【東京から最短4時間】船に乗って佐渡へ行こう! レトロな町並みと雄大な自然に癒やされる旅

新潟県の佐渡島の観光といえば、佐渡金山や、たらい舟が有名ですが、他には何があるか知らない方も多いのではないでしょうか。今回はそんな佐渡を紹介するため、フェリーでいく佐渡のモデルコースをお届け。一人旅や家族でいく旅行プランの参考にしてください。レンタカーを借りて、 レトロな町並みと雄大な自然に癒やされる旅、いざ出発です!

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写真提供:伊藤ヨシユキさん

世界遺産の有力候補「佐渡金山」があることで知られる、佐渡島(さどがしま、以下佐渡)。その大きさは東京23区、淡路島の約1.5倍もあり、日本の島では沖縄本島に次ぐ大きさです。

日本海に浮かぶ佐渡は、新鮮な海の幸が豊富。冬は寒ブリ漁が盛んで、脂の乗った新鮮なブリを堪能でき、夏はサザエや岩ガキが旬を迎えます。
6月初旬はトビシマカンゾウの黄色い花が咲き誇り、7月後半の海開きを迎えると、スキューバダイビングや海水浴を楽しめるようになります。

また、佐渡の山ではめずらしい花や山野草が見られるとあって、トレッキングツアーが写真家や登山家に人気。

日本の縮図といわれる佐渡には、数多くの文化遺産が残されており、海、山、田園風景と、日本の魅力を再認識できる場所なのです。

 

新潟港から出港するカーフェリー

新潟港から出港するカーフェリー

そんな佐渡へ行くには、東京からだとトータル4、5時間ほど

上越新幹線で上野から新潟駅まで約2時間、新潟港からカーフェリーで約2時間30分の船旅です(高速船のジェットフォイルなら約1時間)

 

画像提供:さど観光ナビ

画像提供:さど観光ナビ

佐渡は、新潟本土と佐渡を結ぶ3つの港があるので、最初の行き先に応じて出発地を選ぶことができます(新潟港以外は冬季運休。直江津港は北陸新幹線の上越妙高駅、寺泊港は上越新幹線の燕三条駅が新幹線の最寄り駅です)

「交通の手配や旅の計画が面倒だなぁ」という人は、往復の乗船料が含まれている、1泊2日で2、3万円のツアーがおすすめです(通常、新潟発のカーフェリーは2等で往復約4,500円、ジェットフォイルは往復約1万1,000円。新幹線代は別途要)

時期に応じてツアー内容が変わるので、佐渡観光協会のFacebookページからお得なツアー情報をチェックしておきましょう。
※佐渡汽船の料金は燃料価格の変動により変わることがあります。

小木港から出港するカーフェリー

小木港から出港するカーフェリー

カーフェリーには、車やバイクを乗せることができます。「いつも乗り慣れている自家用車で観光をしたい」という人にはぴったり。車両運賃は大きさによって変わるので、気になる人は佐渡汽船のサイトから確認してみてくださいね。

 

今回、新潟ライターの私が2泊3日の佐渡観光に行ってきました。

宿泊先に選んだのは老舗旅館「ご縁の宿伊藤屋」。佐渡生まれ佐渡育ちの番頭・伊藤善行(いとうよしゆき)さんにアドバイスをもらった、全15箇所をご紹介します。

すべて回るとゆっくりできないので、エリアごとに気になる場所を参考にしていってくださいね。

佐渡の地図画像
 

まずは出発前にレンタカーを借りよう

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佐渡観光は、観光バスやレンタカーなどの車移動が必要になります。

小木港の「佐渡レンタカー」では、軽自動車が3日間、約1万5000円で借りられました(2017年5月下旬時点)。
ゴールデンウィークなどの繁忙期は、レンタカーや乗船券の予約が取りづらくなるため、早めに計画を立てましょう。

レンタカー参考情報

タイムズ カーレンタル 佐渡両津店
たびらいレンタカー佐渡市

 

小木・宿根木・西三川エリア

矢島体験交流館で、たらい舟体験に参加しよう!

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まずは佐渡の南部、小木・宿根木・西三川エリアからご紹介します。

ここでは矢島・経島(やじまきょうじま)の眺望が楽しめる、たらい舟の乗船体験ができます。
たらい舟は、佐渡の小木半島一帯で、海藻や貝などを採るために使用されている木造舟です(最近ではエンジンを搭載しているものもあるのだとか!)

 

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観光用のたらい舟には、中央にガラス窓がついています。覗き込んでみると、魚が泳いでいるのが見えるほど、海の透明度が高いんですよ。

 

乗船は大人ひとり500円で10分ほど。心地よい風を感じながら、ゆらりゆらりと進んでいきます。
船頭(せんどう)さんが佐渡のたらい舟の歴史を話しながら、不安定な舟を自由自在に操ってくれます。

受付はすぐそばの矢島体験交流館へ。無茶をしなければめったに水に濡れることはないので、好きなだけ景色を楽しんでくださいね。

矢島体験交流館

  • 住所:新潟県佐渡市小木365-1
  • 電話:0259-86-2992
  • アクセス:小木港から車で約5分
  • 時間:8:00~17:00
  • 定休日:10/21(村祭りの為),11月~3月
  • 参考サイト:じゃらん観光ガイド
  • 矢島体験交流館

 

 

100棟を越える民家集落「宿根木」

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続いてやってきたのは「宿根木(しゅくねぎ)」。国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている宿根木は、100棟を越える民家が密集しています。

1歩足を踏み入れると、細い路地が入り組んでいて迷路に迷い込んだみたい!

 

大正10年に建てられた、洋風建築の旧郵便局

大正10年に建てられた、洋風建築の旧郵便局

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まるでタイムスリップしたような古い建物が立ち並んでいます。

川のせせらぎを聞きながらぼんやり歩いていたら、野良猫が1匹通り過ぎていく姿も見かけて、のどかな雰囲気に思わず気持ちがほっこりしてしまいます。

 

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こちらは吉永小百合さんのJR東日本のポスター。

 

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私も同じ三角家の前で撮影してみました!
訪れる人はここで写真を撮るのがお決まりなんです。

 

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お腹が空いたら、宿根木集落内にある「茶房やました」でランチ。

 

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私が頼んだのは「ながもとたらこのパスタ」。

佐渡でとれる海藻の”ながも”は、もずくのような粘り気があり、食感はシャキシャキしています。ヘルシーでとってもおいしかったですよ。

 

赤いテーブルは佐渡のたらい舟

赤いテーブルは佐渡のたらい舟

「ながものパスタが1番人気だよ」と言っていた店主さん。後から入ってきたお客さんが頼もうとすると、「そんなマズイもの食うんか!?」と冗談を言って戸惑わせていました(笑)。

 

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宿根木には有料の公開民家がいくつかあります。どこを見ていいか迷ったら、入り口そばにある「宿根木町並み案内所」でスタッフの方に相談してみましょう。

しっかりガイドをしてほしいという人は、佐渡小木ふれあいガイドを利用して、1週間前までに予約しておくといいですよ。

宿根木(しゅくねぎ)

 

茶房やました

  • 住所:新潟県佐渡市宿根木442
  • 電話:0259-86-1212
  • 時間:10:00~16:00(ランチタイム11:00~14:00)
  • 定休日:木曜日
  • 参考サイト:ぐるなび

 

 

世界一大きい地蔵「幸福地蔵」

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山からひょっこり顔を出しているのは、「幸福地蔵」。地蔵と聞いただけではスルーしてしまいそうな場所ですが、近づいてみると、

 

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こ〜んなに大きい!

台座を含めると高さ17,5メートルもある、世界一大きい地蔵なんです。

 

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階段の隅や至るところにも小さい地蔵が並んでいます。一部地蔵じゃないものも見受けられて、その光景はとってもシュール(笑)。面白いものが好きな人は、ぜひ行ってみてください。

幸福地蔵

 

 

佐渡の南西端、沢崎鼻灯台

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佐渡の南西端「沢崎鼻灯台(さわさきはなとうだい)」にやってきました。

展望台はありませんが、下へ歩いていくと、6月に見頃を迎える岩ゆりが咲き始めていてとてもキレイでした。
時期を合わせれば絶好の写真スポットになりそうです。

沢崎鼻灯台

 

 

佐渡西三川ゴールドパークで、砂金採り体験!

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続いてやってきたのは、「佐渡西三川ゴールドパーク」。金山が近いここでは、入館料大人ひとり800円で砂金採り体験ができます。

私が体験しているのは、屋内で立ちながら行える初級コース。
緑のお皿に砂をすくい、繰り返し軽い小石や砂を流していくと、重い砂金だけが底に残ります。

 

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写真左の中級コースは、屋外で座りながら行ないます。そして右が、実際の川で行う上級コース。
初級と中級は初めてでも砂金が採りやすいのですが、上級は小石が多く、最初に砂をすくうことも難しいようです。

 

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私もなんとか30分ほどで砂金が採れました! キラキラしているのがわかりますか?

 

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採れた砂金は、左のボトルに入れて持って帰るか、500円で右のようなカードにしてもらうこともできます。

 

案内してくれた西野さんと、金箔の大黒様

案内してくれた西野さんと、金箔の大黒様

毎年夏は、修学旅行などで予約がいっぱいになるそうですが、あまりにも真剣なためにとても静かなのだとか(笑)。私も気づけば集中して黙り込んでしまったので、これは夢中になるのも頷けます。

佐渡西三川ゴールドパーク

 

 

相川・金銀山・七浦海岸エリア

京町通りをぶらり街歩き&旧相川拘置支所

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ここからは相川・金銀山・七浦海岸エリアの観光スポットをめぐります。

まずはレンガ壁が目印の「京町通り」にやってきました。坂道を歩いて後ろを振り返ってみると、

 

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家々の屋根から、美しい海が望めます! まるで映画「海街ダイアリー」のよう。

 

海が見える古民家カフェ、京町茶屋

海が見える古民家カフェ、京町茶屋

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そんな街歩きを楽しんでいると、ひときわ物々しい建物が現れます。
国の登録有形文化財にもなっている「旧相川拘置支所」です。

 

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無料で一般公開されている拘置所は、昭和47年まで実際に使用されていました。
現存する木造の拘置所としては全国的にもめずらしく、独居房や、入浴場などをほぼ当時の状態で見ることができます。

 

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拘置所はツタの這う高さ3メートルほどのコンクリート塀に囲まれ、無人ということもあって、異様な雰囲気をかもし出していました。

すぐ近くにある、「そばとパスタの店 與左エ門」で食べたそばセットがおいしかったので、時間のある人は合わせて立ち寄ってみてください。

旧相川拘置支所

  • 住所:新潟県佐渡市相川新五郎町24
  • アクセス:両津港から車で約50分

 

 

まるでラピュタのよう! 北沢浮遊選鉱場

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まるでラピュタのような景観が広がる、国の史跡「北沢浮遊選鉱場」。
1ヶ月に5万トン以上の鉱石を処理していた選鉱場は、昭和27年に閉鎖され、現在は無料で見学できます。

 

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ついこの間まで立ち入り禁止だったという、芝生エリアが開放されていました。

 

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古代ローマ遺跡のようにも見える「50m シックナー」。

案内板によると、”昭和15年に完成した泥鉱濃縮装置で、金銀を含んだ鉱石の水分の分離処理がされていた”とのことなんですが、私も含め、訪れた人たちはイマイチ「よくわからないな」なんて話していました(笑)。

 

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写真提供:伊藤ヨシユキさん

総源寺からの眺めがおすすめとの情報をいただき、写真をお借りしました。見下ろす視点で、より壮大に見えますね。

 

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写真提供:伊藤ヨシユキさん

7月〜9月ごろには、夜間のライトアップがあります。写真好きにはたまらない場所なので、滞在時間は多めに確保しておきましょう。

北沢浮遊選鉱場

  • 住所:新潟県佐渡市相川北沢町3-2
  • アクセス:両津港から車で約50分
  • 参考サイト:じゃらん観光ガイド

 

 

世界遺産登録へ。約400キロの坑道、佐渡金山

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日本最大の金銀山「佐渡金山」にやってきました。

パンフレットによると、掘り進められた坑道の総延長は約400キロと、およそ佐渡〜東京間の距離に達するのだそう!

 

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佐渡金山には主要なふたつのコースがあります。片方だけだと物足りないので、時間があればAの2坑道周遊をおすすめします。大人ひとり1,400円。

 

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まずは鉱山コースの「道遊坑(どうゆうこう)」から。明治から平成元年の操業休止まで約100年使用されていた坑道です。

この上がどこかというと、

 

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道遊の割戸(どうゆうのわれと)」という山の直下なのです。

V字に割れた山頂がおわかりでしょうか? 江戸時代、“巨大な金脈を掘り進むうちに山頂が割れてしまった”というから衝撃です……!

 

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気温は10度と、冷蔵庫にいるような冷気があるので、暖かい格好で行きましょう。

 

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絵巻コースの「宗太夫坑(そうだゆうこう)」では、佐渡金山絵巻に描かれた採掘作業が人形によって再現されています。
想像を絶する環境での、手堀の様子に終始驚いてしまいました。

 

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見学を終えて資料館を通ると、重さ12.5キロの純金の延べ棒を、30秒で取り出すチャレンジコーナーがあります。
私が試すとびくともしませんでしたが、取り出し口が小さいので、腕が細く、握力のある人なら取り出せるかもしれません(笑)。

佐渡金山は、前日までに予約をすればガイドを付けられます。パネルでの説明や音声ガイダンスもありますが、数も多いのでガイドを付けた方がわかりやすかったかな、と感じました。

「歴史には全く興味がないな……」という人は思い切って他の場所に行ってもいいと思います。

史跡 佐渡金山

  • 住所:新潟県佐渡市下相川1305
  • 電話:0259-74-2389
  • アクセス:両津港から車で約50分
  • 営業時間:8:00~17:30(4月~10月)、8:30~17:00(11月~3月)、年中無休
  • 公式HP:http://www.sado-kinzan.com/
  • 参考サイト:じゃらん観光ガイド

 

 

夕陽が美しい、七浦海岸の夫婦岩

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七浦海岸の景勝地「夫婦岩」にやってきました。高さ20メートルを超える2つの巨岩は、左が妻で右が夫。ちょうど西日が差し込んで海が光輝き、とてもキレイでした。

 

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写真提供:伊藤ヨシユキさん

伊藤さんの腕にかかると、こんな景色も撮れるそう。哀愁があっていいですね。

向いには佐渡の塩・藻塩を作っている塩釜があり、営業時間内であれば塩作りの様子が見学できます。私が行った時にはやっていなかったので、早めに行くか事前に問い合わせてみると安心かもしれません。

夫婦岩

  • 住所:新潟県佐渡市高瀬
  • アクセス:両津港から車で約50分
  • 公式HP:http://sado.meoto.net/

 

 

大佐渡北エリア

日本一のトビシマカンゾウ群生地、大野亀&二ツ亀から望む絶景

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写真提供:伊藤ヨシユキさん

つぎは大佐渡北エリアから。佐渡の北端にある「大野亀」は、標高167メートルの巨大岩です。

 

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写真提供:伊藤ヨシユキさん

6月上旬には、佐渡や山形県でしか見られない、トビシマカンゾウの黄色い花が一面に咲き誇ります。私は時期が早く見られませんでしたが、毎年開花時期を狙って、多くの観光客が訪れるそうです。

 

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写真提供:伊藤ヨシユキさん

そして二匹の亀がうずくまっているように見えるといわれる「二ツ亀」。満潮になると孤島になるそうで、その神秘的な姿も一度見てみたい。

 

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写真提供:伊藤ヨシユキさん

海は透明度が高く、夏には海水浴客で賑わいを見せるそうです。また暑い季節にぜひリベンジしたい!

大野亀

二ツ亀

  • 住所:新潟県佐渡市鷲崎
  • アクセス:両津港から車で約50分

 

 

パノラマ絶景ドライブコース! 大佐渡スカイライン

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佐渡金山から車で30分ほど。全長およそ30キロのドライブコース「大佐渡スカイライン」にやってきました。

最高地点は標高900メートルを超えるという絶景スポットなのですが、

 

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運が悪く、霧と雲でなにも見えない(笑)。本来は、佐渡全域をパノラマで見渡せるポイントのはず……。しかもめちゃくちゃ寒くて凍えそうです(5月下旬時点)。

 

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半ばあきらめ半分で立ち寄った、展望デッキのある「白雲台」。

 

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う〜ん、まぁ、雲はかかっているけどさっきより見渡せているかな?

 

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写真提供:伊藤ヨシユキさん

こちらは大佐渡スカイラインの紅葉時期の様子。きれいだなぁ〜。

大佐渡スカイラインは急な傾斜が続くので、軽自動車だとなかなか速度が出ませんでした。快適なドライブを楽しむなら、普通車より大きい車か、バイクなどがよさそうです。私の失敗を活かして、晴れの日を狙って訪れてくださいね(笑)。

大佐渡スカイライン

  • 住所:新潟県佐渡市中興~下相川
  • アクセス:両津港から車で約15分
  • 注意点:冬期間は積雪などで通行止めになることもあります
  • 参考サイト:じゃらん観光ガイド

 

 

両津・真野エリア

間近でトキが見られるかも? トキの森公園

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やってきたのは「トキの森公園」。日本産のトキは絶滅してしまいましたが、江戸時代は全国にトキが生息していたって知っていましたか?

ここでは、そんなトキの歴史や生態を学べる資料館と、飼育されているトキを観察できる「トキふれあいプラザ」が入場料400円で入れます。

 

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写真は外のケージにいた、めずらしいクロトキです。首から上と、足だけ黒くてちょっぴり怖い。

 

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こちらでは、飼育しているトキ2羽がガラス越しに見られるそうなんですが、

 

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とっても遠いよ〜(笑)

こんなときは、近くに設置されている超ズームの望遠鏡から覗いてみましょう。トキの顔の皮膚まではっきりと見ることができます。

佐渡島内には約200羽のトキが放たれており(2017年6月時点)、田植えの時期には運が良ければ車から見られることがあるかもしれません。

トキの森公園

  • 住所:新潟県佐渡市新穂長畝383-2
  • 電話:0259-22-4123
  • アクセス:両津港から車で約15分
  • 営業時間:8:30~17:00(最終入場は16:30)
  • 定休日:毎週月曜日(3月~11月までは無休)、年末年始
  • 参考サイト:じゃらん観光ガイド

 

 

長三郎鮨で、佐渡の海の幸を堪能!

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佐渡に来たらやっぱり、日本海で採れた新鮮な魚を食べたいですよね。

伊藤さんをはじめ、佐渡を紹介している複数のブログで評価が高かった、「長三郎鮨」にやってきました。

 

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私が頼んだのは「佐渡の鮨おまかせ(2,600円)」。私が入れてほしいとお願いして、手前にある高級魚「ノドグロ」2貫を組み合わせてもらいました。

 

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左がノドグロ、右がウニ。そりゃぁもう、どれもとろける……!
一貫一貫のネタが分厚くて、食べごたえがあります。

 

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長三郎鮨では「鮨ラーメンセット」もあります。

「鮨屋でラーメン?」と意外に思うかもしれませんが、これがあっさりと優しい味で、シメにちょうどいいんです。

あまりの美味しさに帰り際にうっかり忘れ物をして出てしまったのですが、お店の方が外まで声をかけにきてくれました(笑)。
そんな細やかな気配りもある、おすすめのお鮨屋さんです。

長三郎鮨

  • 住所:新潟県佐渡市新穂81-4
  • 電話:0259-22-2125
  • アクセス:両津港から車で約17分
  • 営業時間:11:00~22:30
  • 定休日:第1、3、5日曜日/第2、第4月曜日
  • 参考サイト:ぐるなびホットペッパーグルメ

 

 

リーズナブルでおいしい料理が食べられる「ご縁の宿伊藤屋」

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「ハイクラスのお宿には泊まれないけど、食事はおいしいところがいいな」。

そんな私の希望にぴったりだったのが、今回宿泊先に選んだ「ご縁の宿伊藤屋」です。

 

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こちらが「旬の海鮮懐石プラン」!!
朝夕食付きで大人ひとり1万円。カニ、豚の豆乳鍋、お刺身、写真には写っていませんが、お蕎麦、茶碗蒸しにお味噌汁とご飯も出てきました。とにかくお腹いっぱいで大満足!

じつはこれ、上から4つめのグレードなんです。一番上のプランなら、佐渡牛ステーキも味わえますよ。

 

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伊藤屋では嬉しいことにビジネス素泊まりプランもあります。「食事は外で食べたいけど、個室でゆっくりしたい」という人にも助かりますよね。

 

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佐渡島内には、他にも色んな宿があります。

海が見えるホテルなら、ホテル大佐渡on the 美一、小木エリアなら音楽と陶芸の宿 花の木 は田んぼが見えてのんびりできそう。
滞在場所や好みに合わせて、選んでみてくださいね。

ご縁の宿伊藤屋

 

 

 

日本の縮図、佐渡へ行ってみませんか?

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写真提供:伊藤ヨシユキさん

写真は、琴浦の竜王洞(青の洞窟)。「日本にもイタリアの青の洞窟があったのか!」と思わせるような神秘的な洞窟は、小木ダイビングセンターのシーカヤック(5,400円)で行くことができます。

そして来る8月、佐渡では今年30周年を迎える、音楽とアートの祭典「アース・セレブレーション2017」が開催を控えています。
佐渡や各地の民俗芸能など、様々なパフォーマンスが楽しめる無料イベントや、現地ガイドが案内する佐渡金銀山ツアーなど盛りだくさん。帰りには両津港で島民による盛大なお見送りもあります。

日本の魅力が感じられる佐渡へ、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?

 

  • 編集/坂口ナオ
  • 取材・文・写真/イソカワルリコ(@ruricocoa
  • 新潟長野のローカルメディア「暮らしミル」を運営: http://kurashimiru.com/