【マツコも絶賛】「栃尾の油揚げ」が日本酒にめちゃくちゃ合うおつまみである事を力説したい。

今や「新潟といえばお酒」というほど、新潟の日本酒は国内で高い評価を得ています。それだけお酒がおいしいんだったら、お酒に合うおつまみもきっと新潟にたくさん潜んでいるはず。 せっかく国内有数の酒どころである新潟に住んでいるからには、まだみんなが知らないおいしいおつまみを見つけたい! と、いうことで、油揚げが有名なこの栃尾に、お酒のおつまみになる最高の油揚げを探しに行くことにしました!

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いやぁ〜寒い、とにかく寒い……!

 

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こんにちは。新潟のライター、ルリ子(@ruricocoa)です。
私は今、新潟県長岡市にある「栃尾(とちお)」に来ています。

この日は朝から大雨雷注意報が出るほどの激しい豪雨……。なんとか雨は止みましたが、冷たい風が吹いてかなり寒いんです。

 

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寒空の下、辺りを見渡すと、人っ子ひとりいません……。

閑散とした雰囲気に見えますが、実はここ栃尾は、16店舗もの油揚げ店がひしめく、油揚げの名産地なんです! 普通の油揚げの約3倍の大きさがあることから、「栃尾の油揚げ」と呼ばれています。また、武将・上杉謙信が幼少期を過ごし、初めての戦をした歴史ある場所としても知られているんですよ。

 

そんな栃尾は、新潟市内から車で約1時間。東京から新潟までは新幹線で2時間ほどです。

本来なら栃尾の深い歴史についても説明したいところですが、今回私がここに来た理由。それは……

 

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油揚げが日本酒に最高に合うおつまみである事を証明したい!!!

私はお酒のおつまみが大大大好きで、エイヒレの炙りに茎わかめ、たこわさ……などなど、もう想像するだけでヨダレが出てきます……。せっかく国内有数の酒どころである新潟に住んでいるからには、まだみんなが知らない、おいしいおつまみを見つけたい! こんなのも合うんだぜって、自慢げに話したい!!

と、いうことで、個人的に激押ししてる「油揚げ」が有名なこの栃尾に、お酒のおつまみになる最高の油揚げを探しに行くことにしました!

 

 

まずは新潟の日本酒を探しに酒蔵へ

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まずやってきたのは、栃尾で弘化2年(1845年)に創業した酒蔵「越銘醸(こしめいじょう)」。今回のおつまみに合わせる日本酒を調達することにしましょう!

なんて立派な店構え……! それでは、おじゃましまーす!!

 

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中へ入ると、通路には数え切れないほどの賞状が並んでいます。越銘醸はこれまで、関東信越国税局の鑑評会で、1位を2回、金賞には連続18回も入賞しているほど有名な酒蔵なんです。

 

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案内してくれたのは広報の五十嵐さん。毎年11月から3月のこの時期は、仕込みの真っ只中。本来は団体客以外の酒蔵見学はできないのですが、特別に製造工程をお見せいただけることになりました!

 

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白衣に着替えていざ、奥へ。日本酒の香りが充満していて、今にもお酒が飲みたくなってしまいます……!

 

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ここは酒米を精米するところ。辺り一面、お米が山積みで、精米機は常時起動しています。

「こんなにたくさんのお米を精米するんですか?」

「はい。でもこれだけじゃないんですよ。この3倍のお米が倉庫にあって、約120日ですべて精米するんです」

「そんなに!? 精米だけで気が遠くなるな……」

 

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次にやってきたのは、60個もの酒樽が並ぶ部屋。隙間なくびっしりと並んでいます。

「あれは何ですか?」

 

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「あの長い棒は、“かい”です。この道具を使って、ハシゴに上って酒樽の上から中をかき混ぜるんですよ。持ってみますか?」

「いいんですか! 持ってみたいです!」

 

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「うわっこれは重い……! 細いから軽いと思ったら、2、3キロはありますかね」

「この”かい”を使って、最高で1時間ぐらい酒樽をかき混ぜるんですよ」

「すごい! これはかなりの腕筋がつきますね」

 

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つづいて案内してもらったのは、精米したお米を、水で洗米する工程。洗米は、白米の表面に付着している“ぬか”を洗い落とします。

こちらでは20代の女性の方も働いていらっしゃいました。目の前にあるのは、今年から導入されたという洗米機です。

 

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「今年からこの洗米機を使っていますが、今までは手でお米を洗っていたんですよ」

「あれだけのお米を、すべて手で洗っていたんですか!?」

「はい。手で洗うと、人によって力加減に差がでるので、結構時間もかかっていましたね。まあ、絵的には前の方がよかったですけど」

「いやいや、ここは機械に頼りましょうよ(笑)!」


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一通りの作業を見た後に、実際にできあがったお酒を見せてもらいました。

「この『壱醸』というお酒は10年前にできたお酒です。2004年に新潟県中越地震があって、この辺りの山の田んぼが多く被害を受けました。田んぼの地主さんたちは、もう辞めようかと悩んでいたんですが、自分たちの酒米をつくろうと奮起して、田んぼを修繕し、このお酒ができたんですよ」

 

地元の人の苦労がたくさん詰まった壱醸は、ほとんど県外に出回らないんだそう。栃尾に来たらぜひ味わっていただきたいお酒です。

 

「ん……? その隣にあるのは?」

ふと壱醸の隣に置かれたお酒に目をやると……

 

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こ、これは!?

 

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「それは“ほだれ酒”という、祝い酒です。栃尾では毎年3月に“ほだれ祭”というお祭りがあるんです。その年に結婚したお嫁さんが、みこしに乗った男根型のご神体にまたがって、村を練り歩きながら子宝や安産を願うんですよ。お祭りの土産物として売られていたり、結婚式の引き出物に買われていく方もいるんですよ」

「そんなお祭りがあるんですね……。上の部分がおちょこになっているなんて、こ、これは面白いですね(苦笑)」

「ぜひ、お祝い事がある際に購入してみてください!」

 

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越銘醸には他にもたくさんの日本酒があります。左にあるのは、にごり純米生酒。甘口で、炭酸のようにシュワシュワと口の中ではじけます。

そして右にあるのが定番商品の「越の鶴(こしのつる)純米吟醸」。

「国内の日本酒は、商品名を漢字で書いたラベルが多くて、海外の方からはどれも同じに見えてしまうんですよ。そこで差別化を図るために、2016年の10月1日から鶴をあしらったラベルデザインに変更したんです」

「確かにこれはラベルに光沢があって、鶴の絵も印象的ですね」

 

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特別に試飲させてもらうことにしました。見た目は透き通っていて水のよう。

 

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「うん、いい香り! さっそくいただきま〜す」

 

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おいしい! 辛口だけど、すっきりしてて飲みやすいですね」

「食中酒といって、どんな食べ物とも合うんですよ」

「このお酒に合うおつまみ、食べたいなぁ! よし、この日本酒に決めた!!」

 

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越銘醸の「越の鶴(こしのつる)」を購入完了! それではいよいよ、栃尾の油揚げを探しに行きますよ〜。

<越銘醸株式会社>
住所:新潟県長岡市栃尾大町2−8
アクセス:関越自動車道の長岡ICから車で約30分
営業時間:8:00~17:00(酒蔵見学は10名以上の団体客のみ、日本酒の購入は可)
HP:https://www.facebook.com/koshimeijo/

 

 

創業100年の老舗、佐藤豆腐店!

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やってきたのは、大きな赤い看板が目立つ「佐藤豆腐店」さん。

昭和初期から運営しているこのお店は、もう創業して100年近くになるそう。栃尾の16店舗もある油揚げ店の中でも、特に歴史のあるお店です。

 

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窓からのぞいてみると、中に人がいました。どうやら呼び鈴を押して接客をするスタイルのようですね。

窓に貼られた紙に、揚げたてアツアツ油揚げが200円と書かれています。
これは食べたいぞ。ついでにどんな風に作っているのかも気になるなぁ。

「ごめんくださ〜い! ちょっと中を見せてもらえませんか?」

「ちょっと待ってね!」

 

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そう言って出てきてくれたのは、佐藤豆腐店3代目の店主、佐藤さん。先代から引き継いで25年目を迎えた今でも、気温の変化などに気を配りながら、日々試行錯誤しているそう。

 

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「うわぁ〜〜油揚げがいっぱい! どのぐらいの時間、揚げているんですか?」

「うちは30分だね。最初は低温で揚げて、その次に高温に移すんだよ」

「30分も……!?(栃尾の油揚げってそんなに手間がかかっているのか)」

「ちなみに、うちの店では“あぶらげ”って言うんだよ」

「へぇ〜、あぶらあげ、じゃなく、あぶらげ?」

「うん、子どもの頃からずっとそう呼んでいるんだ。うちはこの、3種類の大豆をブレンドした豆乳を使って揚げているんだよ

 

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「豆腐……ですよね?」

「普通の豆腐じゃないんだ、触ってごらん」

「え?」

 

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「!!!」

「あぶらげの豆腐は固いんだよ。豆の濾し方が豆腐と違うからね。豆腐は水っぽいけど、こっちは豆が凝縮してるんだ」

「ほんとだ、押しても崩れないしすっごい弾力がある! これがあぶらげになるのかぁ」

 

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揚げたあぶらげは、このように串に刺して油を切ります。だから中央に空いている穴は、昔ながらの製法でつくっている証なんだそう。

「すごい数。全部で何カロリーあるんだ……?」

 

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働いているパートの女性に話しかけてみました。

「お仕事中にすみません。あぶらげのおいしい食べ方はありますか?」

「私はチーズに絡めて、チーズフォンデュかなぁ。ワインと一緒に食べるのが好き!」

チーズフォンデュ!? ワインと一緒に食べる油揚げなんて聞いたことがないけど、すっごくおいしそう!」

「なんでもおいしいけど、私は煮るのが一番かな! めんつゆとか、醤油と砂糖で煮詰めたりすると、日本酒とよく合うよ〜! 酒なら家にいっぱいあるから、夜うちに来るかい?」

「とってもありがたいのですが、すでにお腹が空いちゃって……(笑)」

「それなら揚げたてを食べていきなよ!」

 

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そう言って店主の佐藤さんが用意してくれた、揚げたてのあぶらげ! 通常は醤油のみですが、特別に刻んだネギとかつお節をのせていただきました。ネギとかつお節のせは、お店から車で7分ほどの道の駅とちおで300円で購入できます。

 

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見てください。左にあるのが、一般的な油揚げですよ。見た目がちょっと残念に感じますね……。

 

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大きさを図ってみると、幅が22cmもあります! これはもはや厚揚げに匹敵する大きさですね。

「長岡産の薄口醤油をかけて食べるのがウマいんだよ」と佐藤さん。一般のうすくち醤油と比べて塩分を20%カットした醤油です。

 

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どば、どばばばばーーー

(か、かけすぎでは……??)

 

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こんなに大きいあぶらげをお箸で挟むのは初めてです。しかも思いっきり佐藤さんちに上がりこんでしまいました。

それでは、いっただきまーす!

 

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じゅわ、しゃき、さくっ!!!

ルリ子「!?!?!?!?!?」

 

niigata-tochio-00735-02うんまーーーーー!!!!

醤油がかつお節とからんで、口のなかに醤油と油がじゅわーーーっと広がる! 油揚げの肉汁や!!

それにネギのシャキシャキ感と、あぶらげのサクサク感がたまらない!

 

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見てください、この厚み!

豆腐が空洞になっているから、醤油がよーく染み込むんですよ。かつおの風味で、醤油がまるでかつお出汁のよう! 醤油をたくさんかけていた理由がこれでわかりましたね……。ネギとかつお節はスーパーで売っている普通のものでいいのだそうです。

 

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完全に、今までの油揚げの概念を打ち崩されましたね。今までスーパーで買って食べていた油揚げは一体何だったのでしょう。こんなにおいしかったら、ペロリと平らげてしまいます。

 

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お土産にあぶらげと長岡産の醤油を買って帰ることにしました。家に持ち帰って煮物も試してみよう。佐藤豆腐店のみなさん、ありがとうございました!!

<佐藤豆腐店>
住所:新潟県長岡市金町2丁目3-11
アクセス:関越自動車道の小出ICから車で約50分
営業時間:9:00~17:00(不定休、揚げたてはお昼12時ごろまで)
HP:http://www.aburaage.co.jp/

 

 

TV出演で大人気! あの人気豆腐店にやってきた

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つづいてやってきた2軒目の油揚げ店は、「毘沙門堂本舗(びしゃもんどうほんぽ)」さん! こちらはTVにも取り上げられ、あのマツコ・デラックスさんも絶賛したという人気店です。

かなり目立つ店構えですねぇ、どんな店主さんがいるんだろう?

 

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こちらが毘沙門堂本舗の店主、星さん。
お父様がはじめられた豆腐店を継いで2代目になります。身長が高くてカッコいい!

この狭いエリアで16店舗も油揚げ店がひしめくというのは、全国でも栃尾だけなんですよ。それに大量生産型の油揚げじゃないから、店舗によって全然味が違います。油揚げの厚みは、キメが細かくて、中身が凝縮している証。うちの油揚げの特徴はジューシーで、だからといって決して油っぽくないんです。肉汁ならぬ、豆汁が溢れ出すんですよ。そして……

油揚げに対する熱い思いが止まりません!!

 

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「豆腐は豆腐でも、弾力がすごいんですよ。こんなに曲がるわけです、この弾力が全てなんですよ」

「すごい! 普通の豆腐ならもう崩れちゃってますよ」

 

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「豆腐が凝縮して重さがあるから、こうやって串刺しにして油を切れるわけです。穴を開けることによって、中の温度と、外の温度が極端に差ができないようにしているんです。穴を開けないと、中が高温になりすぎて、豆腐が伸縮してしまうんですよ」

「なるほど、だからふっくらとした油揚げができるんですね」

 

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こちらが揚げたての油揚げです!

 

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このお店では、なんとトッピングに味噌やキムチのタレが置いてあるんです。赤いキムチのタレをつけて食べてみましょう。

 

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ん、これはおいしい! 辛いかと思ったら、全然辛くない。甘辛ですね」

「お子さんでも食べやすいように甘くしてるんですよ。あと家で食べるなら、『ごはんですよ』と一緒に食べるのもおすすめですね」

「『ごはんですよ』と? それはちょっと試してみたいな!」

 

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毘沙門堂本舗では、国産大豆を100%使用したおぼろ豆腐の小鉢と、3種類の砂糖を入れて弱火で4時間も煮詰めたという油揚げもセットで付いてきます。

(サッ……ガタッ……)

「星さん、何してるんですか?」

「あ、うん、ちょっと待ってて」

「え、どこへ?」

そういって星さんは店の裏に消えてしまいました。

しばらくすると、何やらベルトを腰に巻いて戻ってきて……

 

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!!!!!!

 

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「あ、あなたは一体……!?」

我は愛と正義の戦士、トチオンガーセブン! 悪の蛇王一族たちから、栃尾の平和を守る、正義のヒーローだ!!!

「トチオンガーセブン!?!?」

 

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「我は70年代に活躍していた昭和特撮ヒーローたちの思いを受け継いだヒーローだ。こうして栃尾と全国の子どもたちに夢を届けているんだ」

「は、はぁ……」

「我は幼稚園の子どもたちと『嫌いな野菜を食べられるようになる』という約束をしたんだ。しばらくしてその両親から、『いくら言っても食べなかった人参やピーマンを、子どもが努力して食べられるようになった』という感謝の声が全国からたくさん届いたんだぞ!」

「それは感動的なエピソード! 子どもたちはトチオンガーセブンとの約束をきちんと守ってくれたんですね」

「そうやって子どもたちに夢を与えていく、それが本物のヒーローというものなんだ!」

「素敵!」

 

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「トチオンガーセブン、その肩にあるのは、まさか……!?」

「そう、これは栃尾の油揚げだ!」

「ほ、ほんとだ。触るとふわっとしてる! 栃尾への愛がすごい!!!」

 

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「なんかよくわからないけれど、トチオンガーセブン、ありがとう! 油揚げ、買っていくよ!!」

「栃尾をよろしくな。また会えることを楽しみにしているぞ!」

 

店主が正義のヒーローとなり、栃尾の子どもたちに夢を与えつづける毘沙門堂本舗。
油揚げもおいしかったけれど、トチオンガーセブンの栃尾への愛と、ヒーローにかける思いがたくさん伝わってきたのでした。

<毘沙門堂本舗>
住所:新潟県長岡市北荷頃1121-5
アクセス:関越自動車道の長岡ICから車で約30分
営業時間:午前10:00〜午後18:00(水曜定休、揚げたては月・火・木・金・土曜の14時頃まで)
HP:http://bishamondo-honpo.com/

 

豊富なトッピングが嬉しい! 松兵衛さんにやってきた

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トチオンガーセブン、すっごい濃いキャラだったなぁ。栃尾への情熱が熱すぎてちょっと時間が押しちゃったけど、最後にもう1軒寄っていこう。

そうしてやってきのは、栃尾の油揚げ店のなかでは新しいお店で、広々としたイートインスペースがある「松兵衛」さんです。

 

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案内してくれたのは、松兵衛の店主、大橋さん。他のお店で30年以上働いていた大橋さんは、2015年に息子さんとこのお店を立ち上げました。

なんと松兵衛の店内では、工場見学のようにだれでも油揚げ作りの工程を見ることができるんです!

 

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「店内に食べに来れば、ついでに見学もできちゃう?」

「そうそう。店内が混んでいるときは並んでいただくことになるんだけど、ここなら退屈せずに待ってもらえるんですよ。お子さんなんかはすごく凝視していたりしますね」

「たしかに、並んでいる時間も楽しんでもらえると嬉しいですね」

「大橋さんはどんな油揚げの食べ方が好きですか?」

 

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「そりゃあも〜色々ですよ(笑)。うちの女房は胡麻和えに入れたり、キンピラに入れたり、煮物にしたりね!」

「へぇ〜料理上手な奥さんなんですね。(嬉しそうに話すなぁ、きっと仲が良いご夫婦なんだろうなぁ〜)」

「あと、うちのホームページには、料理研究家の松丸まきさんが考えた油揚げレシピを毎月更新してるので、それを見てみたらいいよ」

「おお! レシピがのっていれば私のように料理が苦手でも安心ですね!」

 

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松兵衛さんのWebサイトには、料理研究家の松丸まきさん監修で毎月油揚げレシピが更新されています。ネギとかつお節に飽きてきたなって方にも参考になりますよ!

 

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ここでも揚げたてを食べないわけにはいきません。松兵衛さんには油揚げトッピングの種類が8種類もあるのですが、いくつでも頼んでも料金は変わりません。これは太っ腹ですね!

 

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こちらが揚げたての油揚げ。かつお節がたっぷりで、おぼろ豆腐もついてきますよ〜。私が選んだのは、青じそ・つぶし梅と、神楽南蛮(唐辛子の一種)。

 

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梅と青じそをのせて、と。それでは、いただきま〜す!!

 

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うまっ! 青じそと梅の香りが広がって、この酸味がまた油揚げとよく合う。さっぱりさわやか!!

青じそと梅なら家でも気軽に合わせられるし、これはいい!

 

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「うちのこだわりは、海水からとった新潟県産のニガリを使っていることだね。ニガリに含まれている塩化マグネシウムは、体に必要なミネラルが豊富なんですよ」と話す大橋さん。

 

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そんなニガリを含んだ松兵衛さんの油揚げは、横から見るとわかるように、かなり厚みがあります。そしてしっかりとした中身の弾力が残っていることも特徴のひとつ。

 

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松兵衛さんでは栃尾産の醤油『蘭』も販売中。かつお節醤油で油揚げにもぴったり! 油揚げに合う醤油を探すのも楽しみ方のひとつですね。

 

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お話しをしてくれた大橋さんとお嫁さんの3人で記念撮影!
松兵衛さんではビールや日本酒も飲めるので、飲み歩きの2件目にも打って付けですよ! ぜひ行ってみてくださいね。

 

<あげ家 松兵衛>
住所:新潟県長岡市栃尾大野町4-4-10
アクセス:関越自動車道の長岡ICから車で約35分
営業時間:8:00〜19:00(不定休・冬は8:00〜18:00、揚げたては11:00〜16:00)
HP:http://www.matsubei.co.jp/

「3軒とも全然特徴の違う油揚げだったなぁ〜。よし、お土産に買った油揚げを使って、家で日本酒に合うおつまみを作ってみよう!」

 

 

家で栃尾の油揚げを調理してみた!

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こちらが今回うかがったお店の油揚げ。左が佐藤豆腐店さん、中央のふたつが毘沙門堂本舗さん、右が松兵衛さんです。パッケージもそれぞれ個性が出ていますね!

お店の皆さんにうかがったお酒に合う油揚げのおつまみレシピを、実際に家で調理してみました!

 

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じゃーん!!!

「どんだけ食べるんだ!?」と自分でも突っ込みたくなる量の油揚げ料理ができました(笑)。

 

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それでは最初に一杯、ぐびっと。

うまい。飲んでいるのは、もちろん今回おじゃました酒蔵、越銘醸(こしめいじょう)さんの「越の鶴」です。辛口なのでこれは絶対料理に合う!

 

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まずは佐藤豆腐店さんでうかがった、醤油と砂糖、みりんで煮詰めた煮物。30分程度でも充分に染み込んでいます。食べると本当に優しい味!

口に含んだ油揚げから、みりんや醤油の出汁がじゅわ〜っと溢れ出します。

 

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こちらは毘沙門堂本舗さんでうかがった、『ごはんですよ』を上にのせて。これがまた、なんの違和感もなく油揚げとマッチしておいしいんですよ。

 

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そしてこれは、松兵衛さんのWebサイトに載っていたレシピ。
辛子明太子とマヨネーズを和えたソースに、とろけるチーズを載せて、オーブントースターで焼いてみました。これがうんまい!

明太子のピリッとした辛さに、チーズのまろやかさもあり、これは完全に酒のおつまみですね。作ったレシピのなかで、一番お金がかかっているだけあります(笑)。日本酒だけじゃなく、ワインにも合いそう!

 

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毘沙門堂本舗さんのキムチ味の油揚げは、フライパンで焼いてそのままいただきます。焦げ目がつくぐらいが芳ばしさあって、とってもおいしいです!

 

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そして最後は、オーブントースターで焼いた油揚げに刻んだネギとかつお節をのせる王道レシピ。買ってきた長岡産の薄口醤油をかけていただきます。

どのおつまみもすっごくおいしい。いろいろと食べてみた結果、わたしが一番日本酒に合うと思ったレシピは……

 

やっぱり、シンプルにネギとかつお節を乗せた油揚げ!
醤油とシャキシャキのネギがもう最高に酒のつまみにぴったり。日本酒に合わせるなら断然これ!!

それでもやっぱり、お店で食べた油揚げのほうが100倍おいしかった! ぜひ死ぬまでに一度は本物の栃尾の油揚げを食べに行ってみてください!! きっと今までの油揚げの概念を覆すこと間違いありません。

また次回のおつまみを探しの旅を、お楽しみに! それでは〜!!

 

文: ルリ子(Twitter
新潟・長野のローカルメディア「暮らしミル」主宰。

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