごい。全自動ファンにはたまらない空間です。一度入ったらいつまでも出てこないお客さんもいるそうなのですが、納得です。
隣には、こんな展示館も。
九州の珍スポットを紹介する人気ブログ「Y氏は暇人」のリアル版「九州穴場観光案内所」です。
壁一面が、九州の珍スポという珍スポで埋め尽くされています。
これ九州ですよ? 日本の。
佐賀も発見!
かわいいのか、怖いのか。見れば見るほど不思議な気持ちになって引き込まれる写真たちでいっぱいでした。
肥前夢街道、行く前は「子ども向けかな?」とちょっと思っていたのですが、大人だけでもめちゃくちゃ楽しめました。1時間半くらいいたのですが、時間が足りないと思うくらい。
見どころいっぱいの肥前夢街道を、皆さんも体験してみるでござる!
元祖忍者村 肥前夢街道
営業時間 平日:9時~16時 土曜・日曜・祝日:9時~17時
入場料 中高生~大人:1,100円 3歳~小学生:600円
住所 佐賀県嬉野市嬉野町大字下野甲716-1
電話番号 0952-43-1990
URL:www.hizenyumekaidou.info/
記念撮影スポット「茶楽里(さらり)」「器楽里(きらり)」
名残惜しい旅の終わり、嬉野らしいシンボルとともに写真を撮って締めくくりましょう。
「嬉野茶」と「肥前吉田焼」をモチーフにした記念撮影スポットがあるとのことで行ってきました。
1つ目は、「お茶ちゃ村」の近くにある休憩所「茶楽里(さらり)」。
茶壷つぼをかたどっています。
中はこんなふうになっていて、くつろげるようになっています。
もう一つは、肥前吉田焼窯元会館の近くにある「器楽里(きらり)」。
アシスタント、偶然にも服の色と同化(笑)
下のほうにはたくさんの手描きの焼き物が並んでいます。ひとつひとつ見ているとおもしろい。
こちらも中は休憩所になっていますよ。
いい写真って何よりの旅のお土産になりますよね。いろんな撮り方を試したり、インスタ映えを狙ったりして、楽しんでみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
わたしが嬉野定番観光スポットを回って感じたのは、「嬉野には温泉、お茶、グルメ、焼き物など長い歴史を持つ文化がたくさんあって、初めて来た人にもそれらを親切に案内してくれるあったかい人がいる!」ということでした。
ここにしかないものに触れ、ここでしかできない体験をして、嬉野という地を思いきり楽しんでみてほしいと思います!
それではまた!
取材、執筆、撮影:北村朱里(@kitamuraakari)
出演、撮影:山口セナ(@1007_senanes)