【全ての社会人に捧ぐ】通勤と反対の列車に乗りこんだ逃避行!…という設定の日帰り旅行をしてみた

朝、通勤電車に乗るとき、都心方向とは逆側の電車なら空いているのに。と思ったことありませんか?本当に乗ったらどうなるのか、現実逃避の日帰り旅に出てきました。

この春に新社会人となった皆さま、おめでとうございます。また既に社会人である皆さまもお疲れさまです。

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長野県・小海線の秘境駅、佐久広瀬駅から失礼します。サラリーマン生活を始めて十余年になる赤祖父と申します。

あ、私は営業職ではないので地方回りとかではないです。そもそもこの駅は………

 

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ほぼ何も無いです。秘境駅なので。

 

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なんでこんなところにいるか、と? それはですね、会社をサボったからです!!

……というのは冗談です。が、これは社会人誰しもがふと妄想してしまう

「通勤列車と逆向きの電車に乗ってどっか逃げてぇ〜〜〜〜」

有給休暇でひとり仮想体験する試み中の様子です。無断サボリを実際にやると諸問題が発生することがありますから、有給休暇で実践してみては、というご提案です。
特に連休明けの月曜日なんて「明日から会社」というプレッシャーがすごいですよね。

  • 正規の有給休暇を取得したうえで、
  • 自分は出勤日だと思い込み
  • 普段の出勤のコスプレをして旅をする

ことで、普通の日帰り旅行よりも背徳感と非日常感が増して良いスパイスとなり、心身のリフレッシュに寄与すること請け合いでございます。今回はそんな実践例をご紹介します。

特に新社会人の皆さまにおかれましては、精神に新生活ブーストがかかり意欲的に出勤されている方も多いでしょうが、一方で既に燃料が切れ気味の方もおられるかと存じます。心が折れる前にメンテナンスを定期的にしていきましょう。(有給休暇の付与までは踏ん張りましょう!)

※以前テレビ東京で『逆向き列車』というサラリーマンにサボリを提案・実行させる番組がありましたが、ガチすぎてすぐ終わってしまったようです。ガチでサボるのは一旦踏みとどまりましょう。

 

 

いつもの通勤と同じ格好、同じ時間に出発!

出勤サボリのコスプレなので、ここは重要です。変に早く出たり寝過ぎたりはダメ。いつもの時間に起きていつもの電車に乗るつもりで家を出ましょう。

 

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私の場合、最寄り駅から普段乗るのはこっち(東京方面)。

 

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うへぇ〜〜 いつも通りギュウギュウですね。……よ〜〜〜しこうなったら……

 

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こっちに乗るぞ!! え〜い知〜〜〜らない!

……とまあこんな感じで通勤の反対方向の列車に乗っちゃいます。なお格好と時間はいつもの通勤と同じですが、ある程度計画や準備をしてきているので、これは心の中のひとり芝居です。脳内で盛り上がる分には誰にも迷惑はかかりません。

 

 

通勤反対列車に乗って気付くこと

私はJR中央線沿線住まいで、普段の通勤経路である東京駅方面の逆向き(山梨、長野方面)に乗りました。

しかしこの場合、別の通勤圏が存在するということに気付きました。つまり自分の通勤反対列車は誰かの通勤列車でもある、ということ。遠ざかれば遠ざかるほど閑散としてくるかな、と思っていたのですがそうとも限らないわけです。

私は外回りや支社等への出張もほとんどない職種なのですが、異動した後の新しい通勤経路という感覚が残ります。

 

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というわけで立川駅からは特急スーパーあずさに乗車。一気に都心から逃げます。しかしながら、スーパーあずさも長野方面への日帰り出張サラリーマンが多数乗車されています。どうせ通勤反対列車に乗ったのですから、いっそそういう雰囲気からも逃げたいですよね。

 

旅情を出すならローカル線!

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スーパーあずさの停車駅、小淵沢駅で下車してしまいましょう。この南アルプスの壮大な美景が駅のホームから見られます。

 

DSC09838そして小淵沢駅で降りたのは、ローカル線の小海線に乗り換えるためです。

 

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小海線は小淵沢から小諸までを結ぶローカル線。八ヶ岳高原線という愛称もあり、山あいをノンビリ走ります。ローカル線の割には列車本数も多いので比較的緩い計画でも乗りやすいです。

 

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この辺りから、仕事っぽい人がほぼいなくなりました。

 

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スーツを着ている自分が悪目立ちしています。でもいいのです。そういう設定で来てるのだから…!

 

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雄大な車窓は最高すぎます。これを見るだけでも乗る価値ありです。この時間は普段なら会社では打合せが入っている時間だなあ……なんて考えるとついニヤニヤしてしまいますね。

 

 

秘境駅で降りてみよう

社会の経済活動からできるだけ遠ざかってみようということで、小海線の秘境駅として知られる佐久広瀬駅で下車しました。

 

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冒頭の写真のとおり、駅周辺には民家が1、2件程度見えるだけで他には何もありません。なにもな〜い…。

 

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なにもな〜い

 

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マジでなにもな〜い

 

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何もなさ過ぎて「何もしないをしてるんだよ」と、くまのプーさんのモノマネを大声でしつつミニ三脚で自撮りするくらいしかやることがないです。しかし、この自然の風の音や鳥の声しか聞こえない空間で「何もしない」をしていると、日々の業務に追われたり、あるいはお客様や上司からのプレッシャー、そういうものがちっぽけにすら思えてきます。

ここでお得な情報なのですが、サラリーマンひとりが一日休んだ程度で会社は潰れません。どうぞご安心ください。

 

 

そうだ、温泉に行こう

お決まりパターンですが、旅の醍醐味のひとつと言えばやはり温泉、秘境駅で冷えた体を温めるには温泉です。

 

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佐久広瀬駅の隣、佐久海ノ口駅にて下車します。

 

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情報収集と食事を求めて、駅前にあるこちらの喫茶店に入ってみます。

 

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喫茶店「あすなろ」のマダムに訪ねると、近くにある温泉では「鹿の湯」がオススメとのことで、わざわざ電話して営業中か確認してくれました。問題ないということで安心して向かうことができます。

 

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ついでに昼食を。あすなろのカレーです。どこかで食べたことのある味ですが、これが欲しかったんだ、という気持ちでパクパク完食しました。

ここで自分が会社をサボった設定で旅に出ていることを思いだしたので、マダムに「実は会社をサボって来てましてね……ヘヘッ」と言ってみたところ、「そうですか」と言われました。

 

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さて、佐久海ノ口駅から徒歩10分ほどで目的の温泉「海ノ口温泉 鹿の湯」の看板が見えてきました。

海ノ口温泉は温泉マニアの間でもあまり話題には挙がらない比較的マイナーな温泉ですが、なんと、なんと、なんと、あのマーク・パンサー氏も訪れているくらいなのでこの際記憶に留めていただけると幸いです。

 

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車道から100mほど入ったところに建つ鉱泉宿(温泉と言ってますが、あえて鉱泉と言わせていただきたい)。渋い。

4月ですがまだ雪も残っていました。電話してから来ていたので話もスムーズ。立ち寄り入浴も歓迎とのことで、550円を払いお風呂に向かいました。

 

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源泉の温度が低い鉱泉のため加温されていますが、ヌルスベする柔らかい感じのお湯。ほぼ無色透明無味無臭で「いかにも温泉〜〜!」って感じは無いのですが、こういう渋いお湯もまた好きです。(※もちろん撮影許可済みです)

 

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泉質はナトリウム−炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉だそうです。濁りや強烈な臭いなどがあるわけでなく見た目は地味ですが、入ればわかるお湯の良さ。

 

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スーツを脱いで(当たり前)、そのお湯を貸し切り状態で堪能しました。世間の皆々様が労働にいそしむ時間に、山あいの温泉を贅沢に独り占め。申し訳ねえ!ああ申し訳ねえ〜〜〜!!

 

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お湯を堪能した後は熊の木彫りと弥勒菩薩が見守る休憩室で一息ついて水分補給をします。平日の午後、都会の喧噪から離れてシンとした一軒宿にいる。この非日常感が摩耗した精神ゲージを回復させてくれます。

 

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サッパリさわやか。 ああ、めちゃくちゃリフレッシュした……!!

※逆光でレンズゴーストが出ています

 

他にもある、小海線の見所

通常、テレビや雑誌の煽り文句「気ままに途中下車してみては?」を真に受けると大変なことになってしまうローカル線の旅ですが、ローカル線にしては比較的列車本数の多い小海線、本当に気ままに降りてみる旅の仕方も十分可能です。

 

■JRで一番標高の高い駅

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野辺山駅は全国のJRの駅で一番標高の高いところにあり、それを示す最高地点碑は記念撮影スポットです。

 

 

■JRのCMロケ地な駅

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信濃川上駅は、JR東日本のCMロケ地にもなった駅で、あの吉永小百合も来ています。

 

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有人駅なので、待合室も手入れが行き届き居心地が良いです。駅前には商店もひとつありました。

 

 

■70〜80年代のナウい雰囲気の残滓を味わえる駅

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清里駅で下車は特にオススメです。1970〜80年代頃、清里ブームという現象が発生して多くの若者が訪れる観光地だったそうで、「高原の原宿」なんて呼ばれていたとか。駅周辺には今も個性的な建物が多く残っています。特に駅近くのお土産屋さんポットの建物は必見。

 

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こんなメルヘンポップというか、今流行りの80年代テイスト満載の街並みは眺めて回るだけでもたまらないものです。

 

ちなみに清里ブーム当時の映像をYouTubeにアップされている方がおりましたのでご紹介します。上記の写真からは想像もできないほど賑わっていますね…!

 

家に帰るまでが旅です

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普段の仕事の格好での気ままなローカル線旅で、すっかり気分は逃避行サボリーマン。バーチャルサボリで得た背徳感が不思議な満足感へと変換されています。

 

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小淵沢駅からの帰りも特急スーパーあずさに乗車。普通列車も良いのですが、ここでは駅弁を食べたくてちょっと贅沢に。

 

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こちらは小淵沢駅名物駅弁のひとつ「元気甲斐」です。その旅行ならではの食事も、こうして気分を高揚させてくれます。

デパートの物産展で駅弁を買ってもしょうもなくて、やっぱり駅弁は移動中に食べることに価値があり、最も味わいが増す食べ方です。家で食べるだけならコンビニのお弁当のほうが安くて美味しいですからね。

 

 

最後に…

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このように、ただ漫然と観光地に出かけるのでは旅の魅力も半減、むしろ自分自身の心持ちひとつで、旅はより楽しく面白くなるということをお伝えしたく、こんな記事を書かせていただきました。

それでは明日から、社会の歯車として頑張りましょう!

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